ファットなBRM911旭川200km(その1)

2022/9/11 Sun

動けこの脚.

いただき画像

地元開催&出走ブルベである.

思えば人生初ブルベもこの「旭川200」(2018)だった.

https://sites.google.com/site/randonneurssapporo/brm/2018/1brm429xu-chuan200kmより

どことなく北海道の形に似ているコース.
この時のリザルトは9:40.
しんどかったなぁ...

翌年2019年も出場.
同じルートで8:39.
おっ,1時間速くなった.

で,新コロやらなんやらで久しぶりの「旭川200」
これは出ないと.

先日の「BRM827(やさしくない)北の国から400」も,隣町の東川発着なので地元と言えば地元.
一時,出走検討したけどな.
さすがに「1300」フィニッシュ翌々日となるため不参加.
お見送りには行ったけど.

iPhone11 Pro 8/27撮影

そやけど「オホーツク1300」関連のブログを検索すると,なんと「摩周湖1000」「オホーツク1300」を連続走破した人がいて驚愕した.

BRM811北海道1000㎞摩周湖 & RM812北海道1300kmOkhotsk その1

こういう方の存在を知ると「1300走ったから休もう」って言ってられへんな.

それはさておき,2022年版「BRM911旭川200km」である.
コースはこんな感じ.

https://randonneurssapporo.net/2022brm911asahikawa200/より

これまでと同じようで微妙に異なる.
まずスタート地点が違う.
ルートや通過チェックも変更.
これは楽しみだ.

本来であれば,この「旭川200」は「200kmブルベ開催100周年」となる昨年に開催予定だったが,新コロのせいで延期となった.

昨年はAJ-Hokkiadoさんの「石狩200」も同日開催だったため,どちらに参加するか悩んだ経緯がある.
「走ったことがない」という基準で「石狩200」にエントリにしたのだが,こちらも延期.
今年は10/2に改めて開催される運びとなり,そのままスライドエントリーとなった.

一方の「旭川200」は別日開催になったため,偶然にも100周年ブルベに2回参加できることになった.
これも怪我の功名なのか?

「石狩200」同様,エントリー済みの方はスライド.
結果,残り19枠を参加希望者で争うことになった.
いわゆる「エントリー坂」である.

エントリ開始日の深夜0時に速攻ログイン.
無事クリア!
後からの情報によると,涙を飲んだ人も相当数いたらしい.

さて,お次はバイクの選定.
「1300」でロードに乗りまくったことだし,別の乗り物で長距離ライドに挑戦してみたいということで...ファットバイクで出走することにした.
これまでの1日の最長距離は確か140kmほど.

激走!愛山米飯林道ライド

まぁ,グラベルでこの距離乗れたから,200ブルベも大丈夫でしょう!(とお気楽に考えていた頃がKazchariにもありました)

他にも,ファットな仲間のKaba3やOさんもファットで”逝く”そうで,雪中ライドもないのにファット軍団が集結することになった.そそるぜ,こいつは.

スタート地点の「神楽岡公園」までは自宅から5kmほどである.
もちろん自走参加.
ブリーフィング開始時間は6:30.
まぁ,6時に家出たらええか.
楽ちん,楽ちん.

いつもより1時間ほど早起きして朝食.
昨日のうちに軽量セッテイングしたファットバイクで出撃.

ブルベのスタート時ではなく,自宅からサイコンで記録しようっと.
行けーっ!GARMIN Edge1040!

ピコッと...あれ? スタート画面が出ない.
なんで?
まさかの充電切れ?
新品の1040やで,ありえん.

仕方がない.
3つの物理ボタン同時押しで再起動.
なんとか起動した.
けど,不安が残るなぁ...(どうしてこんなに動作が不安定なのだ?)

気にしても仕方がないので,そのまま公園へ向かう.
ウェアは文句を言いながらも「BRM100周年記念ジャージ(長袖)」を着用.
今日着ないといつ着る?

ビブは「1300」でも大活躍のこれ.

「1300」でもKazchariのケツを守ってくれた一品である.
ロングには欠かせんな.

サドルの方は革の「セラアナトミカ」ではなくこいつ.

セラロイヤル(SELLE ROYAL) R.e.med(リメッド) サドル ブラック/ブラック

これもまたブルベ民,いやファット民の間で評判のサドルである.
安くて快適.
ただし作りは☓.
200kmなら問題なかろう.

つーことで,薄手の長袖ジャージとビブでスタートしたは良いものの,めちゃくちゃ寒い.
ウインドブレーカーとレッグアーマーの着用を考えたが,この後,暑くなりそうだったので却下.
このままでいく.

iPhone11 Pro

公園到着.
参加者はリスト上60名.
わらわらと集まってきていますな.

中には車中泊やテント泊の方もおられたようだ.
あー,Kazchariも遠征時にやってるな.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

Kaba3発見.
しばらくしてOさんも自走で登場.

他にも,これまでのイベントやSTRAVAつながりの方々と挨拶をかわす.
ホンマ,知り合いが増えたなぁ.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

ブリーフィング ⇒ ブルベカードをもらって,いよいよ出発.
筆記具を忘れた.
ゴールしてから署名しよう.

(その2へ)

チョボチナイ・ゲート,オープンライド

2022/9/10 Sat

セルフ逆ドーピング.

iPhone11 Pro

今年も9/8にオーラ・ロード,もといチョボチナイ・ゲートが開いた.

話によると11時の開門に合わせて,バイク,チャリ,クルマが狭い路地に大量に集まり,ミラーがこすっただの,幅寄せしただのと,相当なカオスだったそうな.

さすがに有給取ってまで行くこたぁないと土曜日まで待った.

昨年あたりかな.SNSやテレビのワイドショーで取り上げられるようになり,交通量がずいぶんと増えた.
メジャーになるのがうれしいような悲しいような,そんな複雑な気持ち.

さて当日.
Domaneくんで出撃.
外でロードに乗るのは久しぶり.
やはりZwiftより実走やな.

ちょこちょこ設定した「GARMIN Edge1040」の電源を入れる.
最初の表示は...

iPhone11 Pro

今日は休め,とな?
余計なお世話じゃ.
どっちみち翌日はブルベ参加なので今日は抑え気味したるわ.

他にも,この「1040」は妙におせっかいで,その後も「0.3リットル給水しろ」だの「300kcal補給しろ」などうるさいうるさい.
まぁ設定したのはKazchariなのだが(どこをどうしたのか覚えていない).

さて,現地に向かってサイクリングロードを走っていると,前方が倒木によって塞がれている.
ここ数日,風が強かったもんな.

iPhone11 Pro  転倒したわけではありません

もちろん,忠別ダムへのヒルクライムもマジ踏みしませんよ.
ゆっくりダンシングで登ります.

ダム休憩もせず,チョボチナイ・ゲートへ.
誰も来ないうちに記念撮影.

iPhone11 Pro

振り向くと,オートバイ2台が撮影の順番を待っていた.

さて,とっかかりからチョボチナイ名物,11%の登りがしばらく続く.

おおよそ1年置きとは言え,もう何度も走っている道.
斜度やカーブ,どこまで続くのかだいたい把握しているつもりなのだが...

今日はなぜかやたらにキツイ.
いや,脚は回るのだが問題は呼吸.
明らかに酸素が足りない.
いくら吸い込もうとしても,全然空気が入ってこない.

なぜだ?

無事に登りきることできたが,何か怪しい.
思い当たることと言えば一つしかない.

そう,献血だ.

献血とモンベルとベース

これまで全く気にしていなかったのだが,400mlの血を抜いた場合,元の量に回復するのにどれくらいの時間を要するのだろう?

調べてみた.

血液の量・献血の量について

血漿,血小板はともかく,なんと!赤血球の回復は2~3週間だとぉ!
あかんわ.
赤血球と言えば,全身に酸素を運ぶのがその役割.
つまり,献血後まだ3日しか経っていないKazchariは,通常より酸素供給が少ない状態だったのだ.
それでヒルクライムが辛かったのかと納得(この際,真偽はどうでも良い).

知らずに,アンチならぬ逆ドーピングをしていた.

まぁ,しばらくは呼吸がしんどかったが,例の橋に付く頃には落ち着いた.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro ちょっと地味なこのジャージはStolen Goat

まだ午前中ということもあってか人の数は少ない.

昨年の最盛期には,オートバイやチャリはともかく,クルマは橋上には停めず,橋の手前の道路部分に駐車するような,誰が決めたわけでもないローカルルールがあった.
写真撮影の邪魔にならないようにだろう.
いかにもな日本人的行動.

今日は橋の上に2台停車してたけどな.

なんだかんだで,ここの景色は良い.
10月半ばで,再度閉鎖されてしまうのが残念.
ちょうど紅葉時期の直前なのに.

あまり長いしてても何なので「21世紀の森」側にダウンヒル.
気温もあまり高くなく,寒いくらい.

iPhone11 Pro

東川の町に戻る.
気温もそうだが,収穫物を見るとすっかり秋の気配.
ひまわりとコスモスが並んで咲いてたりするけどな.
どっちやねん的な.

帰宅する.
お次は明日のブルベに備えて”ファットバイク”の整備.
そう,今回,少し”いちびり”ます.

いちびり

スプロケにかなり泥が挟まっていて驚く.
キャリアを外して軽量化.
ライト類をセッティング.
楽しみだねぇ.

炎天下の中,作業してたので汗だくに.
こういう時は...そう!サ活だ!

サウナに絶賛ドはまり中のKazchari.
旭川市内のサウナ施設を片っ端から攻めている.

本日も近くの銭湯へ.

喜んでサウナ室に入ると...せ,狭い.
おまけにカラダにカラフルな模様がある方々が数名座っており,”黙浴なんのその”で野球(ファイターズ)談義と政治(某国葬問題)について大激論.
もちろん,Kazchariを始め,誰も文句を言う人はおらず,ひたすら汗を流すのであった...

ちなみに外気浴ができない施設だったので,今後二度と行くことはないだろう.
ちゃんちゃん.

献血とモンベルとベース

2022/9/7 Wed

おだやかな午後.

iPhone11 Pro

半年に1度くらいのペースで,職場に献血バスがやってくる.
海外旅行からの帰国直後とか,体調不良で薬を飲んだ,歯科受診したといった事情がない限り,できるだけ協力している.

Kazchari初の献血は確か20歳だったと思う.
(残念ながら献血Webサービスラブラッドでは2014年以前の記録は参照できなかった)

泣く子も黙る,大阪の門真免許場での二輪限定解除試験.
幸いにして6回目で合格.
その喜びのあまり,目に止まった施設内の献血センターに飛び込んだ.

その後,沼津に引っ越した後も時々献血していたのだが,当時は週末になると献血センターから「そろそろ献血どうですか?」という電話があったように記憶している.
交通事故が増えるからだろうか?
献血カードを持っていると優先的に輸血してもらえるとかいうデマ(?)もあったな.

旭川に移住してからは,より環境が整ったこともあり,献血頻度も増えた.

結果,今回で39回目となる.
そのほとんどは400ml献血.

※ ちなみに理論上,生涯最大献血回数は1260回らしい.

横浜に700回以上献血している人がいるって本当?

大量のジュースやらカップ麺がもらえるから...とかはさておき,喜んで協力したいのだが,その手続きに面倒くさいことがある.

それは「シャーガス病」のチェック.

エステざんまい~顔と頭と血と体

上記の過去記事にもある通り,中南米出身もしくは渡航歴(4週間以上滞在)があると,該当国にどの程度滞在したのかを事細かく申告する必要があるのだ.
ちなみにKazchariの場合,アルゼンチン,チリ,ブラジル,ベリーズ,パナマ,パラグアイ,グアテマラ,コスタリカ,メキシコに滞在経験あり.トータルすると4週間は...越えますな.

いずれも20年近く前の旅だし(メキシコを除く),もちろん今も昔も発症していない.
そして,その後も定期的に献血しているため,どうして毎回申告する必要があるのか謎なのだが,「規則ですから」とラチがあかん.

まぁ,スタッフの立場からは,“特殊事例”の手続きシミュレーションになるかもしれんけどな.

あらためて日本赤十字のページを読むと,どうやらKazchariの血はそのままではなく,「血漿分画製剤および輸血用血液製剤の原料血液として使用」されるとある(意味不明).
まぁ,採るだけ採って,“汚れた血”として捨てられないだけ良いか.

シャーガス病に対する安全対策の変更について

はい.つーことで400ml程度抜かれたぐらいでは,いつも通り体調に問題なし.
オイル交換になってちょうどよい.

そうそう,今回で「献血ポイント」とやらがたまったらしく,
選択式の景品がもらえた.
ビミョーなアイテムばかりだったが,手持ちのモノと比較するため「救急セット」にしてみた.

iPhone11 Pro

これに関しては後日レビュー予定(なぜ?)

午後からは先日の休日出勤の振休(ややこしい).

天気は良いが,献血直後の炎天下チャリ練はさすがにマズイと冷静に判断.

つーことで,帰宅後はクルマにて「モンベルひがしかわ店」へ向かう.

目的は...「GORE-TEXオールラウンドソックス」のサイズ確認と購入である.

「オホーツク1300」へのチャレンジにあたり,大いに参考にさせていただいた,ブルベな知人,Oさんの記事に出てくるアイテムである.

GORE-TEX オールラウンド ソックス

足元の防水では,シューズの上から履くシューズカバータイプが一般的なのだが,こいつは靴下の上に履き,そのままシューズに足を通す.
靴は濡れても靴下,そして足そのものを濡らさないためのアイテムである.

伝統的な緊急代用品としてコンビニ袋があるが,さすがにな.

Kazchariはチャリにせよ,オートバイせよ,これまでは従来型のシューズカバーを使ってきたが,どれもこれも防水機能はダメダメ.
雨中,長時間ライドすると,必ず靴下と足がびしゃびしゃになる.
そもそもクリート用のシューズって,底に風を通す穴が開いているし.

何よりシューズカバーはものすごく破れやすいのだ(特につま先).
金がもったいない.

つーことで,新たなアイテムを試すことにした.

で,「モンベルひがしかわ店」着.
土日はごった返す店内だが,さすがに平日は空いている.

店員さんに商品の場所を確認.
「XS」と「M」の在庫があった.

Kazchariには,表示上「M(24.5~26cm)」が適合.
だが,足関係は数字だけで決めてはいかん.
店員さんに許可をもらい試着する.

うーん.ちょっと大きいかな?
「S」があれば試したいところだが,在庫なし.
取り寄せ,もしくは南富良野店まで行く根性はないので悩む.
「ま,Mでいいか...」と決断.
改めて値札を見ると...

iPhone11 Pro

う,うーみゅ,この値段かぁ...GORE-TEXとは言え,強気だなモンベル.
価格相応の実力を見せへんかったら訴えてやる!(嘘です)

店員さんから「最近はこういう商品を使う方が多いんですか?」という質問.

Kazchari「いえ,たぶん自転車で長距離走る人だけやと思います」

店員さん「そうですか.先日も同じ商品を買われた方がいたので...」

誰だ? もしかしてOさんの記事を読んだ人とか?

悩んだ末,結局カード砲発射.
オートバイでも使えそうだし,まぁいいしょ.

次はハスラーの1年点検で,そのままディーラーへ向かう.

点検もそうだが,今日はもうひとつ目的がある.
巷で話題の「スペーシア・ベース」の実車チェックである.

しっかり置いてあった.
貨物扱いで4ナンバー(税金↓,保険↑).

後部座席が完全に飾りで,実質二人乗り.
いや,むしろ一人乗り+荷物と割り切ってアウトドグッズ満載で,車中泊もしくはソロキャンするのが正しい楽しみ方なクルマ.
チャリはもとより,モンキーも運べる.
機能的には最高である.
安いし.

しかあし,残念ながら,ガワはスペーシアまんまのオラオラフェイス.
パーフェクトに好みじゃない.
惜しい.
せめて「スペーシア・ギア」の丸目フェイスやったらなぁ...

嘘か真か,販売筋からは「なぜスペーシア顔?」という疑問の声が本社に多数よせられたそうだが,結局オラオラ顔で行くことになったらしい(真偽不明).
「部品が余ってた?」と勘ぐられても仕方がない.
売れるんかなぁ...

点検に思ったよりも時間がかかり,フリー・ドリンクを3杯ほど飲んでしまった.
その間,読書.

iPhone11 Pro

いわゆる通常の海外旅行に行きにくくなって久しい.
代理店同様,ガイド本出版社にも死活問題だろう.

老舗の『歩き方』シリーズのGakken(以前はダイヤモンド社だったような...)は,昨年あたりから,様々な企画モノを出版している.
中身は...ともかく,すんげー情報量.
まるで図鑑.

iPhone11 Pro

『地球の歩き方 ヨーロッパ』なみの分厚さだ.
読み応え十分,つーか老眼にはキツイぞ.

それにしても,今後,Kazchariが生きている間に判明する世界の謎はあるのだろうか?
いやいや,その前に「ナスカの地上絵」とか「マチュピチュ」,それに「ギアナ高地」は生で見たいものだ(南米偏重)

昨今の円高により,海外旅行マニアのため息しか聞こえない状況ではある.
とりあえず,安く行ける時に行っててよかったなぁ...とつくづく思う.

パンク修理キットなどの消耗品交換で¥4,000ほどのお支払い.
これもまた仕方がない出費...なのか?

帰宅する.

早速「GORE-TEXオールラウンドソックス」の試し履き.
靴下は,もうこれでいいんじゃね?ソックスこと「RXL」.
シューズはSPD.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

うん.
多少かかとが余るがこんなもんじゃろ.

今年は後2回,ブルベ参戦予定.
どちらかで出番があるかも?(使いたくはないが)

おおっ,モンキー・ツーリングも忘れていた.
持参すべし.

チャリには乗らなかったけど,なかなかまったりとした濃い午後だった.

♪ジェットストリ~ム(意味なし)

オートバイの胸部プロテクターを購入~KOMINE「SK-688」

2022/9/6 Tue

時代は変わった.

Kazchariがオートバイ免許を取得して「HONDA VT250F」(二代目)を購入したのは,かれこれ36年ほど前になる.
大学に入学したばかりで,何しろヒマだった.

高校三年間は陸上部(中距離)所属のガチ勢.
その反動なのか,大学では「模型研究会」というヲタク系サークル(第二次ガンプラブーム?)に所属し,放課後は新聞社でのバイトに明け暮れていた.

肝心の大学での勉強だが...ほとんど興味を持てなかった(ありがちですね).
結果,週休5日.
試験前に少しだけ勉強すれば単位はもらえた.
講義ノートも校門前の文房具屋に普通に売られていたしな.

そんな生活の中,とある先輩の「オートバイはいいぞぉ」という一言で,俄然興味が湧いた.
余談だが,この先輩は『究極超人あ~る』の鳥坂先輩にクリソツだった.

究極超人あ~る(1)

で,バイト代+親に借金して買った「VT250F」.
琵琶湖一周など乗り回してたが,半年ほどで通学中に事故って廃車.
アホやな.

問題はその時の負傷.
国道を横断しようとした自転車を避けようとして,ガードレールに激突したのだが,幸い骨折はなく,左小指の突き指と左脛の擦過傷で済んだ.

「HONDA NX125」に乗り換えたその数年後には,マンホールで滑って転倒.この時は左膝を割ってしまった(膝パッドなしのジーパンだった)

大きな事故はこの2つかな.
いや,すり抜け中にクルマのドアが突然開き,そこに突っ込んだ...ってのもあったか(無傷).

いずれにせよ,今現在もなんとか生きている.
たまたま運が良かったに過ぎないと思うけど.

そしてモンキーに乗っている.

さて,ここで言及したいのはバイク乗車時のウェア.
ヘルメット,グローブ,まぁブーツは標準装備としてジャケットが問題.
それこそオートバイに乗り始めた頃は「革ツナギ/革ジャン」or「ペラペラのジャケット」の2択ぐらいしかなかった.

前者はまだ良い.
少なくとも擦過傷は避けられる.
後者はコケたらボロボロに破れて皮膚も防御できない.
それにプロテクタの類も備わっていないため,骨折のリスクも相当高い.

そこで,30歳になるかならないかの頃に買ったのがこいつ.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

”俺たちのKomine”ブランド「MOTOFANGO」の3シーズンジャケットである.
さすがに20年以上前の一品である.色褪せてるし,何よりデザインが...ダサ...いや古臭い.
機能的には全く問題ないし,使える間は使うつもり.

ちなみに昨年買った同じKomineのメッシュジャケットはこれ.

コミネ(KOMINE) バイク用 プロテクトメッシュパーカ-テン Navy Marble M JK-114 1096 春夏秋向け プロテクター CE規格レベル2 メッシュ素材

”俺たちのKomine”とは思えない良いデザイン.
それはともかく最大の違いはプロテクターの充実度.

前者は肘パッドしかついていない.
メッシュの方は肘だけではなく,胸部および背部にもプロテクタ付き!
実際,ライダーの事故時の死因として,その50%以上が胸腹部の損傷らしい.

バイク事故 死因の53.5%は胸腹部……命を守る「胸部プロテクター」の選び方

安全への意識・配慮がものすごく高まっている.
その昔は,こんなことは一切言われてなかったのにな.
つーことで,プロテクターなしの古いジャケットをアップデートすべく,以下の商品を購入した.

コミネ(KOMINE) バイク用 スプリームボディプロテクター M SK-688 866

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

まるでマーベル・ヒーロー.
先日のAmazonセールにて¥3,872で購入.
胸囲90cmのKazchariでサイズはMを選択.
早速,Tシャツの上に着用.

iPhone11 Pro

窮屈さは感じない.
もちろんこの下に,セーターなどを着こむ余裕もある.

ちなみに着脱は...

iPhone11 Pro

脇のベルトをスライドさせて外し,上からかぶる感じ.
頻繁に行うと基部が摩耗しそう.

この上からジャケットを着てみる.

iPhone11 Pro プロテクター着用

まぁ,やっぱり下に何かを付けているのはわかるわな.
窮屈さはないけど.

プロテクターなしだと...

iPhone11 Pro プロテクターなし

こんな風.
ご覧のように外見の変化はそれほどない.
まだこの装備を付けたまま走りに行ったことはないが,特に問題なさそう.

もちろん,パンツにも”ちゃんとした”膝パッドを入れてます.

コミネ(KOMINE) バイク用 膝プロテクター マトリックスEK SK-644 570 プロテクター CE規格

北海道の夏は短い.
既にメッシュジャケットでは寒さを感じる.

高地では紅葉シーズンがそろそろ始まる.
今回購入したプロテクターのおかげで,年季の入ったジャケットの寿命が伸びた.

これからも安全に,かつ長くオートバイ・ライフを楽しんでいきたい.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その5:浦河~当別太美ゴール)

2022/8/25 Thu

はじまりの地へ.

iPhone11 Pro

朝4時起床.
相変わらず足の調子は良い.

ここ数日,肩にはロキソニン湿布を貼ってから寝ている.

【第2類医薬品】ロキソニンEXテープ 14枚

これも効果的だったようだ.
普段の生活より肩が軽い(気のせい?).
ただ服用にしろ,湿布にしろロキソニンは劇薬(つい最近まで処方箋が必要).
頻繁に使うわけにはいかない.

5時には全ての準備を終え,最後のステージへ.

iPhone11 Pro  8/25 4:13
iPhone11 Pro  8/25 4:17

夜が明けきれぬ薄明かりの中,しばらく進むと前方に,別のホテルに泊まってたAさん,Bさんの姿が.

先行者を見かけるとペースが上がる.
二人に一声かけて前へ.

ちょっとした坂を登り,振り向くととんでもない光景.

iPhone11 Pro  8/25 4:39

撮影後に走り出し,しばらくすると半袖半パンのガチチャリダーに抜かれる.
ブルベライダーではない.
こんな早朝から練習?
どこから現れた?

思い出の地,三石.
道の駅の手前に朽ち果てたライダーハウス(元バス停)がある.

iPhone11 Pro  8/25 4:47

1989年の画像はこちら.

Konica 現場監督 1989年8月撮影
Konica 現場監督 1989年8月撮影

ここに泊まったのは1989年.
まさか33年も経ってから自転車で訪れることがあろうとは...人生とは不思議なものだ.

隣接するドライブインも廃墟化している.
忘れもしない.
ここに泊まった際,8時頃,食事をしようと入店したが,もう今日は閉めるからと追い出されたことを...あの夜は空腹が辛かった.

ここからはやや下り基調.
そろそろ補給の時間.
まだ6時前のため,みんな大好きセイコマはまだ閉まっている.

セブンイレブンを見つけピットイン.
24時間営業のありがたさ.

iPhone11 Pro  8/25 5:19

コーヒーとおにぎりで補給していると,Aさんもピットイン.
前日遅れていた連れのBさん,昨夜は23時にホテルに着いたらしい.
Aさんによると,今回のブルベでBさんは毎晩3時間ほどしか眠ってないらしく,それでも平気なそうな.スゲー.
そんな睡眠時間では,Kazchariには耐えられそうにない.

今回,初の4桁ブルベを走るにあたり,様々な懸念事項があった.
睡眠時間の確保もその一つ.
先人のブログを読むとホンマに寝てない.

Kazchariの経験上,「600」ではさすがに3時間ほど仮眠した.
しかし,2本走った「400」は朝出発,昼出発とも不眠.
意識明瞭とは言わないが,マイクロスリープと言い切れる状態にもなったことがない.
むしろ,普段の仕事中の方が居眠り...おっと.これは秘密だ.

今回の「1300」,ここまでは睡眠時間を毎日5,6時間確保できている.
これは日常生活とほぼ同じ.
身体・精神とも好調なのは,生活リズムの乱れがないことが大きいと思われる.
と,言いつつ,本日のゴール後にぶっ倒れたり,歩けなくなったりして.

さて,襟裳岬からの北上ルート,つまり西海岸は大きめの町が多い.
たとえば静内.

iPhone11 Pro 8/25 6:16

有名チェーン店が立ち並ぶ,ある意味北海道らしい風景である.

当然通行量も増える.
そして道路状況も良くない.
なかなか快走とはいかない.

やがて,道の駅「むかわ四季の館」に到着.

iPhone11 Pro 8/25 8:29

ここから左折し,内陸に入るかと思うとやや安心.
釧路から続いた海岸線ライドがようやく終了する.
追い風,向かい風,横風と各方向からの風があったが,どれもさほど激しいものではなく,淡々と距離を刻めた気がする.

「むかわ四季の館」には温泉があるが,もちろん入っているヒマなどはない.

そして,ついに残り100kmを切った.
ここまで来ると凱旋気分.あとは当別太美のゴールを目指すだけ.

ただ気になることが一点.
ちょうどブルベ仲間のOさんが「シャーマーズネック」になったのがこのあたり.
頸が上がらない⇒前を向けない,というロードバイク乗りにとって致命的なアクシデント.
SNSを最大限に利用し,様々な工夫で乗り越えられたが,ここからゴールまで,よく走れたもんだとリスペクト.

かく言うKazchariは現状,ほぼ問題なし.
シャーマーズの兆候は見られない.
念のためサドルバッグには頸と肩のサポーターを入れておいたが,ありがたいことに出番はなさそうだ.

ネックサポーター

姿勢サポーター

頸はともかく,暑い.
30℃近いのではないか?

道道10号を通って久々の田舎道.
GPS(GARMIN etrex)を見ると,以前走ったブルベのPC表示が出てきた.
全く記憶がない.いつのブルベだっけ?

それはローソン遠浅店だった.
建物を見ても思い出せない.
ヤバイ.視覚性記憶も衰えてきたか.

そんなことはさておき,あまりの暑さに割引キャンペーン中だったマチカフェの「メガアイスカフェラテ」を購入.
店員の若い女性がアニメのようなグレイヘアとメイクだったので少々驚く.
プロのレイヤーさんかな?

iPhone11 Pro 8/25 9:49

さて,このカフェラテ,暑さのあまり一気飲みしたのは良いけど,余った氷の捨て場に困る.
店員さん,快く引き取ってくれた.
やはり,今回,良いヒトにばかり会う.

さぁ,出発と幹線道路を進むと,etrexの表示上,正規ルートからどんどん離れてしまう.
ミスコースだ.
どうやらローソン横の細い路地,踏切を通るのが正解.
ここ行きますかぁ? やはりブルベ=他人がひいたコースは意外性があって面白い.

安平町かな?
ノーザンホースパーク(競走馬放牧場?)脇の斜面に乗用車が落ちていた.

iPhone11 Pro  8/25 10:16

既に運転手はいなかったが.どこをどうすればこんな直線道路で脱輪するのだろう?

次に千歳市に入る.
自衛隊車両を見かけることが多くなってきた.

iPhone11 Pro  8/25 10:39

何か馴染みのある風景やなぁ...って,千歳は先日にも来たばかりやった.

ファットなグラベルミーティングライド

ゴールは札幌ではなく,その周辺市町村を通過していくルートなのだが,それでも交通量は多い.
あまり悪口を言っても仕方がないのだが,北広島市,てめーはダメだ.

何しろ路肩のスペースがほとんどない.
さらには,荷物搬送中とは言え,トラックの路駐が多い.
走りにくいこと,この上なかった.
おまけに休憩で止まったセブンにもゴミ箱なし.
チャリには厳しすぎる.

江別に入ると,そういった走り難さは解消.
やや追い風基調となり,このブルベ,最後の走行.
アオ看板に当別の表記on!

iPhone11 Pro 8/25 12:13

国道脇の小路を進んだりしていたが,ついに「万葉の湯ふとみ銘泉」を視界に捉える.
サ活! サ活! サ活!

iPhone11 Pro 8/25 13:07

踏切を越えると,ゴールのセブンイレブンまではほんのわずか.
そして...ゴール!

ようやくスイッチoffにした「GARMIN Edge 1040」は走行距離「1317km」となっていた.
余分な8kmはどこで?

GARMIN(ガーミン)Edge 1040 ソーラー充電対応モデル(Solar)

おお大事なことを忘れていた.
ゴール証明のレシートをGetせねば.
ここに来る途中も,最後に何を購入しようかといろいろ思案したが,やはりこれやね.

iPhone11 Pro 8/25 13:15

神に捧げる神の飲み物赤コーラ!
こいつをチビチビやりながら,この5日間を振り返る.

レシートの刻印時刻は13:13.

Kazchariの解釈ミスで,スタートタイムが8/21の5時⇒4時扱いになったため,最終的な制限時間は17:05.よって約4時間のマージンか.まずまずやな.

当然ブルベなのでどれだけ走ろうが賞金,賞品の類はない.
いつも通り,認定メダルを買う権利がもらえるだけ.
まさに究極の自己満.

これでいいのだ.
トロフィーは赤コーラで十分.

腹が減った.
サ活の前にメシ食うか.
つーことで,第二景品は近くの「ラーメンなかむら」でホルモン麺.美味し.

iPhone11 Pro 8/25 13:40
iPhone11 Pro 8/25 13:56

第三景品は,帰ってきた「万葉の湯 ふとみ銘泉」でサ活と,リラクッスルームにて昼寝の権利.

そして第四景品は...15分¥300の無重力高級マッサージ機!

iPhone11 Pro 8/25 18:07

こうしたささやかな景品で自分を癒す.
このまま泊まってしまおうかと思ったが,やはり自宅の布団が恋しくなり,旭川まで戻ることにした.

これまたスゴい偶然なのだが,「万葉の湯」のエレベーター前でAさん,Bさんと再会.
無事,制限時間内にゴールできたそうな.
互いに健闘を称えあう.
またいつかどこかのブルベで!

高速は使わず下道で.
完全ブルベ腹のKazchari,旭川に着くころ,またしても腹が減る.
「スシロー」で”うに軍艦”でもたらふく食うか!(最後の景品)

つーことで,無事「Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido」完走.
帰宅後,オンラインでゴール手続きを済ませ,後はメダル待ち.
STRAVAにデータをアップして,走破ルートを見ながらニヤニヤしてしまう.

ロードバイクという,とんでもなく素晴らしい乗り物に出会えたこと,それに運営のAJ-Hokkaidoさんに感謝.

翌日からは,他の人の「1300」のブログを検索し,読みまくっている.
昨年,今年verとも,内容に共感することしきり.
同時に,Kazchariの「1300」がいかに天候に恵まれていたのかを実感する.
今回ばかりはチャリの神様に愛されたなぁ...

そして...「2700」の記事を検索しているKazchariの姿があった.

iPhone11 Pro

総走行距離:1317km/1309km(完走)

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その4:釧路~浦河)

2022/8/24 Wed

吹けよ,飛べよ,叫べ

iPhone11 Pro 8/24 16:26

4時起床.
なぜだか「GARMIN Edge 1040」が夜間突然「ピコッ」となるおかげで,夜間に数回起こされてしまう.
チャリを動かしていないにも関わらず,チャリのスピード・ケイデンスセンサーを常に拾いにいく.理由不明.

ピコ音が聞こえないよう,浴室に放り込んで,再度就寝.
ちゃんと説明書読んで,設定せんといかんなぁ.

起床後,カーテンを開けると見事に快晴!
普段はロンドン並みにガスってる釧路ですよ.これを奇跡と呼ばずしてなんと呼ぶ!(偏見)

そうなのだ.
めちゃめちゃ幸運に恵まれたこのブルベ.天気に関しての懸念は昨日のみだった.それすらクリア.
今日を含めた残りの2日間は快晴予報.ツキ過ぎてて反動が怖い.

そそくさとパッキング.
今日からはドロップバッグに入れていた新しいジャージを着用.
気分一新で後半戦に臨む.

5時半になったので1階のレストランへ.
ビュッフェ方式の朝食である.

iPhone11 Pro 8/24 5:34

最近噂に訊く超豪華な(いくら食べ放題など)朝食ビュッフェには及ばないが,十分美味い.
時間的制約がなければ,もっとゆっくり,もっとガッツリいきたいところだが,なんだかんだで本日も200km越えのライドが待っているのだ.やや控えめにした.

6時チェックアウト.

半袖ジャージ+アームカバー.
日焼けによる疲労を考慮してのことだが,通常の日帰りライドだったらカバーはしない.
そんな上々なサイクリング日和.

iPhone11 Pro  8/24 6:10

まずは釧路の町中を,コース折り返しで進む.
やはり夜と朝では雰囲気違うな.

iPhone11 Pro  8/24 6:13

分岐点まで来た.
ここから本ブルベ最南端,襟裳岬への長い長い旅が始まる.

国道38号.
物流の大動脈であり,実際交通量も多いのだが,肝心の路面状況はあまり良くない.
いや,車道はいいんですよ.
問題はチャリが走る路肩.
広くてキレイな時もあるが,ボコボコの時はホンマにボコボコで草ぼうぼう.
それらの回避のために右側に寄ると,すぐそばを高速のクルマ・トラックがスレスレに通る.

やはり海沿いの道は傷みやすいのだろうか?

実際,この後,襟裳を回って北上する道もたいがいだった.
北海道って,こんなに道悪かったっけ?
それとも,Kazchariが疲れてきているから気になるのだろうか...

とりあえず通過チェックでも何でもない道の駅「しらぬか恋問」で休憩.

iPhone11 Pro  8/24 7:11

海がキレイだ.

iPhone11 Pro  8/24 7:16

その後も海沿いを南下.
で,ある意味今回の最重要チェックポイント.
音別町のセイコマ着.
ここで補給および買い出しを忘れると,約100km先の広尾まで飢餓に苦しめられることになる.とりあえずバナナは外せない.

iPhone11 Pro  8/24 8:40

と,ここで久々にAさんと再会.
「連れの方は?」と聞くと,「ケツが割れた,と釧路のホテルで寝込んでいるので置いてきました」「まだ時間もあるし大丈夫でしょう」とのこと.二人旅だけど一人旅な感じ.ペースが合わないと疲れるしね.それがブルベ.

「STRAVAでフォローしてもいいですか?」と尋ねると,「やってない」とのこと.
珍しい.
その昔,ルート記録のため,クルマでサイコンを使っていた際,セグメントのKOMを次々に更新してしまったため,DMでクレームが大量に送られてきたそうな.そのせいで退会.うーむ.
他のSNSもやっておられなくて,結局Aさんの名前は最後まで不明のまま.

そうか.普通にメールか電話番号の交換で良かったんや.すっかり抜けてた.時代やね.

Aさん先行.数分後,Kazchariも出発.

さすが「1300」に出場するだけあってAさんもなかなかの豪脚.
この後,襟裳岬直前まで再会することはなかった.

海岸沿いは天気が良くて,これまた最高のサイクリング日和.
うん? 過酷なはずの4桁ブルベがこんなに快適でいいのか?(いいのだ)

iPhone11 Pro  8/24 9:30
iPhone11 Pro  8/24 9:36
iPhone11 Pro  8/24 9:36

海から山へ風景が変わる.
暑い.
噂通りの過酷なコース.
同じような風景が延々と続くアップダウン.
たまに見かける廃屋と自販機.

iPhone11 Pro  8/24 10:03

緑は豊かだが,まるで砂漠を横断しているかの様.
精神的にヤラれる.
途中2,3回停車して,ジェルやミニジャムパンで補給する.

iPhone11 Pro  8/24 10:24
iPhone11 Pro  8/24 10:27

十勝に入ると,過去のブルベで見知った風景やCPが表れる.
例えばこの橋もそう.

iPhone11 Pro  8/24 10:43
iPhone11 Pro  8/24 11:27

晩成温泉の入り口にて缶ジュース.
ここも先日の「トカプチ400」で見覚えがある.真っ暗やったけど.

iPhone11 Pro  8/24 12:06

そしてようやく人が住まう街,広尾着.

本日のクライマックスである襟裳岬攻略戦前に,ちゃんとした昼食をとることにする.

iPhone11 Pro  8/24 13:54

(ミニ)親子丼と味噌ラーメンで¥880のセット.
ボリューミィかつやさしい味でした.

さぁ出発.
最大の懸念事項,海岸沿いの風は...やや向かい風だが微風.
今日も幸運が続いている.

iPhone11 Pro  8/24 14:35

さて,ここからは国道336号.
開通工事に莫大な費用がかかったことからついた名前が「黄金道路」.
今でも,常にどこかで工事中.
トンネル化が進んでいる.
以前に比べ,道幅も広く走りやすくなった...気がする.

荒波の中サーファー達の姿を見かける.
海はいいよねー.冷たいのは勘弁やけど(リゾートダイバーの私見).

iPhone11 Pro  8/24 15:22

ここの自販機で休憩しているとAさんもやってきた.
広尾の町で抜いたのだろうか?

この先,やたらに長いトンネルがある.
道内最長,4941mの「えりも黄金トンネル」だ.

幸い交通量は少ないものの,ヘルメットに付けたリアライトも含め,赤色ライトをオール点灯.
どーか追突されませんように.

とうとう襟裳岬公園まで約14kmの道道34号線への分岐点到達.
後,少しである.

周囲に誰もいないことをよいことに,防風林通過時「襟裳岬キターッ!」と大声で叫んでしまった.

わずか2日前に宗谷岬にいたことを考えると感慨深い.
人力でここまで来れた.
そう日本は意外に狭いのだ.

到着.

iPhone11 Pro  8/24 16:36

確かに風はあるものの,襟裳岬にしては全然マシ.
GWに息子と来たときに,風の館周辺は入念に散策したので.ちゃっちゃと退散.

海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その3)

今日こそ,暗くなる前に宿に着きたい(無理だ).

吹きさらしの高原やら,トドメの激坂を越え,国道に合流.
えりも町のセイコマで一旦休憩して補給タイム.

iPhone11 Pro  8/24 17:37

食べ終わったので店内のゴミ箱に捨てようとするが,なんと久々にゴミ箱なしのセイコマだった.

ペットボトルとおにぎりの袋程度なので運べないこともなかったが,ダメ元で店員さんに「すいません.自転車なので,このゴミ引き取ってもらえませんか?」と頼む.

すると「ここで買ったものですよね? いいですよ」と快く引き取っていただけた.
おお,今回,天気だけでなく,ここでもヒトにも恵まれてるぞ!

宿泊地の浦河まで残り約40km.
夕暮れの海岸沿いを爆走する.
残念ながら今日もやっぱりナイトライドになってしまった.

iPhone11 Pro  8/24 18:01
iPhone11 Pro  8/24 18:09

西日がまぶしい.
JINSで買ったSwichというサングラス取り外し式のメガネを着用しているのだが,その肝心のサングラスを忘れた.

普段のKazchariはコンタクトユーザー.
200kmまでのライドでは,コンタクト+グラサンで走っているが,それ以上の距離(つまりブルベ)はメガネにしている.
今回の「1300」も,もちろんメガネ.
正直,メガネは楽.
長距離に見合わぬこの疲労のなさは,こいつのおかげかも.
「重い」「雨だと面倒」「曇りやすい」などのデメリットもあるけどな.
今では,バイザー付きのヘルメットも普及しているので助かる.

オージーケーカブト(OGK KABUTO) 自転車 ヘルメット AERO-R2TR トライアスロン マグネットバックル仕様

やがて左手に今年のGW,息子と行ったアポイ岳が見えてきた.
すると,記憶にあるこのあたりの道は...波が防波堤を越え,ところどころ道を濡らしている.
当然,塩水である.
やめてくれ.

そんな波に洗われる道路や,小さな漁村をクリアして,とうとう妙におしゃれな浦河のマチナカに到達.

今日のライドもようやく終わりだ.

予約している宿は地図上,中心街からやや離れたところにある.
いつも通り,ホテルの場所を確認した後,夕食ポイントを探す.

ちょうどホテルのすぐ裏手あたりが一大飲み屋街になっていた.
居酒屋ばかりで,普通の食堂はないのか...と探すと,,,ありました.

iPhone11 Pro  8/24 20:08

せっかくの海沿いなので海鮮モノと考えたが,やたら「山賊焼き」を推しているので注文.

iPhone11 Pro  8/24 19:46

何の料理かわからないまま頼んだが,骨付きの鶏もも肉を焼いた,ローストチキン風の料理だった.

味は悪くないが,量が...(以下,略)

例によって帰りはローソンにて,我が筋肉たちをねぎらうためプロテインを購入.

【ケース販売】明治 ザバス(SAVAS) ミルクプロテイン 脂肪 0 バニラ風味 200ml×24本入

引き返してホテルにチェックインする.

さて,本日のお宿ホテルイーストだが,事前情報ゼロ.
ブルベ民にはあまり使われていないのだろうか?

それにしてもフロントのおっちゃん,よくしゃべる.
これまでのルートやら,チャリの値段,背中につけた「おにやんま」にまで,ずーっと質問攻め.早く部屋に行かせてくれ.
とりあえず,チャリの部屋への持ち込みはOK.これだけで良ホテルだ.

ただし,残念なことに,このホテルには洗濯機がない.
すぐ目の前にコインランドリーがあるが,着ていく服がない.

結果,手洗いとする.

かつてKazchariはアジアを放浪するバックパッカーだった.
当時は妙に几帳面で,毎日洗濯をしていた.
その洗濯手法が,今蘇る!

1)コンビニ袋に洗濯物+水+洗剤を入れて,30分放置.
2)2,3分間手で撹拌した後,すすぎとして新しい水を入れ再度撹拌.これを3回繰り返す.
3)そして干す.

これだけ.

だが時代は進化した.
今回はコンビニ袋ではなく,ここまで運んできたこいつを使う.

iPhone11 Pro

まっ,方法は同じやけどな.
下部のバルブも使用せんかったし.

問題は乾燥である.
アジアの灼熱の大地では,日中外に30分も干しておけばパリパリに乾くのだが,日本っつーかこの状況では無理.

これまでは洗濯機による脱水までできたので,タオル吸水で翌朝には乾いていた.
仕方がない.
今夜はビブのパットや靴下の乾燥にはドライヤーを使わせてもらうか.エアコンも効いているし,なんとかなるでしょ.

iPhone11 Pro  8/24 20:30

つーことで,22時過ぎには就寝.
ホンマ4桁ブルベなのに,こんなにゆったりできて,これほどうれしいことはない.
正直,400の徹夜走行や,600の仮眠走行の方が辛いな.

明日はいよいよ最終日!

本日までの走行距離:1120km/1309km

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)

2022/8/23 Tue

魔の3日目.

iPhone11 Pro

夜更けの紋別セントラルホテル.
これまでは熟睡が続いていたが,夜中に何度か目が覚めてしまう.
さすがにストレスを感じているようだ.

なにせ釧路方面「暴風雨:確率70%」である.
頭の中にDNFの文字がちらつく.

「なんとか釧路までたどり着ければ,電車で札幌まで行って,そこから当別太美駅...」などのマイナス思考が駆け巡る.

そんなこんなで3時半に起床.
昨夜買っておいた惣菜パンと缶コーヒーをかっこみ,手早くパッキング.

カーテンを開け,外を見ると,ここ紋別に雨は降っていない.
路面も濡れていない.
これからかな?

ありがたいことに,このホテルの大浴場は一晩中入れる.
さすがにサ活する時間はないが,10分ほど温まれた.
ホンマ神ホテルだ.

今日も足の調子は悪くない.
予防措置としてテーピングはするけどな.

腸脛靭帯のためのテーピング

エレベーターで1階に降りる.
ホールにはAさん,Bさんのチャリが停めてあった.
同じルートとホテルなのに全然会わんな.

そやけど,こういう長距離ブルベを2人で走るってどうなんやろ?
向かい風ではローテが組めて楽?
あー,ワガママなKazchariにはそれ無理.
多少ペースが落ちてもボッチを選ぶ.

会計を済ませ,5時前に出発.

iPhone11 Pro  8/23 4:42

紋別の超有名オブジェと追えば...

iPhone11 Pro  8/23 4:52

【603.1km:通過チェック6 カニの爪オブジェ】8/23 4:52

オブジェの周囲にはクルマが数台.
釣客だろうか.

国道238号へ.
平日なので交通量が少ないことを期待したが,トラックが多く怖い怖い.

橋があれば側道に逃げる.

iPhone11 Pro  8/23 5:48

このあたりもコンビニが少ない.
いい加減に腹が減ってきた頃,自販機を発見.

iPhone11 Pro 8/23 6:20

左のレトロな自販機はゴミ箱.
右の白い建物は公衆トイレだった.
素晴らしい.無人コンビニやん.

サロマ湖を横目に,次のチェックポイント,能取岬を目指す.

その手前,卯原内の町中でいきなりハンドルがぶれだす.
路面のせいかと思ったが,見事に後輪がパンクしていた.
ブルベ初のパンクである.

iPhone11 Pro  8/23 9:17

「あーあ」とため息一つ.
チャリを歩道にのせ,リアタイヤを外す.

チューブを外して,タイヤの裏側をチェック.
極小,極細の針金を発見.こいつを拾ったか.
タイヤを構成している側のワイヤでなくて良かった(だったらアウト).

修理を終え,小型ポンプでシュコシュコやってると,どこからともなく「おーい,パンクかい?」という声が.
周囲を見ても誰もいない.
さらに「上だよ,上」という声が聞こえる.
写真のシャッターの建物の主が2階の窓から声をかけてくれていた.

ご親切に「ポンプあるよ.貸そうか?」と提案していただいたが,たぶん仏式バルブには使えないと思います.

結局パンクのおかげで20分ほどロス.

ここから能取岬はまだ距離がある.

iPhone11 Pro 8/23 10:13

アップダウンもあり,風も強くなってきた.
昔,クルマで来たなぁ.

iPhone11 Pro 8/23 10:25
iPhone11 Pro 8/23 10:26

【715.7km:通過チェック7 能取岬】8/23 10:26

長居は無用.
写真を撮ってさそくさと退散.
登り返しがキツイ.

やたらに細く荒れた道を抜け,網走の市街地に入る.
久々の都会.
道の駅「網走流氷街道」着.

iPhone11 Pro 8/23 10:59

まだ昼前だが腹が減った.

「確かここって食堂があったはず...」と2階へ.
名物らしい「海鮮ちゃんぽん」をオーダー.

iPhone11 Pro  8/23 11:23

味は悪くないが量が...って,あれ? 昨夜も同じこと言ってたような.
これは食べても食べても食べてもすぐに消化してしまう,ブルベチャリダーの宿命なのか?

食べながらSNSをチェック.
週末に行われる「北の国から400」のスレッドが立っていた.

そこに便乗して「現在,1300中」と報告.
「風があるので気をつけて」との励ましの返信をいただく.

そう,この「1300」ブルベもほぼ半分を消化.
ここからが正念場.
認識できない疲労が間違いなく身体に堆積しているはず.

食事を終え,外に出ると...なんと雨!
すっかり忘れていたが,今日は「暴風雨・確率70%」なのだ!

現状小雨だが,これから釧路まで降り続くんやろなぁ...と憂鬱になる.

「いいや,これもブルベの醍醐味.大自然の猛威を全身で受け止めるのだぁー」と覚悟を決める.

そそくさと買ったばかりのモンベルのレインウェア上下を着用.

U.L.サイクルレインジャケット

出発する.
さすが最新ウェア,軽いぜ! これならどんな雨でも楽勝...なわけあるかい!
レーパン膝下の素肌にペタっとまとわりつくレインパンツ.
アッパーはアッパーでムシムシして暑い.
じっとしてても汗をかく.

それでも我慢して2,3km進むが,あかん,これやったら濡れた方がマシを脱ぐことにした.幸い今は雨が止んでいる.

iPhone11 Pro  8/23 12:02

おー,キャストオフ,なんて気持ち良い!

爽快な気分でしばらく進むと,やがて路面も乾き,日差しも出てきた.なんじゃそりゃ? 網走だけのゲリラ豪雨やったんかい!

そして,本日,いや場合によっては本ブルベのボスキャラに立ち向かう時がきた.
藻琴山,小清水峠へのヒルクライムである.

その頂上にある「ハイランド小清水」.そこが通過チェックとなる.

実はこのあたりから頸から肩,背中(肩甲骨の間)に痛みが出てきた.
まだ頭を上げてはいられるものの,うわさの「シャーマーズネック」の足音が徐々に聞こえてきたかも.

対策としてポジションを頻繁に変えることにした.
必殺技として,TTバーのレスト部分を手でつかみ,肘を伸ばしたいわゆるママチャリ乗りを試す.うん,かなり楽.

本格的な登りの前に,まずは芝桜公園で休憩.
チャリダーにとってハイパーポーションたる赤コーラを充填.

iPhone11 Pro 8/23 13:31

再スタート.

結果...経験上,最も辛い坂とあった.
見知らぬ土地ということもあるが,ほぼ直登で6~7%が延々と続く.
視界が悪い.道も悪い.頸が痛い.
「ハイランド」へ右折してからのトドメの10%越え.

これはタヒ...

霧のせいでほぼ視界0の中,ようやく到着.

iPhone11 Pro  8/23 14:36

【770.7km:通過チェック8 ハイランド小清水】14:36

探した探した.
本来ヒトがいてはいけない領域のような雰囲気が漂う.

iPhone11 Pro 8/23 14:38

ちゃっちゃと下りよう.
本来,ご褒美のダウンヒルだが,これだけ視界の悪ければ罰ゲーム.
恐怖しか無い.
それほど寒くないのだけが救いか.

標高が下がると徐々に霧が晴れてきた.
屈斜路湖が美しい.

iPhone11 Pro  8/23 14:49

国道391号に合流.
追い風基調の中,弟子屈に生還.まさに生還.
セイコマを見つけピットイン.

すっかり忘れていたのが「暴風雨:確率70%」の件.
それが何と,ここまで来ても雨が降っていないのだ!
路面こそ濡れているが,雨も風も既に通り過ぎたようだ.

スマホの天気予報をチェックする.
これから向かう釧路方面の降水確率もどんどん減っていっている.
なんたる幸運!
まさか「暴風雨」の魔の手から逃れられるとは!

とは言え,釧路までまだ残り約80km.
補給を行う.

iPhone11 Pro  8/23 15:58

この「1300」の計画を立てる際,参加者が悩むのが,この3日目の宿泊ポイントだそうな.
弟子屈の宿に早めに入り,まったりとリカバリするのか?
それとも釧路まで走りきってしまうのか?

なぜなら,この先,弟子屈-鶴居-釧路を結ぶ道道はアップダウンの連続.
相当足を削られるらしい.

Kazchariの選択は後者.
後半戦に向け,残り距離をできるだけ短くしておきたい.
その方が気分的にも楽.

つーことで,魔の三日目,第二章に突入!

事前情報+まだ明るいせいか,思ったほどのダメージはない.
足も絶好調.
小清水峠登攀時に感じていた頸肩の痛みも今は消失している(気分の問題?).

覚悟を決めてスタート.
確かに丘陵コースだったが,それほどキツくなかった.
まだ明るかったことも影響しているのかも.

18時少し前,中間地点である鶴居村に到着.
セイコマもあったが,その隣りにある鶴居たんちょうプラザ つるぼーの家のソフトクリームが気になった.
JAFの割引が効いて¥300.美味し.

iPhone11 Pro  8/23 17:54

店員さんに「ここから自転車で釧路に行くんですけど,どれくらいかかりますか?」と尋ねる.
店員さん曰く「・・・自転車で行ったことはないのでわかりません」
そらそうだ.

すると店長さんらしい人が手助け.

「距離はそんなにないけど,湿原の中を走るからアップダウンが大変だよ」とのこと.

残り35kmなので,1時間半を目指していたが,難しいか?

暗くなってきたのでライト類をスイッチオン.
本日,最後の戦いだっ!

iPhone11 Pro 8/23 17:54

その道道53号.
時間的に釧路へ帰宅するクルマが多く,結構な交通量.
幸い路肩が広く,割りと安心して走れた.
時折登坂車線が設けられるようなキツい坂もあったが,ここまでの苦労を思えば大したことはない.

やがて釧路の明かりが見えてきた.
油断したのか,路肩の縦割れ段差にタイヤをとられヒヤリハット.
やばいやばい.
最後まで気を抜かないこと.

街に入る.
複雑怪奇なルーティング.
ようやく明日以降との重複コースに入る.

「ここまで来たらホテルに向かう前に通過チェックをクリアすべし」と,かの有名な橋に向かう.

iPhone11 Pro

【877.3km:通過チェック9 釧路市 幣舞橋】 8/23 19:43

今日のライドも終了.
止まると風の強さを感じる.

それにしても助かった.
今日も天に愛されたなぁKazchari.感謝,感謝.

撮影を終え,ホテルに向かうが,これまで同様チェックイン前に夕食を済ませたい.
そこに目が停まったのが「ラーメン天二郎」

iPhone11 Pro

ここにするか.
時短営業中なので8時でオーダーストップ?
今,何時だ? 7時50分.セーフ!

iPhone11 Pro  8/23 20:03

よくわからんメニュー表示だったが,定番の味噌ラーメンを注文.
美味かったがにんにく量がなにしろエグい.
つまり口臭が...って,誰に気をつかう?
まっ,ええか.今日も相当体力使ったし.スタミナ,スタミナ.

店を出た後,近くのローソンで,就寝前に欠かせないプロテインを購入.
朝食は...買わない.
本日の宿は朝食付き,しかも朝5時半から食べられるのだ.

で,その「コンフォートホテル釧路」チェックイン.
時刻は20:40.上出来だ.

事前情報では,チャリの部屋への持ち込み不可.
裏の小屋みたいなところに入れて施錠してくれる,という話だったが,フロントで尋ねたところ,持ち込みOKにしてくれた.素晴らしい!

スタート地点の「万葉の湯」同様,応対スタッフによって対応が変わるのだろうか?
すかさず「タイヤ拭きます」とウェスを取り出す.
この作業を初めてしまえばこっちのもの.
前言撤回される前に,そそくさとエレベーターに乗り込む.

iPhone11 Pro  8/23  20:43

ふー,助かったぜい.
早速,ウェアを全て脱ぎ捨て全裸モードへ.
洗濯機の場所もしっかり確認済みだ.

さらに,このホテルにはドロップボックスを送ってある.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

この3日間,および残りの行程を熟考し,入れ替えるもの,送り返すものを検討

・ Di2バッテリの充電.特殊形状のコネクタとACアダプターなので,今充電して送り返す.
・ 着替えのジャージ.「気分転換に」と入れた.残り2日は新ジャージで.
・ ネックサポーターを取り出す.小型軽量ゆえ,サドルバック内に収納でき,フレームがわりになる.
・ 交換チューブ.パンクしたのでありがたい.
・ マッサージガン.超ありがたい.両大腿と肩甲骨周辺の筋肉を入念にマッサージ.
・ 洗剤小袋.
・ 交換用ブレーキシュー.

不要だったもの.
・ いつも使ってる「Specialized Powerサドル」⇒ケツに問題があった時用.
・ サドルに合わせたオルトリープ
・ 予備タイヤ
・ 予備薬
・ 予備エナジージェル

この先2日間,雨は降らないとのことでレインパンツも送り返す.
レインジャケットは防寒着代わりにもなるので引き続き携行.

洗濯が終わったと思われる頃,回収しにいく.
そばには自販機も設置されていた.
さらに製氷機と紙コップまで...

「い,いかん」と思いつつも,カラダはココロと裏腹に缶チューハイの購入ボタンを押してしまっていた.アルコールは筋肉を破壊するというのに...

「筋トレ後のお酒」は筋肉量が落ちるってホント?

iPhone11 Pro

まぁ良い.
無事,魔の3日間を乗り切った自分に対し,そして,悪天候の試練を与えてくださらなかった慈悲深い天に...乾杯.

本日までの総走行距離:878km/1309km