2020/9/1 Tue
長い一日.
『Tour de France 2020 Stage3』は最初から最後まで標高高めでデコボコな一応平坦コース(詐欺という声も).
内陸の丘陵のためか,晴れたり降ったりと天気の変化が激しい.
今年のコースはスプリンターが勝てるステージが非常に少ない.
そんな中,今日は優勝のわずかなチャンス.
一方で,総合系にとっては休息日(走りながらの回復日).
集団のレース開始2時間後の平均速度は20km/h台に落ち込む.
最後は直線だけどやたら幅の狭い道での集団スプリント.
優勝者はポケット・ロケットことカレブ・ユアン.
幻の多角形コーナリング...ではなかった,右に左にラインを変えながら,先行者を巧みに利用しながらの見事な追い上げ勝利だった.
解説者は「忍者の様な動き」と言ってたな.
彼はオーストラリア国籍だが母親が韓国系のため,外見は思いっきりアジア人.
おまけにそのニックネーム通り小柄.
164cmだそうな.Kazchariとほとんど変わらん.
もちろんスプリンターゆえ,脚の筋肉,特に大腿四頭筋の発達がエゲツないけどな.
「アングロサクソンに比べ体格に劣るアジア人は(特にスプリントで)勝てない」と思われていた.それをカレブ・ユアンが覆している(父親がどんな人か知らんけど).
いずれにせよ,新城/別府選手に続く日本人の有力ライダーがなかなか出てこない.
去年のジロで活躍(マリアネラやけど)した初山も引退したし.
やはりマイナースポーツゆえ選手層が薄すぎる.
自転車関連のサイトを見ていたら,新城選手と一緒にリオ五輪を走った内間選手が,ロードを引退して競輪に転向するという記事が出ていた.
色々と理由も書いてあるが,やはり自分の人生というか生活を考えたら,”稼げる職業”を選択するのは当然なのかもしれんな.
その他,雑感.
-雨中のディスクブレーキはプロでもうるさい
-しっかりサガンがグリーン・ジャージを着ることになった.さすがだ.
-160kmぐらい逃げて敢闘賞を取った長髪モジャ毛の髭のクザン.走っている時も表彰台でも全く笑ってなかったなぁ.濃いキャラだ.