旅の回顧録~1993年のヴェトナム(2)

1993/4/7 Wed

フォーとケーキと

扇風機をつけながら寝ると体に悪いと言うが,暑さと蚊のせいで眠れないよりはマシ.

そう,昨夜はこの人工的な涼しさの中,ぐっすりと眠ることができた.
朝,少々頭痛が少々残るものの,胃は回復した.

この宿も悪くないが,より快適さを求め,大前田(T)さんと,近所にあるエアコン付きUS$5の「VAN CANH HOTEL」(注:声調記号は省く)を見に行く.
部屋はそこそこ良かったが,残念ながら共同トイレの水の出が悪かったので,エアコンはもちろん,シャワー/トイレ付きUS$9のツインにアップグレードした.
2人だと宿代が助かる.
「部屋が暗いからヤダ」と大前田(T)さんは最後までゴネてたけど.
いやいや,あなた,電気スタンド持ち歩いてるやん.

元の宿から荷物を搬送.

それにしても...エアコン付きの部屋なんて今回の旅行で初めてである.
実に快適.
チェックイン後,外で食事.
「ヴェトナムうどん」こと,フォーを食べることにする.

相場がわからないので,半屋台っぽい店で値段を尋ねる.
どこで聞いてもなぜか一律4000ドン(約40円).
これが,この近所のフォー固定価格なのかね?
地元民と同じ?
それともボラれてるのだろうか?

適当に座って「フォー・ガー」(鶏肉入り)を注文.
思ったほど美味くない.
日本を出て3ヶ月が過ぎ,そろそろ世界最強の「日本のうどん」が恋しくなってきた(禁句).

宿への帰り道,よくわからんが医療器具がやたらに置いてある店でタイ製の歯磨き粉を5000ドン(約50円)で買う.

ヴェトナムのホテルはお湯を用意してくれるのがうれしい.
持ち歩いているインスタントコーヒーが飲めた.

ヴェトナムには,有名なコーヒーセットがある.

illustACフリー素材

粉コーヒーを濾すのだが,これをどこかで手に入れたい.
その後,昼寝をしたり,日本へ手紙を書いたりしているうちに,サイゴンは夜の7時.

胃の調子もぐっと良くなり,食欲も出てきたので「シン・カフェ」まで出向き,東南アジアのメジャー食,野菜ぶっかけメシを食べる.

ナムプラー(?)の小皿もついてきたので,タイ料理のノリでドバっとかけると酸っぱくなりすぎた.
これがヴェトナムのニョクマムか.
以後,注意すべし.

食事の後,裏通りをジャラン・ジャラン(散歩).

店も並んでおり,それほど暗くはないが,これまでの国に比べ少し恐怖を感じた.
事前にサイゴンの悪いウワサを聞きすぎたせいか.

宿の近くのケーキ屋に寄る.
2個で2400ドンという激安品を買う.

部屋で食べると異様に甘かった.

(続く)

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