2023/11/3 Fri
ナーメテーター
札幌芸術の森にある野外美術館.
かの地で開催されたイベントに,息子と参加した.
野外美術館謎解きイベント【白銀の空想ミュージアム】
この11月の連休は息子と「ふたりキャンプ+ラフティング」の予定だったが,後者の予約ができず断念.
キャンプだけやとなぁ...とモチベ上がらず.
そこで何か代わりのイベントはないのかと検索したところ,ネットにて上記を発見.しかも11/3で終了.
これは...札幌一泊二日で行かねば.
コースは「EASY」「NORMAL」「HARD」の3種.
これがチャリイベントだと迷わず「HARD」一択なのだが,今回は息子が主役.
それに謎解きはストーリー仕立てになっているらしく「EASY」から順番にクリアしていく方が楽しめるらしい.
で,その「EASY」の対象は小学校低学年,「NORMAL」にしても中学生とのこと.
ふっふっふ,このKazchariをなめてもらっては困る.この2つをちゃっちゃとクリアして「HARD」もサクッとクリアしてやるぜっ!(※主役は息子である)
8時半,自宅を出発.
早めに到着すべく,プライベートにしては珍しく高速道路を使う.
休日割引効くしな.
ところが,札幌ICを降りてからはクネクネと.
道はややこしいし,クルマは多いしで,やっぱり都会は苦手やな.
思った以上に時間がかかってしまい芸術の森に到着して「EASY」コースのキット(¥500)を手に入れ,スタートしたのは11時半だった.
※ イベントは既に終了しており,公式でも謎解きの答えは公開中.
寝癖がひどい上,なぜか段ボール製の剣を持参.アホなのか?
「EASY」のミッション1はまずこの《ふたり》から.
隣の作品との合わせ技からスタートなのだが...”思い込み”のせいでいきなりつまずく.
こ,これは意外に手ごわいかも.
続くミッションも,既に息子だけでは無理.
暖かく見守るつもりが...Kazchariの方がマジモードになってきた.
これってホンマに小学低学年向け?
その年齢だと無理では.
親の助けがあること前提?
とりあえず「EASY」モードにおける,彫刻をチェックしながらの調査を終え,センターに戻る.
近くに寄ってもなぜか逃げないカラス.こ,これは不吉な予兆...(当たってた)
センター内で答えをチェックし,館長ポストにキー入力.
最後の問題の指示書を入手(なかなかゴールできん!).
指示通りに紙を折るとラストアンサーが浮かびあがるはずだが...
息子が雑もしくは適当に折ったせいで文字が読めない.
仕方なく最初から折りなおして,ようやく答えをget.
ぜぇぜぇ...な,なんとか「EASY」をクリア.
先が思いやられる.
この時点で既に結構歩いている.
つまりカロリーを相当消費している.
腹が減った.
だがしかし.
こんなこともあろうかと,事前にセイコマで補給食(菓子パンとバナナ)を購入済みなのだ!
息子に”覚悟”を確認し「NORMAL」キット(¥500)を購入.
やはりと言うか,当然のごと難易度アップ.
一問目から悶絶.
万策尽きた息子.
以降の謎解きはほぼKazchariの頭脳に託された!(※中学生向けです)
まぁ,せっかくなのでミッションに関係ない彫刻も見学しながら...(問題解けよ)
まぁ「NORMAL」からは出題文そのものが格段に難しくなり,小5では読めても意味が全然わからんらしい.
それにしても,現代アートとやらは...
全く...
理解不能である.
考えるな! 感じろ!
そしてとうとうやって来た.
この作品《二人の空》.
とある法則に従って,ある言語を解読するミッションなのだが...悔しいことにどれだけ考えても,また,これまでの人生で解いてきたありとあらゆるパターンのパズル解法を当てはめても,さっぱりわからーん!
息子同様,Kazchariも万策尽きたぁー!
背に腹は代えられぬ.
ネットにつなぎ,公式が配信しているヒントを覗いてみることにした.ぐぬぬ...
さすがに手がかりをもらうと,ちゃんと解けた(にっこり).
でも全然威張れん.
プライドはズタズタである(←一応教師).
次なるミッションはキット内にあるマップをシールを貼って完成させること.
これはまぁ,なんとかなった.
ふん.半透明シートの使用法はてこずったがな(えー,またしても公式のヒントを覗いたことは秘密だ).
この戦いは完全に息子からKazchariに移った.
ゆえに暇そうに彫刻で遊ぶ息子.健全だ.
ようやく冊子の最終回答までたどり着いたのでセンターに戻る.
ところがポストの入力キーに答えの文字がない!
なぜだ! どこかで間違ったのか!?
何度解き直してもこれしか答えが出ない.
仕方なく,受付の方に尋ねる.
「これはですね,センターではなく,向こうにある「子どもアトリエ」のポストで入力してくださーい」
げげっ,なんてこった.パンナコッタ.
問題をよく読まなかったKazchariの致命的なミス.だとしても指示がややこしいわっ!(逆ギレ)
で,先ほどの半透明シート(北斗まんだらシート)を駆使し,ミッション2もクリア.
こんどこそセンターの館長ポストをオープン.
ついに真の最終問題をgetする.
指示書にある,とある「広場」に向かうが...
それらしきヒントの書かれた看板が何枚かあるものの,さっぱり意味がわからない.
正に,本日の最高難度が最後の最後にやってきた.
灰色の脳細胞をフル回転させ,ありとあらゆる可能性を想定してみるが...
11月の北海道は非情だ.
あたりはどんどん暗くなる.
もはや「HARD」コースのクリアなんぞ夢のまた夢.
まずはこの「NORMAL」を,「NORMAL」をクリアしなければぁ!
「もし,この私が異能者であったならぁぁぁ~」と心の中でロッチナったところで,答えは見つからない.
仕方がない.
恥を忍んでネットでヒントを覗くか...(プライドとやらは?)
ヒント曰く「答えはキットの中にあります」.
うん? どういう意味だ?
どう考えても「雪道マップ」が怪しい.
穴が空くほどマップを見つめ,あーでもない,こーでもないと逡巡するが...時刻は16時を回った.さすがにGive up.
泣く泣くセンターに戻り,敗者の証をもらう...
早速,解答をチェック.
なっ何ぃーッ! ま,まさか,そういうことだったとは...
マジでこんなんクリアした人おんの?
いや,今日も「HARD」コースに取り組んでいるガチ勢たくさんおったし,クリアした人も多いんやろなぁ...
ひたすらに,ひたすらに悔しい.
敗北者たちは肩を落としクールに去る.
そして本日の宿に向かう.
宿に入る前に夕食.
Kazchariお気に入りの,石狩太美駅前のラーメン&焼肉『本家なかむら』だ.
息子も気に入ったらしい.歴代2位だそうな.
太美に来たということは,言うまでもなくKazchariの常宿『ふとみ銘泉 万葉の湯』に泊る.
「部屋には泊らない」というKazchariの言葉に「???」な息子.
リラクゼーションルームで寝るぞ!
明けて翌朝(11/4).
息子もこの宿も気に入ったらしい.
つーことで,完全に”ナーメテーター”で完全撃沈.
どの問題もめっちゃ頭の良い人が作ったんやろなぁ.
「EASY」はともかく「NORMAL」コースは,某〇〇王みたいな知識量だけがモノをいう単純なクイズとは完璧に別物.
何より相当な読解力が必須.
2分で読解力ドリル
普段エラソーに「最近の学生は読解力が足りん!」とか抜かしていた自分が恥ずかしい.
だが,北斗神拳もといKazchariに二度の敗北はない.
パターンは見切った!
来年は「HARD」コースまでNo Continueでクリアしてやるぜ! ⇒ 息子のイベントでは?