ファットな糠平湖上ライド(天国篇)

2023/2/27 Mon

in the Heaven.

OLYMPUS TG-5

晴れ.温度:-9 ℃,湿度:79%,体感温度:-13 ℃,風速:6.5 km/時,風向:WSW

さて,本日は糠平湖リベンジの回である.
前回の様子は以下の通り.

ファットな糠平湖上ライド(地獄篇)

アイスバブルカフェのオーナーさんによると,湖上サイクリングを楽しむ条件は「平日」「浅雪」「好天」とのこと.
現状,少なくとも「平日」はクリア!

前夜はあまりに面白い『満州アヘンスクワッド』を読みふけってしまい,就寝が少々遅れて10時を過ぎてしまった.
枕元の「Echo.dot」に「アラームを4時半に鳴らしてくれ」と頼む.

【New】Echo Dot with clock (エコードットウィズクロック) 第5世代

日本ではイマイチ普及しないスマートスピーカー.
Kazchari家にも4台ほどあるが,実際目ざまし時計機能しか使ってないな.
機械に向かって話しけかるのはなかなか気恥ずかしい.
あっ,「眠れる音楽かけて,30分後に消して」もたまに頼むな.

それはさておき,さすがイベント前,4時半前に目が覚めてしまった.
室内干しにいている洗濯物を取り込んでいると,ヨメさんも起きてきた.
ここで詳細は書けないが,早朝から大トラブル発生.
朝飯を食う間もなく,6時半頃家を出る.

今朝は冷えてパッキパキ.
旭川でおそらくマイナス20℃は越えていそう.
フロントガラスの融氷にかなーり時間がかかった.

ナビの最短ルートを選択.つまり前回と同じ距離と時間.
途中のセイコマで朝食を摂るとして,現地到着は9時半頃かな.

当然,道中の道路もパッキパキである.
事故りませんように.

予定通り,セイコマでおにぎりとコーヒー,プラス補給食を購入.
10分内で食べてすぐに出る.
コンビニ食は便利だけど「味わう」という行為からはかけ離れるなぁ...と,いつも思う.

平日の特徴 ⇒ トラックが多い.
しかも爆走.あんなんに巻き込まれたら一発でアウトやな.

高速を下りて,層雲峡を過ぎて三国峠へ.

OLYMPUS TG-5

やはりトンネルを抜けると世界が変わる.
晴天である.
これで「好天」もクリア...と思われたが,「雪けむり」と言っていいのか強風による雪の舞い上がり現象が発生.視界が時々ホワイトアウト.

それでも標高が下がるにつれ,回復.
これは期待できる.

目的地に近づくが,不思議なことに前回の1月よりも雪が多い.
こりゃ「ひがし大雪自然館」前にクルマを置いて,そこから湖入口まで行けそう.

ほぼ予定通りの9時過ぎに自然館着.
2回目なので手続き簡単.
シーズンパスと許可証を交換するだけである.

OLYMPUS TG-5

ここで衝撃の事実.
暖冬のため,糠平湖への進入は明日,つまり2月いっぱいで禁止になるらしい.
3月一週目まで入れると思っていたが,ヤバかった.

ガス穴があちこちに目立つようになってきており要注意とのこと.
それと自然館近くの走行エリアは既に進入禁止.

つーことで,途中の国道もスパイクをすり減らすことなく走れそうだったので,自然館から出発することにした.

気温も高くなりそうなので,電熱ベスト他の防寒具はクルマに置いていく.
これでリアトランクが不要となりかなりの軽量化(大事).

R273を北上.
素晴らしい天気である.

OLYMPUS TG-5

さすが平日.五の沢駐車帯のクルマはまばら.
ひと月ぶり,懐かしの入り口の前に立つ.

OLYMPUS TG-5

お楽しみの森の小径.
除雪完璧.
さすがに例の自転車道は...(相変わらず)通れまへん.

OLYMPUS TG-5

「アイスバブルカフェ」に到着.
今から行ってきますと挨拶.

今日は絶好のコンディション.
ここ最近,雪はほとんど降っていないとのこと.
そう,3つ目の条件だった「浅雪」もクリア!
パーフェクト!

OLYMPUS TG-5

ワカサギ釣りエリアに通じる”大通り”は,前回以上にしっかり踏み固められている.チョー快適.
前回はなかった「自転車・歩道」のフラッグが立っていた.
進入.
道も引き締まっている.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

どうやら今日は押し歩きが少なく済みそうだ...と思っていた時期がKazchariにもありました.

途中までは良かった.
ちょっとした山を越えるとその先は深い雪&人の足跡でボコボコ.
やはり押す羽目になった.

それでも,この景色はここにしかない.
素晴らしい.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

前回は気が付かなかったアイスロック?
これもここでしか見れないのでは?

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

そういや今日も360°カメラを持参してた.
ファットバイクに装着ゥ.
今回はフロント側,バックミラーのステーに.

Insta360 ONE X2 通常版

Rakuby Crabプライヤー

UTEBIT 強化版 関節式マジックアーム ダブルボールヘッド付き

向かうはもちろんタウシュベツ川橋梁!

OLYMPUS TG-5

ここからは快走.
とは言え,かなりの振動.
そんな中でも『insta360 ONE X2』の手ぶれ補正は超優秀.
ホンマ,どんな作りになってんのやろ?

以下『OLYMPUS TG-5』と画像混ざってます.
空の色合いが全然違う.

insta360 ONE X2
insta360 ONE X2

さすが平日.
橋付近も人が少ない.
ツアーの団体さんもはるか向こう.
色々な構図で,消えゆく遺産を撮影する.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
insta360 ONE X2
insta360 ONE X2

橋と同じ高さに引き上げる.
ここの展望が良い.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

橋を眺めながら補給食のセイコマ「ミニジャムパン」を頬張る.

ちょうどそこへ「アイスバブルカフェ」のご主人がファットバイクでやってきた.
インスタにアップする写真を撮りに来たとのこと.
ファットを押し上げてはダウンヒル.実に楽しそう.

OLYMPUS TG-5

今年最後,もしくは見納めになるかも知れぬ風景を目に焼き付け,下りる.
雪が減ったのか,ハイカーが道を作ってくれたのか,前回はなかった小道ができている.

OLYMPUS TG-5

さぁ,今度は橋の反対側である.
明らかに橋脚の根本が前回よりあらわになっている.
まるで歯周病に侵された歯茎のようだ...(他人事ではない)

OLYMPUS TG-5
insta360 ONE X2

前回行けなかった反対側の森に登ってみる.

OLYMPUS TG-5
insta360 ONE X2

360°カメラならではの遊び.
動画編集は大変なので,静止画切り抜き用になっている.

OLYMPUS TG-5

ぐるっと回って,橋の反対端へ.
風が強くなり,ファットバイクが自立できない.
後で聞いたところ,ワカサギ釣りエリアでもテントが飛ばされて大変だったらしい.

insta360 ONE X2
OLYMPUS TG-5

さよならだ.
1時間ぐらいは滞在したかな.
やはり画になる建造物と場所だ.

OLYMPUS TG-5 鼻が...

帰路,自撮り棒を目一杯伸ばして.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

往路とは別ルートを選択.
こちらの山越えはあまりキツくなく,さらに道もキレイ.
全く足着きなしで走破.
いやもう,前回が地獄過ぎて...ホンマ,天国やぁ.

もし来年も来るんやったら「平日」で「浅雪」つまりしばらく降雪なしの「好天」に限る.
ようするに今日みたいな日だ.

OLYMPUS TG-5

当然,カフェに寄る.
しばし談笑.
そこへもう一台ファットがやってきた.
「今日はめちゃめちゃ走りやすいですよ~」と伝える.
ちなみに,カフェのご主人には,当日に走行許可を申し込んでいる人数の連絡があるそう.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

12時半になったのでそろそろお暇する.
「お昼,糠平温泉の市街地で食べようと思うんですけど,オススメありますか?」と聞いてみる.
後で気づいたのだが,ここのカフェでもカレーなどの軽食を出していたことをすっかり忘れていた.
失礼な質問で申し訳ありませんでした.

いずれにせよ,平日だと休業していることが多いらしい ⇒ はい.そうでした.

「三股山荘なら開いているかも」とのこと.
おお,幌加温泉や防災センターを越えてすぐに見えてくる山小屋風の食堂ですな.
いつか行ってみたいと思っていたが,休日だとバカ混みで予約必須と聞いた.
今日は月曜日で少しお昼から外れている.
こりゃワンチャンあり?

来年の再会を伝えて,国道を5kmほど南下.市街地に戻る.

OLYMPUS TG-5

許可証を返す前に,既に進入禁止となっている走行エリアを見学.
もちろん,湖上には降りない...っつーか雪が深くて降りれなかった.
来年の楽しみにとっておこう.

OLYMPUS TG-5

自然館に戻り,許可証を返却.
エントリーフィー¥1,000払って2回のライド.
ええ,十分元は取れました.特に今日は文句なし.

OLYMPUS TG-5

自然館の入り口には切り出されたアイスバブル入りの氷塊が展示してある.
湖上でもカフェでも見たが,これほど美しいものは見なかったなぁ.

iPhone11 Pro

さて,自宅に向けて出発.
ジャムパンの残りと,こんなこともあろうかと準備していたアメ,せんべえ類,および自販機で買った神の飲み物「赤コーラ」で飢えを満たす.
下手すると,層雲峡まで食事ポイントがないのだ.

と,そんな懸念はどこへやら,「三股山荘」はしっかり営業してました.
さすが平日,客はkazchariのみ.
「牧場のビーフライス」(¥1,150)を注文.

iPhone11 Pro

美味し.ただし,量が...(また言っている)

iPhone11 Pro

「糠平湖に行ってました」と伝えると「ワカサギ? たくさん釣れた?」と質問.
まぁ,釣りウェアに見えないこともないか.

ものすごく居心地の良い空間.
また来よう(平日に).

iPhone11 Pro

例によってトラック軍団に煽られ,三国峠では雪煙攻撃に会い,やっとの思いで峠越え.
「大雪プラザ273」で休憩していると...

iPhone11 Pro

立派な角の牡鹿と接近遭遇.
そういや,今日は鹿をたくさんみたなぁ.
あれ? 確かうちのハスラーって鹿笛付けていたはずなのだが.

つーことで,リベンジ糠平湖は無事終了!
正に”天国篇”でした.

事前の想像では,湖全面を自由に走り回れるのかなぁ...と思っていたがさすがにそれはなかった.

だがしかし,ここでしか見れない風景に出会えたのは確実.
何よりファットバイクという,なんとも魅力的な乗り物に,たまたま乗っているからこそできた貴重な経験.
満足いたしました.

うん? なんだかんだで糠平温泉(のサウナ)入ってねーな.
しまったしまった島倉千代子.

ファットなWOで山登り撤退ライド

2023/2/26 Sun

自然相手は諦めが肝心.

OLYMPUS TG-5

曇り,温度:-7 ℃,湿度:85%,体感温度:-12 ℃,風速:12.1 km/時,風向:WNW

フリーな日曜日の朝,カーテンを開けると...雪が降っていた.
青空の下,ファットでの快走を夢見ていたが甘かったようだ.

洗濯物干し,朝食,そして外を見ると日差しが.
これはラッキーと外乗りの準備を始める.

ファットバイクをハスラーに積み込み出発.
「この天気なら旭岳に登れそう」と思っていた時期がKazchariにもありました.

東川に向かうにつれ,雲行きがどんどん怪しくなり,早々にヒルクライムは諦めた.
親水公園に駐車してファットのセッティング.

OLYMPUS TG-5

天気はイマイチだが,気温はさほど低くない.
走り始めた後も「やっぱ登ればよかったかな...」と後悔.
ダウンヒル用の着替えや電熱装備はクルマに置いてきた.
それを何度,取りに戻ろうかと思ったことか.

OLYMPUS TG-5

ダム&旭岳への入り口.
既に雪が深い.
除雪が充分でないのか轍も深い.
Kazchariを追い抜くクルマも車線変更がしにくそうだ.
リアライトを2つとも点滅モードに.

キャットアイ(CAT EYE) テールライト タイト TIGHT TL-LD180 ライト 自転車

OLIGHT(オーライト) SEEMEE30 自転車ライト 30ルーメン テールライト

フロントライトも点滅モードへ.

RAVEMEN FR160 フロントライト 自転車

そやけど,この「RAVEMEN」,セール頻度大杉.
定価とは?

かろうじて残るクルマの轍をトレースする.
積雪と融雪を繰り返しているためボコボコ.
まるでゴロゴロ岩林道のダウンヒルをしているかの様.
うちのファットはノーサス.
こういう道はサスが欲しい.

OLYMPUS TG-5

進むに連れ,天候がどんどん悪化.
前方から走ってくるクルマもライトを付けている.
チャリが一番苦手な縦轍もどんどん深くなってくる.

当初の予定では忠別湖一周だったが「こりゃダム管理所までかな.自販機でコーヒー飲んで帰るか」とモチベーションだだ下がり.

OLYMPUS TG-5

ザ・ホワイトアウト.
もはや,クルマの轍と路肩の区別もつかなくなった.
そしてハンドルを取られ,左側の雪山に突っ込んで転倒.

2020年の「アイスブルベ100km」のゴール間近の吹雪を思い出す.

アイスブルベ2020(100km)

ダムはまだまだ先.
ミントグリーンの橋からの登りすら始まっていない.
「天は我々を見放した.もはやこれまで」と撤退を決意.

OLYMPUS TG-5

下手に転んでクルマに迷惑をかけるのもなんやし.
Uターンし,元の道を戻る.
途端に,顔に雪の集中攻撃.
そうこれからは向かい風地獄.

OLYMPUS TG-5

涙と鼻とよだれで顔がぐしゃぐしゃである.
サングラスに雪が付着する.
停車したらしたらでレンズが曇る.
もう,何でこんなことをやってんのかわからくなり笑いがこみ上げてくる.

ちなみに厳冬期ライドでは,オシャなOAKLEYは使わない.
この中華製格安サングラスはレンズ5枚になんと予備フレームまで付いてくる.
つまり実質2本分でこのお値段.

(フェリー) FERRY スポーツサングラス ミラーレンズ フルセット専用交換レンズ5枚

幸い気温高めなことと,強度が低め=汗をほとんどかいていないので,震えなどの身体反応はなし.
しっかりとこの悪天候を実感し,味わう.
この風と雪の冷たさが良いのだ.

OLYMPUS TG-5 本日のベストショット?

面白いもので山から戻れば戻るほど天候回復し,視界も開けてきた.
ほんの数百mの差で激変.

もし無理して旭岳を登っていたら,今頃どうなっていたことやら...(うっ,数年前の記憶が)

激闘!旭岳アタックライド!

OLYMPUS TG-5

ただし道路状況は最悪.
素直に駐車場に戻ることにする.
右折時,轍に取られ再びの転倒.うぎゃー.

ヘルメットの隙間にも雪が詰まっていた.

OLYMPUS TG-5

ファットの前輪を外し,ハスラーに積もうとしたその時,なんと! 雪や風が止み太陽が周囲を照らし出した!
雪がキラキラと輝く.これは夢か幻なのか.美し過ぎる.

ちょうど雲が途切れたようだ.
既にサイコンを止めていたが,もう一度走り出そうかと思うほど.

わかっている.
これは冬にありがちな一時的なご褒美.
すぐに吹雪に戻るのだ(と天気図も申しておる).

時は12時.
東川の街に戻り,昼飯を食うか.

実は目当ての食堂があった.
それは「せんとぴゅあ」内にあるひがしかわ食堂 ワッカである.
チャリ仲間に紹介された.

駐車場にハスラーを停める.
ほら,雪が結構降ってきた.

場所を把握していなかったが,どうやら東川の図書館を通り抜けた,その先にあるようだ.
案内板発見.
あれ? 全然人がいない...

iPhone11 Pro

えー,残念ながら日曜定休でしたぁ.
なんてこった! パンナコッタ!
ど,土曜日にリベンジしてやる.

仕方がないので「せんとぴゅあ」から道路をはさんだ対側にある「CHA-CHA」さんへ.
おすすめはラーメンらしいが,白米が食べたかったので「チキンカツカレー」を注文.

iPhone11 Pro 照明のせいか色合いが変

美味しゅうございました.
ただし,いかんせん量が...(これだからサイクリストは)

iPhone11 Pro

帰りは例によって「花神楽でも」と考えていたが,あまり動いていないせいか,それほどカラダがサウナを欲しない.

自宅にまっすぐ戻り,家の前の雪かきを少々.
ウェアを洗濯.
そしてレーパンに着替えて3本ローラーを1時間ほど.
これでスッキリ(サイクリストは度し難い)

今日は早く寝ます.

ニホン人っぽい週末~温泉とマンガとメシ+α

2023/2/19 Sun

つかって,読んで,食う.そして届ける

iPhone11 Pro

週末,息子のラグビー遠征の付き合いで芦別温泉スターライトホテルに滞在した.

Kazchariは以前,夏にもモンキーで一度訪れたことがある.

モンキー125,カナダなサ活?

このホテルのウリは3点.

一つ目はもちろん温泉.

硫黄臭プンプンのいわゆるホンモノ.
さらにはサウナに力を入れている.
セルフロウリュウ可能なストーンおよび塩サウナ.

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そして露天風呂には例の”ととのいイス”が設置してある.

自宅にも欲しい欲しいと思いつつ未だ購入せず.
重量があるので持ち運びは困難.
ベランダでの昼寝兼自宅サウナでもあれば即買いやな.

ちなみにAmazonPBだと格安.
特にこちらのシャア専用は通常の3倍リラックス(ウソ).

Amazonベーシック 椅子 折りたたみ アウトドア ゼログラビティーチェア レッド

2つ目はメシ.

詳しくはホテルのサイトを参照.
こだわりの食材と調理.
今回は料金的なこともあり,夕食は館内レストランで.

iPhone11 Pro

煮込みハンバーグ定食.美味し.

そしてなんつっても朝食バイキング.

iPhone11 Pro

写真は一周目.
昨今,ビジホ含め,どのホテルも朝食に気合を入れていると聞く.
ここもご多分に漏れず...美味し.
当然だが,朝から尋常でない量を食べる.これぞ幸福.

ただ...増改築ホテルあるあるなのか,受付システムや部屋の配置,こうしたバイキング時の動線がイマイチ.
通路が狭く渋滞,あるいはぶつかりそうになる.
致命的...というわけではないが,今後さらにお客さんが増えるとエライことになりそうな予感.

そして,3点目は,このホテル最大の特徴かもしれぬマンガ・雑誌読み用ごろ寝スペースの充実具合だろう.
ハンモックやクッション,隠れ家スペースなどの遊び心にあふれている.
もちろん蔵書もエグい.

自宅近所の入浴施設花神楽も,明らかにここをパク...いや真似て読書スペースを作った.
いわゆる旭山動物園の行動展示方式が全国に広まっていったようなイメージ.
フリードリンク(コーヒー&デトックス水)もあるし,正直,朝一で入館して深夜まで滞在しても退屈しないだろう.

つーことで,土曜の夜と翌朝,上記全てを堪能してホテルを出発.

ここで話は変わるが最近非常に楽しみにしているYouTube動画がある.

Kazchariはネトウヨではないので,根拠なしの「ニホンバンザイ」「ニホンサイコー」「ニホントクベツ」的なコンテンツには距離をおいている.

世界中あちこち回って思うこと.
どの国も素晴らしい点はあるし,当然闇の部分もある.
それは過去の栄光であったり,過ちであったり,現在進行中のものであったりと様々,
国民性,つまり「◯◯人だから◯◯」ではなく,何より個人差が非常に大きいことも理解している.

それらを踏まえた上で,お気に入りなのが「日本食を食べる外国人旅行者」系の動画である.
いくつかあるが,一番のお気に入りは「Momoka Japan」というチャンネル.

おそらく街をぶらついていた外国人旅行者に声をかけ,興味のある日本食を尋ね,翌日以降会う約束をし,高級すぎない店に案内して撮影...という流れなのだろう.
何よりこのMomokaさんのキャラが素晴らしい.
常に明るくハイテンション.おもてなし感満載.
旅行者の字幕はなぜか関西弁(^^;

どの回もたいてい面白いが,留学やら仕事で何年も日本に住んでいて,たまたまその料理を食べてなかった人よりも「初来日,マジで初のホンモノ日本食」のパターンがベスト.
リアクションも良いし,ここまでホメちぎられると,別にその料理を作ったわけではないのに,自分も日本人というだけで,何故かどこかくすぐったくなる.

意外なのは「カツ丼」「梅酒」「お好み焼き」が大好評なこと.
「スシ」「テンプラ」に比べるとメジャーではないからなのか,初挑戦者が多いようだ.

いずれにせよ「日本食は美味い,美味すぎる」.その気持ちはよくわかる.

Kazchariはジャマイカに2年間滞在した.
帰国したその日,成田空港で久しぶりに食べた日本食の美味さに,マジで涙が出た.

当然,その後の日本での生活時間が長くなると,再び慣れてしまって,その時の感動は薄れてくるのだが.

さらに先の動画の出演者たちは,こぞって日本の清潔さと治安の良さを上げていた.多いコメントは以下の通り.

- ゴミが全く落ちていない.
- 公衆便所がキレイ(無人なのに).
- 深夜,コンビニに女性が一人で出かけられる.

そして「財布を落としても中身が完全なまま手元に返ってくる」なんて奇跡は日本でしか起きない(たぶん).

旭川の自宅に帰宅.
荷物の片付けやら洗濯.
昼を過ぎ,大量に食べた朝食を消費すべく,ファットバイクにて図書館まで予約本を取りに行くことにした.

誰もいない山中ライドもそれはそれで楽しいのだが,この時期の市街地の歩道も,山あり谷あり穴ありのMTBコースと化しており,トレーニングに最適なのだ(何の?).

見知らぬ通りを走るのも,定点観測も面白い.

こいつは毎年,気合を入れておられるプライベート雪像.

iPhone11 Pro

今年はマリオですか...って,すんげーレベル.

走行中,図書館近くの歩道で財布らしきものを発見.
いわゆるサーファー財布にティラノサウルスのプリント.

「子供の財布やな.一応中身を確認させてもらおか」

なんと,¥5,000近くも入っていた.
しかもご丁寧に小学校と本人の名前も貼ってあった.

「おいおい,金持ちやのー.これ本人焦ってるやろうなぁ.つーか,親御さんにむっちゃ怒られてるんちゃうか?」

と,同じく小学生男児を抱えているKazchariも思わず同情.
つーことで,拾ってしまったこの財布,もちろん警察に届けることにした.

一番近いのは旭川東警察署.

玄関前にファットを停める.
日曜のせいなのか人影があまりない.

入ってすぐ受付があったので「すいません」と声をかける.
10人ほどいた職員さん,一斉にこっちを見る.
いやいやいや,さすがに眼光鋭くすんげー威圧感.
アクション映画やったら,「ヒャッハー!」とマシンガンぶっぱなすシーンやな(おい).

「財布拾ったんで届けにきました」と伝えると,雰囲気が一気に軟化.
係の方に状況説明.
10分ほど待たされて「拾得物件預かり書」をいただく.

確か総額の1割の礼金がもらえる権利があるんだっけ?
もちろんそんな権利は放棄.(おそらく)小学生男児から金をもらうわけにはいかん.
本人からの連絡も不要と伝えた.

警官「でしたら,この預り書,破棄していただいても,記念にとっといてもらっても構いません」

Kazchari「いやいや,むかーし,警察のネコババ事件とかありましたよねぇ? ちゃんととっときます」と,相手を苦笑いさせるギリギリのジョークも忘れない(ヤバイで).

つーことで警察署を出る.

iPhone11 Pro

予定にはなかったが,ここから100mほど先にあるGEOに向かう.
『スターライトホテル』で読みきれなかったコミックの続きを借りるためである.

大改悪によって,レンタル料金半額の株主優待を止めやがったので,株を全部売っぱらい,めったに来なくなったGEO
半年ぶりぐらいだろうか?

レイアウトが若干変わっていたが,幸い目当てのコミックは全て揃っていたので,セット割りが効く10冊をセレクト.
セルフレジに持っていく.
ところが...なんと,料金が税込み¥550だったのが¥660に値上げされていた!
無料の黒バッグもなくなっていた(有料かマイバッグのみ).

値上げの波はここにも来ていた.
もちろん購入するよりは安いのだが,さすがに「高くなったなぁ」と感じる.

そう,最近コミックコーナー拡大中の花神楽の入浴料は¥600なのだ.
もちろんサウナ付きである.
どちらがお得なのか...

このように,あちこちに『スターライトホテル』(もしくは『万葉の湯』)並のコミック設置システムが広がっていくと,GEO,ますますピンチでは?
もちろん品揃えは段違いだし,最新刊が読めるというメリットはある.
それでもなぁ...
レジまで来て,借りるのをヤメるという選択肢はないので,ちゃっちゃと¥660をau-PAYで払って帰路につく.

どこも商売は大変なのだ.
これまでは安すぎた,ということなのだろう.

つーことで,ホテルで温泉&コミック&メシ三昧,そして財布拾ってちゃんと届けるという日本人っぽい週末でした.

ファットバイクのタイヤ

2023/2/16 Thu

コタツ記事だらけ.

最近,知人のヤマタケさんが,とある冬チャリイベントに参加するため,ファットバイク用のスパイクタイヤを購入したらしい.

Natural Born EZOist

買ったのは45NRTHの「DILLINGER 5」のフルピンモデル.
幅にして4.6インチである.
ファット用スパイクタイヤの最高峰だけに,値段もエグイ.

ちなみにKazchariは同メーカーの「DILLINGER 4」,つまり4.0インチを愛用.
夏に履かせている4.8タイヤ(Maxxis Minion)と比べるとかなり細くなるため,いわゆるファットらしさは大幅減.

ファットバイク用の夏タイヤを購入した~Maxxis Minion FBF&FBR

ただし,雪上レースや雪山ヒルクライム志向のKazchariとしては,ピンの重量増分をダウンサイズしてよかったとも言える.

さて,この「DILIINGER」にはタイヤサイドに前後の組付け方法の指示表記がある.

iPhone11 Pro

Kazchariは,指示通りの順方向で組んでいる.

iPhone11 Pro

一方,ヤマタケさんは逆に組んでいる.

単純に“雪をかいて進む“というのであれば,逆方向の方が正しいっつーか,より推進力を得るという理屈がわからなくもない.

「さて,正解はどっち?」というレスをヤマタケさんのSNSスレッドにアップ.

そこへ登場したのが,我らがファットマイスターのKaba3.

曰く

「悪路(深雪)での低空気圧での高トランクション重視は逆バキ!安定した直進性能&高速走行。静止制動重視は正バキ!うーむ。ピン付きは、氷に喰いつくからどっちでもエエじゃないかな~」

なるほど.
一時はタイヤの向きを変えて試してみようと思ったけど,する必要はなかった.

さらに,

「スパイクタイヤ高かいと思うけど車スタッドレスと違い長持ちするので、劣化するまで数十年?死ぬまで?履けるのでお得かもです~それに、アイスバーンを一番 安全 快適に走れる乗り物になるのだ」

とのこと.
そうそう全く同感.
ファット用スパイクタイヤのコスパは最高なのだ.

にしても...ちまたにあふれるファットバイク関連記事には変なのが多い.

既に所有している人のブログ記事は共感できるものが多いが,「おすすめファットバイク◯選」的なコタツ記事は...
まずルック車を多数紹介している時点でなんかなぁ...

まず「雪道もラクチン」はウソやで.
ノーマルのブロックタイヤだと,深雪やアイスバーンは☓.
快適に走れる路面は結構限定的やと思うけどな.

深雪は極限まで空気を抜いて対応!
スパイクを履かせれば,ブラックアイスバーンだろううが平気!

後は「重い」「遅い」「長距離無理」とかって...そうか?

Kazchariのファット,Specialized FATBAOYはアルミフレームでカタログ上14kgほど(年式によりバラツキあり).
TREKのハードテイルMTBのローエンドモデル(Marlin)で13~15kg.
そんなに変わらんどころか,サイズによっては軽い.

遅い? ママチャリより遥かに速い.巡航30km/hは可能.脚力でカバーしろ.

ファットな100kmサイクリングin旭川

ヒルクライムもOK.ダウンヒルが楽しいぞ!

ファットな十勝岳&迷いグラベルクネクネライド

長距離? ブルベも200kmなら余裕.300は...やめときます.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

このように,ファットバイクは24時間365日,いつでもどこでも走れるオールラウンドバイクなのだ.

でも,グラベルロードも欲しいなぁ...(ボソ)

ファットな激闘!ゆるポタだったはずライド

2023/2/12 Sun

一人の冬.

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:-2 ℃,湿度:91%,体感温度:-4 ℃,風速:6.7 km/時,風向:SSW

週末連続ライドの2日目はパッとせん天気.

クルマでどこぞの温泉サウナへ...という悪魔のささやきも聞こえた.

だがしかし.

たまたまNHK+でCYCLE AROUND JAPANの道東編を観てしまったのが運の尽き.
無性にライドしたくなり出かけることにした.

OLYMPUS TG-5

おっ,なんとなくロボの頭発見.

OLYMPUS TG-5

近場をポタしてちゃっちゃと帰るつもりが,気温の高さも相まってついつい遠く遠く遠くへ.暗いけど.

OLYMPUS TG-5

この時期,郊外に出ると歩道の除雪はほとんどされていない.
いや,されたとしてもすぐに雪が積もる.
さすがのファットバイクもタイヤが埋まって動けなくなる.

で,本来の通行帯である車道を走ことになるが,場所によって波打ってデコボコ.
フラットに見えても,ガチガチの氷だったり,氷塊が隠れていたり,あるいは大嫌いな”縦わだち”にハンドルをとられたりと全く気が抜けない.

OLYMPUS TG-5

そう,冬場は結局走る場所全てがグラベル.

転倒や右方向へのはみ出しのないように最大限の注意を払うが,危険なことは危険.

そう言えば少し前のYahooニュースで「真冬の札幌市内をチャリでウーバーイーツバイトしている学生」が紹介されていた.
で,そのコメントが例によって「危ない」「コケたらどうする」「邪魔」など非難轟々.

装備を万全にし,コースを選ぶ冬チャリ遊びに関しては,もちろん完全肯定のKazchari(当然).
しかしながら都会の凍結した道を”仕事で”チャリに乗るのはちょっとなぁ.
おまけに報酬激安やし.

家から美瑛に向かう道のうち,もっとも交通量が少ないルートを選択.
夏は路面の舗装状況が悪く,ロードだと躊躇する状態.
冬は雪に覆われて却って走りやすいはずが...

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一部除雪放棄で通れない.

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踏切渡って国道まで出るはめになった.
こんな時,電車(ディーゼルなので汽車)がやって来たら絵になるのだが.

さすが国道.
歩道の除雪も丁寧.

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いつもの西聖和の交差点で左折すると,MTB+スパイクタイヤ痕が.
仲間を見つけ,うれしくなってトレースする.

やがていつもの撮影ポイント.
古い赤レンガ倉庫にて停車.

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冬ならではの光景で面白い構図.

さて,撮影中も大型の観光バスがひっきりなしに通過する.
こりゃ,丘の名所は人でごった返している可能性あり.
新コロ自粛期間中はホンマ静かやったなぁ...
農家のみなさんはともかく,観光業は今の方がうれしいのだろうけど.

さて,Kazchariは丘方面には行かず,つまり先ほどのMTBのトラッキングをヤメて美瑛市街(千代ケ岡)の方へ.

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徐々に雪が降ってきた.
千代が岡のセイコマ近くに新しくおにぎり専門店が出来ていた.

ととおにぎり

おいしそうだが時間的に今日はパス.
今度来てみよう.

軽車両通行可の踏切を渡る.
ちょうどJRの点検作業員の方と出くわす.なかなかレア.

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雪が強くなってきたが,当初の予定通り線路沿いの道を走る.
交通量少ないのか雪深め.ファットでちょうど良し.

徐々に人気がない道に.
チャリの姿はもとより,クルマすら見かけなくなった.

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タイヤが雪を蹴る音と,フロントにつけたカウベル,それに自分の息遣いしか聞こえない.
最高のデジタルデトックス.完璧に素晴らしい時間だ.

とは言え,腹が減ってきた.
ハンガーノックになる前に補給.
持参したせんべい,チョコ,塩タブ,それに給水.

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向かい風だが気温が高い不思議な日.
「やけに視界が悪いな」と思ったらサングラスに付着した雪が凍結していた.

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雪の降る中,修行(明鏡止水)モードで漕いでいるうちに志比内の分岐点着.

目立つ看板発見.
ここから直線6km先に「びえい冬まつり」の会場があるとか.
全く知らなかった.
今日の天気ではお客さん少なそう.

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さてヒルクライム.
夏に新兵器EMONDAによるタイムアタックが楽しみだ.

ここからようやく折り返し.
交通量の多い東川市街への道ではなく,入浴施設「花神楽」に向かう森方面にルートをとる.※入るわけではありません.

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この道も交通量が少ない.
つまり雪が固まっておらず負荷がスゲー.
さらに追い風で正面から吹雪攻撃.
つまり楽しい(なぜ).

「花神楽」には向かわず空港方面へ直進.
ここからはしばらく下り.

点在する牧場施設を通り過ぎて牛のオブジェへ.

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このオブジェの近くには,この辺りでは貴重な自販機があったはず.
ひょっとしたら冬期間は撤去と思いきや...あ,ありました!

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まさに雪原のオアシス.
しかもしっかり「Coke-on」対応(電波の入りは悪い).
温かいカフェオレを飲み,プラス補給食.

長居は無用(汗冷えで寒くなる).走り出す.

普通に左寄りを走っていると,すのすぐ脇を「ヤリス」が猛スピードで抜いていった.ハイブリット(?)なのか,全然気がつかなかった.こえーよ.

そやけど,そのスピードと距離でチャリをひっかけたらどうするつもりやねんやろ?
「冬にチャリに載っている方が悪い」思想? もしくは全く認識されていなかったとか? どっちも怖い.

空港脇の歩道に出た.
これで一安心と思いきや...むっちゃ雪が深いやんけ!
必死こいて漕ぐ.

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最近出来た空港と市内をつなぐ新しい道路に出た.
ここの歩道も同じく深い!

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ここに来て晴れ間! ありがたい.けど,雪は深い.

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いい加減漕ぎ疲れたので,除雪道路を求めて左折.
なんと走りやすいことか(そうか?).

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近所の絶景ポイント.ここは日本なのか?

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ちょい乗りゆるポタのはずが,吹雪&重い雪でハードな50kmのトレーニングライドになってしもうた.
最後の太陽が今日のゴールを歓迎してくれているようだった.

玄関前でサイコンを止める.
いつもならWifi接続で,すぐにSTRAVAにデータがアップロードされるはずなのだが,なぜか今日は未.
コンデジ(TG-5)からiPhoneへのデータ転送やら,シャワー,洗濯などの手間があるのでアップロードは後になってもかまわないのだが,“時々”つながらないのが困る.

全てが終わって,アップロードのためサイコンの電源をonにすると起動場面でいきなりフリーズ.
必殺の3ボタン同時押し(再起動へたすると初期化)も効かない.

PCからの起動を考え,手持ちのUSB-Cコードを差し込むとなぜか起動.
さらにiPhone側でGarmin Connectにつなぐと無事アップロードされた.

いや,ホンマ安定せんわー.
バッテリーの保ちだけは史上最強だが,相変わらず信頼性が...

いずれにせよ,今日の雪は水分を含んで明らかに重かった.
こういうところに季節の移り変わりを感じる.

これから数回は降り戻しがあると思うけど,北海道は確実に春に向かっていると感じるライドだった.

あぁ早くロードに乗りてぃっ.
モンキーもな!

ファットなネコバス,深川散歩ライド

2023/2/11 Sat

忘れ物を届けに?

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晴れ時々曇り.温度:-3 ℃,湿度:85%,体感温度:-5 ℃,風速:5.3 km/時,風向:S

祝日が土曜日なのはもったいない.
なんだか損した気分.
ただ幸いなことに,息子の習い事もお休み.
送迎の義務がなくなったのでフリーDayに.

さて,どこに行く?

昨年7月にサウナーに覚醒して以来,あちこちのサウナに入ってきたが,その中でベスト,というか一番”ととのった”のは,深川のアグリ工房まあぶだった.
つーことで,その時の感動よ再び,つーことで目的地決定.

もちろんファットバイクも持参.
『まあぶ』の先にある冬のトトロ峠はどうなっとるのだ? 気になる.

真冬のR12はDanger Zone.
車間を十分に空け,慎重に運転.

『道の駅ライスランドふかがわ』着.
ファットバイクをセッティング.

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車道は狭い上に雪がない.
歩道を走る.
除雪はまずまず.
深川も排雪が追いついておらず結構な壁.

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夏合宿で多用される「ネイパルふかがわ」前.
歩道の雪が深い.
筋トレ&筋トレ.

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国道を渡ってからずっと登り.
歩道がなくなる.

ここはもちろんSTRAVAのセグメント.
ブルベ中に何度か登ったがタイムアタック未.

今日だけのKOMゲット! そらそーだ.冬は普通登らない.

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途中で寄り道.
気持ちの良さげな真っ直ぐなダウンヒル.
今はパス.帰りに下ろう.

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トトロ(戸外炉)峠着.
バスはご覧の様子.
てっきり周辺の除雪程度はしているものと,勝手に思っていた.
まぁ,観光地...というには微妙やし.

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”ネコバス”と言っても,普通のバスにペイントしただけなので”ホンモノ”のように足が生えているわけではない.
冬なので見えへんけど.

夏はこんな感じ.

モンキー125,ブルベを走る!?(その2)

OLYMPUS TG-5
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スタートして4kmほどで目的地に着いてしまった.
仕方がない.この先も登ってみますか.

ネコバス周囲はともかく,道路の除雪は完璧.
実に走りやすい.景色も美しい.

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さすがに漕ぎ続けていると暑い.
本日は,絶賛トライ中の吸湿速乾インナー二枚重ね.

この上にパールイズミの化繊セーター,プラス,アウターという出で立ち.
現状,レースではない通常ライドはこの組み合わせなのだが,ヒルクライム時の発汗だけは防ぎようがない.

この先,科学が進化したら真の意味での吸湿速乾ウェアが完成するのだろうか?

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今は雪に覆われているが,ここから「イルムケップスカイライン」という林道が始まり,沖里河山頂までクルマで行ける.
とは言え,かなりの悪路.
以前,当時の愛車ラパンで登ったが途中で後悔.

夏になったらモンキーかファットで来てみよう.

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延々と続くかと思われたヒルクライムも終了.
このまま先に進む(下る)と道道4号につながるが,そうすると戻る道がない(R12は走りたくない).

ここで引き返す.
その前に...

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せんべい,チョコレートなどで補給.大事.
今日の気温(-3℃)ではボトルの水も凍らない(一応ELITEのサーモボトル).

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登って来た道をダウンヒル.
スパイクががっしりと雪面を噛む.

やっぱり汗冷えで寒い.
もちろん,旭岳のように命の危険を感じることがないけど.

ドロッパーでシートを下げると安定.ほんま,ええ装備や.

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ネコバス地点まで戻る.
サムネとは別ポーズ.
おっさんが何をしているのやら...

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帰ります.
ほな,また.

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往路で見つけた直線の下り道.
実に気持ちの良い道.電柱がないのがポイント高い.

途中でオートキャンプ場への分岐あり.
なんと通年営業.
この時期はコテージ客が多そう.
温泉も近いし,よろしいのではないでしょうか.

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デポ地点である「道の駅」に戻るのがもったいなく感じ,未知の道へ.
高速出口で見かけるレストランの看板が気になる.

で,10%を越えるような坂をガシガシ登っていくと,周囲の環境から浮きに浮いた教会が現れる.
結婚式場?

で,その横にレストランが併設されているのだが...
「お昼を少し過ぎたので客は多くなさそう.ここでメシにするか」と,ファットを停める.

が,玄関の窓からチラっと見える内装やウェイターの服装が妙におしゃれっつーか,ちゃんとしてる.
これはひょっとして...とGoogle先生に,この店の情報を尋ねる.

あっ,あかん,高すぎる.
いつも食べてる昼食の倍の値段する.
完全に予算オーバーなのですごすごと立ち去る.
味と質は良さそう.
だが,チャリで汗だくのおっさんが一人で来るところではなかった.

趣味へのこだわりには常識はずれに金をかけるKazchariだが,食に関してはせこいのだ.
何を食べても,翌朝には◯◯◯になるだけやし...
まっ,時と場合により質の高い料理を食べたくなる時もあるが,今日はその気分ではなかった,ということだろう.

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登りに登ってきたので,さぁ,後は下りだけ.

味のあるバス停で思わず停まってしまう.

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帰ってきたぞ,道の駅.

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ハスラーに収納.
えー,たった15kmほどですが,やたら充実したライドでした.
ずっと登りやったしな.

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さぁ,メシメシ.
時間的にサウナに入る前に食べる必要がある.
ここは安定のラーメン『一蔵』でしょう.

ぎょうざ付けても¥1500以下.
やっぱ庶民はこれやな.

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食事後,いよいよ本日のメインイベント,『まあぶ』のサウナである.
さすが土曜日&祝日.
駐車場もサウナも混んでいた.

うーん,混んでるだけならともかく,人が多いといわゆる”マナー違反”客が多くて,ちょっと複雑な気分.
こればかりは仕方がない.
どこにも一定数,他人に気をつかわない,つかえない人間はいる.

それでも,やはりここのサウナの質は良い.
冷水も露天もおすすめ.

休憩室でまったりした後,クルマで帰宅.

冬ライドの〆はサウナに限る!

ファットな糠平湖上ライド(地獄篇)

2023/2/5 Sun

雪の進軍.

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晴れ時々曇り.温度:-10 ℃,湿度:83%,体感温度:-10 ℃,風速:4.2 km/時,風向:WSW

行ってきました糠平湖ライド.
受付場所の「ひがし大雪自然館」の開館時間は9時.
道路状況,その他もろもろを考慮すると6時に家を出ることにした.

逆算して朝4時半起床とする.
前日にファットバイクはハスラーに搭載済み.

ご丁寧にネット上には糠平湖オンリーの天気予報サイトが存在する.
それによると,本日は晴れのち曇り.
降水(雪)確率10%.

ほほぉ,なかなかの湖上ライド日和ではないか.
ましてやKazchariは根拠ある晴れ男.
降水確率70%,しかも暴風雨を覆した実績があるのだ.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)

つーことでまだ暗い中,出発.
国道39号,この時間はトラックが多い.
降ってはいないが,路上の雪が巻き上がって視界が悪い.

こんな時は,いつもココロにカイ・シデン.

⇒「こういうときは臆病なくらいがちょうどいいのよね」

除雪済を期待して愛別ICから高速道路に乗る.
ここはいわゆる高規格の対面交通なので,後ろからいかついクルマが来ると焦ってしまう.
さすがにこの時間は上川ICまで単独走行だった.

だいぶ明るくなってきた.
トイレ休憩を兼ね,層雲峡の“茶色イレブン”で休憩.
自分で言うのも何だが,夏はここまでチャリで来ているのが信じられん.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

湖上ライド中の補給食として「クロワッサン」「チョコバー」を購入.
これが後に多大な貢献をするとは,この時は微塵も思わなかった.

で,出発.

三国峠のトンネルを抜けると世界,いや,明らかに天気が変わる.
期待通りに晴れ.

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それどころか,しばらく進むと路面の雪すらもなくなった.
下手したらオートバイやロードバイクでも走れるレベル.
ただし...寒い.
いわゆる十勝・釧路方面はスキーではなくスケート文化圏と言われる所以.

湖上ライドの出発点となる「五の沢駐車場」を通過.
既にものすごいクルマの数である.
ワカサギ釣りの人々であろう.
「これ,戻ってきたら停めるところあるかな?」と不安になる.

9時5分前に「ひがし大雪自然館」着.
計画通り!

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受付を済ませる.
いわゆるシーズンエントリーパスを購入(¥1,000)

そのパスと引き換えに当日のみ有効の通行許可証がもらえる.

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これを返却するとシーズンパスが戻ってくるシステム.
なるほど.

「五の沢」の駐車場が満杯になりそうだったので,手前の「三の沢」にクルマを停めてそこからチャリで向かうつもりと伝えると...

受付の方「交通量が多いですしぃ,道も凍結してますしぃ,危険では?」

いや,スパイクなのでむしろ凍結して方がありがたい.
この駐車場から乗っていきたいぐらい.

他にも色々と注意事項を確認.

「ここから近い場所も走れますが,みなさんやはり橋の方へ行かれますね」

ほほぉ,マイナーポイント,大好物だぜ.こっちも行ったろ.

「マップ上は自転車ルートとなっていますが,雪が降って大変だと思います.こちらの歩行者と兼用の道を走る方がいいと思いまーす」(※赤◯の箇所)

https://kamishihoro.info/ice-cycle/index.phpより引用

はーい(ここ重要な伏線).

「かならず15時半までにお戻りください.でないと捜索隊が出ます!」

はーい.遅れそうになったら電話すればいいですか?

「電波が届かないところがたくさんあります

...はい(ここも伏線?).

では出発.
予定通り「三の沢」までクルマで移動.
ファットを下ろしてセッティング.

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「キャリアにバッグを付ける?」「久々に360°カメラも使う?」「電熱グローブは?」などなど,パッキングに悩む.

走行後の今思うに,この湖上ライドはできるだけ軽量の方が良い.
それこそレース時並に.

想像以上に雪面がガタガタで,360°カメラの自撮り棒やキャリアのネジの緩みなどが気になって仕方がない.
また,場所により氷面ツルツルの斜面を押し上げる場合もある.
基本平地なので汗もかきにくいので着替えも不要...etc

リベンジの際には,必要ないもの全部置いていく.

しばし国道を北上.

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やはりクルマで一杯の「五の沢駐車場」.
バックするクルマに当てられるのは嫌なので慎重に進む.

湖への入り口を発見.

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林の中の整備された小道.

除雪&キレイに踏み固められていて,これ以上ないくらい走りやすく,かつアップダウンもあり,実に楽しい道だった.
一部, チャリから下りて押し歩き区間があるので注意.

OLYMPUS TG-5
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やがて,右側にカフェ発見.
帰りに寄るつもりで軽く挨拶.
これまた後で思えば,先に今日の雪面状況を聞いとけば良かった.

いよいよ湖面へ.
除雪 or 釣り客の踏み固め,それに機材運びのソリのおかげでこれまた快適ロード.

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天気も良い.
とばしても仕方がないのでゆっくりと進む.

氷が薄くなった箇所を発見.
アイスバブルが見える.
ここまで来た甲斐があったってもんだ.

OLYMPUS TG-5
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さて,肝心の橋は?

頭の中の地図を再生.
このまままっすぐ進むとワカサギ釣り会場.

はるか遠くにカラフルなテントが見える.
ここは一体どこだ?
異次元の世界.
思わず感嘆の声が漏れる.

OLYMPUS TG-5
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目的地へは,どうやら左手の”丘”を超える必要があるようだ.
え? でも,既に道というよりただの足跡になっている気もするが...

丘の上からはるか遠くに”例の橋”が見える.
そこへ続く複数のルート.

チャリの走行跡があれば...そんなものはない.
そらそうだ.
本日,チャリ一番乗りなのだ.

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仕方なく一番広めの“ルート”を選択.
ここがまぁ...ファットでも辛い道.

人の足跡がガチガチに固まって河原なみのデコボコ.
少しでもラインを外すと,ふかふかの雪にタイヤをとられ転倒.
ならばと,新雪に突っ込むがタイヤ幅をはるかに越えているので進まない.

OLYMPUS TG-5

せっかくチャリで来ているのに,押し歩きは悔しいのでドロッパー&スタンディングを駆使しつつ,必死に進軍.

「どうしてこうなった!」と愚痴りつつも,顔は笑っている.重症だ.

OLYMPUS TG-5

そんな中でも,ところどころでアイスバブル見物は忘れない.
これガス穴とちゃうよな?

OLYMPUS TG-5
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そしてついに本日のメインイベント「タウシュベツ川橋梁」到着ゥ!

OLYMPUS TG-5
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insta360 X2

前から歩いてくる方に声をかけられる.

insta360 X2

「いやぁ,スゴイですね.自転車の人は初めて見ました.これ,雪用ですか?」

と,冬のファット乗りあるあるの会話.
そして,なぜか記念撮影を求められる.

OLYMPUS TG-5

いや,ただの変なおっさんなんですけど...

「あっちの坂も登るんですか?」

へっ? ああ,がんばってみます.
とさらに前進するものの...

「こんな激坂登れんわ~」と後ろを振り向く.
すると,先ほどのお二人がカメラを構えて待ちの姿勢.

絶対,こけるの狙ってるな!

つーことで期待通りに突入 ⇒ 転倒 ⇒ 押上作業で,橋と同じ高さへ.

ははぁ...ここから登ったんやな,バカッター数名が橋の上で踊ってたっつーのは.

にしても景色が良い.

OLYMPUS TG-5

せっかくなので「3mの自撮り棒」にて空撮風動画にも挑戦.
物干し竿サイズの自撮り棒を持って周辺をウロウロ.

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ただでさえ目立つファットチャリダーに,周囲から熱い視線が突き刺さる.

もちろん足元の観察がおろそかに...はい,お約束どおり氷の裂け目に片足を突っ込んで見事に転倒.さらに熱い視線が突き刺さる.

丘を下りて休憩.
腹が減ったので,往路で購入したセブンのクロワッサンを半分食べる.
美味い.
暖かいコーヒーも持参すれば良かった.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

さて,ゆっくりと帰りますか.
団体ツアーのお客さんもワラワラと増えてきた.
ガイドさんが橋の成り立ちやらなんやらを説明.

その横を変な格好のおっさんと変なチャリが,クマベルをチリンチリン鳴らしながら通ります.

OLYMPUS TG-5

よく見ると,腕に腕章をつけたガイドさんらしき方々があちこちに.

こりゃ,許可証なしのチャリが湖に侵入しても,かならず発見されて怒られるなぁ.
ちゃんと“前日までに”申請しましょう.
当日だと受付してくれません.

糠平湖氷上サイクリング

さらばタウシュベツ.

OLYMPUS TG-5

人の通行が増えてきたので,道が走りやすくなったかというと,状態は変わらず.いや,むしろ悪化している.

スピードが出ている時は良いが,前に人を見つけて減速した時がヤバイ.
ハンドルを取られ何度もこける.

何度目かの転倒後,しばらく進むとあるモノがなくなっていることに気づいた.
そう,ポケットに入れていたコンデジ「OLYMPUS TG-5」である.
転倒時に落としてしまったようだ.

こ,これまでの画像がぁ!

げぇーっと,慌てて100メートルほど引き返す.
昼近くになり,人も増えている.
誰かに拾われてしまったかも...と焦る焦る.

見つけても,わざわざ警察や自然館に届けてくれるとは思えない.

これはなんとか発見せねば,とチャリを押して走る.

「あーしんど」と,休憩のために,ちょうど止まったところで奇跡が!
なんと,雪に埋もれてほんのわずかに見える黒いボディを見つけてしまった!
いやぁ,良かった良かった.

Kazchari,こういう経験よくあるなぁ...
その前に落とすなっつーの.

この落下事件以降,無理に漕ぐのをやめて押し歩きを中心に.

押すのと乗るのどっちが楽か?
どっちも辛い...けど,ここまで苦労して雪の中を進む己の変態ぶりに顔は笑っている.

OLYMPUS TG-5

ようやく,丘にたどり着く.
まともに走れる道まで後少し.

これがアイステーブル?

OLYMPUS TG-5
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これまでに比べたらまるで舗装路のような雪道を走り,氷上カフェ「Sift Coffee」で,ふっと一息.

OLYMPUS TG-5

「こんちわー」と挨拶.
音更コーヒー(¥650)を注文.
本日のライドの感想から始まり,近隣のブルベやらレースの思い出やらで盛り上がる.

OLYMPUS TG-5

マスターももちろんチャリダー.
テント前にはファットが置いてある.
ガイドサービスもされているようだ.

なんと過去に「KOM台湾チャレンジ」に参加されたとのこと.

走行距離105kmで獲得標高3275m登る,しかも制限時間6時間半の,ちょっと頭のおかしいレース(ホメ言葉).
うむ,興味が湧いてきたぞ.

マスター曰く,タウシュベツ見学は「平日」「しばらく降雪なし」「快晴」が揃うと最高らしい.
さらに前日までに申請要と,なかなかハードルが高いが,ここはぜひ,その状況でリベンジしたいところ.

話し込み,長時間停まっていると,汗冷えで寒くなってきた.
お暇する.

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再度,森の中の快適道を進む.
ちゃっちゃとクルマに戻って,温泉(サウナ)にでも行くかぁ~(と思っていた時期がKazchariにもありました).

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もうじきゴール(駐車場)なのに,左手に「自転車道」のサインを見つけてしまう.

なんとなーく,頭に入っていたこの地図が思い浮かび,少し右に抜ければ,すぐに国道につながるもんだと思いこんでいた(※赤◯エリア).

https://kamishihoro.info/ice-cycle/index.phpより引用

ただし,このルート,とっかかりから雪深め.
自然館の受付スタッフの「たぶん走れないと思います」という言葉も思い起こされる.

行くか行かまいか逡巡していると,うしろから...

「あのー,この道行かれるんですか? 走っているところ写真に撮っていいですか?」

と,なぜか変な撮影依頼アゲイン.
これは行けというカミサマのお告げなのか?

「いいですよ」と言い残し,雪深いトラックに突撃!
少し進んだだけで,速攻スタック ⇒ 転倒.
再度ファットを起こしてチャレンジ.
これを何度も繰り返す.

「もうええやろ? 今日はこれくらいにしといたる」と,後ろを振り向くと,なぜか先程の依頼者がカメラを構えて待っておられる.

えー,戻られへんやん...これは進むしかない.
なぜにこんなところで地獄の進軍せなあかんのか...

OLYMPUS TG-5

つーことで,エネルギーも枯渇状態にあるが,戻るに戻れず進む.
やがて国道への抜け道が出てくるであろうと信じて...

だがしかし.時折,自転車ルートのサインは出てくるものの,一向に右折しない.
それどころか徐々に湖方面に向かっているような気がする...
しばらく進むと,人の足跡すらなくなった.完全新雪.

引き返せば良いものの,「ここまで来たのだから」と冷静な判断ができなくなっていた.正に「コンコルド効果」
八甲田山,もしくはインパール作戦のような死の行軍が続く.

「き,基地に帰れば温かいコーヒーが待っているんだ...」

と,某赤い宇宙人の言葉がリフレイン.
カイ・シデンの教えはどこ行った.

そして,とうとう糠平湖のほとりへ到達.もちろん一面の雪原である.
この先に道はない.

OLYMPUS TG-5

そう,来た道を引き返す以外,何もできない.

少し戻り,森の中,露出した木株に座り込む.
腹が...減った...
うぉぉ,さっきのクロワッサンとチョコバーがあるやんけ!
ボトルの水も凍っていない.十分だ.

OLYMPUS TG-5

途中で「RAVEMEN160」が電池切れ.
うん? 意外に保ちが悪い? 寒さのせい?
4時間ほどのライドで消灯してしまった.
スペック上,「ゆっくり点滅」は8時間とある.
うーむ.
よくよく仕様を読んでみると,LOW点灯モードが一番持続時間が長いようだ.
これは検証要かも.

リアのOLIGHTは全然問題ない.

エネルギー補充後,自らが刻んだトレールを踏み直す.

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左手に国道,そして五の沢に駐車しているクルマが見える.
そして,ようやく歩道と自転車道の分岐点に戻れた.

そのまま国道を南下,三の沢駐車場に無事帰還.
小雪がちらつき,雲行きからして吹雪になりそう.

早々にもうひとつの走行エリアへ行くことは諦めて,「自然館」に戻り許可証を返した.

時刻は14時少し前.

料金が高く,混んでそうな糠平温泉内のサウナに入る気は失せた.
Google先生に教えてもらったレストランも結構並んでいる.

先ほど森の中で食べた補給食もまだ効いている.
明るいうちに,三国峠を越えて上川で昼食を摂ることにする.

往路同様,三国峠のトンネルを抜けると天気ががらりと変わった.
そう,今度は悪い方へ.
見事に吹雪いていた.

ポジションランプをつけ,慎重に運転.カイ・シデン復活.
あまりの視界の悪さに,予定していた上川での昼食もパスし,高速道路に乗る.
できるだけ家に近い場所まで避難するつもり.

吹雪の高速を無事にクリアして当麻のセイコマへ.
小腹を満たすため,おにぎりと北海道産フライドポテトを食す.

ヨメさんにLINEすると,向こうは子供ら3人で映画(たぶん鬼滅)に行き,夕食を食べて帰るらしい.

なんや.これでKazchariもいそいで帰る必要がなくなった.
となればサウナでしょう.

いつもの東神楽の『花神楽』へ向かう.
日曜夕方なので割りと混んでいる.

サウナ室にはテレビがある.
ちょうど『閃光のハサウェイ TVエディション』の放送中だった.
どう見てもガンダムに興味のなさそうな裸のおっさん達が,クスィーとペネロペーの戦闘シーンを食い入るように見ていたが,どういう感想なのだろう.

上がった後は,最近,やたら充実させた休憩室にて,『永遠の0』のコミック版を全巻読了.
色々言われているけど,百田尚樹の本は基本的に面白いなぁ(たかじんのヨメさんのヤツはアレだが).

読書中,隣のテーブルから英会話が聞こえてきた.
旭岳スノボの観光客?
こんなマニアックな入浴施設に入りに来るとは“通”やな.

このまま食事しても良いと思ったが,メニューがイマイチ.
ただし,何しか腹が減ってきたので”みんな大好き”コスパ最高の『かつや』へ.

iPhone11 Pro

何かいつもと違うなぁ...と思ったら,一連のバカッターの寿司テロのおかげで,備え付けのソースやドレッシング,漬物が撤去されていた.
注文後に出す方式になったらしい.
さすが外食チェーンのトップ企業.対応が早い.

8時過ぎ帰宅.
ファットや荷物をクルマから下ろしたら,もうヘロヘロ.
夜練どころではなく,すぐに眠りにつくことにした.

夢現の中,糠平湖ライドのリベンジを願う.
一日がかりで費用もかかる,コスパ最悪のイベントやけどな.

いや,快晴の下,雪原の上を縦横無尽に走り回りたい.
そんなライド,つまり「天国篇」を書く日はやってくるのか?

ファットな冬の天人峡ライド~ぽかぽか

20223/1/30 Mon

新運用と新兵器.

OLYMPUS TG-5

晴れ,温度:-10 ℃,湿度:76%,体感温度:-16 ℃,風速11.2 km/時,風向SSW

振替休日.
昨日の日曜日は悪天候で一旦出かけたものの,道路状況的に諦めた.
一夜明けると,ここ最近なかった超快晴.
これは出かけねばなるまいて.

ただし...定刻に起床したものの,とある場所に寄りたくて出発が遅れてしまった.
そう,欲しいガンプラの再販日と重なっているのだ.

で,近所の「100満ボルト」の10時開店と同時に入店.
残念ながら...なかった.
いわゆる納品日と店頭販売日の時間差か?
はたまた最近の悪天候のせいか?

いずれにせよ,2回目の再販も逃してしまった.
まっ,来月に期待かな.

「身構えている時には,なかなか買えないものだ.来店ポイントだけでももらって出発するか」と,スマホのアプリ画面を端末に読み込ませたが,なぜかエラー表示.
店員さんを呼ぶ.
どうやら,ポイントカードの情報とアプリの登録内容が一致しないためだそうな.

かもな.

旭川に引っ越してきた頃,色々なポイントカードを作ったけど,時々はKazchari,時々はヨメさん名義とごちゃごちゃにしてたツケが,各種アプリ移行により露呈しつつある.
ここはスッキリさせるべく,Kazchariの名義に変更することにした.

この手続きに意外と時間がかかった.
店を出た頃には,当初の赤平方面計画は挫折.
近場ライドに変更することにした.

で,向かったのが...

OLYMPUS TG-5

はい.
クルマ・デポポイントでお馴染みの東川大雪遊水公園到着.
前輪をはめると,時既に11時半.遅い.

今回のライド,新しく試したいことがいくつか.

1つ目はベースレイヤー.

冬ライド,特に北海道のこの厳冬期を乗り切るには何よりベースレイヤーが大事.
Kazchariは2種を使いわけていた.

冬のインナー対決~「ミレー」vs「ファイントラック」

いつも役に立つというか,Kazchariの興味と一致する内容の多いチャリ系ブログ『cbnblog』によると,この2枚の合せ技が効果的とのこと.

ミレーのドライナミック・メッシュの性能が異次元すぎた 吸汗速乾インナーの効果を倍増させるチートアイテム

この発想はなかった.
で,今回試してみることに.

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これで”ビーチク”が痛くないぞ!

もう一つは先日購入&色々あった「電熱グローブ」

Warm EF 電熱グローブ

マイナス20℃にせまろうかという厳寒の日.
まさに効果判定のチャンスである.

もっとも,最初からは着用しない.
真打ちはここぞという場面まで登場を待つ.

今日は趣向を変えて,いつもと異なりダム対岸ルートで登っていく.
それにしても...

OLYMPUS TG-5

この美しさよ.
空気が美味い.

それに完璧な除雪.
鼻歌の一つも歌う...いや,顔が痛い.

OLYMPUS TG-5

さて,ある意味冬ライド最大の鬼門.
トンネルである.

全く積雪がないのでスパイクピンがちびる.
盛大な騒音を立てつつ,ファットが走る.

そしてトンネルを抜けると...

OLYMPUS TG-5

見事な大雪山系.
これだから冬ライドはやめられない.

OLYMPUS TG-5

ここも好きなポイント.
青と白.
そこにちっぽけな黒いチャリ.

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通称「ユイの壁」を下りてすぐの分岐看板.
この激坂,当然のごとく冬期通行止め.

OLYMPUS TG-5

今日のコースはやたら長い直線が多い.
晴天時はええけど,吹雪いたら絶望しか感じない.

OLYMPUS TG-5

この青看板の手前,別の林道が走れそうだったので進入したら,前方からトラックが走ってきて慌てて退散(Uターン).
どこかの工事現場につながっているようだ.

そう,今日は平日.
トラックを始め,お仕事車両が非常に多い.
観光客のクルマが少ないけど,痛し痒しやね.

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予定通り,天人峡を目指す.ここから約10km.

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トンネル内.特に暖かくもなし.
スパイクピンがぁー!

そうそうフロントライトはRAVEMEN.

使い勝手良し.

OLYMPUS TG-5

で,我慢の「羽衣トンネル」を抜けるとこの絶景である.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

今やたった一軒しかない宿(しきしま荘)のための完璧な除雪.
光のあたる柱状節理と,暗い雪の壁.
コントラストがくっきりしすぎて,”切って貼った”みたいな画になっている.

最後のトンネルを抜ける.
行き止まりの先には,今や心霊スポット化しつつある『天人閣』

OLYMPUS TG-5

まだ営業していた頃,日帰り入浴で訪れたことがある.
めっちゃええお湯やったなぁ.特に露天風呂はよく覚えている.

ワンチャン,冬の「羽衣の滝」まで行けるかと思ったが,全く除雪されていないようだ.
猛者たちの歩いた跡はある.

つーことで,ここに来た目的である「足湯」へ.

OLYMPUS TG-5

いい感じに冷えている「メッシュソックス」「ウールソックス」「トゥーカバー」「オーバーソックス」の豪華4層重ねを脱ぎ,湯に足をつける.

至福.

OLYMPUS TG-5

ちょうどどこかの温泉施設なのか,トラックが大量に湯を汲みにきていた.
タイヤの跡が他に何台もあったので,半端ない湯量なのだろう.
つくづく,主要ホテルの廃業がもったいない.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

持参した補給食を頬張りつつ,30分ほど滞在.
長時間の休憩は汗冷えの元.
それに日が傾くと一気に気温が低下する.

出発.

OLYMPUS TG-5

天人峡までは2~5%の登り.
そう少し標高が高いのだ.

ゆえに帰路は下りとなる.Avgスピードも25km/hを越える.
すると何が起こるかというと...ひたすら寒い.

数百メートル進んでたまらずストップ.
ついに,新兵器,電熱グローブの登場である.

OLYMPUS TG-5

以下,インプレッション.

素晴らしい製品である.

緑色は一番低い温度なのだが,ハンドルカバー併用のため全く問題ない.
手の甲からMP関節を越えたあたりまで,ほんのりと暖かくなり,冷えて感覚が怪しかった指先の動きが完全復活.
その末端の回復が身体全体に伝わったのか,念のために持参していた電熱ベストは使用する必要がなくなった.

Kazchariの場合,Lサイズだと指が余るので,デジカメの操作がややしづらくなるのと,バッテリーのせいで手首あたりが太くなってしまうので,ハンドルカバーに入れるのに少々コツがいるが...それは些末なこと.良い買い物をした.

ちなみに1時間ほどの使用でバッテリー15%減.十分でしょう.

ただし,以前の記事でも書いたが「洗濯不可」らしい.
できるだけ汗をかきたくないのでヒルクライムなどでの使用は避けたい.
後,ついつい鼻を拭ってしまう癖も...自重しよう.

OLYMPUS TG-5

ここまで下ると,気温も少し高くなる.
と言ってもマイナス10℃ぐらいか?

そうそう「足湯」につけたせいか,足の方は全く寒くない.
ずっとポカポカしている.
さすが温泉,恐るべし.

帰りは往路の対岸を走る.
”みんな大好き”チョボチナイゲートは完全に雪の中.
クロカンの人とか進してそう.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

例によって憂鬱なトンネル轟音走行を終えると,忠別ダムの管理所が現れる.
せっかくなのでダム道路ライド...げっ,除雪してへんやん!

OLYMPUS TG-5

ダムからのダウンヒル.
途中でワンボックスがスリップして,道路脇の林に突っ込んでいた.
ドライバーはどこかに電話中.
うーん,この見通しの良い道路でなぜスリップ?

OLYMPUS TG-5

つーことで,無事デポ地点の公園に戻る.

OLYMPUS TG-5

いやいや今日も楽しかったのぉ.

まさかこの年になって,マイナス20℃近い中をチャリで走る変...趣味にはまるとは想像できなかった.
健康の秘訣,細胞内ミトコンドリアを増やすためには,運動のほかにカラダを極限状態,特に寒さにさらすのが良いという.

https://www.youtube.com/watch?v=dQxITznYqEE

確かに昨年末,新コロにかかってしまったが,最大で37.2℃の熱,他には何の症状もなかったのは,我がミトコンドリアの丈夫さのおかげに違いない.

Cの記録~そして残りの人生

さて,本日のライド,最大の収穫は言うまでもなく電熱グローブの有用性.
こいつさえあればもっと寒くても,何なら南極でも大丈夫!(マジで!?)

「ベースレイヤー2枚重ね」作戦は...よくわからん.
いつもと変わらん感じ.
別メーカー,別素材,何より新品でないと効果的でないかもしれぬ.

OLYMPUS TG-5

いつもならこの後,サ活へGo!なのだが,昨日も行ったしな.

HOKKAIDER BASEへの立ち寄りも考えたが,閉店時間近くになっていたので諦めた.
後でSNSで確認すると臨時休業だったとのこと.

うむ.相変わらずツイている...いや,ストフリ買えてへんやん!

電熱グローブ再起動~交換バッテリーが届いた

2023/1/24 Tue

参考になれば.

iphone11 Pro

先日Amazonにて,冬場のダウンヒル用に電熱グローブを購入した.

片方ずつ計2ケの小型バッテリーが付属していたのだが,うち一つが充電不可.
メーカーに初期不良の連絡と交換を申し出た.

またしても通販失敗?~電熱グローブを買ったが予断を許さない状況

その続きのエピソードである.

メーカーに直接,自分の住所を伝えて良いのかの確認のため,Amazonのカスタマーサービスに連絡.
既に23時を回っていたが,すぐにチャットがつながった.
このあたりのサービスは便利すぎてエグい(日本の企業ではありえない)

結論から言うと「配送システム上,仕方ないので伝えても構わない」とのこと.
さらに「ご住所は本取引だけで利用されますのでご安心を」とかなんとか返事があったが,ここはよくわからない.スクショされたら終わりやん.

もしくは,別の解決方法として「グローブを含め全てを返品してからの再購入」も提案された.
その際「最初に買った値段より高ければ対応します」との申し出もあった.
やっぱ,Amazonのサービスすげーわ.

しばし熟考.

少々抵抗あるものの,まぁ大丈夫だろうと楽観的に考え,元のメーカーに住所を伝えた.

で,数日後,新しいバッテリー到着.
やたらデカイ箱だったので「予備が2,3個ついているかも?」と期待したが,さすがにそれはなく,1個だけだった(強欲か!)

残量「74」の表示.
早速,グローブにツ~ルゥコネクトォォォ!
無事通電し,電熱グローブ本来の役目を果たせるようになった.

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ボタンを押して赤(高温)⇒青(中温)⇒緑(低温)と変化する.

あらためて,この電熱グローブを試着レビュー.
かなり暖かい.

てっきり手の甲だけを暖めるモノだと思っていたが,どうやら電熱線がMP関節を越え,PIP関節近くまで覆っているようだ.
さすがサクラチェッカーでも上位に位置していただけのことはある.

Warm EF 電熱グローブ

タグに洗濯禁止とあるのでインナー必須.
試しに薄手のグローブと二重履きさせてみたがサイズ的に余裕だった.

さて,このバッテリーに関してだが,メーカーが発送前に...

「今回発送のバッテリーの印刷内容は前のバッテリーとちょっと違いますので,気にしなければ幸いです.(機能も外観も同じです.印刷文字だけが違います.)」

と,わざわざ注意喚起(?)メッセを送ってきた.

確かに,元の付属バッテリーはこれ.

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新しいのはこれ.

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「Warm」は「暖」,「EF」は...何て読む?
中国語は日本語と違って文字種が漢字のみなので,発音か意味でなんでもかんでも当て字にするのが面白い.

それはともかく,事前の言い訳メールの理由を考える.
日本人にとって,似ているけど少し違う漢字,もしくは全く見知らぬ漢字に対して抵抗感があると予測してのメールだろうか?

知っているようで知らない.
読めそうで読めない.
そこに何とも言えない違和感.

これ,もしかしてロボットの顔を人間に近づければ近づけるほど,親近感が低下していく現象,いわゆる「不気味の谷」と同じだろうか?

うがち過ぎ?

それはさておき,趣味の物品の購入が通販生活に移行してから,あまり国産か中華製かをあまり気にしなくなってきたなぁ(食料品は除く).

特にデジタルガジェット系に関しては性能に遜色なくなってきた.
もちろん,購入前のサクラチェッカーは必須やけど.

なんつっても,Kazchariは“みんな大好き”OLGHT愛好者.

進撃のアウトドアメーカー~OLIGHTとWAQ

つーことで,この電熱グローブのデビューライドはいつ?

第2回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

2023/1/22 Sun

寒冷地獄.

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曇り.温度-10 ℃,湿度87%,体感温度-13 ℃,風速5.7km/時,風向NNW

やってきました久々のレースの日.
2時間耐久のスノーライドである.
センチュリーライドに続いて,美瑛町の名物イベントになる...かな?

昨年の大会は道の駅『ビルケの森』周辺の特設コースだった.

第1回びえいビルケの森スノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース

今年は場所を移して町内スポーツセンターが会場になる.
いつもクルマをデポさせていただいているところやね.

「ビルケ」はあれかな,観光客が増えてきたら避けたんやろか?

7時半から受付開始ということで逆算して5時起床,6時半に家を出る.
朝食後,レース前にはいつも飲んでいる『グリコ オキシアップ』を手に取るが...

見事に賞味期限切れ.
効果があるのかないのか確証はないけど,プラセボアイテムが一つ消えた.
途中セイコマにより,パワージェルを購入したが,氷点下,冷たいモノは辛い.

で,会場着.
前輪をはめてセッテイング.

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偶然隣に停まったクルマは昨年の夏,支笏湖周辺のグラベル・イベントでご一緒したJさん.

ファットなグラベルミーティングライド

いやいや,またしても速い人=ライバル登場で表彰台がぁ~

さて,受付を済ませゼッケンGet!
エントリ開始日の0時に申し込んだだけにソロ男子部門,栄光の1番だぜぃ.

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まず参加賞として「惣菜パン」「ミニドーナツ」「いろはす」の支給.
どいつもこいつもキンキンに冷えてやがるぜ.
魔法瓶に熱い飲み物を入れてこなかったことをタヒぬほど後悔.

雪がややぱらつく中,試走を軽く3週ほど.
昨年の下って登るめりはりのあったコースと異なり,ほぼフラット.
ただし,ゴールから駐車場にかけての「表」と,林間の「裏」ではコースプロフィールがまるで異なる.

もちろんやっかいなのは後者である.

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一見走りやすそうに見えるが,これまでのスノーレースの経験上,このコンディションがキープできることはまずない.
周回が進めば進むほど荒れていく.

チャリが一番苦手なのが縦轍.
前車の追い抜きなどで,変にハンドルをこじれば即転倒.
昨年の大会で何度コケたことか...(サイコンふっとんだ)

まぁ,下は雪なのでコケても痛くはないのだが,腰やら膝やら股関節をねじるとやっかいだ.
何よりタイムロス.
走り出してもペースが戻らない.

と,心配しても仕方がない.
参加者はみな同条件.
でもまぁ...MTBの細いタイヤよりファットが有利かな...(と思っていた時期がKazchariにもありました)

後は...グローブ!
いつものライドではハンドルカバーを装着しているのだが,レースなので外す.
そのかわりに極寒用のグローブはこいつ.

さらに汗冷え防止のためにインナーも装着.

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さて,試走タイムも終わり8時45分,スタート地点集合.

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荷物置き場とトイレの場所が近いのが助かる.
ならばと,エライ人の挨拶の間に最後のトイレ.
そそくさと戻ると,近くの参加者の人が「スタートが5分早まったよ~」と教えてくれる.やばかった.

つーことで,8時55分,ソロ男子を皮切りに各クラス30秒ごとに出走.

いただき画像 ゾロのガチ勢軍団
いただき画像

グリットの先頭に並んでいた4人ほどが先行.
あっと言う間に見えなくなった.
すげー,あのペースで保つのか?

一周を終えて,スノーレース常勝のTさんが上がってきた.
それに先程のJさんも.

少し追いつこうと踏ん張るが...あっあかん,パワーがレベチ.
二人共ファットと言えばファットなのだが,Kazchariより細い3インチ(?)サイズ.
その細めのタイヤで蛇行しながら轍をグイグイ突破していく.

あんなペースに付いてったら2時間ももたんと諦める.
(この後何回も抜かれる)

テクニック,パワー,持久力全てが足りぬ.
その証拠にラップタイムがどんどん落ちていく.

それを補うために必要なのが水と補給食.
どちらも摂る余裕なし.
特に普通のプラボトルでは凍結してしまう寒さ.

当然,予想通りコースコンディションもどんどん悪化.
轍はまだ良いとして,困ったのが「穴」.
いつの間にか,林間コースあちこちトラップだらけ.
先程のJさんも穴にはまって前転したらしい.

見かねたスタッフがあまりにも荒れた箇所を板でカバー.
それはそれで滑って転倒する人もいた.

正に阿鼻叫喚.
Kazchariも何度かコケた.
ケガはなかったが,何が辛いって,ふくらはぎの攣り.
一旦,足を止めるとリタイヤを考えるほど痛ぇ.
まぁ,しばらく乗っていると回復.
また転倒⇒また攣り,のローテーション.

そうそう,レース終了後,サイコンに初めて「ジャンプ」が計測されていた.上下運動が激しかったからだろうか?

後は...まぁ(動体)視力の問題もあった.
穴が...本当に見えない.
記憶を頼りにこの辺にあったはず,と手探り(足探り)状態で林間コースのタイムがどんどん落ちていく.

2時間のタイムアップギリギリになんとかゴールラインを追加し,もう一周稼ぐことができた.
ここはラッキー.

のんびり走って無事ゴール.

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自分で何周走ったか...わからん.
クルマにファットを積み込み,あまりの寒さに震えるカラダをヒーター&ホットシート全開で暖める.
やっぱりホットな飲み物を忘れたのが痛い.

しばらくして表彰式が行われる体育館へ.
昨年と異なり,事前にホワイトボードにリザルトが掲示してあった.

残念ながら男子ソロ17名参加の中,6位と入賞ならず!

記録は37周(ちなみに優勝者は42周(!),5位の人は38周).
うーん.今年はさすがに手応えなかったからなぁ.まぁ納得の結果.

それより驚いたのが常勝のTさんが4位だったこと.
優勝はそのTさんのライバルたるFさん.
Kazchariの見間違いでなければ,今年はいつものMTBでなく4.8ぐらいのファットバイクに乗っておられたはず.
コースコンディションを考慮し,マシンを変えてきた? さすがだ.

そして2位は知り合いのJさん.
こちらも貫禄の走り.
後で話してわかったのだが,実は仕事関連で共通の知人がいることを知りびっくり.What’s a small world!

そして最後に協賛各企業様提供の記念品があたる抽選会...つっても時短のため事前にクジで割当ずみ.
Kazchariはクランカーさん提供の保冷ボトルをGet!

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ありがとうごさいます.こんなんナンボあってもええからね.

つーことで新年一発目のチャリイベントが無事終了.

この風,この肌触りこそレースよ!(翻訳:むっちゃ楽しかったです

運営の皆様,参加者の皆様,お疲れ様でした.来年も出ます!

先程あげた自分への課題である「バイクコントロール」「体幹筋強化」
わかっている.
これらを向上しないと...もう勝てん.

さて,知り合いに別れの挨拶を済ませ,向かうはもちろんサ活.
近いとは言え,白金の高級温泉系ではなく,我がホームサウナたる「森のゆホテル花神楽」へ向かう.

途中セイコマで昼食.
先程もらった「惣菜パン」と「ドーナツ」も消費.
今日は枯渇したなぁ.

さて,数週間ぶりに訪れた「花神楽」だが大きな変化があった.
いつの間にか,休憩コーナーに,どーんとコミック棚が増設されているのだ.

これ,明らかに「万葉の湯」とか「芦別スターライト」を意識しているよなぁ.
流行りだね.
しかもJAF割引で¥600と上記2施設と比較しても格安.
これで1日中まったりできる施設に生まれ変わった.

ラインナップも新し目のモノが多い.
Kazchariも最近滞っていた『キングダム』の続きを6冊ほど読んでまったりしてしまった.
それにしても中華統一まで何巻費やすことやら...『ベルセルク』みたいにならんやろな?

帰宅すると雪の積もった庭でヨメさんと息子がラグビー中.
変な人たちだ.

つーことで,酷使したカラダはバキバキ.
さすがに今日は早めに寝よう...と某SNSをチェックしたら,早くも『旭ヶ丘ヒルクライムアタック2023』開催の告知が!

旭ヶ丘ヒルクライムアタック2022

新たな戦いに向けてReady Go!

※ 運営側のヤマタケさんのブログはこちら ⇒ 激アツの極寒レース!- Natural Born Ezoist

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※ 1/25,公式さんが動画をアップされました!