北村300(改)ちょっち端折りましたライド(その2)

2020/8/16 Sun

頸コリ解決法模索中.

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Mostly Cloudy, 20°C, Feels like 20°C, Humidity 96%, Wind 1m/s from SSW

パンク修理を手早くすませ出発.
それにしてもこの時期にしてはチャリ旅の人が少ない.
対向車線で見かけたのは4台ほど.
新コロのせいだろうか?
それに反してオートバイの数がすごい

最後のトンネルを無事通過.
アップダウンを繰り返し,昨年のブルベでも見覚えのある浜益のビーチへ.
全国的な傾向らしいが,(一応)閉鎖しているのにも関わらず,海水浴場は大盛況.
そりゃそうだ.
元々,われわれホモ・ルーデンスに「遊ぶな」というのは無理な話

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ここで赤コーラ休憩.
ようやく海岸線ライドとお別れ.
内陸へ向けて移動する.
後で痛感したのだが,PCにもなっているここのセイコマで補給すべきだった.
増毛で食べたラーメン分のエネルギーは既に枯渇
この先,しばらく自販機すらない道がしばらく続く.

日差しも強くなり,ノドが乾く.
前半の雨ライドでの飲みしぶり(?)が今になって響いてきているのか,疲労感が急に増してきた.
とは言え,水だけでは低ナトリウム血症になる可能性がある.
精神科の患者さんで有名なのが“水中毒”,ようするに水分だけを摂りすぎること.夏場は一般人にも起きやすい.
塩タブレットを忘れず併用する.

ロングライドとは不思議なもので,その目標距離の半分近くが最も辛い
これは200でも600でも変わらない.
今回は300km.この法則(?)に従ってか150kmを過ぎた頃から足が回り出してきた.
単に最大標高地点を越えたからかもしれんけど.

札幌発着のブルベでおなじみ,みんな“大好き”青山ダムを通過.

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夜間,墓地のそばを通るのは中々のプレッシャー.
今日はまだまだ陽が高い.
もうじき市街地と思う頃,右手に「道民の森」の休憩センターを発見.
馴染みのある赤いモノリス,すなわち自販機があるではないか!

迷わずピットイン!
迷わず「いろはす塩レモン」を購入!
迷わず一気飲み!

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ここまでで170km
まぁ,冷静に考えて夏場に自転車で走る距離ではないわな.
レースでもイベントでもないのに.
もはやチャリ廃人にしかわからない世界.

休んでいても世界は動かない.
少し南下した後,月形方面へ左折.
山越え,つまりアップダウンを繰り返して平地走行へ.

信号待ちしている時,交差点左からTREK Madoneに乗ったライダーが走って来た.
ホワイトにブルーグラデのレディースチームカラー.
やっぱりかっこええのぉ.
いくらEmondaがエアロになったとは言え,やっぱりMadoneのデザインは美しい.

見覚えのある風景が出てきた頃,「正」のスタート地点である北村温泉着.
正面のセイコマにておにぎり他の補給.

さて.

ここで考えどころ.
このまま美唄方面へ北上するのは間違いないが,そこからの歌志内-芦別ルートをどうするのか問題.
もちろん『北村300(改)』を名乗る以上,“あの”激坂を登るのが礼儀(そ,そうなのか?).
一方,ここまでの道程で,持病である頸コリが徐々にひどくなってきた.
ついでにいうと,早めにゴールしてゆっくり温泉に入って夕食を食べ,帰宅して『半沢直樹』を観るという願望がムラムラと湧き上がってきた.

はい.負けました.

『納沙布岬1200』向けの修業はとりあえず先延ばしにして,深川まで最短距離で戻ることにした.
とは言え,美唄まではやはり北村300ルートがよさそう.
補給を済ませ,いよいよ北上開始.

「正」ルートでも最後に通るこの田舎道(道道),直線ではなくグネグネ曲がっているのが実に気持ちの良い道.
なぜかスピードものる.
『空知グルメフォンド』でも走ったなぁ.

陽が傾きつつある.
影が伸びる.
少年だった頃を思い出す.
BGMはドヴォルザーク交響曲第九番第二楽章

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国道12号に到着.
直進すれば歌志内ルート.
左折すれば北上の最短距離.

もういいです.
今日は堪能しました.
曲がります.

5時半『道の駅ハウスヤルビ奈井江』着.
Googleマップによると,ここからデポ地点の『道の駅深川』までは37km
このペースだと7時着か.ゴールが見えてきた.

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国道12号と言えば,札幌と旭川を結ぶ北海道の大動脈
その道は,チャリには…あまりやさしくない.
路側帯はあるものの,グレーチングが大きくて,その上,路側帯の幅全面を覆っている箇所が多い.段差もひどいし,そのまま突っ込むとリム打ちパンクのリスクも高い.
それを避けるには白線の上を走ることになる.当然,そのすぐ隣をクルマが追い抜く.
場所によってはグリーチングの大きさが路側帯の半分ほど.その場合はまだ走行しやすい.

逃げ道としては歩道がある.
割と広い上に道路側(右側)に自転車マークがあるので,道交法的にも問題なし.
しかしながら障害物や段差が多く,注意しつつ前進.

滝川あたりで陽が落ちる.
太陽,雲,木,ススキの位置が構図にピタリとはまり,チャリを停めて撮影.

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東アフリカのサバンナっぽい(適当).

このあたりからリアライトもフロントライトも全開で存在をアピール
昨年の『宗谷岬600』の時は深川から滝川までの反対車線を走ったが,それがまぁ酷い道で,路側帯は狭く途切れ途切れ.
工事中の箇所も多く車道にはみ出ざるを得なかった.
もちろん,クルマがその脇をガシガシ通る.
しかも,500km以上走っててヘロヘロ状態
ブルベでなければ遠慮したい道だった.

一方こちらの北上ルートはややマシ
路側帯が広く,交通量も少ない印象.
一部路側帯がなくなる箇所もあったものの,その区間は運良く,乗用車もトラックも追い越しがなかった.ツイてる!

緊張感たっぷりのライドであったが,追い風+下り基調だったこともあり,結構なAveで走れた.
そして,ほぼ予定通りの7時過ぎ,ゴールの『道の駅ライスランド深川』着.

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残念ながら予定の300kmには達しなかったがまぁ良いでしょう.
プライベートだし,無理することはない
これが「正」ルートで走っていたら,ほぼ一本道なのでショートカットの余地はなかったけどな.
結果オーライということで.

いずれにせよ,雨に打たれ,汗だくになりで身体が異臭を放っている.
そして空腹
そうだ,温泉に行こう!
つーことで,クルマにバイクを積んだ後,深川の温泉施設「まあぶ」に立ち寄る.

余談だがここに不思議な親子がいた.
露天風呂に入って来た5,6歳の男の子とその父親.
なぜかその父親,湯船につからず,いきなり湯を外にかき出す.

男の子,突然の父親の行動に不安となり,「お父さん,何やってんの!?」と叫ぶ.
父親「いや,うん.ゴミが浮いて...」とかき出し続ける.
男の子「(?)何やってんの?」
父親「いや,たくさん浮いてて...お父さん,中のお風呂にするよ」
男の子「いやだ.お外がいい!」

その父親が気にしていたのは,たぶん「湯の花」「羽虫の死骸」
こんな山中の露天風呂やのに気にしすぎ.

食堂のラストオーダーに間に合わなかったので,仕方なく旭川に戻る.
腹が減った.
もはや9時前だが,本日はチートデイということにして近所の「かつや」へ.
キャンぺーン中とやらで「ロースかつ定食」が150円引き
注文すると,店員さんが,

「すいません.豚汁の“具”がなくなってしまいまして,“汁”と“ねぎ”しか提供できませんがよろしいですか?」

よろしいです.早くください.

以上で『北村300(改)』終了
歌志内-芦別の激坂は別の日にトライすべし.
頸コリに関しては『納沙布岬1200』への課題として残るなぁ…

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