2020/6/9 Tue
それほど音にこだわりがあるわけではないが
Kazchariは友人であるカジポンの影響で19歳頃からクラシック音楽を聴き始め,すっかりトリコになった.
そしてCDを多数購入.当時は一枚3500円ぐらいした.
輸入盤をはじめ入手困難な物は,品ぞろえの良い大阪の日本橋にまとめ買いによくでかけた.
コンサートにも数回行った.さすがにウン万円もするようなウィーン・フィルやベルリン・フィルの演奏は生で聴いたことはない.
カジポンは「クライバーの生演奏はすごかった」と,ことあるごとにその時の感動を語っている.
時は流れ,CDの値段は下がり,Amazonでの検索購入が当たり前になり,何よりデータ配信が普通になった.もはや入手できない演奏もYouTubeで聴ける.
余談だが『怪奇大作戦』の「狂気人間」をYouTubeで見かけたときは,マジでひっくり返った.
CDやDVDが売れているのは日本だけで世界的には配信が圧倒的シェアらしい.
レコード時代をすっとばしてCDから始まったKazchariの音楽遍歴も,iPodを入手したことによってMP3で聴くことが標準となり,クラシック以外にも好きなジャンルがどっと増えた.
今ではAmazon Prime Musicで様々な音楽を,作業がてらBGM的に流すことが日々の習慣となっている.
かつての正座さながら,じっと聴き入っていた時代は過ぎた.音楽との付き合い方も軽くなったなぁ.
2019年に亡くなられたマンガ家の砂川しげひささんはクラシック音楽への造詣が深かった.マンガ作品よりも,クラシック関係のエッセイの方が多いほど.
題名は忘れたが,車内音楽鑑賞について書かれた文章がある.
砂川さん自身は車の大きさや燃費,車種にこだわりがない.
選ぶ基準は”車内で音楽がキレイに聴こえるかどうか”だったらしい.元々狭い空間だけあり,下手なオーディオルームよりも音が良く響くそうで,渋滞上等,エンジン音が静かな分,逆に愉悦に浸りまくったそうな.
Kazchariも元々はiPodを有線でカーオーディオのAUXにつないで聴いていた.
iPhone導入を機に車内音楽環境を再構築.データ通信による3GB制限(繰り越しでひと月6GB)でも音楽データならほとんど減らない.
さすがにiPhone本体のスピーカーだけではしょぼすぎる.
よって,Amazonにて以下の車載用品を購入.
車載ホルダー スマホホルダー マグネット付き 360度回転 スマートフォン用 取付け簡単 角度調整可能 片手操作 多機種対応 高級感 (ブラック)
Blutoothレシーバーは安定・安心のAnker製.
外箱と中身はこんな感じ.
iPhoneとのペアリングもあっという間に完了.
やはりいい音だ.カーナビやらドラレコも付けているので配線がごちゃごちゃしているが仕方がない.
マグネットホルダーも非常に使い勝手が良く,落下する気配はまるで感じない.
娘が助手席に座ると手元にiPhoneを持っていかれ,YouTubeのイマドキソングを流されていまうので,Kazchariはついていけんのだが.
クラシック音楽の話を続けてきたのに申し訳ないが,Kazchariのベスト車内ソングは攻殻機動隊SACの『rise』.
こいつはヤバい.アクセル踏み込みそう(と言ってもノンターボのハスラー).ロシア語部分を家族みんなで鼻歌大合唱が楽しい.
もう一つは,Pat Metheny Groupの『Last Train Home』.アニメ版『ジョジョの奇妙な冒険第三部』の後期エンディングで採用されたことで一気にブレイク.
こいつは出張帰りなんかに,夕日が沈むのを見ながら聴くと本当に泣けてくる.これまでの異国の旅で乗った長距離列車の思い出がフラッシュバックする.
あれ? いつの間にかアニソンの話に.まぁええか.