2021/10/1 Fri
容赦なし
『土方のスマホ』は昨年放送されて大好評だったドラマ『光秀のスマホ』の続編にあたる.
『光秀』には秀吉視点が追加された完全版verもあるので,三作目かな.
戦国時代にスマホがあり,かつ光秀がハマリまくっていたら...という想定で作られる歴史フィクションドラマ.
常にスマホの画面越しにストーリーが展開する.
現代風のセリフ回しから始まって,スマホのアプリ名やら各種演出にパロディ満載.
(それなりに知識があれば)めちゃくちゃ笑えます.
案の定,大好評で「第58回ギャラクシー賞テレビ部門フロンティア賞」とやらを受賞.
続編があるなら「龍馬」かなぁと思っていたがまさかの「土方」.
新選組オタクのヨメさんが大喜びである.
第一部は9/27~29の三夜連続放送.
NHKだけあって,大河ドラマ『新選組!』のリスペクトが散見.
テーマソングも使用されていたし,一番爆笑させられたのが,山南さん(=堺雅人)の「倍返し」.
隊服のデザイン・ディスも最高.
そしてKazchariが何気に楽しみにしてるのが,スマホのホーム画面に表示されるアプリ.
今回もその名称・デザインセンスに脱帽である.
『光秀』の時代から,280年経っても使われているアプリってスゴイなぁ...
もちろん,時代(幕末)に合わせて名称が変わっているのも芸コマ.
一方で,芹沢鴨粛清前に「人 殺し方 初めて」で検索,その検索結果画面のUnuTubeが「初心者向けの人斬り方法-おかだのイゾーチャンネル」だったり,任務完了後は血まみれの刀をウキウキしながらインスタにアップしたりするなどのブラック描写(後で近藤さんの消せと怒られる).
さらには拷問場面で,かの有名な「逆さ五寸釘+ろうそく」責め(もちろんSiriで検索).
このような直接的ではないが,容赦ない描写が続く.
こうしたあたりは前作『光秀のスマホ』以上.
23時半の放送やけど,これイマドキの民放やったらクレームにびびってやらへんやろな.
いや,今やなんでもかんでもNHKの方が過激,いや自由かも.
Kazchari家では,中三長女と8歳長男とともに夕食時に視聴したが,やや気まずい雰囲気が...(子供らは鬼滅で慣れてる?)
いずれにせよ,期待にたがわぬデキだった.
10/11からの後半3作はいよいよクライマックス(函館まで行く?).
実に楽しみだ.
※ YouTubeでの配信は放送後一週間だけ! 観てない人は是非!