雪のない12月の旭川をロードでライド

2021/12/10 Fri

異常な気象ですな.

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Few clouds, -2°C, Feels like -2°C, Humidity 86%, Wind 1m/s from N

旭川に住んで18年になるが今年はホンマに変.
これほど雪が少ない,いや積雪ゼロの12月はありえない.
後日,帳尻合わせの大雪が恐ろしい(今年の正月...)

豪雪パニック!~ハスラー脱出せよ

今日は有給消化の日.
雲ひとつない快晴.
もちろんライドに出かけるつもりだったが,今週も雪が全く降らなかったので下界はアスファルト完全露出.
前輪スパイク乾燥済みのファットバイクで出撃...というわけには行かぬ.

そこで発想の転換.
ピキーン!
「そうや,ロードバイクで走ったらええんや!」とトレーナーからDomaneを分離.

積雪はなくとも,路面凍結リスクおよび低温はさすがの12月.
かつてこの様な季節に”ロード”で走ったことがないのでウェア選びに慎重になる.さすがにダボダボのファットバイク用ウェアと同じとはいかない.

インナーその1 ⇒ Finetrack

finetrack ファイントラック メンズ スキンメッシュロングスリーブ

インナーその2 ⇒ PEARL IZUMI

(パールイズミ)PEARL IZUMI 181 長袖 アンダーシャツ [メンズ]

ウインタージャージ ⇒ dhb

dhb – Blok 長袖ジャージ (SIGNAL) ※最新版

ウインドブレーカー ⇒ PEARL IZUMI

[パールイズミ] ストレッチ ウィンドシェル 2300

以上,上半身は豪華4枚重ね.
走る前は「着すぎ,汗だくになるか」と思いきや,強度が低かったせいかほとんど発汗せず.
防風・防寒でこの装備で正解だった.

そして,オートバイ用品メーカー,KOMINEのバラクラバをかぶる.
こいつは頭の部分が薄い素材で作られていて,ヘルメットがかぶりやすく違和感がない.
おすすめなのでリンクを貼ろうかと思ったが,どうやら既に絶版の模様.残念.残念ながら鼻水はタレます.

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グローブはワークマンで買った,これまたオートバイ冬用.¥2,000ぐらい?
指が少々窮屈だが,ブレーキ・シフト操作に問題ない.

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続いて下半身.
dhbのウインタービブタイツ.
今日の気温でも,これ一枚で寒さ感じず.

dhb Classic FLT Roubaix ビブタイツ ※これも絶版

そして何より重要なのはつま先の防寒.
まずはインナー.こいつで汗冷えを予防.

ファイントラック finetrack Unisex スキンメッシュソックス レギュラー FSU0211 (BK)

ソックスはdhb.
ウインタージャージとおそろいのカラーだが,ウインドブレーカーを着ているので見えない.オシャ感バツ.

dhb – Aeron Mid Weight メリノソックス

もちろん,シューズにはトゥカバー.
この手のグッズはすぐに破れてしまうので毎シーズン後補修している.

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よっしゃ,これで完璧(と思っていました).
10時半,出発.

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ご覧の通り雪がない.
ちなみに先週の日曜日の同じ場所.

iPhone11 Pro 2021年12月5日撮影

凍結はないものの,アスファルトがキンキンに冷えて,白くなっている.
乗っても大丈夫なのだろうか?

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忠別川サイクリングロードを駅方面へ向かう.
今朝は冷えた.今現在もおそらく氷点下.
草木は元より,道路上のコケもキンキンキン.
滑りはしないがそれでも怖い怖い.

ほぼ無風で上半身に寒さは感じなかったが,このあたりから指先の感覚がなくなってきた.
普段からファットバイクに付けている「ハンドルカバー」の効果がいかに絶大かがわかった.
ロード用も買おうかなぁ...って,今日しか使えへんやん!

Aking バイク ハンドルカバー 防寒 防水 防風 ハンドルウォーマー サイクリング用 手袋 冬用 左右セットロードバイク用 マウンテンバイク用

旭川駅まで向かうつもりだったが,工事で通行止め.
やむなく引き返す.いいや,もう指が限界だ! 帰るね!

と,Uターンするが,徐々に暖かくなってきて指先の冷えも減少.
体力的にまだ走りたりない.
このまま戻るのももったいないので,同じサイクリングロードを旭岳方面に向けて走っていくことにした(さすがに山は登りません)

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さすが厳冬.
空気が澄みきっており,山が美しい.

東川に到着.
そうそう,このままサイクリングロードに向かっても通行止めやった.
橋で対岸に渡る.
こちら側も先週はかろうじて雪が積もってたんやけどな.

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堤防の左右で斜面の凍結度が違う.
まだ12時前なのに影が長い.陽の傾きが早い.
冬至までもう少し.
サイクリングロードのゴールもあと少し.

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さすがにここまで来ると残雪が.
ロードやとここまでやな.
枯れ葉と雪が混じってピンク色に見える.
非現実的なカラフルさ.

はい.
今日のライドはここが最終到達点.
家に帰ろう.

おそらくこんな気候は今年だけやろな.
そういう意味では奇跡のロードバイクライド.

ファットバイクよりはマシだが,それでもペースはかなりゆっくりめ.
スピード出したら寒くてかなわん.
キレキレの空気の中を走るのも悪くないが,指先がキツかった.
やはり真冬のライドはファットバイクの方が楽しいな.

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『南の島の大統領』を観た~モルディブの思い出

2021/11/10 Wed

個人の力で世界は変わるのか.

南の島の大統領 -沈みゆくモルディブ-(字幕版)

新コロのせいでここ最近海外に渡航できていない.
となれば,過去の訪問先に関する映画でも観て思い出に浸りますかぁ...と思って観たこの映画,見事にテンション・ダウン系でした.

モルディブは,この世の楽園と称されるインド洋の島国.
Kazchariは1994年と2011年の2度,訪れたことがある.

噂にたがわぬ,それはそれは美しい国である.
日本でもハネムーン先の候補によく挙げられる.

1994年,最初の訪問時はモルディブが目的地ではなかった.
元々は南インド旅がメイン.
まずはカルカッタ(コルカタ)からスタート.
数日後,列車にてマドラス(チェンナイ)へ移動.

インド経験者ならわかると思うが,いわゆる“インドらしさ”は有名な観光地が集中する北部に凝縮されている.
とりわけ「ボラれた」「騙された」などのトラブル系に関しては北インドの圧勝.
バナラシ,アグラ,ニューデリーとかは地名を思い出すだけで腹立たしい...ってそれが“らしさ”でもある.何もかもみな懐かしい.

その点,南インドは違っていた.
一言で表現するなら平和で紳士的.
北で散々お見舞いされながらも身に着けた料金交渉術が,南では全く役に立たない(いい意味で).
タクシー料金も固定,宿代も食事代も固定.
ボラれているのではない.普通にfixed priceだった.
駅でもバス停でも客引きが寄ってこない.
米中心の食事も美味いし,人もおだやかで親切.
これは後年,スリランカに行った時も同様に感じたので,大陸の南地域はそういう基質の住民が多いのだろう.

それはさておき,インド大陸南端に近いトリヴァンドラムという町を散策中,旅行代理店に貼ってあったモルディブの観光ポスターに目が留まった.
美しい写真であった.
そしてこの町から往復US$100で飛べるとのこと.
これは安い.
それまではモルディブなんて,バックパッカーに無関係な国と思っていたが,
これは面白そうと行ってみることにした.

有名な話だが,モルディブは島ごとに機能が分散している.
ざっと分けると空港島,首都マーレとなる行政島,リゾート島,ローカル住民島そして無人島である.

で,インドからあっと言う間に着いた空港.
宿も何も決めていない客はめずらしく,かつインドからの入国ということもあり,めちゃくちゃ怪しまれた.久々の荷物総チェックだった.

スタンプをもらってロビーに出ると旅行代理店のカウンターがあった.
よくわからないまま食事付きのリゾート,一泊US$60に決める.
ちなみに前日は1泊60インドルピー(約¥600)の宿に泊まっていたのだが.

空港島からはボートで島まで移動.
それほど離れていなかった.
宿はコテージタイプ.
目の前は白い砂浜と青い海.
いや,ただもうびっくりするぐらい美しい風景で,正に天国(あれですよ,炭治郎の深層みたいな).

計算外だったのは、このリゾート島の客はドイツ人オンリー.
レセプションの表記もドイツ語オンリー.
知らなかったが,モルディブには1島1リゾートおよび(場所によっては)1島1国という法則もあるようなのだ.
もちろんスタッフに英語は通じたので問題ない.

ここで人生初めてのスキューバダイビングにチャンレンジした.
いきなりモルディブ・ダイビング.
初心者ドライバーが「いきなりベンツ」に乗るようなものである.
体験なのでそれほど深いところまで潜れないが,逆にそれが良かったかも.
陽が差すサンゴ礁にカラフルな小魚の群れ.
カメラも何も持っていなかったが,あの海は今でも鮮烈に覚えている.

となれば,帰国後直ぐにライセンス(Cカード)を取得して,ダイビングにはまりそうなものだがそうはならなかった.
本格的なダイバーデビューは,約10年後にジャマイカで,ということになる.
最初が良すぎたのだ.

時は流れて2002年.
青年海外協力隊の派遣前訓練のためKazchariは長野県駒ケ根にいた.
訓練時間のほとんどは現地語の取得に費やされる.
入所早々の選抜テストによって,まずクラス分けされた.
Kazchariの派遣先ジャマイカは英語圏なので英語クラス.
全部で8クラスだったかな? 上から4番目のクラスだった.
その時,一緒になったのが「職種:音楽」としてモルディブに派遣予定のIくんだった.
確かまだ現役の音大生ではなかったかな?
20年前ではあるが,ほぼ毎日顔を合わせていただけあって,今でも顔を覚えている.
モルディブの隊員OBから「あそこで2年も過ごしたら人間ダメになるよ~」と散々脅されていた.他にもモルディブの食事は「カリー」「カツオ・カリー」しかないとか...
今どうしているのだろう.無事,音楽教師になれたのだろうか?

さらに時は過ぎて2011年.
既にガチ・ダイバー(フォト派)に進化していたKazchariは,満を持してモルディブ・ダイビングクルーズに参加.
以下,写真をいくつか.

OLYMPUS E-5 / 2011年10月撮影
OLYMPUS E-5 / 2011年10月撮影
OLYMPUS E-5 / 2011年10月撮影
OLYMPUS E-5 / 2011年10月撮影
OLYMPUS E-5 / 2011年10月撮影
OLYMPUS XZ-1 / 2011年10月撮影
OLYMPUS XZ-1 / 2011年10月撮影

ジンベイ・スイムを経験できたり,ローカル住民島,無人島に上陸できたりとこれはこれで楽しかったのだが,気づいたこともある.
モルディブ行くなら,クルーズではなく島リゾート滞在が良い.
クルーズの場合,深場にてマンタやジンベイなどの大物狙いポイントに行くことが多い.
Kazchariはサンゴ礁に群れるハナゴイ,岩場やイソギンチャクに隠れるエビ・カニの方が好きなのだと気づいた.

そして...やはり白いビーチと青い海,ヤシの木の下でくつろぐ時間がないと!
プラス,ローカルな人たちとの交流も欲しい.

ダイビングクルーズはとにかく忙しい.
寝るか食べるか潜るの3点.
それがいい,それを求めているという人には良いけど,忙しすぎるクルーズはもういいかな,という感じ.

そんな一個人,一旅人の身勝手な印象はさておき,冒頭の映画の話にようやく戻る.

観客にモルディブの美しい風景を見せて,ウエルカム!という映画ではなく,硬派なドキュメントである.
以下,Amazon Prime Videoにおけるあらすじ.

ジョン・シェンク監督作品『南の島の大統領-沈みゆくモルディブ』は,モルディブのモハメド・ナシード元大統領のある一年間を描いた物語である.当時彼は,世界の他のどんなリーダー経験したよりも大きな問題に直面していた

知らなかった.
Kazchari滞在中もこのような強権的な独裁政権が30年も続いていたとは...
この映画は主に2009年のコペンハーゲンで開催された「国連気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)」での声明に向け,独裁政権を倒した若き大統領モハメド・ナシード(Kazchariと同い年!)の奮闘を描いたものである.
結局は規制などが当初よりかなりマイルドになった条約が採択されたが,その削減目標を守れなかったからといってペナルティがあるわけではない(某星マーク国旗の2大国のせい).

エンドロールが衝撃的.
結局,翌年はCO2排出量がさらに増え,水没の危機性はさらにアップ.
さらには2012年,旧政権支持派のクーデターでナシード失脚...
未来の心配よりも,今を豊かに生きていきたいという人の欲望を抑えることは難しいのか.

さらにWikipediaでナシードを調べると,衝撃の事実が.

モハメド・ナシード

現在,テロに巻き込まれ重体?
なんという悲劇的な人生だろう.

折しも,現在イギリスにてCOP26が開催中.
これがまた茶番だ茶番だと騒がれている(このご時世,どうして航空燃料を使いまくって一か所に集まる必要があるのか?).

中でも,エキセントリックな言動で注目を浴びるグレタさん.
あまりも激しすぎて,主張内容はともかく,彼女を見ていると不愉快になるというのが正直な感想.

とは言え,グレタさんを批判する側の「彼女は中国を批判しない(黒幕だから)」もしくは「彼女のバックにはウォール街がついている」といった陰謀論すらも左右多数入り乱れて,わけのわからない状況になっている.
日本でもグレタさんに賛同した学生がデモをしたりしているようだ.

ここで頭に思い浮かぶのは『逆襲のシャア』におけるアムロの名言.

「革命はいつもインテリが始めるが,夢みたいな目標を持ってやるから,いつも過激なことしかやらない」

「地球温暖化懐疑説」も含め,Kazchariには何が正しいのかよくわかりません.
例えばここで何らかの意見に賛同したところで,それはネットや書籍からの情報でしかない.
また,批判側のソースも結局はネット情報.

結局”言うだけ番長”になるぐらいなら,黙って日々の省エネに努めようとは思う.
無駄なエネルギー,特に化石燃料の使用は控えるしかできない.
クルマにはあまり乗らず,リッター70kmのモンキーに乗り,休日は人力オンリーのチャリで汗を流す.
これで許してください(誰に向かって?).

晩秋のグラベル散策ライド

2021/11/5 Fri

土の上から.

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Mist, 6°C, Feels like 6°C, Humidity 100%, Wind 1m/s from N

今年も長期の海外旅行には出れそうにない.
よって,有給がかなり余りそう.
計画的に消化していく.

つーことで平日ライド.
昼から晴れてくるとの予報.
ファットバイクかモンキーかでしばし悩む.
ファットにした.

特に目的地は決めないご近所グラベルライド.
この時期恒例である新規ルートの散策.
未知の道をガシガシ走るつもり.

まずはいつもの美瑛川堤防のグラベルを目指す.
特に理由はないが,モンキーの記事では未舗装路を林道またはダートと書く.
なんだ,この法則?

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自宅を出てすぐにこの風景.飽きない.
国道を横断し,美瑛川の堤防へ.

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パークゴルフ場近辺から道の様子がおかしい.
明らかに盛り砂利した上にローラーで整地している.
これはおそらく舗装化への準備.
ここ数年で旭川-美瑛間の護岸工事がやたら活発化している.
また貴重なグラベルがなくなってしまう...

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新規ルート開発と言いつつも,やはりいつもの馴染みのグラベルにも向かうつもりだったが...

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もう閉鎖かいっ!
さすがに「通行止破り」はしたくないのでルート変更.

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これまであまり走ったことのないルートに潜入.
川岸に降りたり,堤防を登ったり.
先ほどの盛り砂利と違って走りやすい.これぞグラベル.
草むらを走ると,泥で汚れたブロックタイヤがキレイになることを発見.

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ただしこうなる.

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落ちていた細い木の枝でホジホジ.

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美瑛・五稜方面につながる道に出る.
以前から気になっていた「右折行き止まり(?)」青看板.
そちら側に行ってみる.

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北海道に引っ越ししてから18年経つが,近所にも関わらず初めて走る道.
新鮮だ.
どこからつながるのか,対岸の岩山はロッククライミングの練習場になっているようだ.

そのまま進むと道が荒れてきた.
おっ,このままグラベル突入か!?

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残念.ここから始まる「老知安林道」は通行止めでした(常時?).
後で調べたところ,奥に「神居ダム」とやらがあり,こいつがマニア垂涎のレアダムらしい(到達難易度高い).
管理局に申請したらゲートを開いてくれるのだろうか?(熊も多いらしい

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元の道を引き返す.
腹も減ってきたことだし,ベベツ川沿いに千代ヶ丘のセイコマを目指す.
悲しいことにこの道も舗装化進行中.

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ザンギ弁当.
うーむ,ここはホットシェフではなかったか.
さてここから後半戦.
まだまだ続くグラベル散策.

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激坂を登りきると絶景が待っていた.
左側に旭川空港,右側に就実の丘が見える.
オレンジ色の木々に彩られた丘に誘われて右へ行く.

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やはり日本離れしている風景.
ドイツの田舎風? 行ったことないけど.

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めっきり日が短くなった.
寒くなる前に帰ろう.
空港を見下ろすダートを通って.

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それにしても天気に恵まれた日だった.
STRAVAのデータでは気温6℃となっているが絶対ウソ.
10℃は越えていたと思う.

この紅葉(黄葉・橙葉)が残っている内に雪が降ると,さらに美しい風景になるのだが.

夏は猛暑続きだった.今年の冬は如何に?

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モンキー125で林道ツーリング~愛山米飯林道編

2021/10/31 Sun

その時,不思議なことが起こった.

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先週はファットバイクにて「21世紀の森」が起点となる「愛山米飯林道」を訪れた.

紅葉グラベルのつもりが今季初のスノーライド

「雪に覆われた峠まで登って下る」というなかなかなエクストリーム・ライドだったが,ダウンヒル時の激しい振動によってツール缶のフタが緩み,そのまま外れて紛失してしまった.

iPhone11 Pro 10/24 撮影

気づいた直後は,再び登って探す気力はさすがになかったため,諦めてAmazonにて同製品を注文した.
しかしながら,一時品切れ中で発送はかなり遅れるとのこと.
別のツール缶も検討したが,サイズ感といいカラーといい,やはりこいつが良い.

ゼファール(Zefal) ツールケース Zボックス L [Z BOX L] 防水仕様 容量0.8L 重量130g サイズ調整可能 ボトル 7081

ところが,先週のライドの写真をチェックした際,ツール缶のフタがついた状態と外れた状態の2枚の写真を比較.
紛失に気付いた箇所から登っても,最長2kmの範囲内に落ちていると類推された.
「ここまで範囲が限定されているのであれば探せる」と決断し,探しに行くことにした.
ただ,前回と同じくファットバイクで登るのは面白くない.

そこでモンキー125ですよ!
以前走った様なフラットダートではなく,アップダウンのある,ちゃんとした林道を走ってみたくなった.

モンキー125で紅葉ツーリング~三国峠へ

前車がBajaだったこともあり,Kazchariはオートバイに関してはオンよりオフ派なのだ.
それに今回,モンキーで行きたくなった理由の1つはこの動画.

このシリーズ.字幕なしのフランス語オンリーなので何言ってのかさっぱりだが,そんなの関係ねぇ.
画像から伝わる”無茶加減”が突き抜けていて笑える.
モンキー+巨漢のおっさんが荷物満載で林道を走るどころか,パーツ分解したモンキーを数十メートルロープ懸垂下降,崖下でまた組み立てるというクレージーさ.
他にもゴムボートに乗せて,無人島まで運んでキャンプ(モンキーを持っていく必要あるのか?)とか...
無意味な困難さへの挑戦が,大人の趣味としてすがすがしい.

何より,この異様なカスタムが厨二病(≒男子)のハートをがっちり掴むっ!
(なぜかミラーはノーマル)

http://www.mini4temps.fr/laurent-cochet-et-son-road-trip-en-honda-monkey-125/より

能書きはさておき,早速出発.
気温低めで結構厚着.
昨冬大活躍の電熱ベストも導入.チャリと違って汗冷えはない.
ちなみにこの電熱ベスト.
Amazonで検索すると中華製がずらりと並ぶ.
サクラチェッカーだと危険度MAXな商品だらけになってしまうが,Kazchariが購入したモノはモバイルバッテリで普通に使えます.
そやけど,そのメーカーも今はない...(OEMだらけ).

一方,モンキー125は軽量化.
林道での振動を考慮しトップケースおよびタンクバッグは装着しない.
背中には普段チャリで使っている小さなリュックを背負い,非常食を詰める.
もちろん熊ベルも.

MALEROADS サイクリングバッグ

自宅からスタート地点までは30kmほど.
ペーパンダムで一度停車後,GO! Go!

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まだ冬期閉鎖になってはいなかった.
路面に残るのは明らかにオフロードバイクのタイヤ痕.
攻めてるなぁ.
おそらく4輪も走っているだろう.
ではのんびりと...

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さすがに今回は指切りではなく,ちゃんとした革グローブ.
着けたままでスマホの操作ができないので,撮影時は外して,その辺の地面にほおり投げているのだが,年季の入った茶色なので時々見失う.
枯れ葉に交じるとこんな感じ.

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写真に写り込んでも目立たないという見方もできる.

さて,チャリに比べると,やはりエンジン付きは速い.
結構な坂もガシガシ進む.
ただ路面状況はあまりよくないので,ファットバイク以上に運転には気を使う.

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何より転倒は避けたい.最初はおっかなびっくり走ってたが,徐々に慣れていく.
ガレがひどい所はスタンディングで.
ニーグリップどころかスネグリップさえ怪しい作りなので,フルサイズオフ車のような走破性は望めないが,これはこれでかなり楽しい.
タイヤも一応ブロックタイヤ?
このくらいの路面だと十分グリップする.
水たまり? もちろん避けてます.

一番景色の開けた場所で自撮り大会.
今日はポージングが決まらん(メットのせい).
諦めて乗車ポーズで.

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さらに進む.
冒頭写真の場所が残り4km地点.
そう,フタが無事落ちているとしたらここからとなる.

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うーん見つからん...
林道の様子も先週と様変わりしている.
落ち葉が増えた.
雪が消えた.
オートバイの”ゆっくり”には限界がある(低速だとエンストする).
Kazchariの動体視力にも期待できない.
おまけにフタは認識しにくい黒.

フタ探しと路面状況と熊の気配の3つに注意を分散.無理無理無理ッ!
Kazchariはニュータイプではないので,半ばあきらめていた頃...不思議なことが起こった.
なっなんと見つけてしまったァ!

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何たる偶然! 何たる僥倖! ミラクルっしょ!

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よくもまぁ,クルマにもバイクにも轢かれずに...
ここ数日で一番うれしい出来事となった.

あれ? この辺りって,先週は雪が積もっていたはず.
今週の雨や気温の高さで全て消えている.
これなら行けると,峠を目指す.
熊? オートバイはうるさいから大丈夫!(ホンマか?)
停車時もエンジンは切らなかった.

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着きましたっと.
ここでもポージングが決まらん.
もこもこのライディングウェア+メットはあかん.
やっぱピチピチのサイクルジャージじゃないと.

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ここまで雪はなかった.
となればこの先もないはず.
はい.今日は上川側へダウンヒル決定!

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見よ!このバラエティに富んだ道を!
フタ発見奇跡ついでに,2年前にドロップしたチャリのボトルも見つかるかと思ったが,さすがにそれはなかった.

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転倒もせず,無事に上川側出口着ゥ!
ダウンヒルに関してはご覧の路面である.
スリップが怖くてゆっくりと下った.
ひょっとしたら,ファットバイクの方が”ヒャッハーライド”だったかも.

それにしても林道楽しかったなぁ...
やはりエンジン下部の「とぐろ」=ノーマルマフラーの触媒が気になる.
昨今の排ガス規制に合わせたらしいが,最大地上高を稼ぐならジャマ.
今回はさすがにエンジン部を擦るようなガレ場はなかったが,石もカンカン当たるし,何より重そう...
やっぱマフラー替えるか!

モンキー125のマフラー,どれにする?

武川のスクランブラーもいいけど,ノーマルと変化のないこいつも候補に挙がってきた.

スペシャルパーツ武川 スポーツマフラー ノーマルルックスタイル ブラック モンキー125 (JB02)

とは言え,ダウンタイプのトラッカーマフラーもやはり捨てがたい.
同時にキャッツファクトリーの「ペットボトルインサイドカバー」という”おもしろアイテム”も使ってみたいし...

https://nakkul2001.jimdofree.com/monkey125/より

スペシャルパーツ武川 トラッカーマフラー ブラック モンキー125(JB02) 04-02-0297

...と色々妄想がはかどるが,北海道のバイクシーズンはもう終わる.
あわてて替えてもな.

林道を出て右に行くと「愛山渓温泉」
バイクで温泉は冷えて辛い.
本日は諦めて左折し,国道39号線を目指してしばらく舗装路を走る.

ところがっ!4,5km進んだ地点がゲートで封鎖されていたッ!

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「21世紀の森」つまり旭川側には何の標識も案内もなかったぞ!

さて,どうする?
道交法的には「通行止」標識を越えることはもちろん違法.
しかし,Kazchariは知らずに向こう側から走ってきた(ゲートのこちら側に標識なし).
逆に,このままUターンして今来た道を引き返すということは,”知った上で”「通行止」道路を走ることになる.これぞ正に違反.
ここでの最適解は...そう,不思議なことが再び起こった.

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あれれれれ,なんという事でしょう! いつの間にかゲートを越えていたではありませんか!(わざとらしい...)
いや,BMW-GSのようなデカいバイクじゃなくて良かった...
これ,クルマで来てたらどうなってたやろ.

そのまま国道に向け直進.
お馴染みの「愛山渓ドライブイン」が見えてきた.
振り返るとこんな表示が.

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ようするに「愛山渓温泉」は既に営業終了.

以上,週末のちょっとした”奇跡付きの”冒険でした.
ホンマ,モンキー楽しいわ.

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黄金の旭川層雲峡自転車道ライド

2021/10/30 Sat

実はこの時期が一番美しいかもしれない.

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Fog, 2°C, Feels like 2°C, Humidity 100%, Wind 1m/s from N

雨が降り続いたウィークデイ.
待ってましたの週末は見事に晴れ.
今日のライドはロードバイクド平坦自転車道である.

春先から旭川市民を恐怖のズンドコに陥れた熊騒動も落ち着き,自転車道が(オフィシャルに)全線開通となった.
早速自宅から最短距離で自転車道に乗っかる.

路面ややウェット.
怖いのはコケと落ち葉.
スリップしたらシャレにならない.
結果,いつもややガチ気味のKazchariライドにしては”ゆるポタ”度濃いめ(ようするにAve遅め).

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熊騒動で自転車道が閉鎖されている間,駅前を中心に舗装工事が行われていた.
その効果は抜群で,フレームやタイヤへの負担が心配になるほどの振動は見事に軽減.
快適な道に生まれ変わった.

旭橋を渡って対岸へ.
ここから上川のパークゴルフ場まで一本道である.
人も減る.

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旭川層雲峡自転車道に入る.
紅葉から落葉へ.
道が黄色に染まる.いや,光の加減では黄金色.

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この自転車道は何度か橋を渡って対岸に移動する必要がある.
大雪連峰がはっきりと見える.
空気が澄んでいるのだろう.

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快適に走行.
おっと,いきなり「迂回せよ」との看板が.

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トンネルは安全のため歩道右側通行(指示する看板もあり).
これからは凍結が怖い時期.慎重に,かつ慎重に.

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自転車道に復帰.
ここまで来たら,(一応)ゴールのパークゴルフ場まであと少し.
だが,ここからの道,滑り止めのつもりなのかアスファルトに,明らかにガラス片が混じっている(キラキラ光る).
パンクリスクMAX.
どうしてこんな仕様にした?

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パークゴルフ場に着いたのは12時半頃.
さてどうする?
このまま引き返すか,それとも上川町まで行ってしまうか...
おおっ,そう言えばこの先にドライブインがあった.
昨年の夏,林道ライドの帰りに立ち寄った時に食べた「舞茸塩ラーメン」の超美味かったこと...

激走!愛山米飯林道ライド

ということで,向かうことに.
しかし...実は目的地の「愛山渓ドライブイン」の手前にも食堂が存在する.
色々トライすることを信条としてしているKazchariは,あっさりと予定変更.
こちらの店に入った.

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オーダーしたのは「きのこ山菜塩ラーメン」(¥1,000)
うーん,味の方は「ドライブイン」の方が上だったような気がする.
いや,違うな.
あの時は,灼熱に加え空腹,脱水,脱塩状態だったため,何を食べても美味しかったんやろな...たぶん.
ポークチャップ定食にしたら良かった.

つーことでここからターン.時刻は14時前.
早く帰らないとどんどん暗く,寒くなっていく.

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帰りは慎重かつ大胆に.
追い風も相まって順調にペダリング.
落ち葉の下のバンプに気をつけろ!

なんと,迂回ルートでパンク!
これ絶対例の道で拾ったガラス片のせいやで(走っている間に食い込んだ?).
2週間前に取り換えたばかりの新品のチューブ.
交換(破棄)するのがもったいないのでパッチで修理した.
修理のため20分のタイムロス!なんてこった.
実はこのルートでパンクするのは3回目である.呪われている...

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無事,自転車道の入り口に戻る.
ここまで来れば一安心.
だいぶ日が傾いてきているけど.

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なんかもうね,木,林,森,山,それに空や川や道がキレイ過ぎて,ただ走っているだけで満足なライドだった.
そして旭川は雪を静かに待つ.

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紅葉グラベルのつもりが今季初のスノーライド

2021/10/24 Sun

走り残しはありませんか?

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Broken clouds, 10°C, Feels like 7°C, Humidity 71%, Wind 6m/s from S

「そういや今年は走ってなかったわ」愛山米飯林道.
徐々に冬に向かいつつある昨今,近いうちに通行止になることが予測される.
ならばと,今日は天候よさげやし,悔いを残さないようにGo!

とは言え,家から「21世紀の森」にある林道入口まで約30km
ファットバイクで自走すると1時間半はかかってしまう.
途中で「やっぱ,やーめた」になる前に,目的完徹のため,冬によくやるクルマをデポしての”美味しいとこライド”にした.

クルマにファットを積み込み,「21世紀の森」トイレ脇の駐車場へ.
人影まるでなし.

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今日は装備はなかなか難しい.
ヒルクラ特化なので,あまり厚手だと「汗だく後の汗冷え」が怖い.

結局,パールイズミの秋冬ジャージ&タイツでコーディネート.
毎年新作が出るが,15℃対応ではこいつが最新?

[パールイズミ] イグナイト ウィンター ジャージ 15℃ 保温 吸汗速乾 冬用サイクルウェア

(パールイズミ)PEARL IZUMI 983-3DE サイクル ロングタイツ [メンズ]

値段の安さとデザイン性に惹かれ,普段は海外通販を利用しているが,フィット感や機能性に着目するとやはりイズミは優秀.
同長短足の日本人にぴったりの製品を作る.

さて,出発時の時刻は10:20.
走行プランを3つ立てた.

(1)峠までヒルクライム.さらに上川側までダウンヒルして,再度登ってデポ地点に戻る
(2)上川ダウンヒル後は,かなり遠回りになるが舗装路を走り当麻経由でデポ地点に戻る
(3)峠までヒルクライム.ファットバイクを置いて展望台まで登山.下山後はデポ地点までダウンヒル.

ちなみに峠まで約9kmである.
結果的に,どれでもない第4の選択になるのだが...

さぁ行くべ.

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前半はこの様に美しい...とまでは言えないが落葉が始まった静かな,凛とした空気の中をひたすら進む.
対向車,追い抜き車,全く現れない.
路面状況はそれほどよくない.
上川に最短で抜ける便利な道なのだが,舗装化の兆しはまるでない.
例の「幻の道道」のように,地形的に不安定で生活道路として常用するのは難しいのだろうか?

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土,砂利の路面から落葉の黄色絨毯に変化していく.
やがて路肩に雪が...先週降ったという初雪のなごりだろう.
ひたすら登る.徐々に高度も上がっていく.

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極彩色に包まれる深秋の森(ワイヤール星人?).
いいねぇ.
マクロレンズがあれば,極小の菌類を撮影する場面.

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おや? 水たまりが...嫌な予感.

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ここから峠まで残り4kmの看板.
げっ,まだ半分くらい登るのか.
向こうに見える道も気になる.
ここに来る間にも分岐がたくさんあった.
実に好奇心をそそられる.
ただし”アレ”に注意する必要があるが.

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珍しく展望が開けた.
アニメ第6部放送開始記念ということでジョジョ立ち.
無理なポージングで,こ,腰が痛てぇ.
自撮りついでに走行写真も.

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XXZU 自撮り棒 ミニ三脚

やはりこの自撮り棒便利.リモコンもちゃんと動作する.
さらに登る.明らかに雪が深くなってきた.
そして...どう見ても”アレ”の足跡も...そうクマさんである.

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周りの風景もいかにも出そうな雰囲気.
風に揺られて草が音を立てる.びくゥゥ~
まずいまずいまずい.
引き返すか?
いや,後2kmほどで峠.
熊ベル2個装備だし大丈夫!(何がぁぁ!)

もし,出くわしたら...とイメージしながら漕ぐ.

確かあれやな.背中を見せたらアカンねんな.
目を見ながら後ずさりするのが良いとか...でも,サングラスかけてるから,向こうからしたら目線わからへんやん!
あぁ,武器,武器はないのか? ナタ,持ってきたら良かった.防寒着より有用.
いやいや,やっぱり熊スプレーでしょう! Amazonで買っときゃよかった.でも高すぎぃ~
もしのしかかられたら? 横たわってチャリを自分にかぶせたら,盾替わりにならんかな?

膨らむ妄想.高まる心拍.
でも抗えない冒険心.
ここからの数キロが長かった...

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到着.
峠には薄氷が張っている.
もちろん誰もいない.
ここからの登山道も,上川方面への下り道も完全に雪に埋もれている.
何より...靴が夏用メッシュシューズだったため,既にぐしゃぐしゃ.
モチベーションダダ下がりで,当初立てたプラン(1)~(3)はあっさりと撤回.
このまま来た道を戻るプラン(4)とした.
何より,いつ熊が出現しても不思議ではない,この空間からの脱出が最優先.

...とその割には,ジョジョ立ちっ!せずにはいられないっ!

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さぁ,ダウンヒル.
ちゃんと防寒しないとまずい.これまた定番品.

[パールイズミ] ウィンドブレーカー 2386

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クルマでも同じだが,シーズン早々の降り始めが一番緊張する.
逆に“慣れ”も怖いけど.

先日交換した新品のブレーキパッドの性能に期待.
ダウンヒル直後は,いわゆる“あたり”のせいなのか,“濡れたローター”のせいなのか,これまでで最大音量のキーキー音
それこそ熊が逃げ出すくらい.
周りに誰もいないとは言え,自分自身が不快になるほどの不協和音が鳴り響く.

雪の深いところに突入.
こうした場所はドロッパーシートポストが有効.
サドルを下げ,スタンディングで乗り切る.

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今回最大のミスはシューズの選択.
ワークマンで買った夏用のメッシュシューズ(¥1,980)は完全に失敗.
雪に突っ込み,峠の薄氷の上を歩きべちゃべちゃ.
つま先から冷える.

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先ほど熊の足跡を見つけたポイントを駆け抜け...いや,せっかくなので再度ストップ.
草のカアサカ音に怯えつつ,自撮り大会.
一体,何をしているのやら.
楽観的にもほどがある.

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この風景が標準となる季節がすぐにやってくる.
幸い,気温はそれほど低くない.

往路とは逆に,下れば下るほど雪が減り,落葉ロードに戻って来た.
やがて地面が露出.
ヒャッハなダウンヒル開始である.

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とある場所で撮影タイム.
なんとツール缶のフタがないことに気づく.

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どうやら振動でフタがどこかにとんでしまった模様.
締めが甘かったか.
今さら拾いに戻れない.

諦めるか.
思えば去年走った時も,ダウンヒルでリアバッグに挿したボトルを落として紛失.
グラベル走った際のパーツの紛失率はかなり高い.懲りない.
仕方がない.諦めてAmaで注文するか.
次の週末はセールのようだし...

ゼファール(Zefal) ツールケース Zボックス L [Z BOX L] 防水仕様 容量0.8L 重量130g サイズ調整可能 ボトル 7081

そうそう,ブレーキパッドのキーキー音はいつの間にか消えていた.
同時にタッチも向上.
「さすが新品!」と感心するストッピング能力を発揮した.
やはりこういうパーツは早めに換えるのがええね.
と,調子に乗ってたら,あるコーナーで後輪がスライドして少々びびる.

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無事ダウンヒル終了し,林道入り口に帰還.
峠とは別世界.そんなに標高高くないのにな.

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あれだけ,熊のことを怖がっていたのに,着いたら着いたで走り足りない感ありあり.
クルマに積まず,そのまま自走で温泉「森の湯」の状況を確認に行く.
既に数台クルマが並んでいた.
ドライバーが管理人さんに話しかけているのを立ち聞きすると,どうやら13時に開くらしい.
現在12:55
待つのも何なので,「森の湯」のさらに奥に延びる林道に走りに行くことにした.
入り口にはしっかり「クマ出没注意」看板あり.

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少し進んだところで分岐.
ああ,今日はここまでかな.
持参した菓子類を食って補給.
まだまだ続くこちらの林道.
また晴れた日に来よう.

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クルマまで戻り,ファットバイクをクルマに積む.
濡れた靴下を履き替えてと...げっ!持ってくるの忘れたァ!
靴下どころか着替え一式忘れてるゥ!

仕方がない.
この汗だく(だった)ジャージとタイツで温泉に行き,またこれ着るか...

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「森の湯」.以前は無料だったが,今は管理費¥100を払う.
先客2名.
ややぬるめ.言い換えれば長湯ができる.
露天でないのが残念だが,それは贅沢な願望というもの.
冷えた体を温め上り,同じジャージとタイツを着てクルマに戻る.
まだ真夏でないだけマシ.

さぁ,腹が減った.
「今日はがっつり行くでぇ」と向かったのがみんな大好き「かつや」
”ドロはね汗だくジャージ”でカウンターに座る.

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チャリ趣味の一番いいのはこれやね.
好きな物をどれだけ食べても太らない.

今日もむちゃくちゃ面白いライドだった.
まさにファットバイクの面目躍如.
それにしても,うちのファットくんはよく走る.
前後ともリジットやねんけどな.
いくら太いタイヤがショックを吸収すると言ってもはねるはねる.

でもそれが楽しい.

いわゆるフルサスのMTBって乗ったことがないので,今日みたいな道を走ったらどんな感じやねんやろ?
ヤバイ...(むらむらと湧き上がるドス黒い野望

紅葉探してグラベルライド

2021/10/10 Sun

黄金色の輝きを求めて.

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Scattered clouds, 16°C, Feels like 15°C, Humidity 51%, Wind 8m/s from S

週末2日目.
グラベルを走りたくなったのでファットバイクでお出かけ.

当初の目的地は,昨日の旭岳クライムの途中で気になった幹線道路から入っていくグラベル.
時間があれば干上がったダム湖底にも下りたいものだ.

例によって忠別川サイクリングロードで山方面へ.

いやもう風が強い.強すぎる.
見事なまでに右斜め前方からの向かい風.

ファットバイクはその名の通りタイヤが太い.
ロードの9mmハイト・ディープホイール並み.
そら横風に弱いわ(気のせい?).
安定の時速12km.そら後方から来たMTBのチャリダーに抜かれるわ.

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快晴なのが救い.
途中いい感じの1本の木.
ファットなので躊躇なく寄り道.楽しい.

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サイクリングロードに引き続き,東神楽の森に侵入.
毎度お馴染みの道だが,前回の走行では転倒したのがまだ記憶に新しい.
奇しくも今日のタイツは,その時着用していたモノ.縁起悪し.
まぁ,雨は降っていないので大丈夫でしょう(でした).

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森は良い.
通行人も皆無.
いつも書いているような気もするが,このルート,一応舗装路です.
落ち葉で道がフカフカになるまではもう少しか.

リモコン付き自撮り棒が一本あると,写真のアングルにバリエーションが増えて楽しい.

XXZU 自撮り棒

温泉施設の花神楽を越え,丁字路を直進する(?)とグラベルになる.
これまたお気に入りの道.
特にこの時期は格別.
美しい紅葉が期待できる.

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Insta360 ONE X2
Insta360 ONE X2
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「Insta360 ONE X2」をファットバイクにセット.
クランプで固定するが,未舗装路の振動のためか徐々に斜めに倒れてしまう.
カメラ保護用の金属ケージが重すぎるのかと,外してカメラ本体だけを装着.
それでもやっぱり下がる...
一応,面白い画が撮れたけど.

Insta360 ONE X2

Insta360 ONE X2 万能フレーム SmallRig Utility Frame

「黄金色」を期待したが,まだ早かったのかイマイチ.
馴染みのグラベルを抜けた後は絶景の牧草地が待っている.
目の錯覚で大した坂に見えないが,何気に斜度10%越え.

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舗装路に出るが,そのまま未知のグラベルを散策.
もちろん農作地には入り込まないように細心の注意を払う.
絶景だけはいただくけど.

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志比内の峠を東川側でダウンヒル.
以前は交差点にガソリンスタンドと派出所があった.
人口減に伴い,ともに閉鎖.
こうして北海道から,いや日本から小さい村や町が消えていくのだろう.

右折して忠別ダムに向かう.
こちら側からのクライムは珍しい.
道道はクルマが多くて面白くないので川沿いの堤防に避難.

層雲峡を思わせる断崖の木々もほどよく染まりつつある.
いや,紅葉と言うよりジャングル.
赤色があると映える.

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ダムを渡る.
2日連続の来訪.
今日の湖水面の色はイマイチ.
光が大事やな.

緊急事態宣言が解除されてダムの管理事務所が開いた.
これで自販機が使える.
既に12時を越えていて空腹.
持参した「鬼滅の刃ブルボン・プチ」をコーラとともに食べる.美味い,美味い.

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このあたりから雲行きが徐々に悪化.
天気予報通り,今にも降りそう.
もう少し山方面に向かうつもりだったが予定変更.
帰宅することにした.

再びダムを渡ってダウンヒル.
登りの時に気になった休憩所でストップ.
苔むしたベンチ,背景の紅葉もといジャングルと相まって映えそう...

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チャリの前でしゃがんだり,上に腕を思いっきり伸ばしたりと,クルマのドライバーからは「あの人何してるんやろ?」と不審者扱いされていたに違いない.

実は本日のメインイベントはここからだったりする.
忠別川の右岸はサイクリングロードとして重宝しているのだが(釣りクルマもたまに走っているけど),対岸は未舗装&どこにつながるのかわからない道だった.
その道に先月,重機が入って何やら工事中.
てっきり美瑛各地で行われているのと同様,舗装化工事かと思いきや,いざ走ってみると...

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未舗装路が妙に広くなっただけでした.
確かに河岸には下りやすくなったけど...釣り人用?
それでもどこかにつながるかと期待しつつ,しばらく爆走!
しかし...

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普通に行き止まりでした.
畑の隣のう回路通って,結局元の道に戻る.
新道発見ならず.
まぁ,これもまた,どこでもガシガシ入っていけるファットバイクの楽しみ方の一つ.

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河川敷でしばらく遊んだ後,東川のセブンで遅めの昼食.

今日は色々寄り道しすぎたな.
でもそれがファットバイクの最大の魅力.
どこでも行ける.
そして,もうすぐ雪が降る.
いつでも行ける.

初冠雪を見に行く旭岳ライド

2021/10/9 Sat

今年最後? いや,「ロードで」の話ですが.

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Few clouds, 14°C, Feels like 14°C, Humidity 72%, Wind 5m/s from S

すっかり寒くなった北海道.
雪虫が飛び交い始めた.
そして今週,旭岳初冠雪のニュースが.

土曜日,15時まで時間をGet.この旭岳を目指すことにした.
昨年までならチャリ一択だったのだが(正確にはロードかファットの二択),夏以降「モンキー125」も加わってしまった.
出発直前までどれで行くか悩む.
ホンマ,身体が3つ欲しいわ.

で,結局ロード(Domane)で行くことにした.
まずはいつもの忠別川サイクリングロードへ.

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続いて紅葉ゾーン.
とある老人施設の敷地である.
夕陽が入るとキレイ(まだ午前中).

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上川の湧水公園で水補給.
いつもと違うアングルで撮影.
毎度のことながら飲食店の方なのだろうか,物凄い量の水を汲んでいる.

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さぁ,水も入れたしトイレも行ったし,登りますか...(数十分後)着いた.

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この時期およびこのコースはウェア選びが難しい.
さすがに半袖は終わり.
とは言え,起毛長袖ジャージはまだ早し.

登っている時は暑い.
下りは寒い.
真冬だとインナーの着替えを持ってたりするが,さすがに今日はいらない.

ということで,今日はみんな大好きdhbの秋物をチョイス.
今だとこのデザインかな.素材は一緒だと思う.

dhb – Blok 長袖ジャージ (COMPASS)

下も秋モノビブ+レッグカバー.
今,Wiggle見たら,dhbのビブがとんでもない値段で売られている.
Amazonの中華製並みの価格.機会があれば試したい.

dhb – ビブショーツ

グローブは指出し.
オルトリーブのサドルバッグにウインドブレーカーと長指グローブを入れる.
結果から言えば,この服装・装備で正解だった.

タイムは...聞かんといて(装備重すぎ).

クライム中のローディは少な目(途中で2人,頂上で2人).
ロープウェイ乗り場やビジターセンターの駐車場はほぼ満車.
天気も良くて,目当ての旭岳の冠雪もくっきり.

いつもなら「神の飲み物」である赤コーラが飲みたくてたまらないのだが,今日は別に...下界での昼食時までガマンしよう.

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要らねーかなぁ...と思ったウインドブレーカー.持ってきて良かった.
さらに日陰は寒い.壁のコケが芸術的.
路面は濡れているが,さすがに凍結はない.
真冬のダウンヒルでは豪快に転んだなぁ...

激闘!旭岳アタックライド!

帰り道,忠別湖に寄る.
光の加減なのか,何が原因なのかわからんけど,湖面の色がまるで「青い池」

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腹が減った.
東神楽のセイコマで補給.
セイコマの何が良いって,まず安いこと.それにレジ袋をくれること.
味は...セブンの方が好みやな.
某セクシーも大臣やめたし,レジ袋無料に戻らんかな.

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身体はまだ余裕.
もう一山ぐらい登れそう.

Zwiftでは基本的にTTバーに手を置いて前傾姿勢で漕いでいる.
そのおかげか,体幹が強くなりリアルライドでも巡航が楽になった(気がする).
来週はいよいよ今年最初で最後のブルベ(200km).
その成長が試される.

モンキー125で紅葉ツーリング~三国峠へ

2021/10/3 Sun

緊急事態宣言が明けました.

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日本列島どこもかしこもスゴイ人出らしい.
台風(温帯低気圧)一過,北海道は快晴...と言いたいところだが,そうでもなかった.
確かに出発前の天気予報は「晴れ」で降水確率0%のはずだったのだが...

国道39号で旭川市街を出,愛別町に入る頃から雨雲が空を覆う.
そして雨粒がポツポツと...まぁこれは大したことはない.問題は路面の濡れ.
膝から下,靴までビショビショである.
しかぁし,今日のウェアは腐ってもゴアテックス.20年経っててもゴアテックス.深部までの浸水は回避(完全ではない).

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サイクリングロード終点のパークゴルフ場も満車.
みなさん,お出かけですなぁ.

このまま真っすぐ国道を走っても面白くないので,以前ロードで通った「中愛別上川線」に入る.
確かこの道,景色良かったよなぁ...あれっ? そう言えば途中でダートやったような...うぎゃぁ!

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入口で引き返そうとも思ったが,既に濡れた路面でモンキーの足回りは汚れている.
「いまさら泥がついても同じ」っつーことで初ダート突入.
ここまで締まっていると普通に走れる.
ヘッドライトガードが大活躍!(そんな道ではない)

やはりオートバイでもダート(グラベル)は楽しい.
雨上がりのしっとりとした紅葉もキレイだ.

安足間駅を過ぎ,味のある倉庫を発見.

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上川をスルーし,層雲峡に向かう.
ここを逃すと補給ポイントはない.
いつもの地味カラーのセイコマで小腹を満たす.
さすが谷間にある層雲峡.風が強く,買った食料が吹き飛ばされる.

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出発すれば風も止むかと期待したが,結局三国峠まで大荒れ.
これ,絶対チャリで来てたら後悔してるパターン,と考えてたら,登攀中のロードバイクをたくさん見た.

普段は”あちら側の人間”だけにマジで苦労がわかる.
「なんで,わざわざこんなことを...」と考えているはず.

でもね,わかります.
「この状況を乗り越えれば,オレはさらに強くなっている」とも考えているはず.
そう,ロードバイク乗りはみな変態なのです(偏見).
オートバイ,楽過ぎる...

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それにしても,三国峠も超密.
ここから糠平側に下る.

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絶景かな,絶景かな.
そして,お約束の「Insta360 ONE X2」も装着.

Insta360 ONE X2
Insta360 ONE X2

いつものように狩勝経由で帰るには,時間が経ち過ぎているので,途中でUターン.
再び三国峠を目指す.
「Insta360」の車体装着場所をリアキャリアの右に変えてみたが,ここイマイチやな.
自撮り棒を長めにセットしないと,あまり面白い画が撮れないようだ.

Insta360 ONE X2
Insta360 ONE X2

往路で気になっていたオープンダートに突入.
いきなり鹿が道を横切っていった.

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どこまで続いているのやらと思いきや,途中からより細く,荒れ荒れになってきたので,モンキーでは不可.
やはり本格オフが恋しい...(ファットくんは?)

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今回,Tシャツ,ロンTの上にコミネブランドの「MOTO FANGO」春秋モノでコディネートしたが,少々寒かった.
もう一枚インナーが欲しいところ(その前に指出しメッシュグローブはヤメロ).
下界に降りるとマシか.

(チャリだと)長い長い銀河トンネルを越え,「銀河・流星の滝」に寄る.
ここも人うじゃうじゃだが,色づいた樹木が美しく訪れた甲斐があった.

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モンキーは高速に乗れないので,国道39号をひたすら進む.
愛別で左折.
毎年この時期お気に入りのお寺+紅葉スポットへ.

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この先の当麻へ抜ける道はネズミ捕りのメッカなのだが,旭川ナンバーのクルマがガシガシ追い抜いていく.
動物園行きの観光客が減ったので,最近はやってないのだろうか?

これまた常連の当麻町のセイコマで腹ごしらえ.

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さて,ここから自宅を目指す.
もうじき閉鎖される富良野上川線(チョボチナイ)を通って帰ろうかと,「21世紀の森」近くまで進むが,ガソリンゲージが残り一つになってしまった.
モンキーはリッター70kmは走るので,このまま走り続けてもなんとかなりそうなだが,精神衛生上よろしくない.
インジェクション車には「リザーブ」がないのだ.

FIに燃料コックがないワケ

チャリやったら自分さえ補給したら,なんぼでも走れるのに...(比較対象がおかしい)
もし変な所でガス欠にでもなったら,ヨメさんに電話して,ガソリン携行缶を買ってから店員さんに頼んで給油して...うわっ頼めん頼めん.怒られるわ!

つーことで無念の引き返し.
最短ルートで帰宅することにした.

いつもの家の近くのENEOSで給油したが,250km走って3.6リットル...やっぱすごいわ,この燃費.
ゲージ残り一つでも,余裕はまだまだあったな.

つーことでほぼ同じルートを行って帰ってくるという「怒りのデスロード・ツーリング」
考えてみたら,夏にロードバイクで走るコースとほぼ同じ.
なぜかモンキー125の方が疲労している気がする.不思議なことに.

美しい紅葉に大満足のツーリングだったが,ちゃんとしたカメラとレンズを持参してたら...と少し反省.

移住者に最適な北海道の街?

2021/9/30 Thu

あくまで個人の感想です.

以前,北海道に移住したものの,失敗した人のエピソードを記事にした.

北海道移住,失敗?

そして先日,YouTubeでこんな動画を見つけた.

我が町,旭川はベスト5内に入っていなかった.
その結果に不満があるわけではない.

ただ,このうp主の選定基準が「雪が少ないこと」「生活が便利であること」なのが,なんだかなぁ...という印象.
そこを基準にすると,わざわざ北海道に住む意味はないような気がする.

というわけで,旭川が最強の地と思いこんでいるKazchari.
「雪が少ないこと」はともかく「生活が便利であること」は上記動画的には合格か.

空港は近いし,電車もバスもあるし,高速道路もある.
セイコマはじめコンビニだらけだし,イオンもあるし,シネコンが3つもあるし(しかもガラガラ),そもそも買い物はAmazonがある.

自然環境に目を向けると,台風はこないし,地震もないし,津波もないし,原発もない.
山も海も川も丘も湖も森も近い.
水も美味いし,温泉だらけ.

チャリダー,ライダーには天国か.
絶景の美瑛の丘までチャリで30分.
“果てしない大空”があって空気が美味い(大阪にはない).
まぁ,今年の夏の暑さは異常だったけど.

雪が多い? そんなに気になるかな?
せいぜい11~3月の4ヵ月くらい.
引っ越す前には「冬は2階から出入りする」「外は寒いを越えて痛い」とか散々脅されていたが,全然そんなことありません.
朝から晩まで雪かきに追われる日なんて,シーズン中せいぜい2,3日.

では,そういうKazchariはこれまでどこで生活してきたのか?

出生地は大阪北部の茨木市である.
大学卒業後は某コンピュータメーカーにプログラマとして就職.
静岡県沼津市に引っ越し.
2年半ほどそこで過ごすことになる.

退職して東南アジアを放浪.
1年弱で帰国し実家暮らしに戻る.

専門学校に通いなおし,卒業とともに結婚.
互いの通勤に便利な枚方市に引っ越す.

その4年後,青年海外協力隊員としてジャマイカに派遣が決まる.
派遣前訓練として長野県駒ケ根市に3ヵ月滞在.
そしてジャマイカで2年間生活.

帰国後,旭川の現住所に引っ越し.
それまでペーパードライバーだったのが,いきなりの雪道運転でびびった.

転勤族に比べると引っ越し回数は少ないか.
いずれにせよ,都会よりも(やや)田舎嗜好.
バランス的に旭川が一番良い.

他の移住者の意見・感想も知りたくて「北海道 移住 おすすめ」のワードでブログや動画も調べてみた.
もちろん多種多様な場所と意見.

そんな中,YouTubeのおすすめ動画でとんでもないものを観た.

それは『リンの田舎暮らし』というチャンネル.

登録者数は13万人だが,上記動画に関しては再生回数113万回越え!
まずサムネの目線,目力に惹かれる.
観る.

「起業に失敗したいわゆる貧困女子が道東の鶴居村に移住し,一人暮らしを始めました」という内容なのだが...

一言,なっ,なんだこりゃ~!(放心)

完全にドはまりして,他の動画も一通り見る.
現実離れしたキャラとカメラワーク.

エロいけどエロくない.
エロくないけどエロい.

雑然とした部屋.
テーブルの上には薬や割れた鏡.
けだるそうな動きと表情.
あやうい.こちらの不安感を掻き立てる.
時折カメラ(こちら)をキッと見つめる.

丁寧に丁寧に食事を作る.そして食べる.

毛玉のついたモンベルのセーター.
ユニクロのチェックのシャツ
デニムのミニスカート.
それが彼女のユニフォーム.

そんな非現実的な生活シーンの合間に,いきなり鶴居村の美しい風景が映し出される.特に水だ.

それにしても,この高度な撮影技術はなんだ.
4K撮影は元より,ドローンまで飛ばしている.
なんといってもカメラワーク(アングル)がエゲツない.

小樽行きフェリーの個室寝台(カーテンのみ).
彼女の独白とポーズ.
あの狭く無機質な空間でこれだけの空気感を出せるとは.

囲炉裏に灰を入れるシーン.
彼女は手づかみでいれる.
当然こぼれる.
カメラは手元ではなく,膝の先にこぼれる灰を映す.

雪に覆われた庭を歩く.
通常は正面または後方からの姿を映す.
違う.真上から撮る.
顔も体も見えない.
ただ,白い生足だけが交互に画面に現れる.

これ,本当に一人で作っているのか?
更新頻度は多くない.
編集に時間をかけているせいか?

もしバックにプロのクリイエイターがついていても,その存在を感じさせないし,それだとしても一級品.
仕込みだとか演出だとかヤボはことは言わせない圧倒的な映像美がある.

選曲も素晴らしい.

道民からすると,真冬にそれはないと思ってしまうシーンもあるが,この世界観では「あり」.

公開動画には,地元民や視聴者との交流で普通に談笑しているものもある.
これらは普通.

あまりの衝撃に職場の同僚や同世代の学生(元写真部)にもその存在を伝え,観てもらった.
その感想は...感嘆の一言.
しばらくその素晴らしさについて語り合ってしまった.

あくまで個人の感想です.