『Tour de France 2020 Stage16』の感想

2020/9/16 Wed

スロベニア選手権ツールステージ.

『Tour de France 2020 Stage16』はアルプス山岳三連戦の初日.
明日が超ハード(クイーンステージ)なので今日はおとなしめと思いきや,やっぱりおとなしめ.

休息日PCR検査の結果は全員陰性とのこと.
後はパリがロックダウンしなければ...もしかしてシャンゼリゼは無観客?

逃げ切りチャンス,およびスプリントポイントが前半にあるので,激しい逃げの打ち合いがありなかなか決まらない.
結局BORA不発でサガン乗れず,Sベネとのポイント差を詰めることができない.
トレンティンはなぁ...

総合勢は総合勢で,やはり先週のベルナル脱落が招いたのか,ゴール寸前を除き,どことなく緊張感を欠くステージになった.
Kazchariだけかもしれんが,視聴者側も少々熱が下がったような.
昨年はアラフィリップが最後までひっぱってくれたので(あのTT!),第三週は楽しみでしかなかったのだが.

事実上,今年のツールはどちらのスロベニア人が勝つかに絞られてきた.
いっそ,二人でよーいドンして決着しても良いのでは?
あっ,第20ステージのタイムトライアルがそうなるか.
ポガチャルは今日明日の山岳を,ユンボトレインの一人として走り,ゴール前で飛び出し,ログリッチェから数秒でもタイムを奪い,TTでなんとか...これじゃ勝てんか.

ステージ優勝はBORAのケムナー
ヒルシ同様,前ステージで負けたことへのリベンジとなった.
バイクはたぶん最新の『TARMAC SL7』.いいなぁ,欲しいなぁ...(諭吉150枚)

ベルナルは集団からもじわじわと遅れ,チームカーを呼んだ時点で止めるかと思ったが一応完走.
チーム戦略も変更となり,周りのアシストもフリーになって一人で走るシーンが痛々しい.
休息日のメディアインタビューでは「これも人生」と達観し,受け入れている様子も見られたが,常勝INEOS(SKY)の「ゼッケン1」の重みは軽いものではないだろう.
ドーフィネから続く背中の痛みに加え,膝痛も出てきたという.
「止めてもええで」と声をかけたくなってきた.

その他,Jsports実況・解説コメントから拾った話題.

【山岳賞の行方】

先週および前半の山でがんばったピエール・ロラン
いつもいい所まで行くのに,ふにゃふにゃと失速してしまう.
それでも赤玉山岳ジャージ同点首位! 今日で奪取できるか?
ところで,ロランのバイクは日本では珍しいKTM
KTMと言えば,BMWと並ぶビッグオフ(モーターサイクル)メーカー
いっそオレンジカラーにすれば良いのに.
ジャージはジャージで肩から背中にかけてのダダ模様がダダっぽくって良い(なんじゃそら).
胸の真ん中の〇にB&Bはイマイチだが.

【Zwiftドーピング?】

負荷のかけられないローラーとスマートローラーで差があったり,ローラーをモーターで回すような不正ができたりと,Zwiftの走行データも怪しい面は多々ある.
しかし,それらをクリアして同条件にしたとしても,どうしようもないハンデがある.

それは標高差.

室内とは言え,標高の高い場所と低い場所では酸素濃度が違う.
ガチレースになればなるほど,標高が低い方が有利.
「脚質デジタル」なんて揶揄されている選手もいるが,こうした環境面の違いも見逃せない.
他にも空調が効いているかいないかの差も以前話題に上がってたなぁ.
ちなみに旭川もここ数日ようやく気温が下がり,Zwiftが快適になってきた.

【1対170】

ロードレースはチームスポーツであるが優勝者はあくまで1名.
2位以下およびチーム賞には誰も価値を見出していない.
球技などの団体戦はチーム対チーム,言うなれば1対1の勝負だが,ツールはアシストを除くと1対170.
勝つことがどれほど困難か.
ツールで一勝すれば末代まで称えられるというのは大げさではない.
逆に,プロになっても一勝すらできず引退も珍しいことではない.
そしてごく一部のスター選手を除き給料激安で不安定.
まさに修業

コメントを残す