『Garmin etrex30x』の改造

2020/7/10 Fri

楽しい工作?

OLYMPUS TG-5

先日のロングライドで見事に折れてしまったGPSナビ『Garmin etrex30x』用のアダプタ.

iPhone11 Pro

樹脂の耐用年数は2年程? 長いのか短いのか.
スマホをナビ替わり,という手もあるが,やはり専用機である『etrex』は利便性や安心感からも必携.何より電池(単三2本)の持ちが違う.
現状復帰を目指すために修理する.

『etrex』には一応純正のハンドルマウントキットもある.
しかしながら,やわそうなマウントにタイラップ留めという驚くべき仕様.ブルベ民からの評判も悪く選択肢から完全に外れる.

GARMIN(ガーミン) ハンドルバーマウントブラケット(レールタイプ) 1102300 [並行輸入品]

今回破損した3Dプリンタによる樹脂製を再購入するか,それとも信頼と実績の「レックマウント」製にするかでしばし迷う.
人生一度きり,ここは新たなチャレンジ!ということで後者に決定.
Amazonで注文し,さっそく届いたためその取り付け作業をレビュー.

REC-MOUNTS(レックマウント) ガーミン eTrex 用 アダプター タイプ3 [ GM-GHG3

パッケージはこんな感じ.

OLYMPUS TG-5

毎回思うが,レックマウントはまめにパンフレットを同封してくる.
様々なメーカーのマウントに対応し,ステーを含むありとあらゆる組合せ(数万通りらしい)が表示してあって,どの様なサイコン(ライト,カメラ)も取り付け方自由自在.
日本企業であり,その製品精度は恐ろしく高い
充電器のAnker同様,”ここの買っときゃ間違いない”メーカーの一つ.

レックマウント

ここまで信頼しているのに,なぜ最初のアダプタを3Dプリンタ製品にしたかというと,電池カバーに穴を開けたくなかったから.
etrex用のカバーは,今では販売終了品となっており,万が一穴開け作業に失敗しても後戻りできないのである.それにビビっていた.

今回購入したものと,3Dプリンタ製を並べてみると,やはりレックマウントの方が5mmほど薄くなり収まりが良い.
結果,こちらにしてよかった.

OLYMPUS TG-5

で,昨夜,取り付け作業を行った.
工程示す冊子が付属している.
まず必要なものとして,

脱脂スプレー
ピンバイス
防水ボンド(シリコン接着剤)
瞬間接着剤
プラスドライバー

とあり,全て家にある.
このほか作業中,必要としたのが,

丸やすり
つまようじ

まず,アルミ製のマウントを取り付けて,2箇所ある穴の中心にピンバイスで穴を開ける.
ただし,このピンバイス.あくまで模型用なので1.2mmしかない.
薄いプラ用なのだ.
おまけに長年の使用(40年以上)で刃先も鈍っているようにも感じる.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

手持ちの工具はこれしかないので仕方がない.
母指と示指で回し続ける.指が痛い.
なかなか貫通しない.
この電池カバー,相当分厚く作られているようだ.さすがアウトドアでの使用を前提にしているだけのことはある.

とは言え,地味に回し続けているとようやく貫通
もちろん,1.2mmの穴では,ネジを無理やりねじ込むとケースが割れてしまうリスクが高い.
そこで,丸やすりで穴を広げる.
この作業も結構大変だった.一度,やすりの先が折れてエライことに…

十分ネジが通るサイズになったところで,アルミ削り出しのマウントを瞬間接着剤で固定.
おっと,その前に脱脂(スプレー缶)を忘れずに.

OLYMPUS TG-5

防水ボンドを,ネジ穴の中につまようじでちょいちょいと塗り付ける.
ネジをなめないように,柄の太いドライバーを工具から引っ張り出し,慎重に回していく.

カバー内側のネジが飛び出てる部分にも少量ボンドを塗って,無事完成

OLYMPUS TG-5
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おお,すっきりして,以前の100倍はかっこよくなった.
誰も気づかないプチ修理やけどな.

Domane側のひび割れたマウントパーツも,手持ちの在庫品に交換(切り欠き4か所タイプ).
取り付けも問題なし.ネジ4本留めになってより安定している.

OLYMPUS TG-5

買ってポンってなく,色々いじるこういう工作は面白く,完成時の満足度は高い.
男のロマンやね.
老眼のせいで,細かいプラモはもう作れそうにないけど,自転車こそ1/1プラモそのもの.

これで再び長距離モチベーションが上昇してきたぜぃ.
次はオリジナルルートを入れてのロング,逝ってみるか.

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