2021/5/3 Mon
キャンプ初日は眠れない
さて『仲洞爺キャンプ場』の夜.
この時期のキャンプは何より防寒対策が重要.
出発前のリハーサル通り,地面にブルーシート,新兵器の防水シートを敷き,テントを立てる.
テントの中には裏面銀マット仕様のレジャーシート.
これで,居住のためのセッティング終了.そして...
Kazchari ⇒ 「WAQ:インフレータブルマット」+「3シーズンシェラフ」+「シェラフカバー」
WAQ 車中泊マット 厚手 8cm キャンピングマット 特殊ウレタン 軽量
息子 ⇒ 「銀ロールマット」+「サーマレスト:インフレータブルマット」+「3シーズンシェラフ」+「ブランケット」
で夜を迎える.
今回は,テント内スペースをかなり圧迫する「WAQ:コット」は使用しなかった.
WAQ 2WAY フォールディング コット 折りたたみ式コット WAQ-COT01 ハイ/ロー切替可能
息子は熟睡していたが,Kazchariは寒さのあまり数回目が覚める(年齢のせい説).
もしかしたら,家での就寝時同様,Tシャツにトランクスといういで立ちが敗因かもしれない(アホなのか).
そこで最終兵器を投入.
寝ぼけながらも「3シーズンシェラフ+シェラフカバー」の上に,さらに「夏用シェラフ」をかぶせる.
これで少なくとも足先と下半身の寒さは改善された.
それでも,なかなか冷えが収まらないのが肩回り.
通販でよく見る「これ」が欲しくなった.買わんけど使えそう.
いろいろ戦ったが,完全に熟睡できないまま朝6時.
「Germin INSTINCT」の睡眠ログで確認すると,寝初めの2時間は「深い眠り」だったようで,徹夜明けの様な頭重感は感じない.
今日の運転も大丈夫でせう.
キャンプ初日の夜は毎回こんなもんだ.
息子も目覚めた.
外に出ると,既にあちこちで焚き火が始まっている.
あらためて観察すると以前より焚き火キャンパーが増えた気がする.
ブームやな.
もうひとつ目立つのがティピー型テント.
エスニック柄付き.
おしゃれやな.
そのいずれでもない,地味キャンパーのKazchariは昨日買った菓子パンをフライパンで焼くといういつもの朝食.
おお,そういえば今回は”挽くコーヒー豆”を持ってきたぞ!
しかし...寒さのあまり,温めたパンもコーヒーもあっという間に冷えてしまう.
息子はどこ行った?...いた.
隣のテントの焚き火にあたっている.
さすがやたらに社交的な我が息子.
あることないことペラペラしゃべって,おぢさんとすっかり友達になっておる.
いや,親ながらスゴイと思うわ.
小学生低学年男子のみの特権かもな.
おいおい,いくら仲良くなったからといって,おぢさんの膝の上にのるなぁ~
メシを食ったので撤収.
シェラフを巻いて,食器を洗って,テントをたたんで...って,こら息子,手伝え!
到着時と同じく,台車を使ってクルマまで大量の荷物を運ぶ.
これまで気にしてなかったけど,キャンプ用のキャリーカーが欲しくなった.
ここのキャンプ場は台車が借りれるからええけど,駐車場とテント設置場所が離れてる場合,何往復もするのは辛いかも...と,自分の物欲を満足させるためにこじつけ全開!
買うなら,最近お気に入りのWAQ一択!
WAQ キャリーワゴン【 大型タイヤ 】自立収納 コンパクト 耐荷重150kg
こうしてどんどんファミリーキャンパー化していく自分が怖いわ...
なんだかんだで10時頃「仲洞爺キャンプ場」を後にする.
受付には既にクルマが数台並んでいる.
さすが人気のキャンプ地である.
洞爺湖をぐるっと回って温泉街へ.
高級ホテルも満車やな.
サミット開催時に建設されたトンネルを通って,海側つまり噴火湾に出る.
本日最初の道の駅は「とようら」.
さくっとスタンプ押印...というわけにはいかず,10冊ほど抱えてバンバン押していく.
他の客の目線が怖い...(誰も気にしてないって)
一度入ると逃げ場がない国道5号へ.
交通量多し.
“慎重な”クルマがいると大渋滞になる(※スピード制限は守りましょう).
助手席の息子が退屈そう=眠そうなので,これはいかんと八雲の『噴火湾パノラマパーク』に寄ることにした.
いつも思うのだが,北海道の公園はどこもホンマに広大.しかもガラガラ.
変な方向に飛ばないよう,あえて空気を抜いてベコベコなボールをけりつつ,大型遊具のある場所を目指して結構な距離を歩く.
運転しっぱなしのKazchariにも良い運動やな.
八雲を出てさらに南下.
次なる道の駅は「YOU・遊・もり」なのだが,駐車場待ちのクルマが国道まであふれている.
「こらあかん」とあっさり諦めてパス.
先に進んで,本日の目的地「東大沼キャンプ場」に向かう道のうち地味な方,つまり海岸沿いのコースを選択.
途中の桜並木が美しい.
まさに道南は満開.
道の駅「つど~る・プラザ・さわら」はそれほど混んでいなかった.
クルマを下りると前方から声調の効いた異国の言葉が...
若い女性の集団.
顔立ちや体つき,そのファッションセンスからベトナム人と推測(たぶん正解).
なぜこの時期に,こんな田舎に...と思ったが,観光客ではなくいわゆる技能研修生では?と,これまた勝手な推測.
先にトイレに行った息子が,戻ってきて一言.
「くそー.あのねーちゃん達,オレの尻を笑いながら触りやがった!」と激おこ.
いきなりセクハラに会う息子であった.
まぁ,サイズ的に触りたくなったんやろな.
変なトラウマにならなければ良いが...(←なるかい!)
しかし,まぁ,いろんな人にモテる息子だこと.
この道の駅には食事施設がない.
周辺もあやしい.
Kazchariの好みだけでなく,息子の食事も考える必要がある.
となると...やはりみんな大好きセイコマやな.
おにぎり食って出発.
なぜか間歇泉見学が有料(自然現象ちゃうん?)の道の駅「しかべ間歇泉公園」に寄った後,目的地である内陸の「東大沼キャンプ場」を目指す.
ここにも何度か泊まったことがある.
ロケーションが素晴らしいのにもかかわらず利用料が無料なのが素晴らしい!
当然そう思うのはKazchariだけでなく他のキャンパーも同様.
予想通り混んでいた.
無料=管理人がいないため,昨晩の「仲洞爺キャンプ場」のような感染予防策を取ってはくれない.
ゆえに密を避け,駐車場の近く&水際にキャンプ地を確保した.
テントセッティング後,トイレに行ってきた息子.
「とーちゃん,大変だ! シャッターが閉まっててトイレが使えない!」
ええー! この人数どうやってさばいてんの?
後で確認したところ,2つあるトイレのうち1つが修理中で使えないということだった.
Kazchariテントから相当歩く必要がある.
まぁ仕方がない.
朝〇ん〇ができるだけでも助かる.
先ほど述べた通り,このキャンプ場の素晴らしさはそのロケーションにある.
うずうずしていた息子が先行し早速探検開始.
かなり奥地に巨大な御殿を発見.
まるでキャンプ用品メーカーのモデルルーム.
しかも誰もいない.
オシャレだが片づけるのが大変そう.
ここでも息子,そのバツグンの社交性を発揮して同年齢の友だちを早速見つける.
ベコベコボールでサッカーを始めるが,懸念していた通り,ボールが湖に落ちてしまった.
当初は回収不能かと思われたが,運よく風向きによってボールが水門の方へ流れてきた.
それでも手は届かない.
そこでKazchari,タープを支えていたポール2本を使って,ボールをなんとか引き上げる!
へへっ,見たか息子よ! とーちゃんを尊敬しろ!(安い尊敬やな)
昨日よりは時間に余裕があるが,それでも腹は減る.
今晩も寒くなりそうなので自炊を諦め,せっかくの函館近辺まで来たということで,みんな大好きお寿司を食いに行くことにした(もちろん回るヤツ).
せっかく確保した駐車スペースを失わない様に,他のキャンパー同様,椅子をおいて場所取り.
こういうことはあんまりしたくないけど仕方がない.
函館に向かう大動脈5号線を少し南下.
途中で赤松街道こと旧5号線に入る.
しかしまぁ,函館の警察は仕事熱心なのか,薄暗くなる中でも,しっかりと速度違反の極悪車両を数台捕まえていた(ホンマ,ビビるわ).
ナビの指示通り『函まるずし函館桔梗店』着.
息子はサーモン,いくら,納豆まきという,いつもと変わらないメニュー.
新しい味に挑戦!なんて思考にはなかなかならんわな.
Kazhcariは”函館産”中心に変わり種寿司を.鯛に味噌のっけてるヤツが美味かったなぁ.
大食漢の中三病の娘と違って,息子は(現状)少食なので食費が抑えられて良い.
なんだかんだでレジ脇にある恐竜フィギュア(¥160)を買わされてしまった.
キャンプ場に戻る前に温泉へ.
以前,出張で訪れた際にも立ち寄った『七飯町健康センター「アップル温泉」へ.
露天風呂もあり,実に快適な風呂だった.
さぁ寝るか.
ちなみに,キャンプ場に戻る途中の赤松街道では,すでに8時を越えていたのにもかかわらず,警察がまだお仕事中.
ご苦労様です.