2024/11/3 Sun
BRAINがたくらむ大破壊
曇り.温度:6 ℃,湿度:82%,体感温度:5 ℃,風速:5.2 km/時,風向:NNW
最近すっかりグラベルづいているKazchari.
特に『函岳ライド』および『ゴールデンラーチトレイル』が特に印象に残る.
ファットな激闘!アタック函岳,HIGUMA CYCLEのみなさんとライド
ファットなゴールデンラーチMTBグラベルライド2024に参加
これらのイベントでご一緒したSさんのMTBが全ての始まり.
試乗させてもらったわけではないものの,HIGUMAバスに載せる時や,崖を押し上げる時に少し持たせてもらった.
とにかくその“軽さ”に衝撃を受けた.
いやホンマ,ちょっと重めのロードと同じくらい.
ファットどころか,Topstone(グラベルロード)より軽いのでは?
フルサスのMTBは“重いモノ”と勝手に決めつけていた.
そのMTBの名はSpecializedの『EPIC』.
気になったのでSさんに価格を聞いたところ「...ちょっと言えない値段です」とのこと.
ははーん.相当高いなこれ.
Sさん続けて「でも,最近セールでものすごく安売りしてるんですよ.それが悔しいです」.
えっ? 何それ? どゆこと?
早速,サイトで確認.
な,なんとまさかのトンデモ割引額!
安いッ! い,いや高いが安い!
いや待て.
いかんせんMTBに関しては素人.即断していいのか?
ここは慎重に,まずYouTubeやブログで情報収集.
クロカン? トレイル? エンデューロ? ダウンヒル? 何それ? MTBは種類が多すぎる.
要はサスの沈み込み量が違うということか(違う).
MTBで一番やってみたいのは...クロカンレース! テクニックより登りだ!持久力だ!
となると,やはりこの『EPIC EXPERT』で正解か?
つーことで,しばし悩んだ後,旭川でスペシャと言えばの『吉田輪業』さんへ.
とりあえず,店長に色々相談するつもりが...なんと店長自らも同車種の購入を検討中とのこと.常にブラウザを開いているそうな.
「これスペシャの在庫調整だねぇ.このスペックでこの値段は本当にオトク.もう二度とないよぉ」
こ,これは,乗るしかないのか!このBig Waveにッ!
つーことで,10/20に注文 ⇒ 10/27納車.
新コロ期と違って早いぜ!
室内保管で1週間経過.ようやく週末がやってきた.
我が強化新型『EPIC EXPERT』のシェイクダウンライドである.
いつものグラベル率8割以上のルートでファーストインプレッション!
まずはカラーリング.
ブラックに見えて実はブラックではない.
写真ではわかりにくいが,カーボン素地がうっすら見えている.
こ,これは無塗装というヤツか!
軽量化のための最適解かつ何よりかっこよい.
いつもの畑脇グラベル.
鹿の群れが駆けていった.
旭川も稚内同様,こしたんたんと鹿に侵略されてしまうのか!?
美瑛川河川敷.
舗装化進行中のグラベルゆえ,超フラット.
もちろん何の問題もなく快走.何しろ軽い.
新車で一番気になるのは何よりポジション.
ドロッパー+湾曲シートポストゆえ,下げるのにも限界がある.
乗るまで心配だったが,幸いなことにポジションぴったり.
元々スペシャのファットに乗っていたので,ジオメトリが似ているのかも(ホンマ?).
少し寄り道.
規模小さめな柱状節理.
道がやや荒れてきたぞ.
だがしかし!
ハイエンドフルサスのEPICには造作もないわ!
まるで舗装路を走っているかの様(ウソです).
前後サスには「BRAIN」というシステムが組み込まれている.
要するにライダーがかけた圧と,地面からの突き上げショックを区別して最適なサスの動きに調整する機構らしい.
なんだかわからんが,とにかくヨシ.
決して『大鉄人17』の敵の名ではない.
10%越えの激坂グラベルをダンシングしてみる.
フロントが沈む沈む.これが”力”が逃げているということか.
MTBはシッティングでリアをトラクションにかけながら...が基本らしい.
最近,お気に入りの場所.
まるでクラシック音楽のCDジャケットの様.
遠くに見える送電塔が少々残念(消しゴムマジック発動?).
カラマツが一番美しい時期かもしれない.
シーズン内納車で良かった.
ここは偶然迷い込んだ未知のグラベル.
草に覆われて雰囲気よし.
林の中は落ち葉の絨毯.
枯れ葉を踏む音以外聞こえない.
もちろん誰もいない.
現れる注意看板.
ワナを仕掛けている? どこに?
偶然足を挟まれてしまい脱出不可能.
パニック映画によくあるシチュエーション...は嫌だ.
一旦,山を下りて河川敷のグラベルへ.
「EPIC」はカーボンフレームなのでサイドスタンド装着不可.
ロードで使っている「めだたんぼー」はBBの位置が高すぎて仕様不可.
りょうちん(Ryochinn) 青奴工房(aoyatsukoubou) めだたんぼー 自転車撮影用携帯フォトスタンド クリア
立てかけるモノが必要.
写真映えのために,ホームセンターでアクリル棒買って自作しますか.
「赤羽の丘」を駆け上る.ホンマ,軽いわ.
今年出場した「ニセコHANAZONOヒルクライム」にはMTB部門もある.
この強化新型「EPIC」で出たら勝てる?
ちなみにMTB優勝者のタイムは40分33秒...速っ.
EMONDAのKazchariと2分ほどしか変わらん.
タイヤをスリックに換えて...は反則?
いつもながらの絶景.
飽きない.
秋はグラベルに最高の季節,プラス新車の高揚感.
美瑛の町中に向かう.
その途中で見つけた紅葉(もみじ).
北海道の紅葉には赤成分が足りないので貴重な存在.
映えますな.
別の場所では謎のサークル.
何かを召喚するつもりなのか?
円の中心にチャリを置く勇気はなかった.バチあたりそう.
気になっていた初見の丘グラベル.
ふむふむ.ここにつながるのか.
グラベルのつづら折れ.
いやいや,ホンマいくらでも新ルートが見つかりますなぁ.
ロードだけしか乗っていなかったら,決して見ることがなかった景色.
もちろん今日ぐらいのコースだと,手持ちのグラベルロードやファットでも十分走れる.
しかし,この楽しさ,気軽さは純粋なMTBならでは.
マジでどこでも走れそう.
さて,本日のメインイベント.
以前から目をつけていた,とんでもないグラベル激坂に挑戦.
視覚のウソで,実際に登ると大したことがない”激坂”が多いが,コイツは本物.
サイコンには斜度「22%」が刻まれた.
だがしかし.さすが強化新型「EPIC」.
スイスイ...とまでは言わないが結構余裕を持って登攀.
軽さは正義.
悪名高い「暗峠」も行けるんちゃうか? こいつやったら(未体験).
頂上は行き止まり.
そのうち,どこかにつながりそうではある.
もちろん下りも激坂.
怖ぇー,が,タイヤのグリップ良好.ドロッパーも効果的.
圧倒的な下り安定性能.
下から見るとこんな坂.
見たまんまの”激”.
つーことで,残りは往路を逆にたどって帰宅 ⇒ 即洗車.
ファット⇒グラベルロードと巡って,とうとうMTBを購入してしまった.
しかも,フルカーボン,フルサス,電動コンポのエグい仕様.
さらに言うなら,ボトルゲージや携帯工具も最初からセットの親切設計.
それで”この価格”なら,マジでお買い得と言えよう(理解者は少数派).
Kazchariはもはや,このハイエンドマシンの性能を引き出せるギリギリの年齢(たぶん).
今乗らないといつ乗る?...という話を「EMONDA」購入の際にも書いたような...
アガリの一台~TREK EMONDA SLR7 First Light
ロードとマウンテンは別腹ということで.
まっ,これでウチにある自転車が5台になった.
ついでにモンキーもある.
カラダは一つだけなのにねぇ.
(今はなき)「TREK TCT5000」は運動習慣をくれた.
「TREK DOMANE」は長距離走行体験をくれた.
「Specialized FATBOY」は季節・路面を問わぬ走りをくれた.
「TREK EMONDA」は軽さと速さをくれた.
「Cannondale Topstone」はオンオフの垣根を取り除いてくれた.
さて,「Specialized EPIC EXPERT」は何をくれる?
...と,いい買い物をしたのは間違いないのだが...な,なんと!
11/11になって,公式アウトレットがさらなる値下げ!
なんとKazchari購入時よりさらに¥100,000offだとぉぉ!
ええもん! こんなの早いとこ買ってちゃっちゃと楽しんだもん勝ちなんだからね!(T_T)シクシクシク36