「生まれた日や赤ちゃんの時のこと」~息子の作文

2021/1/22 Fri

良い文章とは?

ぼくの生れた日は,2013年〇月〇日
ぼくは,自分の家で生れました.
3900ぐらむありました.
おかあちゃんとぼくをつなぐ「へそのお」をとうちゃんとねぇちゃんが切ってくれて,べつべつになりました.
赤ちゃんの時はベビースイミングに行ってましたそこで友だちの〇〇〇〇〇ちゃんに合っていたなんてぼくは,気がついていませんでした.
プールの中でよく足をバタバタうごかしていたためか,1さいになる前には,一人で歩けるようになっていました.
元気に生まれてめっちゃうれしかったよ.

上記の文章は何かの授業で,うちの息子(小2,7歳)が書いたもの.

伝聞による「事実」があって,「考察」があって,最後は「感想」で締めている.
ひいき目に見ても,なかなか“書けている”のではないだろうか?(親バカ
まぁ,一般の小二男子にどの程度文章力があるのかはわからんけど.

文章読解力,作文力の発達の基本は会話と読書にあるのは間違いないと思う.
うちの息子よくしゃべるし,『おしりたんてい』を愛読している.

一方,先日の記事に書いたように,算数などの興味のない授業中は落ち着かず,支援の先生がマンツーマンでついていたりする.

実に興味深い.

来月早々,こうした支援対象児の三者面談がある(呼び出された)ので色々聞いてみようと思う.
ただ...こちらにも業務上,児童心理学や発達学の知識が多少なりともあるので,論争にならないようにしようと誓う(一度やらかしました).

Kazchariの本業は教員なので,日々学生の書くレポートなどを採点する立場にある.
(テーマによるが)先ほどの「事実」「考察」「感想」が分かれていない文章に対しては評価が辛くならざるを得ない.
さらに付け加えるなら自然科学系のレポートには別の視点,つまり「反論」「反証」もあると良い,

昨今の傾向なのか,「事実」だけの列挙で何の「考察」「感想」がないレポートも散見される.

彼(彼女)らに言わせると,人の意見に対し批評・批判することはマナー違反で,とてもカッコ悪いことらしい.
裏返せば,自分自身の”考えたこと”が評価されるのを無意識に嫌っているためだろう.
ゆえに「事実」しか書かない.

何しろ自信がない.

こうした生徒は石橋を叩いて壊してしまう.
小学校の頃のあの傍若無人さは,いつから,どこへ行ってしまうのだろう?
やはり14歳がターニングポイント?(なんとなく)

まぁ,そんなエラソーなKazchari自身の作文力も採点されるべきなのだろう.
こうやって,ほぼ毎日ブログを書いているのも,インプット⇒アウトプットの流れを作り,“脳力”を維持・向上させるため.

できれば一記事2時間内に書き終えたいが,焦るとロクな文章にならない.
小説家やエッセイストは元より,ブログ専業で生活している人を素直に尊敬する.
マジで書くことそのものが好きじゃないと続かへんやろな.

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