台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その2)

2024/3/17 Sun

ウェアとコンビニとホテルと

iPhone15 Pro

晴れ.温度:27 ℃,湿度:66%,体感温度:28 ℃.風速:8.5 km/時,風向:WNW

Day1(その1)はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

お約束の出発前記念写真を撮った後,「いざ」と一漕ぎ.
すると,後方から「Hey!」と声が.
MathewBikeのにーちゃんだった.
手にはKazchariのリュックを持っている.
ぐわ,いきなり忘れ物か.ハイテンションにも程がある.

さて,前回はメカ関連の紹介だったので,お次はウェア類について.
まずは,先ほど忘れかけたこいつから.

【リュック】

MALEROADS サイクリングバッグ

これまた長年愛用しているコスパ最高なリュック.
小型で細身だが意外に容量多め.
チャックオープンでさらに拡大も可能.
荷室の仕切りも多く,かつ取り出しやすい.
おまけにレインカバーとヘルメットホルダー(ネット)も付属している.
さらには背中との間に厚めのクッションがあって,風が通るようになっている.
今回はこのリュックに命の次に大事なパスポートをin.
ようするにこれを無くせば旅も終了(なのにいきなり忘れた).

【ヘルメット】

iPhone15 Pro

今や絶版となってしまった「OGK KABUTO FLAIR」
やはりこの軽さとフィット感は素晴らしい.
長距離走行ゆえ,肩や頸への負担は減らしたい.
「オホーツク1300」の時同様,軽量化のためメガネ+バイザー付きメットにしようかと,当初は考えていたが,レンタルにしたおかげで荷物を増やせる,つまりコンタクトレンズとその洗浄液を持参可能になった.ゆえに極軽の「FLAIR」にした次第.

【アイウェア】

(フェリー) FERRY スポーツサングラス ミラーレンズ フルセット専用交換レンズ5枚 ユニセックス 7カラー

OAKLEYのような高価なモノではなく,これまたコスパ最強のこいつにした.
この手の中華グラサンは豊富な交換レンズが特徴.
その中から冬ライドでも使っているブルーレンズを装着.
調光レンズではないが,快晴でも夜間走行でも全く違和感がない.
ようするにKazchariの「目」に合っているのだろう.
後はまぁ,値段が値段だけに壊しても無くしても気にならないのが良い.

【ジャージ】

iPhone15 Pro

半袖ジャージ2枚とビブショーツ2枚.
目立つようにできるだけ派手な柄にした.
CYCOLOGYのトリコロール柄と,外国人ウケを狙ったDECOJAの「桜富士」である.

後者はAmazonでもまだ購入可.

[デコジャ] サイクルジャージ 半袖 桜富士 (27110) サイクルウエア ロードバイク UV

こんなに高かったかなぁ? 値上げ?

ビブショーツは“みんな大好き”dhb(ううっ...)と,パールイズミの極厚3Dパッド
ケツ痛対策は超重要.
ガチ勢でない環島挑戦者が,ケツの痛みに耐えきれず,途中のデカトロンでパッド付パンツを買ったという動画もあったな.

ビブは洗濯後,乾きにくいという欠点が指摘されるが,解決方法はある.
それは後のエピソードにて.

【インナーウェア】

finetrackの半袖スケスケとパールイズミの長袖スケスケの2枚を用意.
実際はほぼ後者のみ使用.
写真のように初日こそ半袖だったが,強烈な日差しに「こりゃあかん」と2日目以降は長袖にした.
日焼けは疲労に直結するのだ.
ちなみに顔と脚の日焼け対策はサボったので後々エライ目に.

【ソックス】

(アールエル ソックス)R×L SOCKS 自転車 バイクソックス TBK-300R[メンズ]

これまた初日こそ「ルコックスポルティフ」のショートソックスだったが,以降はお気に入りの「R×L SOCKS」にした.
分厚めなので洗濯後乾きにくいが,履いとけば自然に乾く(えっ?).

【グローブ】

ジャージのトリコロールに合わせ「ルコックスポルティフ」とWiggleで買ったグローブ.
台湾は道が日本よりキレイなので振動も少なく,なくても問題なし(落車時のケガ回避にはなる)
ただ,前者は途中で手掌側がボロボロに破れてしまったため廃棄した.
そんなに使った覚えはないけど経年劣化かな.

他にも一応「ウインドブレーカー」とか「ジレ」「レッグカバー」も持参した(パニアに入れた)けど,結局使わずじまい.
今回走った3月の台湾は上記の服装で「快適」or「少し暑い」という,実に快適なコンディションだった(あの日を除けば…だが).

さて,こんな装備で走りだしたわけだが,MathewBikeさんを出てすぐの橋の脇から河川敷のサイクリングロードに入る.
ここから松山駅までは約10kmである.

iPhone15 Pro

今日は日曜日.
サイクリングロードには家族連れや散歩中のお年寄りも多い.
もちろんサイクリストも.

iPhone15 Pro

台湾でのチャリは右側通行.
すぐに慣れたが,とっさの時に左側によけようとするクセは抜けないな.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

やがて聖地「松山」駅着.
もちろん「まつやま」ではなく「Siông-san」と読む.

iPhone15 Pro

「漢字圏の旅は意味がわかるからEasy」という声もあるが,一方で「発音バイアス」もある.
中国語としての発音・読み方がどうしても覚えられないのだ.

旅の途中「どこから来て,どこに行くのか?」という質問を何度もされたが,読み方がわからんので答えられない.
筆談ならOKだろうが,紙とペンなんぞ持ち歩いとらん.
場合によっては漢字を知らない西洋人の方が,地名をすぐに覚えるのではないだろうか.

モニュメント前ではお約束の写真撮影.
自撮りだけではなく,全身が入る写真も欲しいところ.

誰に頼むか?
歩いていたおばちゃんに適当に頼んだが,終始迷惑そうな表情でいたたまれなくなった.
変に見切れている構図の写真ではなかったが,もう少しコミュニケーションが取れる方が良かったなぁ...(贅沢言うな)

さぁ,正真正銘ここからが一周のスタート.
もちろん,右手に海を臨む反時計回り.

iPhone15 Pro

まずは先ほど出発したMathewBike,つまり士林方向に少し戻ることになる.
先ほど同様に人多め.
それにしても,この走りやすさはなんだ?
幅も路面状況も極めて良好.
日本よりはるかに美しい.

iPhone15 Pro

野球のグランドも多数.
そうそう,台湾では野球が一番人気のスポーツなのだ.

公衆トイレもあちこちにある.

サイクリングロードが終わると,いよいよ街中ライドへ.
スクーターの海に飛び込むが,噂よりも走りやすいという印象.
まぁ,交通状況に関してはおいおいレポート.

iPhone15 Pro

サイクリングロードを出たり入ったりしつつ快走.
だが,このまま走り続けていても補給箇所がない.
食堂やコンビニなど,一旦,堤防のサイクリングロードを降りて補給地点を探す.
セブンイレブンを見つけた.

iPhone15 Pro

さぁ,悠遊カードの出番だ.
「焼きそば」と水を補給.
せっかくの旅先なのだ.
できるだけローカルな食事を楽しむべき...と言いたいところだが,台湾のコンビニ弁当,やたらにレベルが高い.
それに水の補給も同時にできてベネである.

iPhone15 Pro

さて,その弁当の特徴だが「牛角」だの「ボンカレー」だのといった日本企業とのコラボ製品の他,「台南風」「嘉義風」など,台湾各地域の名物風味の弁当などバラエティに富んでいる.
味も良い.日本とのコラボ商品もこちら風の味付けで微妙に違う.
値段もだいたい100元前後(¥450).屋台や食堂メシとそれほど変わらない.

指示すればチンしてくれるのだが,やたらに長時間暖めるので,手で持てないくらい熱くなる.

でも,安心して下さい.

「イートインする」と告げるとお盆,もしくは持つための段ボールの切れ端をくれるのだ.
そして,台湾のコンビニのイートインスペースはどこもかしこも広大.
中には2階がまるまるイートインな場所もある.
当然トイレ付.
紙こそ流せないものの,ちゃんと清潔なところが多い.
こりゃ,この旅で何度も立ち寄らざるを得ない(実際そうなった)

ただ,コンビニで困ることもある.
台北を離れ,地方に行くと英語がまるで通じなくなる.
商品を選び,レジに持っていくと,まず中国語で「jkdsbfknsjkfefbui?」と聞かれる.
何を言っているのかさっぱりわからん.

で,雰囲気や経験から類推.

(1)レシートは必要ですか?

(2)袋はいりますか?

(3)ここで食べますか?

(4)温めますか?

(5)悠遊カードの残金が足りません.

たぶん上記のうち,どれかであろう.
特に(1)は,翻訳アプリで提示してきたから間違いない.
そう,こちらが中国語がわからないと気付くと,さっとスマホを取り出す店員も多かった.

結構重要なのが(5).
悠遊カードは確かに便利なのだが,残金がわからないのだ.
会計時に表示される額を覚えておかなければならない.
ゆえに,旅も後半になると,クレカLINE PAYを使うようにした.
なぜか,こいつらだと(1)も言われなくなる.

で,食事しながら今日の目的地を決める.
なんとなく都会の雰囲気のある「新竹」がちょうどいい場所にある.
「しんちく」ではありません.「Xinzhu」と読む.

現時刻は14:00.新竹はここからちょうど60km.
3時間かかるとして17:00着の予定か.
ちょうど良い...と軽く思った時期がKazchariにもありました.

DOMANEEMONDAならAve.20km/h走行なんて余裕だが,今日はレンタルの激重クロモリ+荷物のSURLY
とてもその速度では走れない...と少し考えればわかるのだが,やはり今日は判断力が鈍っているようだ.

いずれにせよ,新竹行きを決めたので次は宿の予約.
Agodaアプリを立ち上げる.

ドミはこりごりなので,検討の結果ゴールデン スワロー ホテル(Golden Swallow Hotel)のシングル(¥4,148)を予約した.
この時点でクレカ支払いまで済んでいる.
ホンマ,便利な世の中になったなぁ.

宿の予約もそうだが,今回の旅はナビやら翻訳アプリ,電子決済,カメラに至るまでスマホに頼りまくり.
「スマホを落としただけなのに」がマジ・ホラーになってしまう.
実際,スマホを壊したり紛失したらこの旅は詰む.

いやホンマ,昔はどうやって旅行してたんやろ?(今ではありえない)
もちろん,スマホ旅のデメリットもあるが,それは今後の記事で考察に上げていく予定.

さて,そんなスマホのGoogle先生を使って,新竹へのルートを検索する.
もちろん“自転車”の最適ルートを表示してくれるわけだが...この時は気づかなかった.
「最適」≠「最短」であることを.
それに...得てして,そのルートが今も走行可能かどうかはわからないということを.
具体的には,Google先生,幹線道路から離れてこんな道を紹介してくれます.

iPhone15 Pro

うん.日本の田舎ですね.のどかだ.
この後,15%越えの激坂をお見舞いされました.

iPhone15 Pro

陽が落ちる.

ついに夜間走行に移行する.
フロントフォークとシートポストに付けたメーカー不詳のライトをon.
ついでに日本から持参したOLIGHTの「SEEMEE30」も点滅でon.

OLIGHT(オーライト) SEEMEE30 C 自転車ライト 30ルーメン テールライト

新竹市の夜の喧騒に突入する.
曲がったり,真っ直ぐ行ったりを繰り返し,駅のすぐそばにあるホテルに到着.
やたらにキンキラキン.
「金燕」なので「ゴールデンスパロー」なのね(その後,英語と漢字表記で迷う事案多数)

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

海外でその日にネット予約した宿へのチェックインは初めてだが,特に無問題.
でも,このホテル何か違和感が...休息?

Kazchariの後に入って来たカップルが受付で交渉している.
どうやら「今日は空室がない」みたいなことを説明されているようだ.

あっ,ここってそっち系のホテルなのねん(察し)
最近では日本でもラブホが格安ホテルとして,インバウンド客にも使われるようになってきたらしいが,台湾では日本以上に普通のホテルとの境目があいまいなようだ.

カギをもらって部屋へ.
おお,なかなかキレイではないか.

iPhone15 Pro

おや,枕元にあるこれは...

iPhone15 Pro

さてこのホテル,1階のホールには洗濯機と乾燥機があり,なんと無料で使えるのだ.
早速汗だくのジャージ&ビブ,昨日来ていたTシャツとパンツを放り込む.
シャワーを浴びて,新しいTシャツに着替える.
ようやく台湾一日目のライドが終了.

本日の走行距離114km.出発が遅かった分,予定より走り過ぎたかな.
まだ先は長い.のんびり行きましょう.

STRAVAへのログアップも完了.
写真とコメントを付ける.
いやぁ,スゴイ時代やな.

落ち着いたので外へ食事.
なんでも,ここ新竹の駅は日本統治の時代そのままらしく,実に重厚なデザイン.確かに渋い.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

何か路上ライブ的なパフォーマンスが行われていた.
半袖で出かけたが,結構寒い.
昼と夜の寒暖差が結構ある.

疲れていたので(ほぼ徹夜明け),食堂を探して歩き回るのも面倒.
ふと,目の前に「すき屋」が...吸い寄せられるように入店.
「甘鶏肉丼」的なものを注文.

iPhone15 Pro

ここはいったいどこなんだ.

iPhone15 Pro

宿に戻るとちょうど乾燥まで終了.
明日のライドに備えて早く寝ましょう.

おっと,脚のケア&セルフマッサージを忘れずに.

[Amazon.co.jp限定]【第2類医薬品】PHARMA CHOICE 外用・鎮痛消炎剤 メタシンパス1%ゲル 60g

さぁ明日はどこまで行こうかなっと.(Day2へ続く)

iPhone15 Pro

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

2024/3/17 Sun

ハイテンション

iPhone15 Pro

晴れ.温度:27 ℃,湿度:66%,体感温度:28 ℃.風速:8.5 km/時,風向:WNW

Day0はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北

結局,昨夜はほぼ眠れず.
手首に巻いたINSTINCTの睡眠データも「最悪の質」「今日は本来のパフォーマンスを発揮できないでしょう」とある.

ガーミン(GARMIN) Instinct 2X

『Garmin INSTINCT 2X』を導入~変化と後悔と

寝不足のせいか頭痛もする.
最後の砦ポジションのロキソニンを早くも服用.大丈夫か?

iPhone15 Pro

この宿は朝食付き.
パンと野菜・果物,そしてコーヒーの簡素なモノだが助かる.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

一番乗りで朝食をとりながら考える.
若い頃と違い,どうやらドミトリーで寝るのはもはやキツイ.
プライバシーうんぬんだけでなく,光や物音が気になって寝付けない.
実際,昨夜も2時過ぎにトイレに立った際,下のベッドの若い女性ゲストはまだ起きており,スマホ鑑賞していた.

うん.今日からの宿はなるべくシングルを取るようにしよう.
やっぱりシャワー後はフル〇ンで歩き回りたいやん?

ついでに最終日の宿泊をこの宿にする理由がなくなったのでキャンセル.
桃園空港近くの宿を取りなおした.

さぁ,いよいよチャリを受け取りに行きますか.
向かう先は士林にあるMathewBike
「台湾でレンタルチャリするならここ!」の(一部で)有名な店である.

行き方としてGoogle 先生はバスを指定してきたが,宿のご主人によるとMRTの方がいいと言う.
素直に従うことにする.
結果的にこっちが正解だった.

iPhone15 Pro

チェックアウトして巨大なトランクをガラガラ引きながらMRTの駅まで歩く.
トランクのホイールに違和感.
地面に触れる柔らかい樹脂パーツが見事に崩壊していた.
長年使ってきたこいつもそろそろ寿命か.

iPhone15 Pro

1回の乗り換えで無事に「士林」駅着.
そこからさらに1kmほど歩く.

iPhone15 Pro

10時の開店前に「MathewBike」さんに到着してしまった.
店の前のベンチに座ってしばし待つ.
久々のアジアの雑踏に身をゆだねながら.

iPhone15 Pro

スタッフのにーちゃんが時間かっきりにやってきた.
こちらから挨拶するも,うなずくだけで少々無愛想.
うん,プロフェッショナルだ.
店のシャッターを開けて黙々と作業&手続きを勧める.

たぶん,そうだろうなぁ...と思っていたオレンジ色(カッパー?)のSURLYが今回の相棒である.
想像よりも使い込まれた感.一体島を何周したのだ?

何はともあれ,にーちゃんと協力しながら日本から持参してきたパーツを装着する.
(以下,実際に使ってみてのレビューも含まれています).

【ペダル】

シマノ(SHIMANO) ペダル(SPD) PD-EH500 トレッキング 片面SPD/片面フラット SM-SH56クリート付属 EPDEH500

旅と言えばSPDシューズ&ペダルだろう.
SLよりも歩きやすく,スニーカーより力が入る.
特に街中散策を伴う長期旅行ではSPD一択.
2年前の「オホーツク1300」でもこの組み合わせだった.

『オホーツク1300』に向けての準備

さらに片面フラぺにすると,宿に荷物を置いた後,近くのお店までサンダルでのチョイ乗りもできる.実際これが非常に助かった.

【サドル】

セラロイヤル(SELLE ROYAL) R.e.med(リメッド) サドル ブラック/ブラック

長距離サイクリングの要と言えばサドルの快適さ.
ようするに自分のケツにフィットしているものが良い.
そこで普段ファットに装着しているサドルを持ってきた.
超長距離をこよなく愛するブルベ民御用達,コスパ最強の「SELLE ROYAL R.e.med」である.ただしウラ面は見ちゃダメ.

案の定,元からSURLYに付いていたヤツは中心に溝がないタイプだった.
これ絶対〇〇〇が痺れるヤツやん.
持ってきてよかった.

【バックミラー】

Hafny バックミラーラウンドタイプ MkⅡ (シルバーミラー, 右)

噂に聞く台湾の交通状況を鑑み,バックミラーが必須と考えた.
検討していた左用(右側通行用)は買わず,普段使っているモノをそのまま持参.
当初はひっくり返して左ハンドルの下を覗き込む形で装着.
ただし,これが大失敗.
後方確認できないことはないが,首をかなり動かさないと見えない.
つまり前方確認にスキができる.危険だ.

ゆえに二日目以降はハンドル左上部へ取り付け,ミラー部分だけを180度ひっくり返すことにした.
これで後方視界の問題解決.
確実に生存確率が上がるアイテムである.

【バッグ類】

TOPEAK(トピーク) Fuel Tank(フュエルタンク) トップチューブバッグ (L) BAG33901

R250(アールニーゴーマル) フロントポーチ レギュラー ブラック

トップチューブバッグとハンドルポーチ.
すぐに取り出したいものをここに.ブルベの経験が生きるねぇ.
Kazchariは前者にモバイルバッテリーを入れてiPhoneの充電に使う.
元々バッテリーの持ちが怪しいとされる「15 Pro」だが,ナビっぱなし,写真撮りまくりであっという間に電池残量が無くなってしまう.
ポーチの方には自撮り棒を突っ込んでおく.場合によってはペットボトルも挿せる.

【ボトル】

愛用のELITEボトルを2本持参.
そのまま付いているケージを利用.
前はともかく問題は後ろのケージ.
700mlサイズの長いボトルだとフレームに干渉して真っ直ぐ挿せない.飲み口部分が少しはみ出てしまう.
幸いペダリングの邪魔になることはなかったが,きれいに納めたいのであれば1本は500mlの方が良い.
いずれにせよ2ボトルは必須.3月の台湾,予想以上に暑かった.

【サイコンマウント】

今回これが最大の問題となった.
出発直前に購入したROUTE...じゃなかったREC MOUNT PLUSの「Ride On Bag」

REC MOUNT PLUSの『Ride On Bag』を購入~少し複雑な気分

なんとレンタルSURLYのハンドルが細く,かつ湾曲しているせいで装着不可だった.
さらに「こんなこともあろうかと」購入したステムへの装着用キットも,ハンドルとステムを固定するボルトが縦止めでは太刀打ちできず...うーむ.

[レックマウントプラス] ライド オン バッグ ステムボルト専用ベースマウント(M5)【R+B-BOLT】

予備のバンドを嚙ませたり,テープを巻いたりと色々試したが最終的に断念.
となると困るのがサイコンをどうするか.
これまたファットから外して持ってきたGarminの純正ステーも細身のハンドルに装着できず.
そう,「こんなこともあろうかと」ハンドル直付けのGarminマウントを持参してきたのだぁ.

iPhone15 Pro

iPhoneに関してもステムにREC MOUNT製のスマホホルダーを装着.

iPhone15 Pro

いかんせん,サイズを含めて,どの様なチャリが渡されるのかわからんので,事前にショップに確認するか,自分自身でも色々想定して「万が一」に備えておく方が良い.荷物は置いていけるし.

【ライト】

モバイルバッテリーにもなるOLIGHT「RN1500」を持参したが,上記の理由によって装着スペースがなくなってしまった.

OLIGHT(オーライト) RN1500

「まぁ夜は走らんじゃろ」と,レンタルに含まれる謎メーカーの前後ライトを装着.

以下はMathewBikeでチャリを借りるとついてくるギア.

「Topeak製リアキャリア」「パニアバッグ」「パニアバッグ用カバー」「GIANTミニツール」「タイヤレバー」「交換チューブ」「チェーンルブ」「ベル」「携帯ポンプ」「ボトルケージ」「前後ライト」

他にも「サイコン」「ワイヤーキー」を貸してくれるが,これらも自前のものを使う.

このパニアバッグがホンマに大容量.
日本から”適当に”詰めてきたモノをここで取捨選択し,さらに”適当に”パニアに放り込み,必要ないものはトランクに残す.
環島の間,ショップで預かってくれるのだ.

やはりレンタルチャリにして正解やったなぁと思う.
もし自前のDomaneで来てたら,こんな適当なパッキングはできなかった.

一番かさばる着替えに関しては「走行中に着るジャージ」「寝間着兼街歩き用のTシャツ&パンツ」をそれぞれ2セットずつとした.
結果的にこれで正解.

これらのギアを装着する前に試走する.
サドルを適切な高さに上げる.

iPhone15 Pro

借りたモノが書かれた書類に署名してお支払い.
事前のデポジット代金も含め,15日間のレンタルで6,750元(約¥30,000)である.

さぁ,旅立ちの用意はできた.
時は来たれり.
顔を上げて,新しい風に心を...(自粛)

iPhone15 Pro

まず向かうべきは,台湾一周チャリダーの聖地,松山駅である.

⇒(台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その2)へ続く.

台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北

2024/3/16 Sat

人生サイコーの旅へ

iPhone15 Pro

いよいよ出発である.

超ピュアホワイトな職場と家族の理解のおかげで,この年度末のドタバタ時期に振休&有給を駆使し,一気に2週間の自由を確保した.まずそこに謝謝.

うむ.毎年,このくらい休めるなら夢の南米再訪も十分可能やな(ええ加減にしなさい)

行き先は台湾
しかも(ほぼ)全旅程を自転車で走る.
世界中あちこち行ったが,このスタイルの旅は初.

台湾訪問そのものは10年ぶり.
前回は2014年1月に3泊4日の(Kazchariにしては)弾丸ツアー.

乳幼児を連れての家族旅行だったため移動範囲が限定されていた.
訪問先は台北動物園九份ぐらい。
さすがの南国も雨の1月はひたすら寒かった思い出がある.
そんな短い旅でも台湾には他国にない居心地の良さは感じた(特に子供に対する親切)
しかしながら,Kazchariの旅はその後,海外ダイビングツアーが中心となり,台湾は行先候補からは外れていた.

そして新コロ禍到来.
その間,どこにも行けずチャリ熱が急上昇.
ブルベやら何やらで北海道はほぼ走りつくした(言い過ぎ).
となれば道外,いやいっそ海外ライドが候補に上がってきた.

色々調べると,目にとまったたのが「環島」なるもの.
国内外のサイクリストに台湾島一周が流行中らしい.
台湾そのものも,その勧誘に力を入れている.
いくつもの記事や個人ブログ,YouTubeを見つけた.

これは面白そう.

バスや列車などの公共交通機関を使うバックパッカー旅も悪くはない.
とは言え,団体ツアーほどではないが意外に自由度がなかったりする.
時間に縛られたり,結局は目的地と目的地,つまり「点と点」を結ぶ旅である.
観光地ではない名もなき場所を尋ねることは難しい.

そんな中,思い出に残るのが2009年の「ボルネオ島縦断ツーリング」
実に楽しかった.

ボルネオ島縦断ツーリング

地に自らの足で自由に線を描いていく.自転車の旅はこいつに近い.

通常の「環島」は約1000km,つまり1日100km走行換算で10日かけるのが標準らしい.
二週間だとかなり余裕.
焦らずにあちこち停滞&寄り道したい.

さて,出発前日はまたしても衝撃展開の『勇気爆発バーンブレイバーン』および笑いと涙のミックスが至高の『不適切にも程がある』を観てから眠りについた.

続きは台湾にて視聴予定.

朝4時頃,尿意のために目覚める.
いかんいかん.緊張もプラスされての早起きクセか.
二度寝を決めて6時起床.

いつもの朝ルーチンをこなし,ヨメさんに空港まで送ってもらう.
全然親父らしくない親父の長期不在.
子ども(特にアホ息子)の成長にどう影響するか...て全然気にしていない.
頼むからケンカだけはヤメテ.

iPhone15 Pro

今回のフライトはTigerAir
LCCである.
とは言え,競争のない旭川.
料金は全然安くなかった.往復で10万近かった.

iPhone15 Pro

フィリピンのダイビングツアーと同じ値段...って,すいません.昔の話でした.今はありとあらゆるものが高騰中.
新千歳発着にすればキャリアも選べて料金も安かったと思われるが,やはり地元出発の手軽さには変えられぬ.

ちなみにフライト時間は約5時間だ(時差-1).
LCC最大の懸念事項だったチャリ運送を,現地レンタルに変更したので気分が楽.

それでも意外に荷物が多くて,いつもダイビング旅で使っている大型のトランクを使用.なんだかんだで16kgになった.

チャリがレンタルなので何をどのくらい持っていけばいいのか不明.
念のためと色々詰め込んだが,そのいくつかが後にKazchariを助けることになる.
「ミニマムが正義とは限らない」ことを実感した.

ヨメさん都合で,13:30出発に対し,旭川空港には9時と早めの到着.
チェックインカウンターが開くまで2時間以上ある.
ふっふっふ.ここはクレカ,ゴールドカードの出番である.
ラウンジにてフリードリンク片手にくつろいでいればあっという間だろう...と考えていた時期がKazchariにもありました.

空港のラウンジは保安検査場の向こう側にしかない.
つまりチェックイン後にしか使えないのだったぁ.
なんか空港使うのも久々なので構造をすっかり忘れてたな.

仕方がないので普通のベンチに座りiPadでkindle三昧.
最近続編の連載がスタートした『テルマエ・ロマエ』を読み直す.

テルマエ・ロマエI (ビームコミックス)

今思えば,Kazchariの心境は主人公ルシウスと同じ.
(チャリに関する)交通行政やITは,日本の方が何倍も優れている...という思い込みが完全に覆される旅となった.

11時頃にTigerAirのチェックインカウンターに向かうと,既に結構な人.
当然だがほぼほぼ帰国する台湾人.

大声の中国語が飛び交っている。
英語だと多少は聴き取れるが,さすがに中国語は無理.
既に異国感覚.

チェックインを済ませて昼食.

iPhone15 Pro

かつて旭川の道の駅になった「あさひ屋」さんの唐揚げ定食.美味し.

出国検査を済ませる.
結局,国際線ではラウンジは使えず...ぐぬぬ.

iPhone15 Pro

LCCなので飲み物は有料.
ゆえに搭乗前に購入する。
旅慣れた人は空のペットボトルや水筒を持参し給水機で補給.
そういやKazchariもそーしてたな.LCCに限らず.
今回はその方式を度忘れ.
久々の海外旅なのでいろんな感覚が鈍っているようだ(伏線).

自販機があった.
が,なんとCoke-Onが使えない.
札しか持っておらず,一気に小銭が増えてしまった(泣).

で,搭乗開始.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

離陸数時間後に出てくる機内食は事前申し込み.
「シーフードミックス炒め米粉」である.割と美味し.

iPhone15 Pro

現地時間17:35.定刻にて桃園国際空港着.

iPhone15 Pro

何が重要ってまずはネットですよネット.
許可が出るやいなや,機内にてtrifa接続.
無事,電波が立ち,一瞬で現地時間に補正されて感動.

ギガ節約のため,空港内フリーWifiに接続.
ここで登場するのがMillenVPN
決してアマプラが観たいわけでなく,接続の安全確保のためである.
少々設定が面倒だったが完了.
仕組みがよくわらんが,使えればなんでもよかろうなのだぁ(これが後で悲劇を生むことになろうとは).

顔写真と指紋を記録され,入国審査通過.
ターテーブルで預け荷物もGet.
ここまでは順調.

とりあえずATMにて現金3,000元を引き出す(約¥13,500).
さすが空港ATM.懸念していたカード吸い込み事件は起きなかった.

ここからは台湾地下鉄(MRT)を使って宿へ向かうのだが...あれ? 何か大事なことを忘れているような...
そうそう,TAIWAN the LUCKY LANDの抽選だ.

iPhone15 Pro

到着口の目の前にある抽選会場に戻る.
タブレットにQRコードをかざしてゲームスタート.
画面上方から落ちてくるボールを選ぶ.
大当りなら5,000元分のギフトカードをGetできるのだ!

事前の台湾系YouTuberから「スタート後一番最初に落ちてくるボールを選べば必勝!」との情報を得ていたので,実行してみた.
結果は...見事にハズレ.おい!

傷心のままMRT桃園駅まで歩き,台湾旅行の必需品悠遊カード」をGet.
駅の券売機で1,000元チャージ.これでMRTの乗り降りがスムーズとなる.

列車に揺られること40分ほどで台北駅着!
悠遊カードをかざして無事改札通過.こりゃ便利だ.

iPhone15 Pro

ここまではKazchariの旅は快調ロプロス.
6番出口を目印に地上へ.

iPhone15 Pro

早速Google先生を立ち上げて,宿の場所を調べる.

あれ? おかしい.

ナビが全く機能しない。
地図は表示されて自分の位置はわかるが,全然ナビゲートしてくれない.
まさか壊れた!? スマホが壊れただけなのに旅が終了!?

再起動してもダメ.
あせっても仕方がないので「赤い門」が目印との情報だけで,そちらに歩き出す.

iPhone15 Pro

全然目立たない看板を見つけ,エレベーターで上がると,そこは初日の宿May Rooms Taipei Main Station

iPhone15 Pro

「21時までにチェックインしてくれ」との要望に対し,19時半にたどり着いた.
流暢な英語のにーちゃんに,説明を受ける.
今回の旅,初日と最終日だけこのホテルを予約した.
当初は自分のチャリをSciconバッグで移送し,旅行中はそのSciconを預かってもらう必要があったためだ.
幸い,この宿は事前交渉で置かせてもらうことになっていた.
まぁレンタルチャリに計画を変更した今となっては,意味のない話なのだが.

部屋は男女混合ドミトリーである.
宿泊代はシーズンや予約タイミングによって変動するが,今晩は¥3,300ほどだった.
安くはない.

さて,久々のドミであるが,昔に比べるとみんな静か.
新入りが入室してきても,目もくれずスマホ画面を凝視している.

トランクを置いて食事に出かけることにする.
この時,とんでもないことに気づく.
桃園空港駅で買って1,000元チャージした悠遊カードが見当たらない.
どうやら先ほど改札を抜けた際,ポケットに入れたつもりで,実は落としていたことに気づかなかったようだ.
ガーン.単純計算で「100+1000-160」元ということで940元(¥4,230)をいきなり紛失! シクシクシク36.
「LUCKY LAND」抽選のハズレといい,今回の旅は初日からつまづきの連続...ヤバい,ヤバすぎるぞ.

外に出たら出たで,やはりGoogle Mapのナビが起動しない.
まぁ,遠くに行くわけではないので”今は”困らないが,明日以降どうする?

嘆いていても仕方がない.
明日は明日の風が吹く...ということで,周辺を見渡すとなぜかカメラ屋さんだらけ.
昔のアキバや日本橋のような電気店街なのか?
ガイドブックにも載ってそうやな.

iPhone15 Pro

まずは空腹を満たそう.
記念すべき初現地食はこれ.

iPhone15 Pro

地元食堂の魯肉飯とスープだ(80元).
少し辛め.
そうここで海外旅行での常識を思い出す.
基本的にドリンクは別売りなのだ.水を持参しなかったことを後悔.

iPhone15 Pro

さて,食事後,ダメ元で駅方面まで歩くことにする.
どこかで自分の購入した悠遊カードが落ちていないかと期待して...(諦めが悪い)

ここでナビが効かない理由にようやく気づく.
どうやらVPN接続したままだと上手く働かないらしい(たぶん).
WifiとVPNを切断したら,ちゃんとGoogle Mapが起動してくれた.
「理解してないモノを適当に使うとロクなことがない」とイデオンで学んだはずやねんけどな.

駅まで歩くものの,当然カードが落ちているわけはない.
偶然にも1,000元入ったカードを拾った人の幸運を祈りましょう.アーメン(なんでや)

構内のファミマで悠遊カードを再購入し,再び1,000元をチャージ.もう無くさないように.ただし,今思うに買う必要はなかったなぁ.

時間もまだ早いので先ほどの電気店街に戻り散策を再開.

iPhone15 Pro

旅先では路地裏に惹かれる.
危険な香りはまるでしない.

iPhone15 Pro

ファミマにて早速,悠遊カードを使って水とジュースを購入.
台湾のコンビニはどこもかしこもイート・インスペースが広大.
完全に日本は負けている.

iPhone15 Pro

宿に戻り就寝の準備.
ここに限らず台湾のホテルは全般的に遮音性が高め.
ただエアコンの作動音が響き,電子機器のLEDがまぶしいので,いつも通り,耳栓とアイマスクは必須やけどな.

MOLDEX メモリーフォーム 耳栓お試し8種類セット

aimeve アイマスク 睡眠用 安眠 快眠 グッズ 遮光率99.99% (睡眠栄養指導士推薦) 3D 立体 軽量 目隠し (ブラック – アジャスター)

飛行機の長時間移動,そして徒歩により疲れているはずなのに...全然眠れない.
「こんなところで神経質になってどうする? 明日からチャリ旅やぞ!」と,考えれば考えるほど目が冴えてしまう.
ようするに今日の出来事を反芻,および明日以降の旅程に対して緊張しているのだろう.

眠れないものだから,尿意も頻繁に意識上に上がって来る.

iPhone15 Pro

結局「上段のベッドからハシゴを降りてドアをゆっくりと数回開けてトイレを済ませて戻る行程」をほぼ1時間ごとにするハメになった.
トイレの窓から外を見ると,深夜にもかかわらずクルマとスクーターが走り回ってる.
さすが首都.眠らない街なのだ...などと感心している場合ではない.こっちは眠らなければ.

iPhone15 Pro

なかなかにハードなDay0である.(Day1に続く)

なごり雪の中,最後の準備

2024/3/15 Fri

どこまでも日常を

3月中旬になってもなかなか消えない路上の雪.
今日も少し降っている.

一方で気温の高さと相まって,極太タイヤも沈み込んでの思いかけずのスピンターン.
なかなか楽しい.

そんな雪もKazchari不在の間には消えているだろう.
2019年12月以来,久々の海外旅行である.

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(1)

今回はノン・ダイビング,ノン・ツアーということで,いつもと勝手が異なる.

持参からレンタルチャリにプランを変更したおかげで,荷物が減ったはず...なのに減ってない.なぜ?

ブルベ仕様のサドルバッグだと,厳選に厳選を重ねて必要最小限のパッキングを強要されるが,キャリア+パニア付きだと「あれもこれも持っていける」と周辺荷物がどんどん増えていく.

具体的にはウェア類.

元々「サイクルウェア1着,Tシャツ2枚と半パン1枚」で行くはずが,気が付くと「サイクルウェア3セット,街歩き3セット」になっていた.多すぎる(減らす予定)

MathewBikeさんは,チャリ本体だけでなくヘルメットや工具も無料で貸してくれるのだが,「やはり(慣れている)のがいいなぁ」と,自前の品をぽいぽいとカバンに放り込んでいたらパンパンになってしまった.
このままだとお土産を入れるスペースがnothing.
これまた減らさねば.

以上がハード系.

もっとやばいのはソフト系かもしれない.

YouTubeで台湾旅行系を流し見していると,「事前にインストールしておくべきアプリ〇選」的なチャンネルが多い.
少し調べた後,以下のアプリをチョイス.

① trifa

海外eSIM会社.
ちょうど「台湾15日3GBプラン」というぴったりなものがあったので契約.
¥2,100だった.
日本にいる間にアクティベートまで済ませる.
この会社,頻繁にインターフェースを変更するのか,個人の設定方法解説ブログがあまり役に立たん.それだけアプリの進歩が速い?
後は現地の空港で主回線(UQ)オフ,現地回線オンにすればつながるはず.
お願い,つながって!

② Millen VPN

空港やレストランでは無料WiFiが飛び交っている.
便利なことは便利だが,セキュリティの問題がある.
そこでVPN接続で安全性を確保.
これまた15日間のワンタイム契約で¥980.

だが,本来の用途は...「Amazon Prime」「TVer」を旅先からも観たいから.
映像コンテンツの視聴は契約した国内オンリーが多い.
しかあし,これもVPN接続で回避できるだぁ.
いやほら,やはりクライマックスの『ブレイバーン』『ふてほど』はリアタイしたいでしょ? そこのあなたも.
ちなみに違法ではありません.
ただし,これまた,現地で試してみないとちゃんと機能するかどうかわからん.

③ 台北等公車

台北の市内バスの路線&時刻表
滞在時間も短いし,使わないような気もするけど.

kuma夫婦の台湾旅行備忘録

④ 台北捷運

台北都市鉄道(MRT)の路線&時刻表
こっちは絶対に使う.
特に最終日.
帰国便は朝6:55発.
逆算すると4時過ぎには空港にいたい.
その時間MRTは運行していない.

Metro Taipei

前夜も宿をとっているが,寝ている時間はほとんどなさそう.
それに深夜チェックアウトは他の人の迷惑になる(あぁ日本人)
ゆえに,前日の台北-桃園空港の最終便を使うつもり.
調べたところ23:36.
到着後,空港で4時間ほど仮眠か.
うん.昔のパッカー旅行ではあたり前.
タクシー? 高すぎる.

面白いのは「悠遊カード」の使い方.
チャージ式の日本の交通系カードと似た仕様.
MRTをはじめ,台湾内のあちこちで使えるらしいので到着時に作るつもり.
このカード,作成時に100元のデポジットを取られるのだが,チャージした額を越えた場合は,この100元から引かれるらしい.
例をあげると台北駅→桃園空港駅は160元なので,60元のチャージ残金でちょうど使い切る形になるそうな...という動画を見た.マジか.

⑤ VoiceTra

音声入力の翻訳アプリ.
もちろん日本語←→中国語対応.
少し試してみたけど,最近の翻訳アプリの精度はホンマにすばらしい.
身近に中国語話者がいないので,正しいのかどうかはわからんけど.
もちろん,現地ではこのようなデバイスを使わずコミュニーケーションをとりたいところだが,声調言語はハードルが高すぎる.緊急時には必須やろなぁ.

これらの他,航空券(eチケット)入国カード宿の予約票も全部スマホの中.

こうしてみると日常生活だけでなく,旅行においてもスマホへの依存度がエグイ.
前回の『ふてほど』でもネタにされてたけど,正に「スマホを落としただけなのに」パニックになりかねん.

昔はなぁ,こんな機械がなくても問題なく...いや問題おおありでもなんと旅は続けられたけどなぁ.
まっ,使えるものは使って,より旅を楽しめるのなら,それでいいのだ.

iPhone15 Pro

忘れ物&防犯のために~紛失防止タグを導入

2024/3/14 Thu

アレとは違うのだよ

iPhone15 Pro

高級ロードバイクやビンテージのオートバイはよく盗まれる.
最近では欧米で大人気の「軽トラ」も被害に遭うそうな.

「まさか盗まれるものだとは…」“価格高騰”“盗難増加”世界でブームの『軽トラ』

そう言えば,30年ほど前,大阪の自宅前に駐車していた『HONDA VFR400Z』を盗まれけたことがある.

後輪に巻いてあったワイヤーロックを工具で切断.
キーシリンダーにドライバーをつっこみ,ハンドルロックの解除を試みたようだが失敗.
前輪を持ち上げたか,スケボーに乗せて運んだのかどうかしらんが,自宅から100mほど離れた場所に放置してあった.途中であきらめたようだ.

手元に戻ってきたものの修理代が痛かった.
都会ならいざ知らず,旭川はなかなか聞かない話だ(運がいいだけかも)

ロードバイクに関しては年に数回,SNSにて「知り合いのロードが盗まれました.拡散お願いします」的な投稿が散見される.
また,ホイールやサドルなどのパーツだけを盗まれることもある.
「整備性の良さ=カスタムのしやすさ=盗みやすい」の図式が成り立つ.
それに昨今はフリマアプリによって個人が売りさばくことも容易になってしまった.

つーことで,不心得者はどこにでもいるので盗難予防は絶対だ.

Kazchariはほぼソロライド.
誰も見張ってくれないので,休憩時には小型のワイヤーロックで金属製の手すりにくくりつけている.

自転車 ロードバイク スキー スノーボード スポーツ用 ワイヤーロック ダイヤル式 巻き取りタイプ グリーン 緑

コンビニでの5分に満たない買い物時間は元より,カフェでもロックした上で,できるだけ窓からチャリが見える位置に座るようにしている.

いかんせん頼りないロックなので,“絶対盗むマンのガチ工具”には無力だが,少なくとも出来心による悪意は予防できるだろう.

そして今回プラスαとして,いわゆる紛失防止タグを導入することにした.

この分野で代表的な商品と言えばAppleの「AirTag」

Apple AirTag

誰の思いつきか知らんが,Tag付近にある他人のiPhoneを(勝手に)次々に経由して,最終的に自分のiPhoneに場所が通知されるという面白い仕組み.天才かよ.

ただし,悪党にもその場で「AirTag」を探知されて抜き取られる可能性もある.
それを防ぐために,わざわざダミーと2個態勢にしている人もいるとかいないとか.
大変やな.

AirTagはロードバイクの盗難対策になるのか? - AlterLockとAirTagの違い

で,上記の記事は「AlterLock」へ誘導するわけだが,月額¥396(年額¥3,960)の有料サービス.それほど高くないとは言え,ここはできるだけ費用を抑えたいところ.
ちなみに「AirTag」は一つ¥4,779である.

そこで折衷案として,今回購入したのがこいつ.

Anker Eufy (ユーフィ) Security SmartTrack Link(紛失防止トラッカー)【なくしものが、無くなる / 紛失防止タグ / 探し物 / Appleの「探す」に対応 (iOS端末のみ) / スマホが見つかる / 置き忘れ防止 / スマホ鳴らす】

「AirTag」とほぼ同等の機能だが,なんつっても安い!
で,メジャーでないので,専用アプリを入れていない悪党のiPhoneでは探知できない...わけではないようだ.探知の仕組みは同じ.

比較記事も見つけた.

【紛失防止 比較】アップル純正のAirTagと安価なEufy Security SmartTrack、お勧めはどっち?

「正確な位置がわからない」というデメリットはあるものの,どう考えても「Eufy」の方が良い.一番気に入っているのは...穴(ストラップホール)があるところだ.

タグタイプとカードタイプがあるが,もちろんタグ型一択.
カードは電池交換ができない ⇒ 使い切りなのだ.

で,先日のAmazonセール時に2個購入.
届いたのでセッティング.

例によって簡単な説明書が付属している.
専用アプリをインストール中,「当人に知らせずにカバンなどに入れて追跡行為を行うのは犯罪です」みたいなメッセージが表示されて爆笑.浮気調査?

まずは本体の絶縁テープを引き抜く.
指示通り,接続のために本体のボタンを2秒押し,ビープ音が鳴るのを待つが...

鳴らない.

おいおい,いきなり不具合か?
電池切れを疑い,ケースをこじあけて中身を確認.
コイン電池(CR2032)を取り出して電圧チェック.
特に問題はない.

東芝(TOSHIBA)コイン形リチウム電池 CR2032 5個 (同等品 DL2032 ECR2032)誤飲対策パッケージ CR2032 5P(Z)

おや? よく見ると電池の裏表,つまりプラスマイナス面が逆やん!
いろいろ文字が書かれている面が見えるようにはめなおす.
おいおいAnkerさんよぉ,ちゃんと検品してくれよぉ...(スゴイ確率かも)

つーことで正しく装着すると無事ピープ音.
iPhoneとBlutooth接続「探す」アプリと無事連携できた.

iPhone15 Pro

そやけど,もしロードが盗まれて移動中であることを発見,悪党を追いかけたところで何ができるだろう?
昨今はヤバいやつらも多い.
警察に連絡?
できれば有効になってほしくないガジェットの1つやな.

ちなみに台湾にも持参予定.
日本並みに治安は良いらしいけど,念のために.

後あれやね,飛行機に自分の荷物がちゃんと積まれたのかどうかの確認もできる.
ロストバゲッジにあって「地球の裏側で発見!」もそれはそれで楽しい...かも?

ファットなノンスパイク&新兵器投入ライド

2024/3/10 Sun

久々の(半)ロード感覚

iPhone15 Pro

晴れ時々曇り.温度:-7 ℃,湿度:81%,体感温度:-7 ℃,風速:2.5 km/時,風向:SSW

さて日曜日である.
午前9時過ぎ,とあるイベントに参加する娘を駅前近くまで送る.

お迎え任務もあるので,本日のプライベートタイムはだいたい14時頃まで.
十分なライド時間がある.

一度帰宅して「SwitchBot」の修理.
とはいえ,本体のハードエラーやソフトの問題ではない.

今朝の冷え込みで,本体とドアを接着している両面テープが剥がれてしまったのだ.
どうやら市販されている“強力”とされる商品もマイナス10℃以下だとヤバいようだ.

SwitchBot スマートロック 指紋認証パッド セット

手持ちの両面テープで貼りなおす.
プラス,なんとなくアメリカンなダクトテープで補強.
見た目不細工だが,これで当分は大丈夫だろう.
さすが極寒北海道,試されるねぇ.

で,ライドの準備.
タイヤもノーマルに戻したし,気分はすっかり春仕様.
ハンドルカバーも外した.
その代わりにグローブは冬最強の「防寒テムレス」をチョイス.

防寒テムレス 01

汗蒸れ防止のため,インナーにfinetrackを着用.

finetrack(ファイントラック) パワーメッシュインナーグローブ FAU0201

さぁ,行きますか.
雪が減ったとは言え,住宅街にはまだ雪が残る.
それが歩行者やクルマに踏み固められてところどころツルツルバーンに.

OLYMPUS TG-5

4.8インチの極太タイヤとは言え,今日からスパイクピンなし.
凍結面で下手にブレーキをかけるとすっころぶ.
その昔,ノーマルタイヤで冬道を走っていた頃,さんざん体験した.

ヤバい路面に遭遇した際は,

① スピードを落とす
② ドロッパーシートを落とす
③ リアブレーキのみを使う

で対応.
今週の落車⇒ケガだけは絶対に避けねばなぬ.

自宅周囲の住宅街を抜け,美瑛に向かう幹線道路に出た.

OLYMPUS TG-5

『Ride On Bag』のマウント保持力を試すため,あえて雪が残る歩道を走ってみる.
このバッグ,想像以上に重量があるため,振動でマウントがズレないかのチェック.
中には先日改造した自撮り棒を入れてみた(約300g).

REC MOUNT PLUSの『Ride On Bag』を購入~少し複雑な気分

ほほぉ,さすがマウント専門メーカー製,この程度の振動ではびくともしない.

OLYMPUS TG-5

歩道が途切れてしまったので,車道へ出る.
路面は乾いているものの,路肩は狭い.

安全確認のためには,バックミラーとリアライトが必須.
台湾のレンタルチャリ屋に問い合わせたところ,Kazchariが借りる予定のチャリはキックスタンドは付いているが,バックミラーの用意はないそうな.

OLYMPUS TG-5

今,ファットに付いているのは左側通行用,ようするにハンドルの右側に装着している.
一方,台湾は右側通行.
Amazonでは同商品の左用もしっかり売っている.

Hafny (ハフニー) バックミラーラウンドタイプ MkⅡ (シルバーミラー, 左)

一時,こいつの購入も考えたが思いとどまる.
そう,右側用ミラーをハンドルに逆さ付けにすれば,左側でも問題ないのだ.
いずれにせよ,日本で使い道がないものにお金は使いたくない.

さて,先ほど書いた通り路面は完全にドライ.
もはやロードでも走れるコンディション.
美瑛への距離が近くなった.

OLYMPUS TG-5

いつもの味わい深い倉庫前で記念撮影.
冬ライドではゴツいグローブでも操作しやすい『OLYMPUS TG-5』を愛用している.

OM SYSTEM/オリンパス Tough TG-7 ブラック

ところが,ここでまさかの充電切れ.
こんな時に限ってモバイルバッテリーは持ってきていない.

諦めて,以降の写真は『iPhone15 Pro』で撮ることに.

iPhone15 Proに機種変~いろいろと驚いた

この「通話機能が付いている高性能カメラ」を残念そうに言うのも何だが,冬期の使い勝手は最悪.
タッチ操作ができないし,かと言ってグローブを外すと指先がめっちゃ冷える.
それに露出設定の問題なのかはよくわからんが,冬景色に関しては『TG』の方がよく写るのだ.

iPhone15 Pro

直進してセブンスターの木へと続く道に入る.
ここは森林エリア.
日陰になるので圧雪路面がかなり残っている.
登りなので落車はないが,それでも慎重に走る.
できればノーマルタイヤでの下りは避けたい道.

iPhone15 Pro

セブンスターの木着.
いやいやすごい数の観光客である.

iPhone15 Pro

冬期でも除雪されていることが多い,この先のルートが今年はなぜか通行止め.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

そういえば,最近,観光客による雪が積もった畑への無断進入が問題になっている.
ひどいのになると凍った「青い池」にも降りるのだとか.割れるで.

これも観光推進の弊害だろう.
新コロの時期は静かだったなぁ...

実りある大地と観光の共存に向けて~美瑛町における観光DXを活用したオーバーツーリズムの解消と観光マナー啓発への取り組み~

それにしても...安い国になってしまったなぁ...我が日本.
タイの屋台にて,60円でカオ・パットが食べれた日々はもう戻らないのだろうか.

さて,ここのルートが通れないとなると,丘を一旦下りるしかない.
美瑛の町まで行くと帰りが大変なので,ぐるっと回って来た道を戻る.
タイムリミットもあるしな.

iPhone15 Pro

懸念した通り,一部の道は圧雪路.
スパイクタイヤなら「ヒャッハー!」だが,ノーマルだと怖い.

iPhone15 Pro

まぁ,のんびり走ればどうということはない.鼻は出る.

iPhone15 Pro

西聖和の交差点からは雪解けが進んだ国道を快走.
西神楽の「Hokkaider Base」を通過.

iPhone15 Pro

昨年はこの時期に臨時営業していた.

ファットな冬の終わりと春の始まりライド

今年はGW明けから営業スタートとのこと.
そろそろモンキーにも乗りたくなってきた.

で,無事帰宅.

途中で昼食をとらなかったので,備蓄している食料箱をあさる.
ちょうど新コロ時期にヨメさんが“シャレで”買ったらしい「NERV指定防災食」を発見.

特務機関NERV指定防災糧食 5種アソートセット 保存食 温かい 非常食 個人・法人様対応 防災 ホリカフーズ 災害食 防災グッズ 備蓄用品 備蓄品 備蓄 非常用 避難

文字通り備蓄していたら見事に賞味期限切れ.
早めの消化が必要.
ヨメさんが試しに食べたところ意外においしかったらしい.

iPhone15 Pro

「和風ハンバーグ」をチョイスして早速調理開始.

iPhone15 Pro

この商品の最大の欠点は調理に時間がかかること.
加熱時間20分,蒸らしに10分,その他もろもろの準備を入れると40分は見る方が良い.

iPhone15 Pro

味はまずまず.
見た目は機内食(エコノミー)のようだが,味はずっと上.

iPhone15 Pro

食べ終わる頃,ちょうど娘から「イベントが終わったので迎えに来て」メール.
ハスラー発進.
駅付近で娘をピックアップして,2人で『花神楽』へ.
2日連続のサ活
当然先に上がった娘はマンガ三昧.
良い施設だ.

今日で今季スノーライドは終了かな.
Amazon Photosの思い出機能によると3/12日にモンキー,15日にはEMONDAに初乗りしている.

モンキー125,2023年初ライド

ロードシーズンinライド~TREK EMONDA SLR7 First Light 実走レビュー

そう考えると,今年は雪解けがかなり遅い.

つーことで『Ride On Bag』のテスト走行終了.
重量があるのでややハンドルを取られる感はあるものの十分使える.
フタの開閉にややコツがあるけど.

[レックマウントプラス] ライド オン バッグ (ブラック)+ハンドルバー専用ベースマウント【R+Bag-BK-DM35】「Ride On Bag とベースマウント(R+B-DM35)のセット品」

台湾ライドに持参決定!

iPhone15 Pro

REC MOUNT PLUSの『Ride On Bag』を購入~少し複雑な気分

2024/3/8 Fri

物欲爆発パート2

iPhone15 Pro

人間は不安になると生存欲や物欲が増すという.
ゆえに,マスゴミは不安を煽る報道をよくする説 ⇒ スポンサーの商品が売れる.

そんなわけで,Kazchariも久々の海外旅が(実は)不安なのか,「iPhone15」「Garmin INSTINCT X2」と高額商品を連続購入.後悔はしていないが,これはマズい状況.

iPhone15 Proに機種変~いろいろと驚いた

『Garmin INSTINCT 2X』を導入~変化と後悔と

残念ながらこの物欲は制御できず,先日のAmazonポイントアップセールでとうとう,ついに,衝動にかられて,“アレ”も購入してしまった.

iPhone15 Pro

「REC MOUNT PLUS」『Ride On Bag』
樹脂製のフタがついたチャリ・フロントバッグである.
まず容量が大きくしっかりとした作り.
それに,フタにサイコンを取り付けることが可能なので,ハンドル周りのスペースを気にせずに済む.

あれ,他にどこかで見たような...と思ったそこのあなた,正解です.
数年前から「RouteWerks」という海外メーカーが製造・販売しているモノと“そっくり”

ROUTE WERKS ルートワークス

この「RouteWerks」のハンドルバーバッグ,発売以来ゆる旅勢やブルベ勢から大好評.
デザインや使い勝手の良さは確かに素晴らしい.
究極のフロントバッグと言っても過言ではない.
現在でも公式サイトやAmazonをはじめとする国内ECでも販売中.

[ルートワークス(Route Werks)] ハンドルバーバッグ ルートワークス(Route Werks)

ただし,唯一の欠点はその価格.
本体だけで¥30,000越え(通常価格).
さらにマウントやらなんやらを追加購入していくと,とんでもない価格になる.

各種レビュー記事や動画を見て興味を持ち,商品検索するも価格で断念するチャリダーのなんと多かったことか.

Kazchariも発表直後(クラファンだっけ?)に購入を検討した一人.
その頃は今ほど円安でもなく,もう少し安かったように記憶している.
それでもゆうに2万円は超えていた.
で,結局見送り.

その後は円安が進み,公式,国内通販ともさらに価格上昇.
さすがにたかだかフロントバッグにその値段は出せぬ.

そんな中,サイコンステー&マウントをメイン商品としている国内メーカー「REC MOUNT PLUS」が同じコンセプトの商品の販売を予定しているという噂が入ってきた.

Ride On Bag / REC MOUNT PLUS

写真を見る限り,見た目はほぼ同じ.
つーか,特許とかどうなってんの,この業界?

で,その商品『Ride On Bag』が正式販売され,先日,たまたま「RouteWerks」製品との比較記事を見つけてしまった.

レックマウントプラス ライドオンバッグは、ROUTE WERKSにどこまで迫った?雑に徹底比較!

記事によると,“同じ”と言って差し支えないそうな.
ただ『Ride on Bag』の方が,パーツ取り付け用のハードポイントが豊富.
「うちのオプションパーツを買ってカスタマイズしてね」という意志がビシバシ伝わる.

そして,一番気になるのはやはり価格.
『Ride On Bag』の方が¥10,000ほど安く,公式では¥21,780で販売している(3/8現在).
どういう関係なのかよくわからないのだが,Amazonに出品しているお店は定価で¥32,780だが,3月中は¥10,000offのクーポン利用可だった.これまたどうなってんの?

で,公式の割引に気づかず,またポイントやらなんやらのためにAmazonで購入.予定日より早く到着した.

[レックマウントプラス] ライド オン バッグ (ブラック)+ハンドルバー専用ベースマウント【R+Bag-BK-DM35】「Ride On Bag とベースマウント(R+B-DM35)のセット品」

商品の外箱にプチプチを巻いただけのワイルド配送.
まぁ,壊れ物ではないのでOK.

iPhone15 Pro

一緒に購入したサイドバーが見当たらなかったが,しっかり商品のバッグの中に放り込まれていた.つまり新品なのに開封済み.まぁええけど.

[レックマウントプラス] ライド オン バッグ サイドアクセサリーベース用 汎用バー【R+B-Bar318】

パーツを全部出して撮影.

iPhone15 Pro

思ったよりもコンパクト.
けど,重い.
中身を詰めるとハンドリングに影響でそう.
荒れたグラベルとか大丈夫?

フタの裏側に小物入れがある.
大きくてやたらスペースを取る.いらんなこれ.

iPhone15 Pro

ガーミンマウント同梱はともかく,専用ケース用ではあるがスマホ装着マウントまで付属しているのがうれしい.もちろんこいつもフタに装着できる.

iPhone15 Pro

チャリ本体との接続マウントも金属製で精度の高い作り.
全体的に満足度は高い.

よくよく説明書を読んでみると「カーボンハンドルやステムへの取り付けは推奨しない」とある.
一点集中で圧がかかると割れる可能性があるためだろう.
ただし,カーボンフレームへのサイドスタンドなど,そんなこたぁ一切気にしない人もいる.そんなにヤワなのか?

さて,通常であれば,早速取り付けテストをしたいところだが肝心のチャリがない.
そう,このバッグのデビュー(レビュー)戦は環島こと台湾一周.

一周出発前に現地のショップにて,借りるチャリに取り付ける予定.
ハンドル径が不明など,いささか不安もあるが,SURLYのクロモリバイクなので,まぁ,規格から大きく外れてはいないでしょう.

https://mathewbike.com/touring-bike-rental/

それより問題は帰国後の使い道やな.

メーカーの推薦通りカーボンハンドルを避けるとなると,ファットバイクかグラベルロードでの運用.
ただしこの2台は文字通り雪道やグラベルを走行することが多い.
つまり振動の多い道を走る.
昨年の『NISEKO GRAVEL』のような荒れたダウンヒルで使うのは少々勇気を爆発させる必要がある.

TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その3)~PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023編

一番適した使用方法はキャンプ旅などのバックパッキングではないだろうか.
基本舗装路をのんびり走る.
ミニベロなんかでも似合いそう.

ハンドルではなく,ステムのネジを介して取り付けるマウントも別売りで存在する.

[レックマウントプラス] ライド オン バッグ ステムボルト専用ベースマウント(M5)【R+B-BOLT】

これならカーボンハンドルのDOMANEでもいけるか?
ブルベに最適?

いかんいかん.またしても妄想が.
今年は新年から浪費しすぎだ.
節約モードに...戻らねば.

なんだかんだでレックマウント製品を結構買っているKazchari,今回もまんまと乗せられてしまった.

iPhone15 Pro

さて,環島での活躍に期待する.
サイコン,スマホ,ライトなど機材レイアウトに関しては一考やな.

進化していく自撮り棒?

2024/3/2 Sat

撮影機材どうする?

OLYMPUS TG-5

そうこうしているうちに近づいてきた久々の海外旅行.
あー,まだロクな準備してねーや.

自前ではなく,レンタルチャリを手配したおかげで,逆に携行品を増やすことができそう.
なんつってもパニアバッグ付きなのが助かる.

MathewBike

2年前の『オホーツク1300』では軽量化のため,着替えを一切持たなかったので毎晩洗濯.
ホテルにチェックイン後,ジャージを洗濯機もしくは付け置き洗いした後は浴衣+フル〇ン
基本的に室内で過ごしていたので無問題.
ただし,これは国内旅かつ全ホテル予約済みだったのでできた技.

初日と最終日を除き,行き当たりばったりな今度の旅では何があるかわからない.せっかくの海外である.宿に入った後も観光したいしな.

ジャージや街歩き服を2~3日分用意すれば,毎日宿に着いてからの洗濯にこだわらなくてもよくなる.
実はKazchariは結構きれい好きで,若き日のインドや東南アジア放浪の日々でも毎日洗濯していた(自慢する話なのか?)

とりあえず衣類用圧縮袋は購入済み.

【Amazon.co.jp限定】 ラッキーシップ(Lucky-ship) 衣類圧縮袋 M・L 透明 各5枚 10枚組 (Bon Voyage Go Goセット)日本製

こんな感じで荷物に余裕ができたので,他の装備も充実させたくなってきた.
となればやはり撮影機材?

当初はスマホ(iPhone15 Pro)一台で済ませるつもりだったが,例えば豪雨の中や,万が一の水中撮影に備えて「OLYMPUS TG-5」の持参も考えてしまう.

OM SYSTEM/オリンパス Tough TG-7

で,さらにはボケボケの“ゲージュツ”写真も...となるとミラーレス一眼の出番.さらには動画撮影で「Insta360」も...とキリがない.

Insta360 X3 自撮り棒キット

YouTuberではないのだ.せいぜいスマホ+1台やな.

そして,以前に比べるとクラウドが進化したおかげで(物理)データの保存を気にしなくてもよくなった.
KazchariはAmazon Photosを使っているけど,海外からのアクセス可能だっけ?
確かPrime Videoは海外では版権の都合上,観れなかったはず.

いずれにせよ三脚にもなる自撮り棒は必携だろう.
自分が写っていない旅写真は寂しい.
安くて軽いからと以前から使っているのがこの手のタイプ(同じ製品ではない).

自撮り棒

付属のちゃちいリモコンはすぐに壊れたので別に買った.

エレコム P-SRBBK Bluetooth自撮りリモコン スマートフォン対応 ブラック

さて,このタイプの自撮り棒はスマホを上下フックのネジで挟み込むタイプなので,着けはずしが少々面倒.
ここはMagSafeの出番.

KazchariのスマホもiPhone15になった.
MagSafe利用第一弾は充電ではく車載用.

iPhone15 Pro

マグネットの面積が増えたことで吸着力がアップ.
この時期のデコボコ路面でも不安感がなくなった.

自撮り棒用のMagSafe製品を探す.
今回購入したのがこいつ.

Ulanzi スマホホルダー三脚 MagSafe対応

ちょっと商品イラストの超電磁合体風味が気になるが(バランスも変),試しに買ってみた.

iPhone15 Pro

上部にはライトも装着できるようだ.
VLOG用かな.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

折りたたむと想像以上にコンパクト.
残念ながら重量はかなり増えた.
単体で300gもある.

機能的にはさすがMagSafeである.装着は超簡単.くっつけるだけ.

OLYMPUS TG-5

ただし,トップヘビーとなったため,ポールを延ばすとたわみもスゴイ.
三脚モードでの安定感も低下.
強風時はヤバイかも.

うーん,やっぱり念のために「TG-5」も必要かな.
行く前にテストしよう.

それにしても...近頃,写欲はともかく動画欲はほとんどなくなった.

昔はイベントやレース時にアクションカメラを積んでたけど,今は...
編集が面倒だし,実際,後で見返すことってあまりないしな.
結局は切り抜き用途.
GoProとinsta360,いよいよ手放す時がきたかも.

元々”一瞬を切り取る”静止画の方が好みではある.
普段は手軽にiPhoneで撮っているけど,たまーに明るい単焦点レンズをつけたミラーレスを使うと,やはりいいなと思う.

一番のお気に入りは「OLYMPUS E-M1X」に何を撮っても“ゲージュツ”になる「M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8」の組み合わせだ.

OM SYSTEM/オリンパスOLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8

チャリ旅だとさすがに無理か.デカ杉.

高額海外自転車ツアー~どんな人が行くんやろ?

2024/2/1 Thu

思い出と節約と

人生最初の海外旅行はケニア-インド-ネパールの旅.
ツアー参加ではなく,完全に個人旅行.
いわゆる格安航空チケットをHISから買っただけ.

1990年の話なので,ぼんやりとした記憶しか残っていないが,伊丹-ボンベイ-ナイロビのエア・インディア往復チケットで25万くらいしたと思う.

これに加えて3週間分の宿やら食事代,それにケニアでのキャンプサファリツアー参加代を加えると総計で32万くらいといったところか.

大学の卒業旅行だったが,その割にはけっこう金持ってたな,当時は.

時は流れ,会社をやめて出かけた無期限・東南アジアバックパッカーの旅
80万円分のT/Cを腹巻に隠して出発.
その10ヶ月後に睡眠薬強盗に遭い,パスポートと40万ほどのT/Cを盗まれて旅が強制終了した.とほほほ.これぞ盗難アジア.

専門学校を経て,まっとうな社会人のふりをしていた頃は海外旅行に行かず,もっぱらオートバイによる国内キャンプ旅.

その後,2年間ほどジャマイカに滞在.
帰国直後,ヨメさんと地球一周の旅にでかける.
確か3大陸プラン(北米・南米・ヨーロッパ)で一人37万ほどのチケットを購入.
当時は文字通りの分厚い紙のチケット.一路線使用したら一枚ずつちぎっていくのが味わい深い.
80日間ほどの旅で,2人で総額200万ほどかかったかも.
アラスカフィンランドのせいだ.

北海道に引っ越して再就職後は,GWや9月の連続休暇でダイビングツアーに参加することが増えた.
「南の島で潜る」という目的がはっきりしているなら,個人で手配するより安いし効率的.
10日間ほどのツアーで10~15DV付で,毎年35万ぐらい払っていたか.
最後に潜ったのはインドネシアのラジャ・アンパット.
2019年12月のことである.

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(1)

ダイバーなら誰もが一度は憧れる地の一つ.
普通にツアーに申し込めば(当時で)60万近かったように思う.
ただ,この年はツアー説明会参加特典のじゃんけん大会で見事勝利し,クルーズ船半額チケットをゲット.そのおかげで総額40万台に収まった(それでも高けーわ).

上には上があって,ハイエンドの「ココ島」(コスタリカ)や「ガラパゴス島」(ガラパゴス)になると,100万越え.
もはや庶民が出せる額ではない.

以前,クルーズ船でご一緒した,とあるマダムは「ガラパゴスは3回行った」とおっしゃられていた.どこの大富豪

まぁ,この人ほど極端でなくても,ダイビングツアーに参加されているメンバーはお金持ち(=医師,看護師,社長業,大企業の役職)が多かったなぁ.

ついでに言うと年配者も.
あるクルーズ船では40代後半だったKazchariが一番年下だったこともあった.

ダイビングツアー以外で印象的だったのが,先日の記事でも少し触れた「ボルネオ島縦断ツーリング」

バイクでボルネオ島縦断ツーリング

成田からの往復チケット,レンタルバイク,全ての宿・食事代がついて驚きの23万円
途中で合流した旅行会社の社長さん曰く,「今回はモニターツアーなので」とおっしゃっていたが,絶対赤字でしょ,これ?
当時も今も格安.
もし,今この値段であの内容のツアーであれば,また行くね.
まぁ,このダンピングのせいかどうかが知らんけど,会社はつぶれてしまったわけだが.

同行していた「ダヤン」で有名な池田さんがエッセイを出しておられます.

話を戻す.
新コロのせいで中断していた海外旅.
この度,ようやく復活!

さらにチャリ沼に沈み込んだKazchari.
となれば「次の海外旅行はチャリで」という選択肢が浮上して来てもなんの不思議もない(後付け).

まずは,チャリで海外と言えば,まず思いつくのがグランツールの舞台,ヨーロッパだっ!
ツアーなら専門の旅行社がある.

フェロートラベル

えー,はい.
わかりますが,驚きの値段.
目玉のツール・ド・フランス観戦ツアーだと...

ツール・ド・フランス2024観戦&サイクリングツアー

特に燃料サーチャージがとんでもない.
ハイエンドロードが一台買える(そこ?)

レース見学抜きのライドツアーだけでも...おっ,おぅな価格.

ドロミテサイクル・ハイライト10日間

実は数年前にこの会社のツアー説明会に参加したことがある.
一人参加だとシングル部屋代がかかるのが残念だった(諦めた).

ヨーロッパ関連だとやはりPBPが気になる.
2023年大会だと,ツアー47万,個人手配で53万という情報がある.
やはり燃料サーチャージ代がエグイが,ツアーと個人に思ってた以上に差はない.
むしろ手間暇はおさえ,走りに集中したいのならツアーの方がコスパはよいように思われる.

とまぁ,こんな感じで検索していると面白い代理店を見つけた.

風の旅行社

うおお,ツアーで組まれているエリアが実に好みだ.
で,この会社が現在プッシュ中なのが,アマゾンしかもマチュピチュを含むサイクリングだ.

8/30(金) 南米・ペルー -アンデスからアマゾンへサイクリング11日間-

これは素晴らしい.
南米の上半分は老後の楽しみにとってあるのだ(ハードすぎやしませんかね?).

で,肝心の料金は...絶望の120万円

もはやツール観戦を越え,ガラパゴスダイビングと同等だとは...

いくらリスクの高い南米とは言え高すぎでは?
あぁ,そうか,完全武装のボディガード付きか.

マチュピチュと言えば,今こんな話題が...

世界遺産・マチュピチュ入場券をめぐり 地元業者が抗議デモ 観光客にも影響広がる

さすがの不安定さ.
そのうちエアーズロックのように登頂禁止になったりして.

てな感じで,海外の自転車ツアーをざっくりと調べてみた.
想像以上に費用がかかる(ようになった).
それでも企画が立ち上げられ,催行人数が埋まることを考えると,こうした大名ツアーにポンとお金を出せる層もまだまだいるということか.

ちなみにKazchariの「環島」は総額20万ほどと考えている.
うち,航空運賃ですでに半分は使っているけど.

まぁ,ケチり過ぎて観るべきものを観なかった,すべきことをしなかったと後悔するは嫌なので,そのあたりの審美眼,直観への信頼が重要やけどな.

まっ,一生に一度の思い出のつもりで楽しみましょう.

旅,特に海外旅行ほど最高の娯楽は存在しないのだから.

レンタルバイク&チャリの思い出

2024/1/25 Thu

使わない理由がない

3月の「環島」.
自前のチャリであるDOMANE持参(飛行機輪行)のハードルが相当高いことが判明.
ならば「いっそレンタルで」案が浮上してきた.

ここにきて「環島」プランに大変更!?

調べてみると,これがまた思っていた以上に手軽,かつ至れり尽くせりであることが判明.
「自分のチャリで走る」というこだわりを除けば,使わない理由が見つからない.

で,悩んだ末にとりあえずMathewBikeさんに問い合わせてみることにした.

公式サイトの予約申し込みフォームに名前や国籍,電話番号,身長と体重,レンタル日数などを記入.
「環島」向けに「15daysパック」なるものも存在する.

「島一周におすすめ」されていたSURLYのクロモリがやたらにかっこよかったので,とりあえず希望してみた.
ちなみに15days:7000台湾ドル(約¥35,000)と,他のチャリに比べるとレンタル料やや高め.

https://mathewbike.com/touring-bike-rental/

驚くべきことに,この料金にはヘルメットやパニアバッグ,携帯工具,パンク修理キットなどの備品も含まれている.
極端な話,手ぶらで行っても大丈夫なレベル.

面白いことに「ペダルをどうするか」との項目がある.
SPDもしくはSPD-SLを選ぶと追加料金が発生.

もちろん,Kazchariはマイペダル(SPD)を持参予定.
他にサドルも自前のつもり.ケツ痛防止のため.

この店を利用した日本人旅行者のブログによると,レンタルにするメリットは手軽さ以外にもあるらしい.

それは以下の通り.

リアにデカいパニアを付けて走っていると「環島中」なのが一目でわかり,道行く人々に色々と親切にされるそうな.
まるで,四国のお遍路やな.
さらに旗やら表示で「日本人」を主張しておくと,おもてなし度がさらにアップとか.マジか.

逆にサドルバッグ1個など,荷物を極力減らしたスマートすぎる装備だと,日帰りの現地チャリダーとみなされ,様々な恩恵を受けにくいそうな.

なるほど.これは素晴らしい利点だ.
こりゃレンタルで決定やな.

何だか承認欲求オバケのようだが,旅の成否は現地の人との交流次第.
つーことで現在,さきほどのSURLYが借りれるかどうかの返事待ち.

さて,Kazchariはこれまでの旅先でも何度かレンタバイク,レンタチャリしてきた.
その時の思い出を少し紹介.

【タイ】(1993年)

初の海外でのツーリング.
確か北部のメーサイにて,YAMAHAのモーターサイクルを借りた.
デポジットとして預けたパスポートを無造作に机に引き出しに入れるもんやから,ビビった.

1993年1月撮影

問題はその後.
当時はヘルメットの着用義務がなかったので,ノーヘルでミャンマーとの国境エリアを走り回った.ヤバイヤバイ.

1993年1月撮影 リアル強風オールバック

ここでタヒんでてもおかしくない.

【カンボジア】(1993年)

アンコールワット&トム見学時にレンタル・カブを利用.
1日5USドルだった.
この時の顛末は以下の記事に.

旅の回顧録~1993年のカンボジア(6)

ここでタヒんでてもおかしくない.

プノンペン滞在中は1日1USドルのレンタサイクルでうろちょろ.
いわゆる「キリングフィールド」までサイクリング.
ひたすらのどかな田舎道.
かの有名な「70ストリート」も見物.
ゾンビのごとき群れに追いかけられてガチこぎで逃げた.

ここでタヒんでてもおかしくない.

【ヴェトナム】(1993年)

中部の都市,ダナンだったかな.
遺跡巡りのためにカブを借りた.
とある村で停車中,前カゴから荷物をパクられてびびったぁ.
すぐに犯人を見つけて,怒鳴ったら返してきた.

ここでタヒんでてもおかしくない.

【ミャンマー】(1994年)

広大なパガン遺跡見学のためにチャリを借りた.

1994年3月撮影

個人的にはアンコールより気に入った.
塔の上から見る夕陽がとんでもなく美しかった.
この時の旅はミャンマー人の親切に泣かされどおしだった.

【ジャマイカ】(2002年)

青年海外協力隊員として滞在中,現地事務所からMTBをレンタル.
買い物にツーリングにと大活躍.
運動不足の解消にもなったな.

2002年撮影

走行中はジャマイカのク〇ガキどもに「Hey!Mr.チンチョンチャン!」という,罵声というか,からかいの言葉を吐き捨てられるのがデフォルト(中国人と思われている).

【イスラムヘーレス】(2004年)

ヨメさんとの地球一周旅行中に立ち寄ったメキシコの離島でレンタルスクーター.

2004年7月撮影

やたら細長い島で端から端への縦断が楽しかった.

【イースター島】(2004年)

小学生からの夢であったイースター島訪問.
当初は名著『バックパッカーパラダイス』に感化されてレンタルバイクを考えていたが,あまりの寒さと道路状況の悪さに挫折.
たまたま知り合った日本人旅行者と3人でレンタカー(SUZUKI エスクード)をシェア.

2004年7月撮影

当時は完璧にペーパードライバーだったため,そのMさんに運転を一任.
助かりました.
海外でクルマを借りたのはこの一度だけ.

【ボルネオ島縦断】(2009年)

今は無きボルネオ専門旅行社のモニターツアーに参加.
マレーシアのコタキナバルを出発.ブルネイを経由してクチンへ.
そこから国境を越えてインドネシアのポンティアナクまで150ccのオフ車で激走!

2009年9月撮影

10日間で2000km近い壮大な旅...って,誰も知らんがなそんな場所.

会社はなくなったが,なぜかサイトは残っている.

ボルネオ島縦断ツーリング

【スリランカ】(2011年)

モルディブからの帰りにトランジット.
スクーターを借りて,ニゴンボから中心のキャンディまで往復300km近いツーリング.
山間のワインディングなど,なかなかエキサイティング.

2011年9月撮影

途中警官に停められて難くせつけられたが,「ごちゃごちゃ抜かすんやったら日本大使館に連絡するで!」と“関西弁風英語”でブチ切れたら退散.こういう時は強し.

ここでタヒんでてもおかしくない(久しぶり).

【カオラック-タイ】(2016年)

ダイビングツアー終了後,窒素抜きの空き時間.
スクーターを借りて軽くツーリング.
暑い.

2016年4月撮影

【西表島】(2018年)

久々の国内旅.
ボロボロサビサビのレンタル(ママ)チャリ.

2018年9月撮影

道路が開通しておらず,いまだに島一周できない.
あちこちに「イリオモテヤマネコ死亡事故地点」の看板が立っているのが悲しかった.

【波照間島】(2018年)

フェリーの欠航率が異常で,訪問難易度が高すぎる憧れの島.
ダイビングの予約が取れなかったので,チャリで島内散歩.
トウキビ畑を抜け,砂浜まで行きシュノーケリング.
噂にたがわぬ美しい島だった.

2018年9月撮影

しばらく空港が運休状態だったが,なんと!

沖縄2離島、住民悲願の15年ぶり空路 年間1億4千万の赤字が前提 負担する地元に大きな不安

とのこと.大丈夫か?

【石垣島】(2018年)

人生で一番楽しかったレンタルバイク.
それがこいつだ!

石垣島の電動レンタルバイク GO SHARE

電気スクーターである.
バッテリー交換方法が独特.
充電スタンドでコンセントをつっこむのではなく,2リットルのペットボトルより二回り大きいバッテリーユニットを丸ごと入れ替える方式なのだ.

これにより充電中というタイムラグは完全に消滅.

台湾メーカーが石垣島で実験的にはじめ,やがて本土進出も狙っている...という話だったが,その後の話は聞かないな.

で,その性能だがノーマルのスクーターよりなめらかな走行フィール.

だがしかし.
いわゆるハイパーモードなるものがあって,そのスイッチを入れると,ちょっとここでは書けない速度が出てしまうのだ.

見た目よりずっとパワフルで,日本中に充電パックステーション作れば結構普及しそうやけどな.
少なくとも電動キックボードよりはるかに安全.

2018年9月撮影

おっ,こうやってまとめると,結構旅先で借りまくってきたなぁ.
1日もしくは数時間のつきあいとは言え,みな思い出深い良いマシンでした.

モーターサイクルにせよチャリにせよ,レンタルだと大きな町も小さな町も自由に動ける.決まったルートを走るバスや列車にない場所に行けるのが楽しい.

「環島」も基本ルートはあるようだが,あえて寄り道してみるのも一興.
なぜか中心の山岳エリアの記録はほとんどない.
相当険しいのか,それこそ何の施設もなくてリスクが高すぎるのか?

旅の醍醐味は大都市や観光地以外に隠れているものだ.