『Giro d’Italia 2020 Stage7』の感想

2020/10/10 Sat

トラブルだらけ.

『Giro d’Italia 2020 Stage7』は“イタリア半島ブーツ”のかかと部分を走る,昨日よりさらに平坦なステージ.
しかも143kmとショート.
風が強い地域という前情報はあるものの,ゴール前だけが忙しい“のんびり”ステージになるはずが...なんてこった.

RPGのような断崖絶壁都市を抜けるとアクチュアルスタート.
カメラマンかスイッチャーが空撮に夢中で,肝心のスタート場面が映らないのもご愛敬.

すぐに4人の逃げが決まったかに思えたが,10kmほど進んだオープンエアの直線コースにて,並んでいたクイックステップユンボがお互いをチラ見.
そして...その瞬間,用意ドン!てな感じで加速!
横風分断作戦のスタートである.
ここから今日のステージは超ハイスピードバトルとなった.
最初の2時間でAve.50km/h!
速攻ちぎれる自信がある.

あっと言う間に集団バラバラ.
ただし,前集団にスプリンターや総合有力選手がほぼ含まれてしまい,作戦不発.
いまいち理解できないのだが,今の段階でここまで分断作戦を決行する意味ってあるのだろうか?
Stage1のような暴風でもなかったし.

案の定,しばらくすると後方集団も追いつきレースはリスタート.

一方,街中やなんでもない直線でも転倒相次ぐ.
そのたびにチームカーやらアシスト選手がおおわらわで,全く落ち着かないステージ.

それでも,ゴールに近づくにつれ,やっと平坦ステージらしいシチュエーションへ.

それにしてもいつも期待されるビビアーニマシューズ.
でも勝てない.
そう,あのトリコロールジャージの男が強すぎるのだ.

街中のいくつかの直角カーブをクリアし,やはり圧勝したのはデマール.
7ステージで3勝! どんな勝率!
デマールのすぐ後ろで首を振る,またしても2位のサガン.真っ向勝負でも勝てないのか...

放送中に「パリ・ルーベ中止」の速報!
ヨーロッパでは新コロ感染者大増加中!
このままだとジロもやばいのでは?

新コロに加え北イタリアでは天気も心配.
間違いなく雪降ってそう.
ツールと違って,ジロはルーティングが難しいというか単調になりがち(基本,北上ルート).
今年は季節的に北から南下の逆ルートでも良かったのでは?
変わらんかな?

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