2020/5/7 Thu
ここさえ痛くならなければ…
自粛要請のおかげでZwiftや3本ローラーによる室内トレーニングの割合が増えている.
Kazchariは室内練習がさほど苦ではない.雨も風も気にせず,何より安全.服装も適当でよい(準備不要).それに映画やTVを観ながら行えるのだ.今日も今日とてツールのビデオを観ながら,臨場感たっぷりで楽しんだ.3本ローラーで夢中になりすぎると転倒しそうになる難点もあるが.しかしこの室内トレ,心肺機能や脚力の限界よりも,先に来るのがケツの痛みである.外練時よりも限界までの時間があきらかに短い.
室内,外練とも「ケツの痛み解消法」は未だ模索中である.
ケツの痛みの解消法はいくつかある.代表的なものは以下.
① 時々,ケツの位置をずらす
② ダンシングを入れる
③ ケツではなく,ペダルに荷重をかける
④ 自分のケツにあったサドルにする
⑤ 質の良いパッドが付いたレーパンにする
⑥ ケツを作る(慣れる)
やはりテクニックか道具(金の力)で解決するのが王道.テクニックの場合,要するに荷重を分散させると良いのだが,実走と違い室内では効果を感じにくい.特にダンシングは左右に振れないのが致命的.結果,どうしてもドカっと座ってしまうため,室内トレでケツを守るには④か⑤が重要.
Kazchariも2005年にロードを始めて以来,サドルの選択には悩まされた.現状はSpecializedのPOWER EXPERT SADDLEで落ち着いている.いわゆるショートタイプ.200kmブルベではこれで問題ない.
200Kmを越えると,これ一択.ブルベな人の中でも大人気.
Selle an atomica X1 WaterShed(ウォーターシェッド) サドル ブラック(6000130)
使えば使うほど革がへたってくるので,決戦(ブルベ)でしか使わない.上記の普通サドルに比べると「ソファーの様」という表現は決して大げさではない.
レーパンは長距離時にはこれをチョイス.
(パールイズミ)PEARL IZUMI サイクリング パンツ コールドブラック メガビブパンツ T230MEGA[メンズ]
パッドの厚さが半端ない.これと『Selle an atomica』の組み合わせで宗谷600も割と平気だった(痛くないわけではない).残念ながらこのレーパン,現在は生産中止で後継品が出ているようだ.少々値段が高め(約14000円).
もちろん日々の室内トレーニングではAmazonで1000~2000円で売っている安物を利用.いくつか買ったがどれも似たようなもの.とりあえずパッドが厚いものが良いと思う.
残念ながら道具をどれだけ揃えても,できる時にできてしまうのが,いわゆる「おでき」=「毛のう炎」.これがケツの圧迫痛とは異なる痛さ.股間(鼠径部)の細かい傷に細菌が感染して炎症を起こしている状態.予防として,まず傷ができないように摩擦を減らす,つまり走行前,走行中にクリームを塗ること.Kazcahriは以下の二品を愛用.
Muc-Off – Luxury シャモアクリーム (250ml)
Protect S1 スポーツ摩擦皮膚保護クリーム 60ml
『Muc-Off』のシャモアは男性整髪料の様な匂いがかなりきついものの,慣れれば問題ない.量が多くて安い.『Protect S1』は長距離ブルベ時に必ず持参.PCなどでだいたい100kmごとに塗る.
さらに,使用後のレーパン(パッド)をよく洗うことが重要.”脱いで洗濯機に放り込んで一晩”ってのは細菌培養と同じ.トレーニング後は洗剤を入れたお湯にしばらくつけておく.その後に洗濯する.
それでも「おでき」ができてしまった場合には,よく効く薬がある.
少なくともKazchariの毛のう炎は,これ塗って一晩寝ればだいたい治る.
とまぁ,色々試しているわけだが,昔に比べるとケツの耐久性は確実にアップしている.そう脚力よりはるかに(自慢なのか?).今度は,いつもの1,2時間練習では完走できない100km超の長距離Zwiftにも挑戦したいなぁ.休憩いれて一日がかりで.