2022/7/27 Wed
成功の秘訣は準備から.
出走予定日までいよいよ1ヶ月を切った『Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido』.
やれやれ,どうしてこのような狂気...いや楽しいイベントにひかれてしまったのか.
通常の旅行と何が違うのか?
雨が降ろうが風が吹こうが日が暮れようが,決められたルートを決められた時間で走らねばならぬ.メロスも激怒する1300km.
完全な自由より枠組みがあった方がモチベーションが維持しやすいか?
ヒトとは面倒くさい生き物だ.
Kazchariのブルベ最長距離は600km.
2019年のAJ-北海道『宗谷岬600』である.
まだ新コロ流行前なので,330km地点に主催者側が用意した仮眠所(体育館雑魚寝)が用意されていた.
そこで3時間ほど横になった記憶がある(寝た,とは言ってない).
よく考えればオーバーナイトブルベはこの『宗谷600』と,AM11時発だった『旭川400』だけやん(後者は完徹走行).
『オホーツク1300』はN2BRM方式(フリースタイル)なので.こうした仮眠所は用意されていない.
よって昨年の完走者からの情報をもとに,スタートから360km,600km,870km,1117km地点の宿を押さえた.
単純計算で,1日の走行距離はそれぞれ360+240+270+240+183kmとなる.
距離だけで考えるなら初日がキツイか.
目標タイムは17時間.朝5時に出て夜10時着.
シャワーやら洗濯やらで11時就寝目標!(無理?)
そういや2019年は『宗谷岬600』に続き,連続で400,200,300を走る,いわゆるパラダイスウィークが設定されていたなぁ...(意味がわかりません).
実際に完走者に会ったことあるけど,まさに変...いや超人でした.
とかなんとか,こんな感じで計画を立てているときが一番楽しいね.
雨やら強風で,結局,予定は未定やしな.
それでもDNFを回避し無事完走を果たすために,今から準備できることを考えてみた.
今回は【ボディ】の準備編.
なんと言っても持病の「腸脛靭帯炎」が心配のタネ.
先日の『トカプチ400』では前半100kmを越え,幌鹿峠への登りが始まる頃から顕在化してきた.
Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その2)
幸い,踏み始めのみの激痛でしばらく経つと気にならなくなるのだが(これって重症?),休憩で足を止めるのが恐怖やったなぁ.
対策としては,こまめなストレッチが有効?
腸脛靭帯炎(ランナー膝)とは?膝の外側が痛くなる疾患を医師が解説
痛みが出てきたら鎮痛剤か湿布.
ただし薬物治療は耐性が恐い.
次になかなか改善しない持病の首コリ.
意外にも,チャリに乗っている時はあまり辛くならない.
先日の『トカプチ400』も途中怪しかったが,結局クルマを置いてあった中間地点(道の駅おとふけ)でも,サポーターを取りに行くことなく走りを継続できた.
ただし,今回はその手が使えない.
よって,いつもの姿勢サポーターを持参するかどうか検討中.
割りと重いし.
柔道整復師が考えた 姿勢サポーター 姿勢ベルト 男女兼用 (Lサイズ)
えー次はケツの痛み.
チャリ側の装備とも関連するが,やはりサドルの選定で迷い中.
『トカプチ400』では長距離ブルベ御用達の「セラアナトミカ」を使用した.
確かにケツ(筋肉および坐骨突起)は痛くならなかったが,最大の問題は会陰の圧迫.排尿時の痛みがヤバかった.
そしてその苦しみは1週間ほど続いた.
Selle Anatomica セラアナトミカ WaterShed X1 Black ブラックリベット 防水 革サドル
たかだか400km(20時間)の使用でこの有様.
もう二度と体験したくない痛みだった.
自分のケツ形状にフィットしずぎるのも問題ということなのか.
そこでプランB.
先日の『100kmサイクリングin旭川』では,その走行時間のほとんどTTバーを掴んで走った.
ストレートタイプ クリップオンバー エアロバー トライアスロンバー 補助ハンドル ロードバイク クロスバイク マウンテンバイク 自転車
結果,巡航速度が伸び,かつ,それより何よりケツへの負担が大幅に減少したのがうれしかった.
座位ポジション移動,つまり荷重分散がケツ痛防止に最適なのを再認識.
現在,Domaneに付いているスペシャのパワーサドルは長距離には硬すぎる.
出発日までに,ファットで使っているコスパ最強のこいつで試走してみるか.
SELLE ROYAL(セラロイヤル) R.e.med(リメッド) サドル 2354HRMA10034 ブラック/スカイブルー
まぁ,今はこうした局所的な痛みを心配しているけど,ゴール間近ではもう指摘できないほど,全身に痛みがあるらしい.
あー,何か想像できてしまうなぁ.
それでもやる?(壊れてます)
つーことで,次回はバッグなど,他のアイテム編に続く.
※ 無事完走しました ⇒ Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その0)