2021/10/2 Sat
やっぱり最高峰のエンタメ.
ダニエル・グレイグ版ボンドの最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が公開された.
新コロのせいで延期に延期を重ねた本作,鑑賞できる日が楽しみだ.
事前情報は完全にカットしているので,どの様な内容なのか予測もつかない.
これで降板なのだろうか?
もちろん近いうちに観に行くつもりなのだが,如何せん息の長いシリーズ.
ボンド役がダニエル・グレイグになってからですら5作目である.
ざっと調べてみると,
『カジノロワイヤル』(2006)⇒例の拷問シーンが超痛そう
『慰めの報酬』(2008)⇒砂漠を歩く二人のヴィジュアル
『スカイフォール』(2012)⇒アデルのオープニング
『スペクター』(2015)⇒冒頭の死者の日
となり,実に6年ぶりの新作となる.
『エヴァ』よりマシとは言え,前作から日が経ち過ぎ,内容をすっかり忘れている.
アクション映画ゆえ,各シーンは割と覚えているが,キャラの顔やら名前やら関係性はあいまい.
そこで「Amazon Prime Video」にて,全007シリーズが久々に見放題になったため,新作鑑賞前に観なおすことにした.
映画館で数年置きにとびとび鑑賞した時よりも,今回のイッキ見により,細かい伏線やらストーリーがきちんとつながっているのがわかる.
あらためて考えるとストーリーの流れを無視して「そこで格闘シーン要る?」「そこで逃がす?」「絶対死んでるって」的シーンがてんこ盛りなのだが,それはまぁお約束.
鑑賞者の人生に何らかの影響を与えるとか...といった類の映画ではないのは確か.
あくまでエンタメ.ただし最高の.
実はダニエル・クレイグとKazchariは同い年(日本的には同学年).ゆえに親しみがある.
確かボンド役が決まった時,世間ではかなり不評の声があったように記憶している.
「金髪はありえない」とか「甘いマスクじゃない」とか...
だが『カジノ』公開後はそんな声も影を潜め,大絶賛され今日に続いている.
単純に主演第一作から15年分年を重ねているわけで,当然肉体的な老いは隠せない...と言いたいところだが,元々老け顔のせいか,あまり変わらんな.
まさかCG処理で若さをキープしてるとか?
そう,ダニエル・クレイグは姿勢,特に立ち姿が実に美しいのだ.
本編にはないが『スカイフォール』のキーヴィジュアルで「アストンマーチンをバックにスコットランドの荒野に立つボンド」がお気に入り.
カッコ良さにもほどがある.
誰かが言ってたな.
他者に「この人,老人だ」と思わせてしまう要因は顔でなく,その立ち姿にあると.
抗重力筋が衰えてシルエットが円背になる.これこそが老化の最たるもの.
Kazchariも常に背中を伸ばして歩くよう意識している(なるべくやけど).
Kazchariは家で映画を観る際,基本的にZwiftしながらが多い.
今回も『スカイフォール』の前半を「Fire Stick」を挿した24インチモニターで見た.
その続きをリビングにある55型の有機EL(4K)のVIERAで,リクライニング・チェアに座りながらゆっくり鑑賞したのだが...全く違う.
もう有機EL画面が鮮明過ぎて,映画と言うよりビデオカメラで撮った動画を観ている感じ(表現が難しい).
これはこれで悪くないのだが,スクリーンのような粒状感が欲しいと思ってしまうのは贅沢なのだろうか.
有機ELテレビを購入~Panasonic VIERA TH-55HZ1000
ちなみに,ダニエル・クレイグ以前の『007』シリーズはあまり観ていない(覚えてない).
先代のピアース・プロスナンのいくつかは何となく記憶がある.
椅子にしばられて,頸の骨を壊される装置からの脱出シーンとか.
むしろ,小学生の頃にTVで観たロジャー・ムーアの超激アマボンドが印象に残る.無重力〇〇〇の『ムーンレイカー』とか,クルマが潜水艦になるヤツとか(適当).