2023/1/28 Sat
熱しやすく...
KazchariはかつてG-SHOCKコレクターだった.
先日ニュースにて,名作「ジェイソン」が2度目のリニューアルをされることを知った.
このG-SHOCKが,なぜ「ジェイソン」と呼ばれるのか.
それはスプラッタ映画『13日の金曜日』シリーズの主役,ジェイソンのホッケーマスクにデザインが似ているからである.
ただし,この映画のジェイソン,世間では色々と誤解があって面白い.
真実は...
- 1作目の犯人はジェイソンではない.
- チェーンソーは使ったことがない.
- ホッケーマスクをかぶるのは3作目から.
まぁ,いずれにせよ,Gコレクターの中で「DW-001シリーズ=ジェイソン」で定着しているのは間違いない.
初代,DW-001は1994年11月発売.
5色展開.
「Made in JAPAN」である.
温度センサー搭載がウリだが,腕に巻いていると体温の影響も受けるので,正確な計測はできない(他のモデルも同じ).
当時は阿鼻叫喚の「G-SHOCKブーム」の走りで,国内版は既に入手困難だった.
Kazchariは海外版を通販で購入した記憶がある.
海外版だと文字盤の耐水圧表記が「20BAR」から「200M」に変わる.
国内版の定価は¥12,000だった.
ご覧の通り,樹脂の加水分解によるパーツ割れ,およびガスによるガラス面内側の曇り,そして電池を交換しても液晶がつかない.
つまりジャンク品である.
いわゆる経年劣化.仕方がない.
次に2010年9月に発売された復刻版.
第一弾は3色展開.その後,別のカラーパターンが次々に発売.
初代で大人気だった「イエロー」が一番人気.
運良く購入できた.
¥13,000.今思えば安い.
しばらくして,これまた偶然見つけたブルー...っつーか「某ネコ型ロボット」カラー.
Made in Thailand.
復刻版とはいえ,初代とはモジュールが異なる.
最大の違いは温度センサーがオミットされたこと.
”目”の部分は1秒計になった(楕円の方は10秒計).
そして,豆球に変わって,GのアイデンティティたるELバックライト搭載.
この2つはお気に入りでよくつけていた.
何しろ目立つので,会った人にもよく声をかけられた.
ヒトは意外にも他人の時計の観察をしているようだ.
娘も気に入ったらしく,ドラ...おっと,ネコ型ロボっぽいモデルはしばらく娘のモノになっていた.
購入して約12年.
電池交換すらしていない.
純粋に時計機能だけだと電池の保ちがスゲー.
加水分解も起きていない.
オールドモデルより耐久性が上がったのだろうか.
で,新ジェイソンの登場である.
G40周年モデルの1つのためか,やたらCASIOが気合を入れている.
公式YouTube動画がやたらに多い.
全3色展開だが,伝説のイエローがやたらに推されている.
売りは交換ベゼル,交換ベルト.
さらに,樹脂カバーを外すと,もうひとつ,焼き色っぽい金属製コアが...
うん,こ,これは確かにかっこ良い.
そそるぜ...
やっぱ,オールドモデル(ベース)はええのぉ...と思い,価格を見ると,
なっ,なんじゃこりゃ~の¥44,000!!
MR-G,MTGではありません.
金属ベルトでもなく,スクリューバッグでもない.
おまけに電波もソーラーもついていません.
Blutooth接続にて,悪評だらけのアプリで時刻合わせできますって...今さら?
それでこの値段って,どんな強気設定.
売れるのだろうか? ⇒ 売れているようです(・o・;
このブログにAmazonアフィリを貼った時は,まだマケプレで定価販売していた.
以前のKazchariだったら...即ポチ?
さすがに今は...ね.
ちなみにKazchariがGコレクターをヤメてしまったのは,単純に「キリがない」「他の趣味に金かけたい」などが理由.
あのゴツイデザイン自体は今でも好きだ.
だが,一番大きいのは,24時間腕に巻いている『Garmin INSTINCT』のせい.
新型ジェイソンっつーか,どのGと比べても機能が圧倒的.
しかも旧モデルは¥29,800で買ったはず.
一昔前のG-SHOCKを意識したような外観だが,それだけでなく実際に頑丈.
スマホ連携&GPSで常に正確な時刻だし,充電も2週間保つ.
チャリ練の時の心拍計になるし,何より睡眠を含むライフログ機能が素晴らしい.
ヒトに24時間着けさせる理由は十分.
ファッション性はないが冠婚葬祭でない限り問題ない.
結果,Kazchariは未だにG-SHOCKを数十本持っているが,全く着けなくなってしまった.
そやけどこの値段で,Gコレクターさんはまだいるのだろうか?
ロレックスのような高級時計と異なり,Kazchariの初代ジェイソンのように経年劣化は避けられないように思うのだが...
投機目的,つまり転売商品なのだろうか?
スマホのおかげで,腕時計の需要は減っているという.
メーカーも付加価値の創造が大変だ.
いずれにせよ,「ジェイソン」が良いデザインなのは間違いない.
でも,その購買欲はあの頃の情熱とともに,思い出の中に留めておこうと思ふ.