2020/1/2 Thu
なぜKazchariはこんなアホなことをするのか? おかしいですよ!カテジナさん!
Overcast, -8°C, Feels like -15°C, Humidity 77%, Wind 5m/s from W
先日の十勝岳に続き,行ってきました旭岳.
いやぁ寒いのなんのって,ダウンヒルですよ,ダウンヒル.
7:00,起床.
外を見ると,時折晴れ間が見えるまぁまぁの天気.よし,山へ行こう! ぼっちで.食事をして,少しだけ家の前の雪かきをして,ハスラーにファットくんを積み込む.
10:30,東川の大雪旭岳源水着.
出発準備.おお,まるでサンダーバード2号のコンテナから特殊重機が現れたようだ.
10:40,さぁ登るでぇ.対向車からの視線が痛いぜ!
旭岳は斜度きつめ → ゆるやか → きつめのプロフィール(体感上です).
最初のキーポイントはガマ岩.ここで一旦休憩.やっぱり夏よりキツいのは当たり前.それほど寒さは感じない.もちろん汗はたっぷりかいている(これが後に…)
今回,第一の失敗はサングラス選び.オークリーの純正調光レンズモデルにしたのだが,どうも雪の白さを日差しの強さと勘違いするらしく,常に真っ黒.視界が非常に悪い.さらには自分の息で曇る.道が見えず雪だまりにタイヤをとられる.途中からはサングラスを外し,メットに指して走行.すると今度は顔がぁ,目がぁ,目がぁ~
ちなみに調光レンズのおすすめはこれ.
グッドマンレンズマニュファクチュア JAWBREAKER用交換レンズ 調光クリア→グレー JBK-P201S
現在品切れ? うちのJawbreakerにはこれを付けています.オリジナルより透過性が高く夜でも雪でも問題なし!
さすがにスキーシーズン.車が多い.雪を削って轍=アスファルト面を作ってくれるので助かる.十勝岳同様,スパイクと言えど空転する時もあるけど.
標高が上がるにつれ,雪が強くなってきた.道路もふかふか状態に…
アップダウンを繰り返し,温泉ホテル街が見えてきたら,ようやくゴールのロープウエィ乗り場.スキーヤーやボーダーの視線が痛いぜ!
12:00頃着.おおよそ90分のクライムでした.
「これは雪道専用なの?」という質問を受ける.
「そういうわけではありませんが,スパイクはかせて走ると滑らないし楽しいですよ~ これからダウンヒルですし~」
心なしか顔が引きつっておられたような…
旭岳のオアシスと言えば,無料休憩所ことビジターセンターである.少し下って入室.期待通り暖房が入っていた.早速,汗と雪で濡れたグローブ,フェイスマスク,アウター,ウールインナーを脱いで乾かす.Kazchariの方はミルクティとプロテインバー,羊羹,塩タブで補給.
着替えのウールインナーとユニクロのライトダウンを中に着込み,さぁ,ダウンヒルの開始! ここからが地獄だぜ!
今回,第二の失敗はフェイスマスクの選択.寒かろうと頭部までフリース生地が分厚いものにしたところ,登りの汗が乾かなかったので,逆にめちゃくちゃ冷える!
TRIWONDER フリース フェイスマスク ネックウォーマー フード バラクラバ フェイスカバー 目出し帽 防寒 ヘッドバンド インナーキャップ ヘルメット インナー ビーニー アウトドア スキー スノボ 釣り バイク
決して悪い商品ではないのだが,冬の山チャリ向きではない(そんな特殊用途…).もう一つ所有しているこちらにすれば良かった.
コミネ KOMINE 09-016 Fleece Face Mask 防寒フリースマスク AK-016
こいつの良いところは頭部の生地が薄いこと.元々オートバイ用なのでヘルメットによる蒸れ防止対策になっているようだ.
そして,第三の失敗はグローブ!
Kazchariは以下の組み合わせ+ハンドルカバーで冬対応している.
SyuuYou トレッキンググローブ アウトドア 登山 サイクルグローブ 防寒防風防雨 滑り止め付き タッチパネル対応 秋冬用 裏起毛 保温 男女兼用 手袋 バイク 自転車 ウォーキング 通勤 通学などに
finetrack(ファイントラック) パワーメッシュインナーグローブ FAU0201
平地は十分なんですよこれで.汗をかいてもインナーのメッシュが撥水してくれるのでベタベタしない.しかし,この氷点下20℃近い中でのダウンヒルでは寒すぎた.あれ? 寒いな? あれ? 指の感覚が? あれ動きが悪く…やべ.頭の中には医学書で見る凍傷,切断前の黒い指が浮かぶ.
乾いた予備のグローブは? → ない
分厚い別のグローブは? → ない
使い捨てカイロは? → ない
どうすんねん?
「えーと,12km登ったから,ふもとまでは単純計算で,この距離表示が24kmになったらゴールか,早く早くぅ~」という思考を何度も繰り返していて気がそぞろになったのか,凍結路面+轍に前輪をとられ,見事に転倒!
ハンドルが180°回転し,マウントステーがひん曲がり,基部破損,サイコンが吹っ飛んだ!StravaのGPSトラックがおかしいのは,このアクシデント以降,サイコンをポケットに入れていたからであろう.前後に車がいなくて良かったのぉ.身体に特にダメージもなく復帰.より慎重に下ったのは言うまでもない.
無事,車のデポ地点着.身体の震えがとまらん.ウェアが凍って紙細工のようにパリパリ.車の暖房を入れ,しばし温まる.最後にやられた顔の自撮りを行いファットくん撤収.
こりゃ温泉しかないと,キトウシ高原ホテルの温泉に行く.ちなみにここはアイスブルベのスタート&ゴールでもある.
早めの夕食をとり帰宅.ウェアの洗濯タイムである.その際,バックパックの中に使い捨てカイロを発見.がくぅ…
それにしてもKazchariとファットくん,よくがんばった.
また行こう!(マジ?)