『JOKER』を鑑賞

連休最終日の今日は朝から快晴.
ファットバイクな皆様から美瑛周辺グラベルツーリングのお誘いを受けていたものの,斜度軽く30%近いヨメ峠を越えることができず,あえなく撃沈...衣替えなど,自宅の冬ごもりの支度をすることになった.

我が家はKazchari以外のヨメ,娘,息子がラグビーヲタク.
もちろん昨夜はテレビにかじりつき.
これまでの経験から室内が異常にうるさくなるのがわかっていたので,一人で映画を観に行くことにした.
『ガルパン最終章第二部4DX』にもひかれたが,さらに評判の良い『JOKER』に決定.

ディノスシネマの1番劇場,20時半の回.
足が伸ばせるD-12の席を確保.
入場すると観客は10人ほど.
素晴らしい.

いつも思うが,ここ旭川の映画環境は最高である.
シネコンが3館もあり(うち1館には4DX),チケット代も安い.メンバーズDayその他を狙えば1000円ちょい.
ポイントもすぐにたまるので無料鑑賞しまくり.
そして一番気に入っているのは...空いていることだ.
経験上,満席だったのはエヴァ新劇場版の破ぐらい?
何の映画だったか忘れたが,自分一人ってのもあったなぁ.
この記録は永遠に破られることはないだろう(当たり前).
観客ゼロの時も映写機回すのか?
たまーに札幌どまりで旭川上映が見送られる作品もないではないが,この時代,レンタルかオンデマンドでたいていのモノは観れる.

で,肝心の『JOKER』だが,評判通りの傑作.
一晩経った今現在も引きずっている.

(以下,内容に少し触れます)

「バットマンの前日譚でジョーカーが主役」という程度の情報しか知らなかったので,いきなりロバート・デ・ニーロが出てきてびっくり.
重要な役なのかと思いつつ観ていると,重要どころか,これって現代版『タクシードライバー』やん!
そう考えると今回のデニーロの役割って完全に対局ポジション.
狙ってるなぁ...
あの『ダークナイト』のヒース・レンジャーと否が応でも比較されてしまうプレッシャーの中,ホアキン・フェニックスが何しろ素晴らしかった(チャリダー的には,ホアキンとくればロドリゲス!と言ってしまふ).あの役作りも究極の役者バカ,デニーロと通ずるものがあるなぁ.
最初から最後までJOKERの顔のアップ,異様な体形,歩き方,走り方(逃げ方),狂気の笑い,やたらキレの良いダンス,現実と妄想が入り混じる演出などなど,最高レベルの緊張感で進む.
ああ,胃がキリキリする.
劇中数回ある拳銃撃つシーン,マジでビビるで.

それにしても今の香港ってリアルゴッサムシティやな.
格差の広がりからの暴発という意味では,日本の将来にも通ずるか...

ホアキン・ロドリゲスじゃなくて,フェニックスの映画では『Her 世界でひとつの彼女』も大傑作.
ぜひご覧ください.

Her 世界でひとつの彼女(字幕版)

今回,ディノスのチケットをネット購入したのだが,いつももらえる次回割引の特別鑑賞券がもらえなかったことに,帰りの車中で気づいた.
何か損した気分.
座席指定のクレカ払いは便利なものの,次回から窓口払いにしよう.

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