2023/2/4 Sat
※あくまで印象です.
今期,何度目かの本気を出してきた冬の旭川.
ここ数日は豪雪と快晴を繰り返している.
降った時はマジでヤバイ.
その際は当然,家周囲の雪かきに1,2時間かける必要がある.
雪かきは重労働である.
特に心疾患をかかえる高齢者は注意.
後は落雪による生き埋めとか...
Kazchari自身は雪かきがそれほど苦痛ではない.
「全てはトレーニング」と認識変換していることもあるが,幸いうちの家は庭が広いので雪捨て場には困らない.
庭がない家だと少し離れた共同の(?)雪捨て場まで運ぶ必要があるので面倒なのである.
さて,この地に引っ越してきて20年近くになるが,雪かき作業をしているのはたいてい大人(~高齢者).
戦力にならない幼児や小学生はともかく,中高生が雪かきをしている姿をほぼ見ない.
なぜだ?
先日,うちの学生達(20歳前後)と,卒論の打ち合わせで話す機会があったので,この以前からの疑問をぶつけてみた.
やはり「しない」らしい.
理由を尋ねると,
「親が率先してやるから」
「気がついたら終わってる」
「手伝おうとしても,いらないと言われる」
などの回答があった.
決定的なのは,下手に手伝うと「やり方が違う!」と怒られるらしい.
確かに何年も雪かきをしていると,雪をかく順番やら捨てる場所,使う道具などが固定されてくる.
つまり,各家ごとに”流儀”が存在するっぽいのだ.
子供と言えど,その家庭の流儀から外れることは許されない.
そうして独立した子供は,その移った土地で自分なりの雪かき流儀を新たに作る...というこらしい.
なるほど.
確かにKazchari家でも,小4の息子がかいた後はやり直したくなるし,JKの娘には色々と指示したくなる.
そら,うざいわ.
こうして「子供は雪かきをしない」という不文律が誕生するわけやな.
※ あくまでも個人の考察です.
てな感じで,教員業をしていると若者と雑談する機会が多い.
その度に色々な発見があって面白い.
「イマドキの若者は...」と言いたくなることも多いが,彼らには彼らの事情や言い分がちゃんとあるのだ.
で,この日は雪かきの他にもこんな話をした.
Kazchari「みんな,あれやろ? ネットばっかり見ててテレビなんてみてへんやろ?」(偏見1)
学生A「いや見ますよ」
Kaz「民放のしょうもないバラエティやろ?」(偏見2)
学生A「いえ,NHKの朝ドラとか大河とか好きなんですよ」
Kaz「えー,ホンマに? それやったら,なんか最近の「舞い上がれ!」どう思う? マジで◯◯やろ?」
学生A「そうですね,なんか◯◯ですねぇ」
Kaz「そうそう.ホンマ,序盤の五島編のなぁ,あのわずかな仕草と表情で丁寧に作ってきた...(以下,略)」
という感じで盛り上がる.
おお,ちゃんと見てる子は見てるんや.
Kaz「◯◯さんは? 黙ってるということは,ドラマとか見てへんやろ?」(偏見3)
学生B「わたし,国会中継と相撲が好きなんですよ~」
Kaz「なんでぇ!? おっさんの顔好きなん?」
この子は将来,裁判傍聴とかしそうやな.
いやいやホンマ,人は見かけによらんっつーか,決めつけたらアカンね.
同年代,同属性の仲間内だけで交流していると,思考が固まってしまう.
自分の興味あるものだけを追いかけるのも同義.
こうして世代の異なる他人と色々話せるのは役得やな.
これからも「無知の知」by ソクラテスでいこう.