『Giro d’Italia』とワルガキ・ブギ

2021/5/27 Thu

笑いこっちゃない

『Giro d’Italia 2021』が面白くなってきた.

まず,月曜日の第16(クイーン)ステージのベルナルの走りっつーか,ゴール前のわざわざレインウェアを脱ぎ捨ててのマリアローザ顕示は,本人のコメントとも相まって非常に感動的なシーンだった.

注目のチマコッピ1位通過からのダウンヒルは電波障害により全く放送されなかったが,このゴールだけでも今大会のベストシーン候補だろう.

ただし...そう,ジロと言えば,第3週における大逆転が名物.
ここ10年でもっとも素晴らしいレースと評される2018年のフルーム.もう何度繰り返し観たことか.

そう,何が言いたいかというと...似ているのだ.
今大会のベルナルと2018年のサイモン・イエーツが.

2018年大会では,第1週から2週にかけて無双状態だったものの,必要以上にとばし過ぎたためか,3週目に大失速したイエーツ.
そこをまさかの「アシスト全員使い切り80kmの大逃げ」をかましたフルーム.

今年の大会ではベルナルが,かつてのイエーツのように見えてしまう.
「そこまで踏む必要ある?」と思って観ている視聴者は多いはず.
ましてやベルナルは背中に爆弾を抱えているらしい.

そして迎えた休息日明けの第17ステージ.
最終山岳決戦ステージの第一幕である.

ステージ優勝は「ダンマー」ことダン・マーティン
グランツール全てでステージ優勝のハットトリック(史上102人目).
しかし,そのダンマー,チャリに乗っている時と表彰台に立っている時の印象がまるで別人.
正直,なんでこんなヨボヨボフラフラの人が,ここまでパフォーマンスを発揮できるのか不思議(失礼).

それはともかく集団から飛び出して,ステージ2位争いのベルナル.
ゴールまで残り3km付近でアルメイダイエーツのアタックについていけず失速.

そこをチームメイトの「ダニマル」ことダニエル・マルティネス(確か去年のジロでステージ優勝した際,両手でハートマークを作ったいかつい髭面(失礼))が,こぶしを握り締めスペイン語でベルナルに檄を飛ばす!

総合2位のカルーゾだけには遅れまじと,マジで気力だけでついていくベルナル.
大崩れとまではいかないが,最大のライバルであるイエーツにタイム差をかなり詰められてしまった.

Jsports中継の砂田さんとサッシャ,なぜかベルナルの背中の痛みについて全く言及しないが,ひょっとして再発したんじゃね?的な失速だった.

第16ステージゴール後のインタビューでも「背中の痛みは消えたわけでない」と言っていたベルナル.
さぁ,残る2つの凶悪山岳(特に第20ステージ)を乗り切れるのか...

ベルナルを始め,連日地獄のようなレースに出場している選手たちには悪いが,今年のジロも視聴者的には面白くなってきた.

奇しくもイエーツのゼッケン番号は,あの時のフルームと同じ「181」
残りのステージで何かが起こる...

さて,そんな水曜日.
Kazchari家ではジロには全く関係ないとんでも事件が...

朝,例によってファットで通勤すると,息子の学校の先生から電話がかかってきた.

先生「〇〇小の〇〇です.いつもお世話になっております」

Kachari「あっ,はい.お世話になっております」(あっちゃー,また何かやらかしたか...)

先生「実はですね,(息子)くんがですね,登校中にクルマに...」

Kazchari(ひぃー!とうとうひかれたのか!?)「はっ,はいっ!」

先生「...石を投げてですね.キズをつけてしまったんですよ」

Kazchari「はいーっ? えっ,ああ,す,すいません」(なせ謝る)

先生「それでですね,今担任の先生も現場で相手の運転手さんとお話をしているので,お父さんも向かっていただけますか?」

Kazchari「わっ,わかりました.すぐに! で,ば,場所は...」

先生「それと,どうやら相手の方,お父さんと同じ職場の方らしいですよ」

Kazchari「ほわっ?」

あわててファットで現場に向かう.
同僚って誰やろ?
思い浮かぶのは...現場近くに住む〇〇さんに違いない!

到着.
そこには見慣れたクルマが...
想像してたのとは別人だったが,同僚は同僚だった.
すでに先生に叱られた後らしい息子とその友達.
膝を抱えて泣いている.

どうやら二人して,道路の反対側に石を投げて遊んでいたところ,通りかかったクルマにぶつけてしまったらしい.
フロントドア下部にしっかりとキズがぁ...すいません.

もちろん同僚の方だから,というわけではないが,逃げも隠れも言い訳もしませんできません.
修理代は完全にこちらが持つことになった(当然である).

はぁ...どれくらいかかるんやろ.

で,職場に戻るとあまりの偶然に大爆笑の渦.

一人憂鬱なKazchariは,加入済みの保険で使えるものはないかとネット検索.

Google先生に「子どもが他人のクルマに...」と打ち込むと,続きで「傷をつけた 保険」というキーワードが出てきた.
みんな調べることは一緒やねんなぁ.

では可能性その1,自宅の『火災保険』
損害賠償特約を付帯していなかったから使えない.

次,その2『自転車保険』
Kazchariはブルベ参加用にサイクル安心保険に加入している.
家族の事故もカバーしている「自転車事故補償コースCプラン」(年¥3470)でなんとかならんかと思ったのだが...うーん残念.
「自転車がからむ事故」の補償だけだった.
年¥7140の「交通傷害ワイド補償コース」にしておけば...と悔やんでも仕方がない.

その3『クレジットカード付帯保険』
所有している「Y」「J」「R」カード,全て一般カードのためか,旅行関連以外使えない.

つーことで諦めました.
素直に全額払いましょう!(キリッ)← 当然

そやけどなぁ...何もなかったらええけど,息子の投石で事故を誘発した可能性もあったわけで.
オートバイや自転車だと転倒させていたかもしれない.

学校の先生を始め,当然Kazchariにも,こってり叱られた息子であった...
しばらく小遣いなしや!

コメントを残す