『Giro d’Italia 2020 Stage5』の感想

2020/10/8 Thu

新しいGCライダーの誕生?

シチリア島からイタリア本土に渡った初日.
225kmの長いレース.

いつものGCNレースパス,19:25放送開始...のはずが,しばらく日本語音声が聞こえない.
まさかの日本語無し?
確かに実況・解説の人手不足は否めない.
今日は完全休息日?

と,あきらめてしばらく英語verを聴いていた.
このブログはレース展開を追うよりも,解説陣の話す小ネタを拾うことが多いので,正直,日本語放送がないと困る.
英語でも何か面白いこと言ってないかと集中するが...ヒアリング落ちたなぁ...

20時過ぎ,念のため日本語設定を再確認すると,ちゃんと土井ちゃんとオバタさんの声が聞こえてきた.
ただの音声トラブルだったようだ.ほっ.

さて,レースの方.
いわゆる丘陵ステージ+最後に一級+下りゴールのレイアウト.
逃げ切りが決まるか決まらないか判断が難しい.

視聴開始時は8名の逃げができていた.
なんとイネオスからは2名
プッチョ&ガンナ.何かのコメディ映画のタイトルのよう.
これはあれか,エースを失ったツールのカラパス&カワサキの再現か!

メイン集団4分ほどの時間差でレースは進む.
ようやく最後の一級山岳に向けて動きが出てきた.
集団からデヘント先生が飛び出して逃げ集団にブリッジ.これはステージ狙ってきたか.
逃げ集団も遅れるメンバやローテーションが崩壊.
そして,「トップガンナ」がアタック!
山頂を1位通過,そのままダウンヒルして逃げ切りゴール.
いやすごいわ.
190cmを越える体格で山をガシガシ登っている.

確かに土井ちゃんが言う通り,Stgae1のTTで魅せた美しいフォームやペダリングは乱れていたが,そりゃそうだ.220km以上走れば誰でもそうなるわな.
身長はともかくもう少し減量すれば,デュムラン(大)のようにTTからGCライダーにジョブチェンジ?

ちなみにガンナのホイールは(普通の)デュラ.一緒に逃げていたプッチョは(セレブ御用達の)ライトウエイト
機材業界的にはまずい展開.

機材の話と言えば,CANYONの新型エアロロードが話題に上がっていた.
外見デザインはオーソドックスで新奇さはないが,ステム一体+アームが外れる変則分割型.
輪行しやすいというのがウリだが,そこまで需要あるのだろうか?

そこで,最近流行の一体型ハンドルについて土井ちゃんの意見.
結論としては薦めないそうだ.
理由,剛性が高すぎて疲れるからだそう.
さらにフレームまで高剛性のハイエンドモデルだと,翌日の仕事にまで影響が出るレベル.
むしろワンランク下の中級モデルの方が良いとのこと.

ちなみにこの動画シリーズ,最近お気に入り.
去年の世界チャンピオン,ペデルセンは分割型が好みらしい.

元プロが言うと説得力あるなぁ...
他にも日本において顕著らしいが,「良い機材に乗っている=エライ(速い)」という変なマウント取りがあって,これが転じ「速くなければ良い機材がもったいない,かわいそう」「遅い癖にハイエンドに乗るな」みたいな思考の持ち主が多いみたいな話をしていた.
これ,ちょっと前にYouTubeでも話題になってたなぁ.

Kazchariは金を出す,そのオーナーの自由で良いと思うけどな.
所詮趣味やし.
写真趣味というかカメラ機材趣味も似たような傾向がある.
他人への,および他人からの評価を気にしだすとおかしなことになる.

何を所有しているかより,その道具でどういう体験をし,いかに自己満足できたかが重要.
もちろん「こんな超高性能のハイエンドモデルに乗っているオレ,かっちょいい」という厨中二病思考もありでしょう.

ちなみにKazchariの「TREK DOMANE SLR7」は2016年当時の(ほぼ)ハイエンドモデル.
前後のISO SPEED機構のおかげでロングライドも超快適.

それでも,ハンドル一体,フレーム高剛性のいわゆる”固い”バイクにも乗ってみたいなぁ.
以前,MADONEで500mくらい試乗したことがあるが,それじゃわからんな.

というわけで,次期主力機はたぶんハンドル一体型の高剛性フレーム(+ディスクブレーキ)
そうなるとやっぱりアレかなぁ...
とりあえず株価,崩壊するなよ.

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