2022/6/9 Thu
全てはケツ.
「サドル沼」という言葉がある.
ロード,MTBなど,かっこいいスポーツチャリを買ったものの,ロングライドすると,どうにもこうにもケツが痛い.
その原因は様々である.
サドルが硬い.もしくはやわらかすぎる.
レーパンを履いていない.
カラダが起きていてサドルに荷重がかかっている,などなど.
この問題を解決するために,人はまずサドルを買い替えてしまう.
しかも一回二回ではなく,それ以上.これがサドル沼.
今回はKazchariのファットバイク『Specialized FATBOY』用サドルの変遷を確認しよう!
右側からSpecializedのオリジナルサドル ⇒ 痛い.ロングライドは無理.
真ん中.格安中華.¥2,000もしなかったはず.ものすごく柔らかい ⇒ 痛い.
左端.『SELLE ROYAL R.e.med』.こいつも¥2000前後 ⇒ 超おすすめ!
適度に柔らかく,前後に長さもあるため荷重場所の変更も用意.
嘘か真か,高価なサドルによくある,ライダーのケツに合わせて形状が変化する機能があるとかないとか(単にヘタるだけ?).
この『SELLE ROYAL R.e.med』は,2年ほど前にファットな友人たちの間で大ブーム.
そのあまりの評判の良さにKazchariも迷わず購入した.
安いし,デザインいいし,何よりロングライドで痛みも生じにくく快適...大満足だった.
だがしかし,さすがに夏も冬も,つまり酷暑も厳寒でも一年中使っていると傷んできた.
見た目だけならともかく,雨の後では染みてくる.
これはあかんと,新しいサドルを購入することにした.
で,買ったのが...
はい.『SELLE ROYAL R.e.med』の色違い.
Kazchariにとって,正に”あがりのサドル”なのだ(ただしファット用).
前のヤツは,車体のラインに合わせて「ブラック/スカイブルー」カラーにしたが,ディスクローターがレッド,タイヤにイエローロゴと,少々色がやかましくなってきたので,今回は「ブラック/ブラック」を選択.
そして,開封後最初にするのがサドル裏のチェックである.
そう,『SELLE ROYAL R.e.med』の最大にして唯一の欠点は,裏面の処理の粗さ.
ホチキスの針が浮いていたりズレていたり,表面シートが波打って中身のスポンジが見えていたり...
うん.まぁまぁかな.
ちなみに,交換前サドルとの比較.
周辺の家の映り込みがあるので少々見にくくなっているが,やはり左の新品の方がカチっとしている.
写真は無いが,側面から見た場合のヘタリ方にも明らかに差がある.
早速装着.
インプレも何も,前のと同じ商品なので差はない.
ただしスポンジのヘタリを考慮すると,ロングライドで違いが出てくるかも.
とりあえず,雨でしみることはないだろうし,ブラックにしたことで全体的に引き締まったような...気がする.
まぁ,ホンマはケツの痛みなんてカラダの使い方(ペダル荷重)でどうにかなる(はず).
よりシビアなのがロードバイク用サドル.こちらはこちらでまだ沼でもがいている.
「時にはヒルクラ,時にはブルベ!」なんて極端な用途を考慮すると,決定的なサドルはまだ見つからない.
それに関しては別のお話.