『Giro d’Italia 2020 Stage13』の感想

2020/10/17 Sat

思ってたんのと違う.

『Giro d’Italia 2020 Stage13』はこれまた平坦ステージ…なのだが,後半の4級山岳2連チャンがまさかの波乱を生むとは…
延々と続く山を登り続けるより,たった2つの低い山でこれほどまでに集団が破壊されるとは…

戦前の予想では例によって“サガン向けコース”.
これは冗談ではなく,Stage10のサガンの走りをみると「これは勝つ」と誰もが思っていたはず.
さらにFDJのアシストが「デマールが4勝しただけでチームとしては大成功.マリア・チクラミーノはその結果に過ぎない.別にその獲得にこだわってないヨン(テヘ)」的なコメント.
これで益々,サガンの勝ちと思った時期がKazchariにも(実況や解説者にも)ありました.

「あれは嘘だ」 by メイトリックス

中間スプリント地点でもするするとデマールが上がってきて,しっかりポイントGet.
逃げ集団通過後なので,高得点ではないがサガンにはしっかり差をつけた.

あれ?

さらに,最後の4級山岳を越えてからの必死の追走.

あれ?

どう見ても本気やん.

さて,レースの方は山岳での「BORAスプリンター引き離し作戦」が不発.
肝心のサガンがついて来れない.
平坦ステージにも関わらず総合勢の争いになってしまった.

優勝はUAEのウリッシ.
2勝目.
ニバリを抜いてジロ8勝目らしい.
VIVA L’ITALIA!

驚きは2位のアルメイダ.
すぐにマリア・ローザを手放すのではないかと言われ続けいたが,依然着用中.
今回もボーナスタイムGet!

今回のジロはバランスが悪いというか,エゲツない山岳が3週目に詰め込まれている.
さすがにそこでアルメイダは失速すると言われてはいるが,

(1)コロナでいつ大会そのものが中止になるかわからない.
(2)三週目の難関山岳も,天候のおかげでキャンセルもしくは短縮される可能性が大.
(3)明日の個人TTでアルメイダがさらにタイムを稼ぐ可能性もある.

ツールに続き,新人の総合優勝者誕生か?
(1)や(2)だと,本人不本意かもしれないけど.

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