2025/2/25 Tue
リニューアル
いつの日かと恐れ,いつの日かと夢見ていた屋根裏部屋の大掃除.
ココロが目覚めたので翼を広げて,ついに取り掛かることにした.
ヨメさんからも事あるごとに催促され続けていた案件である.
作業開始前はこんな感じ.

まるでゴミ屋敷である.
一体全体どうしてこうなってしまったのか?
VHSテープやら,ステレオコンポ,ぬいぐるみ,娘の小学校時代の教科書などの不要品はもちろん,購入品の外箱(パッケージ)も全て保管していたから.
なぜ外箱を?
いつの日か,オークションなどで売るためである.
特にコレクターズアイテムである「S.H.フィギュアーツ」や「ROBOT魂」などのフィギュアは箱の有無で落札額が大いに変わる.
そして,梱包用段ボールも保存.
特に小さいサイズは有用である.

...と,後先考えずにぽんぽんと屋根裏に放り込んでいるうちに,ご覧のような魔窟と化してしまった.
だが,この状況についに終止符を打つ時がきた.
この魔窟を一掃.今後はモノを減らし,モノを増やさないと決意したのだ.
そのきっかけは...4月から娘が進学のために家を出るから.
そして,Kazchari自身の生活も数年後に大変化が生じることが決定したためである.
さらばやさしき日々よ,もう戻れない.
Kazchari家は生まれ変わるのだ.
つーことで,屋根裏部屋の掃除をスタート.
と言っても,解体作業のごとく,乱暴かつ無心に全てを捨てるわけではない.
売れるモノは売る.
これまでは主に未開封品をオークションに出品していたが,それらのストックも底をつきつつある.
次はショーケースに飾っていたものにターゲット.
ここでパッケージを保存していたことが功を奏す.
手首や武器などの付属品も100均ケースで保管してある.

要するに...
屋根裏掃除 ⇒ 外箱発見 ⇒ 付属品を探す ⇒ 本体をショーケースから取り出す ⇒ 写真撮影 ⇒ オークション出品 ⇒ 落札 ⇒ 梱包用段ボールを探す ⇒ 発送
を繰り返すのだ.
手間がかかるが,こうした作業は嫌いではない.
祖父の代からの商売人の血か?(あくまで不用品の出品なので儲けはほぼない)
もちろん同時に,文字通りのゴミは捨てていく.
小一時間で「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「プラゴミ」の40リットル袋が,どんどん満杯になっていく.
最初は引っかかっていた屋根裏部屋の扉もスムーズに開くようになった.
ただし,2階の廊下は室内干しの洗濯物もあるので大変な状況に.

大掃除あるあるだが,懐かしいモノが次々に出て来る.
あるいは買った覚えがないモノも.
これはパプアニューギニアを旅した時に,みやげ屋で買った彫像.
さすがに捨てたら呪われそう.

ずっと探していた高校時代に買ったエアブラシ用コンプレッサーも発掘.

使うのか? 使えるのか? 怯えるココロよ.
復活の塗装作業か?
で,作業に5時間ほどかけた状態がこれ.

ありゃ? 全然変わってねぇ.
そりゃそうだ.
プチプチや梱包材を捨てただけで,段ボールそのものの容積は変わらん.
大物はテープをはがして畳もう.
とりあえず,今日の作業はここまでとする.
発掘した「エルガイム」のプラモデルを出品したところ,早々に値が付いた.
40年前に購入した当時モノである.
接着要,塗装要,改造必須と,今のKazchariには相当ハードルが高い.

世間では物価高に悩む人が多いというが,趣味にかける金は別腹か.
明らかに業者さんによる落札もあるので,日本だけが市場とは限らんか.
断捨離とは正に家のダイエット.
何か快感になってきた.ミニマリストへの目覚めなのか? イデの導きか?
そして新たに軍資金は,今,一番没頭している趣味に注力するのだ...って,あれ? またモノが増えるのでは?
歴史は繰り返すが,個人の人生はやがて終焉を迎える.
その日を穏やかに待つ所存.