ゼファール~新しいツールケースを購入(ファットくん用)

2020/8/20 Thu

オビに短くてタスキに長かった(使えるけど).

OLYMPUS TG-5

「Cage Rocket」というツールケースを長期間愛用していた.
これは初代ロードバイクと同時,つまり2006年頃購入したモノ.
値段は…忘れた.
プラ製のヒンジ蓋付きで,ボトルケージに装着したまま開閉可能.
内側も薄いスポンジ(滑り止め風)でコーティングしてあり,中の荷物がスカスカであってもガチャガチャ言わない.
ワンタッチでフタを開き,ワイヤーチェーンを取り出して施錠.これらの動作が一瞬で可能だった.
ファスナー式やフタ付きではこうはいかない.

OLYMPUS TG-5

ただし…ロードバイクには致命的に似合わないデザイン
それに通常のボトルケージにはオーバーサイズではまらず,幅を調整できる特殊タイプが必要だった.

TOPEAK モジュラーケージ2

そして,購入後ほどなく工具類や交換用チューブはサドルバッグに移動
Domaneが主力マシンになってからはソフトタイプのツールケースを使うようになった.

結局「Cage Rocket」は10年間ほどお蔵入りしていたのだが,ファットくん購入後,見事に復活!
この武骨なデザインはファットくんに何の違和感もない.

iPhone11 Pro

さすがにロードと異なりファットタイヤ用の巨大な予備チューブは入らない.
出先でのパンクにはパッチで対応した.

残念ながらこのケース,徐々にフタの基部が弛んで頻繁に外れるようになり,グラベル走行中にフタが勝手に開いて高価なエアゲージを落としてしまうという事件が発生.
そして先日,とうとうフタ側のフックが折れた

OLYMPUS TG-5

いわゆる経年劣化ですな.

こうなると,もはや使用不能のため,ファットくん用のツールケースを新たに購入することにした.
ロードで使っている物とは装備品が異なるので共用はできないというか,出かける際に入れ替えるのは面倒くさい.
ちなみに「Cage Rocket」は,Amazonなどの大手通販サイトでは売られていない.
しかし,以下の個人ショップでは今でも買える.しかも超値引き中!

【セール品】ケージロケット

本体550円なれど,送料と振込手数料がかかってしまうので実はそれほどお得感はない.
そこで視野を広げ,他の製品も検討してみた.

ツールケースは大きく二種類ある.

主流はソフトタイプ
こいつのメリットは中身がネットやファスナーで仕切られていること.
ゆえに整理しやすい.
両開きで中身を取り出しやすい.
柔軟性があるので多少無理しても詰め込める.
デメリットとしてやや重く,防水に劣る点.
KazchariはR250製を使用している.
以前の記事でスーパーロングを紹介したが,少し小さくて軽量なノーマルサイズで十分.

R250(アールニーゴーマル) ツールケース スリムロングタイプ カーボン柄/ブラックファスナー R25-K-TOOLCASEG5 カーボン

もう一つはハードタイプ.
「ツール缶」とも呼ばれている.
Amazonでも数種売られているが,種類はソフトタイプよりも少ない.
メリットは軽くて防水性があること.それに価格が安い
ただしクッションなどの内張りがないとガチャガチャうるさい.
売れ筋はSHIMANOのこいつ?

SHIMANO(シマノ) ツールボトル ブラック/シルバーロゴ Y9S0TLBTL

そのハードタイプの中に一つだけ異質なモノがあった.
それがこいつ.

ゼファール(Zefal) ツールケース Zボックス L [Z BOX L] 防水仕様 容量0.8L 重量130g サイズ調整可能 ボトル 7081

面白いのは2層構造になっていること.
もちろん取り外し可能.
Kazchariの運用法としては,上の小さいケースには頻繁に取り出すワイヤーロックを収納.
下層にはマルチツールやタイヤパッチ他の小物を入れる.

たまたまだが,ファットくんの前輪フェンダーもZefal製.

Zefal(ゼファール) DEFLECTOR LITE フロントフェンダー XLサイズ 2553

メーカー統一はおしゃれの基本(そうなのか?)
値段もそんなに高くないので試しに買ってみた.

では,レビューを.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

表面は梨地で見た目も手触りも良い.
内張りは特になし.
ちゃんとサイドにはへこみがあって,ケージから落ちにくい ←重要

肝心の延長ボックスにワイヤーキーが入るかどうかだが,大きめのダブルコイルワイヤーcropsはちゃんと収まった.

crops(クロップス) Q3 DUO 2.5X1800 コイルワイヤー ジャパン

実際にファットくんに装着.

OLYMPUS TG-5

延長ボックス装着時は結構長め
ファットくんのシートチューブになんとか収まった.
うん? なんとか? つまり…えっ?
フタとトップチューブの隙間に余裕がなく,開閉が非常にしにくい.
不可能ではないがフタを回して開けるためには,ツール缶を少し横にズラす必要がある.
しかし,無理な角度で回していると,そのうちプラ製のフタのネジ部を徐々にナメてきそうな気もする.

うーむ.

妥協して,この延長ボックスは使わず,本体にワイヤーチェーンを入れる方式とした.
結局,通常のツール缶と同じ様な運用になってしまった.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

回しても空けられるが,本体の方を少しへこませて,フタの縁に爪をかければ「パカッ」と垂直に外れることもわかった.
これはこれで徐々にネジ部が弛んできそうな気がするが手軽.
グラベル走行で,知らぬ間にフタがなくなっている事態は避けたい.

いずれにせよ,デザイン自体は非常にかっこよいし,ファットくんへの収まりもよい.
当面こいつを使い続ける予定.
おっと,ダウンチューブ下にもゲージ用のダボ穴があるなぁ…もう一つ何か付けれるで…

コメントを残す