『水曜どうでしょう』の新作がスタート

2019/12/27 Fri

『水曜どうでしょう』の新作が始まった.
実に6年ぶり.しかも北海道先行放送らしい(HTBオンデマンドで視聴可).

Kazchari家が大阪から旭川に引っ越してきたのが2004年10月.レギュラー放送はすでに終了(2002年)し,いわゆる「classic」=再放送を深夜に延々と流しているのをたまたま観,そしてはまった.ほぼ全話をBDに保存してある(“ほぼ”なのは,鳥取砂丘事件が放送不可のため).

ご存じの方も多いと思うが,2003年以降も時折新作が作られており,ファンはそれを心待ちにしている.時間的に余裕もあるためか傑作も多い.ディレクターが何か発言する度にYahooトップ記事になるのは驚異的だと思うぞ.

Kazchari 的には『激闘!西表島』編がベスト・オブ・ベストだと思ふ.寝釣り!寝釣り!

水曜どうでしょう 第8弾 激闘!西表島 [DVD]

しかし,その『水どう』新作も徐々にその間隔が開いてきた.原因は言うまでもなく“主演”大泉洋の忙しさにある.
ようやく公開された2013年のアフリカ編はあまりにもつまらなくて(BDに保存はしてあるものの)途中で挫折した.大泉洋の人気が出すぎて無茶ができなくなり,結果“らしさ”が完全に失われていた.本来『水どう』のおもしろさは,おっさん4人がグダグタと(見かけ上は)ノープランで無茶な企画を生真面目に遂行していく点にある.どこに向かうのかわからない.それがアフリカでは完全に崩れた.稼ぎ頭の大泉にケガはさせられない.安心・安全第一.画面には写っていないが結構な数の随行スタッフの存在も感じられた.
実際,アフリカ編は世間的にも評判が芳しくない.ここは是非リベンジしていただきたい(アフリカへ帰れという意味ではありません).

で,新作である.初回は第一夜,第二夜の連続放送.録画で拝見させていただきました.

この番組というかファンがすごいのは,10月に札幌で『どうでしょう祭り』なるものがあり,すでに初回放送分は公開済みなのである.にもかかわらず,ネタバレがネット上に全く流れて来ない.ネタバレ禁を数千人もの人が守るとは,ファンの結束の強さがうかがえる...なーんて思ってた時期がKazchariにもありました.

うわぁぁぁぁぁ,そりゃこの内容では拡散しようがないわ~ 斜め45°の方面から攻撃してくる,その意味では期待通りの『どうでしょう』でした.

さて,第三夜以降,どのような展開を見せるのやら.まだ,おもしろいとは言えんなぁ.

今年の買い物暫定一位!

2019/12/26 Thu

今年も残り数日.明日は仕事納め.
毎年この時期になると,ブロガーやYouTuberが「今年買ってよかったモノ」をネタにする.その流れに乗っかって,Kazchariもドギャ~ンと発表!

サンタ話の時にも書いたが,Kazchariは消費税アップ以降,消耗材を除き,なるべくモノを買わないようにしてきた.結果,明らかに昨年より支出は減っている.もちろん節約ばかりの人生は面白くないので,“モノ”ではなく“コト”には金をかけたい.絶賛連載中(?)のラジャ・アンパットレポートはまさに“コト”消費.かなり散財したが,後悔はしていない.

さて本題.
Kazchariは,とある場所で2020年の初日の出を見る予定.手段はもちろんチャリ.その“コト”を充実させるために新たに購入したのが...ズバリこれだぁ!

【LECDDL 人気の電熱 ベスト シリーズ!!】 加熱ベスト 電熱ベスト加熱服 USB 電熱ベスト USB充電式電熱ベスト 3段温度調整 保温 防寒 超軽量 臭くない 水洗い可能 アウト 男女兼用 ドア防寒対策 血液循環の促進 ラベル付き(日本語説明)

「ヒーターベスト」もしくは「ヒートベスト」とも称される暖房グッズである.
ほぼ全てが中華製で,Amazonでも,ものすごい数のメーカーや種類がある.ほとんどがOEMであろう.とは言え,あまりにも安すぎるモノは不安なので,ステマっぽくないレビュー(わかりませんけど)を精査し中間価格帯の物を選択した.

Kazchariは職場までファットバイクで通勤している.この時期にしては雪の少ない旭川であるが,出勤退勤時の気温は-10℃を下回る.職場は暖かいので割と薄着で乗っている.つまり寒さを我慢していたのだ.

早々に届いたのでここ3日ほど通勤時に着用.バッテリーは安定のAnker製.ベストのポケットに丁度良いサイズ.

Anker PowerCore 10000 (モバイルバッテリー 10000mAh 最小最軽量 大容量)【PSE認証済/PowerIQ搭載】 iPhone&Android対応

体幹前後の電熱板で別々の電源,かつ暖かさは三段階に調整可能.一番低いレベルでも十分暖かい.中レベルでダウンジャケットを着れば上半身はポカポカのコタツ状態.特に腹回りは使い捨てカイロとほぼ同等のフィーリング.裏生地も起毛ではないが,そこそこ保温性がありそうな造り.左胸に光る調整ボタンを押す感覚はまさに近未来やねぇ.とりあえず通勤時はもう手放せない存在.

さて問題はチャリ・ツーリングの時の使用である.
通勤時は距離も短く,間違ってもゲキ漕ぎしないので発汗しない.ゆえに電熱ベストonでも全く問題ない.冬のオートバイ・ツーリングにはぴったりであろう.
しかし,フルの冬期レイヤー時のチャリではさすがに暑い(暑くなる)と思われる.よって走行中はoff,汗冷え防止のためにダウンヒルや休憩時にonが適切な使い方かも.

このままだと年末旅が初テスト? 目的地の天気予報を見ると暴風雪(雪だるまが傾いとる~)となっているがどうなることやら.

つーことで,今年買ってよかったモノ,暫定一位は電熱ベストでした.

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(4)

2019/12/2 Mon Day4 Raja Ampat

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

(3)はこちら ⇒ 2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(3)

クルーズ船に乗るといつも思うのだが...ホンマみなさん酒飲みだ.
かく言うKazchariは飲めないというより飲まない.忘年会等でもビールをコップ2~3杯程度.自宅でも夕食時に「ほろよい」系の甘く軽いチューハイをジュース代わりに飲むくらい.理由は単純,おいしいと思えないから.さらには翌朝,高確率で頭痛がある.特に今回は到着前から体調不良で服薬中.できるだけ万全の状態で潜りたいのです.

ちなみにこの世で一番おいしいと思う飲み物は,真夏のヒルクライム,頂上で飲む赤コーラ.同率一位は筋トレ後のプロテイン.異論は認め…(ごにょごにょ)

さて,ラジャ・アンパットダイビング2日目のスタートである.
いよいよワイドレンズの出番!

Dive262 Dayang (Wide)
「リゾート前にある浅瀬が大変奇麗なコーラルスロープで,マンタもクリーニングにやってきます」(D2Iのクルーズレポートより)
潜水時間51min 深度24m
水温28℃ 透明度12m

マンタ(ノーマル&ブラック),キンギョハナダイ,ピンストライプフュージョラー群,ササムロ群,キンメモドキ,ハバナフュージョラー群,ユメウメイロ群,ハルゲイダバタンガス(コンペイトウウミウシの仲間),ホホスジタルミ,ブラックチップリーフシャーク,テングチョウチョウウオ(希少種),etc

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
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Dive263 Melissa Garden (Wide)
「ソフトコーラルとハードコーラルが広がり,色鮮やかで大変奇麗なポイントです」
潜水時間52min 深度30.2m
水温28℃ 透明度15m

ピンストライプフュージョラー群,ササムロ群,タカサゴ群,ユメウメイロ群,ウメイロモドキ群,パシフィックスパゲッティイール,ブラックチップリーフシャーク,ホワイトチップリーフシャーク,グレイリーフシャーク,ロウニンアジ,カスミアジ,イソマグロ,ヨコシマサワラ,ムレハタタテダイ,サザナミトサカハギ群,ヒラニザ群,ハナタカサゴ群,ブルーウィップテイル,デバスズメダイ,カブラヤズズメダイ,バラフエダイ,ナンヨウツバメウオ,ナポレオン,イッテンフエダイ,コガネアジ,etc

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
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Dive264 My Reef (Wide)
「シーマウント上のリーフには大変奇麗なサンゴが広がり,魚も多く集まるポイントです」
潜水時間51min 深度32.1m
水温28℃ 透明度12m

ピンストライプフュージョラー大群,ウメイロモドキ群,タカサゴ群,ササムロ群,ユメウメイロ群,イエローフィンバラクーダ群,イエローリボンスイートリップス群,イッテンフエダイ群,ヒメフエダイ,ギンガメアジ群,ピグミーシーホース(バルギパンティ),ロウニンアジ,カスミアジ編隊,シザーテールピュラー大群,カンムリブダイ,ナポレオン,ブラックチップリーフシャーク,ニジョウサバ,バラフエダイ,コガネアジ,ヒラニザ群,イエローダッシュフュージェラー群,etc

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

情けないことに,このDiveにてライセンス取得以来,初のエア切れ! ガイドさんのオクトパスから空気をもらう.トホホ.確かに激流に逆らって必死に泳いだな.なぜか今回全般的にエアの消費量が激しい気がする.ブランクのせい?

さらに,ダイビングライト,INON LF1100-Wご臨終! 水中で点灯と消灯を繰り返し,on-offが全く効かない.浮上後,電池ケースを開けると,ボン! プシュ~で完全水没.去年の沖縄に続きダイビングライト2本連続アウト~! 大丈夫,予備のマクロ用がもう一本(INON LE550-W)ある!(持参しててよかった)

3本目終了後,ペネムー島に上陸.噂の300段の階段を登ってラジャで最も有名な絶景を観る.ついでにドラゴンも見たいところ(いないって).
展望台ではおそらくフランス人の団体さんが,何やら宗教的な弁論大会をしていた.大自然の中で神の教えを説いているのだろうか?

OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

夕食後はもちろんオプションのナイトダイブ.他のみなさんは宴会で,参加者はKazchariのみ(笑)

Dive265 Anita Garden(Night Macro)
「大変奇麗なサンゴが広がっており,甲殻類,軟体動物を楽しめるポイントです」
潜水時間45min 深度18.1m
水温28℃

サラサエビ,サンゴサラサエビ,ソリハシコモンエビ,サンゴカクレエビ,ソデカラッパ,マルコブカラッパ,ミミズクガニ,ケセンガニ,エダツノガニ,ナカザワイソバナガニ,etc

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

今回のラジャは透明度がイマイチだそう.もちろんプランクトンが豊富=魚影が濃いという法則も成り立つのだが.昼のワイド写真,スコーンと抜けた画もほしいねぇ.(その5へ)

OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

(5)はこちら ⇒ 2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(5)

A Busy Day

2019/12/21 Sat

OLYMPUS TG-5

先週の土曜日はホンマに忙しかった.

9:00,ヨメさんと娘(13歳),バレエ発表会のリハ&準備のため出発.

9:30,Kazchariと息子(7歳),英語教室に向かう.
10時開始のはずだが,先生も生徒も誰もいない.公民館の予定ボードにはしっかりスケジュールに組み込まれているのだが...掃除のおばちゃんにも心配される.結局,年末の休業と判断.どこかで連絡ミス?

息子,自販機にて恒例の「いちごミルク」を飲む.英語教室の後はこれ.絶対にメニューを変えない息子.

1Fの市立図書館の開館を待つ.最近,息子がはまっているのが『おしりたんてい』シリーズ.小学生男児の心をわしづかみである.

おしりたんてい ふめつの せっとうだん (おしりたんていファイル)

10:30,次の習い事である体操教室へ移動.
体育館に消えゆく息子を見届け,車に戻る.館内に休憩室的なものはないのだ.
幸いそれほど寒くなく,車内でkindle.『金剛寺さんは面倒臭い』で爆笑.

金剛寺さんは面倒臭い(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

Kindleを手に入れてから,それまでなら絶対に読むことのなかったマンガに出会うようになった.ついでに時間泥棒にも出会ってしまった.もちろんアナログ読書も大事だ.うん.
ポカポカ(というほどでもないが)陽気の中,ついついウトウト.こんこんと窓を叩く息子.「終わったよ.寝ちゃダメ」

息子,自販機にて恒例の「アロエ&白ぶどうジュース」を飲む.体操教室の後はこれ.絶対にメニューを変えない息子.

帰宅して,昨夜の残りのハヤシライスで昼食.Amazon Primeで『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en Film』を観る.現在放送中のリュウソウジャーはアレだが,前作のルパパトは非常に面白い.ビジネス的には失敗(玩具が売れなかった)だったそうな.

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film

余談だが,先日,たまたま息子(7歳)と二人きりになった際,何かのきっかけで「姉ちゃんのこと好き?」と訊くことがあった.

息子「好き」

Kazchari「じゃぁ,かーちゃんは?」
息子「好き」

Kazchari「じゃぁ,とーちゃんは?」
息子「...悩むねぇ」(おい)

父親評はともかく,セラピストの端くれとしては次の質問が欠かせない.

Kazchari「じゃぁ,M(息子)は自分のこと好き?」
息子「大好き!」(即答!)
Kazchari「どんなところが?」
息子「悪ガキだから!」

良い返事だ,息子よ.

次は娘のバレエ発表会.14:30会場なのであわてて出撃.
土曜日なので車多めで遅れそう.やばいやばいとあせりつつも14:35には会場着.身内ばかりとは言えほぼ満席.割と良い席が取れた.

15:00,開演.娘はシニアのソロなので後半の出演.
その娘の演技だが,掛け値なしに素晴らしかった.『パリの炎』という演目なのだが,中盤に難度の高い見せ場がある.「ポワント」つまり片足つま先立ちで,前方に進みつつ,上げたほうの足では膝の屈伸を行う.我が娘,それをブレなくやりきった.すごいぞ.会場からも演技終了後ではなく,途中で拍手があった.
話によると前日,当日のリハーサルでは失敗の連続で,本人は落ち込み,周囲はハラハラものだったそうな.意外にも本番に強い側面を見せた娘であった.できれば勉強の方もそのノリで...

16:00,終幕.さて,次だ.
退屈なのか,上演中ずっと不機嫌だった息子.Kazchariに話しかけたり,おもちゃで遊んだり,変なポージングをするなど全く落ち着きがなかった.しばいたろかと思う頃,ようやく寝る.その息子を起こし,帰り客で駐車場がごった返す前に会場を脱出.知り合いから娘の演技のことを褒められたりして呼び止められるが,申し訳ありませんと,次のポイントへ急ぐ.

16:40,駅前イオン着.次は映画『仮面ライダー 令和ザ・ファースト・ジェネレーション』の鑑賞.現在放送中の「ゼロワン」と前作「ジオウ」のコラボ映画.主人公の父親役の山本耕史が全面的にかかわるということで,ファンであるヨメさんの方が楽しみにしている.で,先にKazchariが偵察.株主優待カードによって二人で¥1800+ポップコーン付き.とりあえずイオンシネマのシートは快適だと再確認.

以下,内容に触れます.

結論.大きいお友達も子どももどっちつかずの内容.
大人はタイムパラドックスが気になって仕方がない.TV本編とは別の山本耕史=飛電其雄の死が描かれるが,本編でも映画でもヒューマギアの死には違いない.それよりも“本物の”父がどの様な最期を遂げたのかがテーマになると思っていたので,すっかり肩透かしである.間違いなく,TVの後半は父の死の真相やろな.
子どもには,少なくとも息子は内容についていけなかったようだ.直前のTV放送で死にかけたキャラ(滅)を見て,パラワールドの出来事にもかかわらず「わ,やっぱ生きてんじゃん」とか言っていた.無理もないか.

と,全く大人げないコメントですが,ライダー映画には『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』という大傑作があるので,毎回,期待値高めで鑑賞しているわけですよ.

仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ

夕食はそのままイオンのフードコートで.ポップコーンのおかげでそれほど腹減らず.久々に「花まるうどん」.丸亀の方がうまいな.
帰宅して,息子を入浴させ,身体を吹いていると,母と娘帰宅.
ようやく解放され,今夜も今夜でレーパンをはいて,Zwiftに接続されたスマートローラーに向かう趣味人Kazchariの姿があった.とーちゃんの戦いは続く.ちゃんちゃん.

雪質最高!ご近所ライド

2019/12/22 Sun

OLYMPUS TG-5

Mostly Cloudy, -4°C, Feels like -9°C, Humidity 81%, Wind 3m/s from WSW

降ったり融けたりでなかなか安定しない今年の雪.例年に比べ,基本少なめの印象.
昨日は家庭の事情で超忙しかった.今日は朝から晴れ.しかしながら家庭の事情(続き)で与えられた時間は4時間ほど.夏と違ってあまり遠くに行けない.覚悟を決めてご近所ライド.車が怖いので幹線道路はなるべく避ける.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

試しに行ってみたのが西神楽から入る美瑛川の河川敷.もともと未舗装なので人も通らず,雪も深すぎて通行困難.スタンドも使えないので寝かせて撮影.

OLYMPUS TG-5

来た道を戻って14%の激坂を登り,どちらに行こうかと東神楽方面へ.秋によく通った小川沿いの散歩道へ.ヒト+犬の足跡がたくさんある=ファットで楽勝の法則.

OLYMPUS TG-5

雰囲気の良いちょっとした雑木林.青い.

OLYMPUS TG-5

行き止まりだったので幹線道路に戻る.思い立って忠別川サイクリングロードに向かう.例年であればこの時期,雪が深くてとても走れない.さぁ今日は?

OLYMPUS TG-5

全然OKでした.ここはパークゴルフ場.丁度良い東屋がある.今度はコンロとコーヒーを持ってこよう.
雪質最高! そこそこ深さ(5cmほど)あるものの,サラサラでペダルが回る回る.人の痕跡のない雪面に新しいタイヤの跡を刻んでいく.時速20kmやけど…

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

雪も激しくなってきたし,そろそろタイムリミット.家に帰ろう.
今日でだいたい30kmコース.アイスブルベ100kmにエントリーもしたし,次回はもっと遠くに行きたい.

Facebookでは旭川界隈のブルベ&ファットなみなさんが,旭岳や十勝岳のヒルクライムを報告されておられる.いかんなぁ…うずうずしてきた.

『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』を観た

2019/12/21 Sat

12/20,日米同時公開となったスターウォーズ最新作,『Episode Ⅸ スカイウォーカーの夜明け』を観た.

鑑賞方式は旭川シネプレックスの4DX(吹替え)をチョイス.公開初日の1回目なので文字通り日米最速の鑑賞.
たまたま会員割引デイで¥2400.さすが旭川,映画が安いぜっ.
昨夜のうちに席も予約.ガラガラだ.さすが旭川,ゆったりと観れるぜっ.
席は前から2列目の真ん中.3Dは前方がいいぜっ(今回は吹替えだが,目が悪いので後ろだと字幕が読めないぜっ).

ちなみにKazchariは,これまで劇場で,epi『Ⅴ』『Ⅵ』『Ⅰ』『Ⅲ』『Ⅶ』『Ⅷ』『ローグワン』『ハン・ソロ』を劇場鑑賞.また6epiセットのBlu-ray BOXも所有.一番好きなのは『Ⅴ』というごくごく標準的なSWファンである.

以下,雑感.むっちゃ内容に触れます.

いろいろと問題のあった前作『Ⅷ 最後のジェダイ』よりはおもしろい.大風呂敷をまとめた感あり.つーか『Ⅷ』いらなくね? ルークは消息不明もしくは既に死んでいても話のつじつまは合うし,崩壊しかけだったレジスタンスはいつの間にか増強してるし,「特別でない者にもフォースは宿る」というテーマはどっかにいったし.

『Ⅷ』が未見で,かつどうしても内容を知りたい人は岡田斗司夫ゼミのハマムラ的解説をおすすめ.ドラゴンボールとの類似性の指摘で爆笑できます.

『Ⅶ』から『Ⅸ』までは続き物のはずなのに,統一感がない.毎回行き当たりばったりで,試行錯誤(鑑賞者の声を反映)しながら脚本を書いている感がスゴイ.レイがパルパティーンの孫という設定は最初からなのか?

で,そのパルパティーンも何の伏線もなくいきなり登場しすぐに退場.シスの大艦隊も突然の出現! 艦の製造や兵や燃料はどうなっている? 霊体なのか?
いっそパルパティーンの復活から『Ⅶ』を始めておけば…もしくはスノークの正体は実は,の方が良かったのでは?

主役の三人(ポー,フィン,レイ)にあまり魅力がない.キャラが立っていないのだ.やたら顔のアップが多いレイのみ,この『Ⅸ』で挽回というか,ようやく主人公っぽくなった.
悪役の三人(レン,スノーク,パルパティーン)も同様にあまり魅力がない.
それに,これは日本人だけかもしれないがキャラのネーミングが…ポー・ダメロンって…スノークと言えばムーミンだし…

『Ⅷ』で大不評のローズの出番が明らかに減った.ジャージャービンクスと同じ扱いやね.と思ったら,フィンと良い関係になる新黒人キャラがいきなり登場.

『Ⅷ』よりマシだが,ルークってあんなキャラだっけ? 言動だけでなく見た目も含め,あまり良い歳の取り方はしていない気がする.

スカイウォーカー家では,レイアがいつの間にかルーク以上のライトセーバーの達人になっててびっくり.

Xウィング,レッド5の登場は燃える.そこまでやるならR2-D2かBB-8を乗せろ!

既にお亡くなりのレイア姫.どこまでCGなのか気になる.一瞬ですが『ローグワン』の時の若い姿も再び見れます.

ノンクレジット出演のハリソン・フォード.驚きというより,レンを改心させるには出さざるをえない.

レイとレンの何度もあるライトセーバーの戦闘シーンに迫力,というか美しさがない.へっぴり腰ルークへのオマージュか.『Ⅲ』の「地の利を得たぞ!」戦はもちろんのこと,何かと評判の悪い『Ⅰ』でさえ,オビワン+クワイ・ガンジンVSダースモールの剣劇シーンは素晴らしかった.

クライマックスへ.
レンが祖父であるパルパティーンを殺すとダークサイドに墜ちて女帝化する.ゆえに目の前で味方がバシバシ撃墜されてても,何もできず地団駄.そこへライトセーバーを転送されたレンがやってきて2人でパルパティーンを攻撃→勝てない.レンは崖下に真っ逆さま.レイが覚醒して「私はフォースを使ってお前を倒す!」とかなんとか言いつつ,パルパティーンを撃破! あれ,結局祖父を殺した→ダークサイド堕ち?
SW世界では肉親殺し,ジェダイ殺しはダークサイド堕ちというルールがあったような.いくらなんでも主人公がダークサイド堕ちエンドは不味いって,あれ?『Ⅲ』がそうか.
それを回避するには相打ちでレイが死ぬしかない.で,目を開けたまま死ぬのだが,なぜかレンが崖下から這い上がってきて,抱きしめたらレイがよみがえって,チューして代わりにレンが死ぬ.そうか,結局,肉親殺しが全て罪を背負ったという描写なのか.辻褄は合っているけど,フォース万能感がハイパー過ぎてなんだかなぁ…

ラスト.SWの象徴といえばタトゥイーンの2つの太陽が昇るシーン.
ルークの家の前でレイが言う.「私の名前はレイ・スカイウォーカー」
ここ別エンディングで,レンが「俺はレン・スカイウォーカー」と言うバージョンもありそななさそな.こちらの方が表題に忠実やな.

とかなんとか文句多めですが,やはり「A long time ago in a galaxy far, far away…」~♪ジャーン,チャラチャチャチャチャ~の音楽とともに黄色の台形文字が遠くに流れていく場面を見るだけで,たいていのことは許せてしまうのですよ.そう,SWはSFではなくファンタジーもしくは神話.

岡田斗司夫曰く,今の映画業界は中国市場を無視できない.SWがかの地でヒットしないのは,旧シリーズへの思い入れがないから.今回の『Ⅸ』でそれはようやく完全払拭された.2023年からはようやくEpisodeⅩ~の新シリーズスタート.不安でしかない.『トランスフォーマー』っぽくならなければいいが…

では,最後に…レイとレン,ややこしいわっ!

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(3)

2019/12/1 Sun

潜るでぇ.

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

(2)はこちら ⇒ 2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(2)

00:30発GA682,ソロン行きの飛行機には結構な人数が乗り込んだ.日本人も多数.その中には同じ船に乗る人もいるはず.

今回は左側3列シート.通路側を無事確保.制限ギリギリの手荷物を持ち込む人が多いのか,Kazchariのバッグは自分の席よりかなり前方のボックスに収容された.何かそのうち大きさ規制がかかりそうで困る.

隣に座った年配の方,一見日本人.全く言葉を交さなかったので曖昧.服装がダイバーっぽくない.ダイコンもしていなかったような.ソロンでお仕事だろうか?と色々想像する(訊けばいいのに?).眠いのと風邪気味なのでコミュニケーションする気力・体力に欠けていた.同じクルーズ船に乗る人と後程判明.

ジャカルタ-ソロン間のフライトは4時間程.時差が解消されるので到着は6:35の予定.寝るのには中途半端.でも寝ないとキツイ.愛用のアイマスクと耳栓を装着.座席を目一杯倒し寝る態勢へ.さぁ,意識の深淵へダイブ...って眠れん.シート狭すぎ.昔から飛行機では眠れないのだ.意識の表層にプカプカ浮いたまま,結局朝食の用意音で起床.ほぼ徹夜.諦めよう.

OLYMPUS TG-5

そうこうしている内に着陸.やって来ました秘境ラジャ・アンパットのベース基地ソロン.

OLYMPUS TG-5

思えばニューギニア島には4度目(インドネシア2回,PNG2回)の上陸.何かと縁がある.1993年のワメナ高地トレッキング,2005年のマダン・ダイビング,2017年のワリンディ・ダイビングで訪れた.この地域はマラリアが心配.特にPNG側に行った際には,“強力”虫よけスプレーをたくさん準備していった.今回はあまり気にせず.ほぼ船上やし.

預け荷物も無事ゲット.このKazchari,けっこう海外旅行しているがロストバゲッジは一度も無い!って威張っても意味はない.
出口には今回お世話になる「Dive Dream Indonesia」のボードを持ったスタッフがいた.日本語ペラペラのガイドさん,Joryだった.

観光客でごった返す空港玄関にてしばし待機.
暑い.ムシムシする.そらそうだ,旭川+40℃なのである.身体が対応しきれていない.そのうち今回の乗船客12名がそろったため車に分乗して港に向かう.12名=満員.つまり,ラッキー・シングルルームは今回なさそう.同室,気の合う人やったらええなぁ...

と,眠い頭で物思いにふけっていると,車は街中へ.いやぁ,久々に帰ってきましたよ~我が愛する東南アジア.このごちゃごちゃ感.外国に来ている感がたまらん.やっぱり年に1度はこの喧噪を浴びないとな(車からやけど).

港にて荷物を小型ボートに載せ替えて,今回のクルーズ船,ハティク号へ.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ウェルカムドリンクをいただきつつ,今後のスケジュールや船内注意事項などの説明を受ける.メンバーの方々,さすがに秘境ラジャにわざわざ来る猛者たちである.いかにも慣れてますよ感が漂う.ここラジャにも数回来られている方もいる.いいなぁ.

部屋に案内され出港.朝食,昼食と続き,カメラ機材のセッテイングをして,いよいよ1本目のチェックダイブである.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

以降,同チームとなるSさん,Hさん,Tさん,よろしくお願いします.

Dive260 Yum Slope (Macro)

潜水時間60min 深度20.4m
水温28℃ 透明度14m
ヨスジリュウキュウスズメダイ,イエローディップドダムゼル(準固有種),バタンタドティバック(固有種),クモウツボ,ゴールドスペックジョーフィッシュ,カニハゼ,ブルーフラッシャーラス,ジュウモンジサラサハゼ,コロールアネモネシュリンプ,ニセアカホシカクレエビ,ピクチャードラゴネット,グレイテールエンゼルフィッシュ(幼魚),テールスポットコールトゥースブレニー,etc

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
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夕食後,オプションのナイト・ダイブにも参加.

Dive261 Yum Slope (Night Macro)

潜水時間46min 深度15.5m
モンハナシャコ,シマキンチャクフグ,クロハコフグ,イソギンチャククモエビ,フラワーコーラルファイルフィッシュ,オニハタタテダイ,ヨロイウオ,ウミウサギガイの仲間,イエローディップドダムゼル,フィッシュネットピプセロドリス,イワシの群れ

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ダイビングに関しては実に1年3か月のブランク.体調が悪いせいもあるが,いまいち勘が取り戻せない.画に余裕がない.特にマクロ撮影はダイビングおよび写真テクニックの両方ともごまかしが効かない.慣れるまでしばらくかかりそう.

大丈夫,この旅は始まったばかり.(その4へ)

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(4)はこちら ⇒ 2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(4)

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(2)

2019/11/30 Sat

完全なる移動日.

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(1)はこちら ⇒ 2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(1)

朝6時前に起床.さすがの我が体内時計,いつもと同じ6時間睡眠である.これからの長距離フライトに備えてシャワーを浴び洗髪をする.7時頃にチェックアウトし,第一ターミナルから国際線ターミナルにバス移動.

さすがに11:45発のジャカルタ行きカウンターはまだ開いておらず.みんな大好き1階のローソンで朝食.まるでブルベメシ.

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羽田空港のWifi環境はかなり良いので,Amaプラを観たり,kindleを読んだりで時間をつぶす.8時半頃ガルーダのカウンターを覗くとチェックインが始まっていた.
インドネシア国内乗り継ぎもガルーダなので,最終目的地のソロンまでクソ重いダイビングトランクともしばしお別れである.時々抜き打ちチェックがあって,ジャカルタで呼び出されることもあるらしいが基準は何だろう?

機内持ち込みはいつも2点.
1つは愛用の「ヒデオワカマツ ハイブリッドギアトロリー3」.使い勝手が非常に良い.トランクを預ける前はリュックとして,預けた後はコロコロキャリーとして使える.もちろん機内持ち込み可である.カメラ機材や交換バッテリで満杯なので見た目以上に重い.LCCなどで重量を量られるとヤバイ.

ヒデオワカマツ ハイブリッドギアトロリー3

もう一つは20×20cmのアルミケース.近所のホームセンターで買ったモノ.元々は工具入れだろう.ハウジング+OLYMPUS OM-D E-M1+8mm fisheyeがすっぽり.隙間にウエスやらダイコンを入れる.ただし搭乗前の荷物検査でよく開けられる.以前,メキシコで整備用の5mmレンチが見つかり取り上げられそうになった.これでどうやってハイジャックしろと?

希望のシート,つまりトイレ対策の通路側シートを無事ゲットできたので,ちゃっちゃっと出国審査.ほほぉ,これが噂の顔登録ってヤツな.スタンプがなくなって寂しい(希望すれば押してもらえる).

出国ゲートを抜けて次は両替.インドネシアのド田舎に行くので円からの現地両替は困難.カードも通信状態が悪いと使用不可.よって様々な支払いでキャッシュドルが必要らしい.

事前にレートの良いところを調べ,韓国系のSBJ銀行を利用.空港マップについているクーポンやらなんやらを使ってUS$450を手数料込み¥50000ちょいで入手(細かいレートは忘れた).現地出費を考えてこの額にしたのだが,これで適切でした.

ここでもゴールドカード発動でラウンジへ.コーヒーを入れて席につき荷物を点検していると...あれ? 飛行機のeチケットがない!?
どうやら先ほどのチェックイン時に返してもらえなかった.もしくはカウンターに置き忘れたようだ.最悪無くてもパスポートがあれば大丈夫とは思うが,帰りに面倒くさいことになりそう.休憩もそこそこにラウンジを出て,搭乗口に向かう.すでにスタッフもいた.Kazchariの名前確認後,にっこり笑って「これですね」と手渡される.まぁ,最終的にはここ(搭乗口)に来るわけですが,館内アナウンスもほしかった.ビビった.今思えば,この事件もKazchariに襲い来る数々の悲劇の序章に過ぎなかったのだった...

にしても,いつも思うのは空港ってのはホンマに巨大.遠近法の見本みたいな場所である.そして広大な空間の割に人が少ない.ある種のデストピア感さえ漂う.

OLYMPUS TG-5
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11:45,定刻通り出発.中央3列シートの通路側.隣はヒジャブを巻いた年配女性.その隣も友人の様なので,トイレなどでKazchariを起こすことはないでしょう.日中フライトなので熟睡はないけど.

しばらくすると昼食が出た.日本発らしく,煮シイタケやらそば.おやつにはスーパーカップ・アイス.Kindleで人の命がやたらに軽い『ヴィンランド・サガ』を1巻から読み直す.そう,連載が長い,単行本のスパンが長い,休載が多いと内容忘れてまうねん.まぁ,NHKで放送中のアニメの出来もやたらに良いので,こうして最新刊まで再読しているわけですよ.『進撃の巨人』といいNHKアニメのクオリティは凄まじい.ある種,国策なのか.

OLYMPUS TG-5
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風邪を少しでも回復させるため,もしくは悪化させないために出発時からずっと濡れマスクを着用している.保水シートも乾いたらトイレで湿らせる.あぁ早く治れ~

のどぬ~るぬれマスク 就寝用 無香料 3セット ×3個

Kindle読んだり,映画を観たり,ウトウトしたりで7時間ほどの時間つぶし.そうこうしている間に17:30ジャカルタ着.時差は2時間である.
少し前から日本人はvisa不要になったので,さくっと入国審査に並ぶ(というほど人おらず).珍しく「What are you doing here?」との質問.

国内線ターミナルへの道が非常に長かった.歩いた歩いた.先ほど羽田空港の巨大さに驚いたと書いたばかりだが,バンコクにせよ,シンガポールにせよ,ここジャカルタにせよ,その空港の巨大さは比べようもない.ジャカルタに至ってはまだまだ拡張工事中.国力というか,国の勢いを感じさせる.そうなのだ.20数年前,東南アジアやインドをバックパッカーしていた頃は日本(円)の強さや豊かさをあちこちで感じていたが,今は違う.明らかに日本は弱くなり,安くなっている.「ニッポンバンザイ・スゴイ」ばかりのTV番組はどうなのよ?

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ところどころにある消化器モチーフのイラストが楽しい.

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次のソロン行きの飛行機は深夜00:30発.
国内腺カウンター付近にわらわらとあるファストフード系の店で夕食にする.せっかくだからとローカルフードっぽい,これを注文.

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大外れ.ただのインスタントラーメン(カップヌードル系)でした.写真と全然ちゃうやんけ.これで47000ルピア!?(だいたい0を2つ取って¥470).空港とはいえ高すぎる.とても空腹感は満たされず,次は冒険せずに『YOSHINOYA』へ.これまたせっかくだからと(懲りてない)”おそらく”日本にないメニュー「チキンカラアゲドン マヨネーズ」(?)を注文.確か60000ルピアぐらい? 味はまぁ冷凍チキン.何よりも量が少ない.

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何か食べる毎に後悔しそうなので,無理をせず荷物審査を経て搭乗口へ.これまためちゃめちゃ歩いて移動.万歩計持ってきといたらよかった.あちこちにある給水機で水をゲットし,のどあめなめつつ飛行機を待つ.長いようで...長い時間.時折ベンチに横になるも寝るわけにはいかない.ギリギリで搭乗口の変更アナウンス.そちらに移動し,いよいよ東への大移動.ラジャ・アンパットはまだか.(その3へ)

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(3)はこちら ⇒ 2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(3)

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(1)

2019/11/29 Fri

OLYMPUS TG-5

さぁ,いよいよ年に一度の(嘘つき!)自分へのご褒美.海外一人旅である.

2019年の行先はインドネシアのラジャ・アンパット! 久々のダイビングクルーズにGo!
さすがに最初で最後かなぁ...と行く前から思ってしまう憧れつつも遥かな海.

とりあえず場所はここ.

2007年ナショナルジオグラフィック誌に「インドネシアに無数の生命が溢れる奇跡の海が広がる」と紹介され、現在世界で最も注目されるホットな場所の1つです。
この海がダイバーに知られる事になるのは、1990年にオランダから戦争遺物を探し訪れた冒険家がこの海に潜り、その素晴らしさからダイビングサービスを開設、1998年にオーストラリア在住の魚類学者ゲリー・アレンを案内した所、この海の特別性を理解したゲーリーアレンがCI(環境保護団体:Conservation International)に働きかけ、2001年に調査へ至り、この調査で970種の魚類と450種以上の造礁珊瑚が確認され、続く2006年行われた調査では1300種近くの魚類、600種の珊瑚(うち9種が世界初)、700種の軟体動物が確認された事よりナショナルジオグラック誌に紹介されるに至りました。現在もCIの調査は続き今だ新種生物が続々と発見される生物の宝庫と言われる場所です。

(出典:Dive Dream Indonesiaサイト)

ようするに珍しい生き物がわんさかいる場所である.

往路は旭川→羽田→ジャカルタ→ソロンの大移動.自宅からだとおおよそ36時間かかる.到着は明後日の朝なのに時差はない大回りルート.

ちなみに復路はソロン→ジャカルタ→デンパサール→成田→(バス)→羽田→旭川のさらなる寄り道ルート.復路のガルーダ羽田直行便欠航のせいである.

以前はジャカルタから,さらにマッカサル(個人的にはウジュンパンダンの方がなじむ)乗り換えが必要だったらしく,これでもマシになったそう.

出発までの数週間は体調がずっと良くなかった.熱は出ないものの,のどの痛みがひどい.22日の日曜日は一日爆睡.しばらく市販薬でごまかしていたが,出発日が近づき,ついに病院へ.幸いインフルではなく風邪.薬をたくさんもらった.風邪気味で潜ると耳抜きがしにくいので少々心配.

出発日になっても完調にはほど遠い.普段「鍛え方が足りん!筋トレしろ!」ばかり言っている人間がこの体たらく.プライドズタズタである.

金曜日の仕事は午前中で終わらせて,ちゃっちゃと帰宅.最終パッキングに取り掛かる.

ダイビング旅行でいつも気になるのが預け荷物の重量制限.直接国際線に乗る場合,器材分の重量をおまけしていることがある.今回利用のガルーダインドネシアもそう.通常20kg+ダイビング器材23kgまでOKなのである.問題は国内線.重量制限は20kg.最近とみに厳格化が進んでいる.
幸い今回は重器材レンタル無料サービス付きだっただめ,トランクの荷物を軽量化...のはずがやっぱり20kgちょい.プラス持ち込み荷物が10kgはある.これも全てカメラ機材(マイクロフォーサーズボディ2台,レンズ4本,コンデジ,GoPro,ハウジング,ストロボ,ライト,アーム,etc)のせいである.

ヨメさんに空港まで送ってもらい.JAL558,20:30発の羽田行きに搭乗.しばし雪景色ともお別れである.
毎回そうだが旭川-羽田(もしくは札幌-成田)はマイレージの特典航空券を使うことが多い.普段の生活でなんでもかんでもクレカ払いにしていると年間15000マイルは余裕で貯まる(Amazonめぇ).

おっと,その前に国際線拡張でできたフードコートで食事.なんだかんだで日本食が一番.

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さらに最近作ったゴールドカードで旭川空港のラウンジ大雪を利用.

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クリスマスが近いとやらで電飾付きの誘導車.夜の空港は美しい.

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旭川空港の就航率は99.5%,かつ“映える”空港としても知られている.フェンスギリギリまで近づける上に,この季節は雪山をバックに降下する飛行機が正面から撮れる.これ,都市にあったらバズーカおじさんたちが列を成してそう.

22:30頃,何のトラブルもなく羽田着.最初の目的地ジャカルタ便は深夜ではなく翌朝発.往路に空港ベンチで寝る気力はないので宿をとった(歳やなぁ).ターミナル内にあるファーストキャビン羽田である.

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ちょっと贅沢なカプセルホテル.これで¥5800なら文句はない.いえ,できれば髭剃りもアメニティに付けて下さい.
面白いのは,個人アラーム使用禁止.周りの客に配慮してスタッフが直接起こしてくれるそうな.一応7時半で依頼するが,さすがにそこまで寝ないと思う.

フェリーにありそうなタイプの大浴場に入って0:00前には就寝.寝るで寝るでぇ.

なんか,羽田までの話をここまで書く必要があるのかとも思うが,まぁ個人ブログは読み物ではなく記録なので良いでしょう.(その2へ)

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(2)

Audax Japan Hokkaido開催2020年ブルベ雑感

2019/12/16 Mon

オダックス・ジャパン北海道(AJ-Hokkaido)の2020年開催ブルベ情報も出た.ランドヌール札幌に続いてこちらも雑感を.

① BRM426北海道200km新十津川(札幌市 札幌百合の会病院 6:00発)

AJ-Hokkaidoというか,北海道のシーズンイン・ブルベがこれ.コース的には北上して戻る.往路はロ~ング,ロ~ングの国道12号を北上.復路は国道275号か.今年からブルベ始める人,足慣らしには良いルートだと思います.

② BRM505北海道200km函館(北斗市運動公園 7:00発)

旭川から函館は遠い.向かったとしても,登別から始まる一車線高速は超苦手.以前,函館出張の際,70km制限区間を90kmで走っていて御用になる経験あり.そら,後ろから猛烈に走ってくる銀色の高級セダンを見たら(こっちは軽のハスラー),迷惑にならんように多少踏むやろう! どこをどうしたら危険だったのか教えてくれ.というわけでよほどのことがない限りパス.道の駅スタンプラリーでも道南方面はなかなか押せない...

③ BRM517北海道200km十勝(帯広の森運動公園 7:00発)

新十勝ではなく旧十勝だそう.北に向かうハードな幌鹿峠ルートではなく,南の平坦路に向かう優しいルート.中札内GF的風景が待っているのか.出発地点までの移動が少々大変だが参加は検討したい.今年は“ちょいグラ”はないのかな? 前回のが相当楽しそうだったので,2020年にも開催されるのならファットバイクでの参加を楽しみにしていたのだが.

④ BRM530北海道300kmトトロ(丘珠ふれあいセンター 7:00発)

2年連続の開催.今年は14時間3分で完走した.青山ダム付近で日没.墓地横の走行が怖かったなぁ.面白いルートではあるが今回はパスやね.

⑤ BRM613北海道400km地球岬(丘珠ふれあいセンター 8:00)

貴重な400kmブルベ.SR取得のためには避けられない難関400.山がちなコースで全般的にキツそう.海岸線を走るのは何時頃? 地球岬への坂って結構斜度なかったっけ? 定番コースなので出走するならブルベ民の過去ブログを参考にしたい.ランドヌール札幌の霧立とどちらかに参加.悩む.

⑥ BRM627北海道300kmナキウサギ(芽室町 国民宿舎新嵐山荘 6:00)

名称だけではどこを走るのかわからないルート.山ということは何となくわかる.AJH版のアタック三国峠かと思いきや,天辺で折り返して幌鹿超えだった.ヒルクライム練習のような設定やな.行って戻るがやたらに多いルート設定.secretでは超難問クイズが用意されているとか(想像).参加は十勝と天秤.

⑦ BRM711北海道600km宗谷岬(滝川ふれ愛の里 8:00発)

本州からの参加者が半分近いという全国的に大人気のブルベ.ランドヌール札幌の弁慶岬600よりも難易度が低い.もちろん天候に恵まれていたらの条件付きで. Kazchariは今年33時間27分で完走.豊富町の仮眠所には23時頃着いて,3時半頃出発したなぁ.それほど眠くもなく良いペースでした.トップの人は27時間ぐらいだっけ? 宗谷岬の記念写真で背景がまだ明るい.びっくりした.帰りの幌加内でどうしようもなく腹が減ったので,そばにしようとしたらどこも満席.仕方なくいつもの日帰りツーリング行く「ラーメン誠や」に.美味い.こってり過ぎてしばらく胃が重かったが...

600は何よりも,その非日常感がたまらん.また,「滝川ふれあいの里」は温泉,食事とも最高レベル.安いし美味い.夕方ゴールでゆっくり入浴と食事.ここにきてようやく襲ってきた睡魔に目をこすりながら旭川までの帰路に就く.おっと,帰りの12号線は事故多発地帯.要注意.まだ走っているランドヌールに心の中でエールを送りつつ...

地平線に向けまっすぐ伸びるオロロンラインで最北端を目指すのは,問答無用の男のロマン.SR獲得にかかせない600ブルベ.開催時期的に納沙布1200の練習にもちょうど良い感じ.(許されるなら)また出ます宣言!

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⑧ BRM724北海道200km北見(北見自然休養村センター 6:00発)
⑨ BRM725北海道300km北見(      〃        )

定番コース.睡眠がたっぷりとれる(と思われる)500kmブルベ.ルートは魅力的ではあるが参加は難しい.将来の楽しみに.

⑩ BRM813北海道1200km納沙布岬

言うまでもなく,2020年度最大の挑戦.日々のトレーニングはこのためにある.たとえスケジュール的にSRが難しくなっても,これだけは出たい.エントリー坂の結果も報告予定.

⑪ BRM906北海道200kmニセコ(JRニセコ駅前 7:00発)

これで200km?というぐらい中身の濃いコース設定.獲得標高が出てないけど,かなり登りません?これ.

⑫ BRM921北海道400km函館(公立はこだて未来大学 6:00発)

貴重な400kmではあるが,日程的に函館は...状況によってはSR獲得の最後の砦になるかも.

⑬ BRM1004北海道200km大夕張(札幌百合の会病院 7:00発)

ついこないだ走ったばかりのような気がする.そりゃそうだ.2ヶ月しか経っていない.シーズン最終ブルベ.シューパロ湖に至るコースは最高.でも今年はええかな.過去ログあり.

というわけで,ランドヌール札幌,AJ-北海道ともスケジュールが出そろいました.
出たいブルベをまとめると...

BRM502日高門別200km
BRM517北海道200km十勝
BRM606きのこの山300km
BRM613北海道400km地球岬
BRM627北海道300kmナキウサギ
BRM711北海道600km宗谷岬
BRM813北海道1200km納沙布岬
BRM829弁慶岬600km
BRM906北海道200kmニセコ
BRM926霧立400km

の計10本.全部は無理やな.100億%許可が下りない.1ヵ月に1本+SR対策に絞ると...

BRM502日高門別200km
BRM606きのこの山300km
BRM711北海道600km宗谷岬
BRM813北海道1200km納沙布岬
BRM926霧立400km

が現実的か.全て完走できればSR+1200km.これが勝利のカギだ!

なんといっても最大目標は納沙布! 何をおいても納沙布.無事完走を目指して今日もローラー,Zwift,冬ファット練にいそしむKazchariでした.