進む人手不足~どこまで信用?

2024/7/3 Wed

今だけのシステム?

先日,家族と回転寿司に行った.
休日の夜だけに,ごったがえす店内.
事前に予約していたので,待ち時間なしで座れた.

食事を終えて会計へ.
いつ間にか,この店も無人のセルフレジになっていた.
ヨメさんが支払い中,先に子供らと一緒にクルマに戻った.

うん?

よく考えれば,これって食い逃げし放題?
出入口で店員さんが監視しているわけではない.

モニターで記録されているのだろうか?
AI判定で“常習犯”と認定され,そのうち呼び出しをくらったりして.

それはともかく,この客への信頼を基本にしたシステムだと「食い逃げ犯が一定数いてもおかしくない」と想像.
その被害額よりも「有人レジ=人件費」の抑制の方が,コスト的には優位なのかなと思われる.

これから無人レジはあちこちの店で拡大していくだろう.
そう言えば,うちの職場の図書室も司書がいなくなって貸出し・返却ともセルフになった.

これはヒトが互いに信用しているからこそ成り立っているシステム.
メトロン星人がいつ侵略を開始してもおかしくない時代だ(そうか?)

次の段階としてはスマートコンビニだっけ?
スマホ持参で商品を選び,ドアを通過するだけで自動決済.
やがてデバイスが体内埋め込み式になるだろう(=なりすまし不可).

ただし,そのデバイスを埋め込んでもらうには社会的評価が高くないとダメかも.いよいよ評価経済社会(ホワイト化社会)の幕開けですな.

評価経済社会・電子版プラス Kindle版

一方で,最近こんなニュースもあった.

粗大ごみの中から現金9万円 警察に届け出ず処理施設の職員たちが焼き肉店での飲食に使用 見つけた現金で菓子やジュース購入…習慣化 広域連合が処分や指導

コメント欄に職員たちへの擁護意見が多いのが面白い.

「誰もが嫌がる仕事を引き受けていただいているので,このくらいの報酬はあり」とか「焼肉屋で飲み食いしたことで経済が回った」とか.

結果的にエライ人が処分されたらしい.
法的には問題なのだろうが,感情的にはコメント欄の声に納得がいく.

現在のところ,かろうじてGNP世界第三位の我が国.
なんだかんだで,まだ余裕があるんやろね.

本当にヤバくなったら,ゴミ処理施設がフィリピンのスモーキーマウンテンのようになるかもしれん...と思っていたら1995年に閉鎖されてた.
世界は少しずつ発展している.

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

さて,これからどうなるんやろね.
変化を嘆くのではなく楽しみましょう.

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