2021/1/11 Mon
こういう映画は貴重.
まず,Amazonからあらすじをコピペ.
殺し屋稼業から足を洗ったビショップ(ジェイソン・ステイサム)のもとに暗殺の依頼が入る。
それは幼少期に暗殺者して一緒に育てられたクレインからだった。
彼は過去にビショップに見捨てられたことを恨んでいたため、一度は依頼を断るが、
ジーナ(ジェシカ・アルバ)を人質にとられ、やむなく復帰する。
ターゲットは武器商人として世界を裏で操る3人の巨大フィクサー。
やがてビショップは成功/失敗にかかわらず死が待つことを知る。
しかも、クレインはこの世でただ一人、ビショップの弱点を知る男だ。
果たして、超難関のミッションの行方は?そして、クレインの真の目的とは――?
あれ? これって続編やん.
ステイサムのヒットシリーズ『トランスポーター』の新作かと思ったわ.
別のシリーズやってんな.
でも,キャラ造形はほぼ同じ.
クルマの運転の代わりにやたらに泳ぐシーンがあるぐらい.
先日,Zwiftの友としてこの映画をチョイス(98分).
ホンマは別のを観ようと思っててんけど(『籠の中の乙女』),もう最初から不穏かつウツな展開でココロが折れそうになったので「戻る」ボタンを押した.
さて,この『メカニック:ワールドミッション』.
原題は「Resurrection」.
つまり旧作から5年ぶりの「復活」ということか.
で,感想は...
もう冒頭からツッコミどころ満載!
- ハングライダーに上空から飛び乗って浮力は大丈夫なのか?
- あれだけ観光地のレストランでぶっ殺しまくったけど警察の捜査は?
- 自分のヨットも悪人ともども爆破!
- あれ?アジア系っぽい悪役女性の出番はあれで終わり?
- 港のコンテナ.てっきりスーパーカーが隠してあるのかと.
- お約束の複数パスポートと携帯電話とドル札は世界中のアジトに隠してあります.
- 写真だけで襲ってきた女性の身元判明.どこに接続した?
- タイの島(字幕ではリペ島)の風景は素晴らしい☆
- ジェシカ・アルバ.主人公を騙すのに,どうしてDV被害者のフリ?
- ジェシカ・アルバ,元々特殊部隊なので”時々”強い.
- ジェシカ・アルバ,部隊を抜けてカンボジアのNGOで孤児の支援.一人で?(同僚が殺された?)
- いずれにせよ,夫役の男を事故死させてしまうステイサム.またもやヨットを爆破!
- その前に船内捜索でジェシカの目的を知る.えっ?
- 島のオーナー.なぜかジェシカをステイサムのバンガローに寝かせる.
- 正体を知った,知らされた後もやたらに無防備なステイサム.
- そのジェシカ・アルバ,不自然に脱がない.
- タイの警察やらクラインの部下が島に来たのに,ステイサムとジェシカはいちゃいちゃ.
- 結局,捕まってしまい,クラインのアジトへ連行.爆弾付きの椅子に座らされるが何の意味が?
- マレーシアの絶海の孤島型刑務所に潜入するが,時間もないのになぜか凶悪犯に変装する手間.
- 爆弾やら,発火装置,サメ除けクリーム(!)などを刑務所に隠して持ち込むが,どうして取り上げられないとわかる?
- アフリカ人のボスを狙う隠しナイフ義手の男は誰?
- 結局,ステイサムがボスを殺すが,あの状況で事故死扱いは無理があるのでは?
- シドニーの武器商人はなぜか恥ずかしがり屋.ガウンを脱ぐとき手下に見ないように睨む.海パンはいてるやん.
- 化学変化で膨張する樹脂を使って,プールを破壊.事故死に見せかけ...って派手過ぎて事故になるのか?
(以下,略)
えーっ,こうやって書いているとキリがないので,興味がある方は是非ごらんください.
かように穴だらけの脚本ですが,笑って許せます.
まぁ,あれですな.セガール映画と同じ.
良かった点をまとめると...
- 007シリーズ並みの世界ロケ(ブラジル,タイ,マレーシア,オーストラリア,ブルガリア).
-『ボーン・シリーズ』ほどではないにせよ,格闘,銃器,コンピュータの扱いはもちろん,身近な日用品を武器にしたり,おまけに語学も堪能など,なかなかのチートぶり.
- トミー・リー・ジョーンズの怪演.
前作の無印『メカニック』を観たら評価が変化するかも.
今度観てみよ.
それにしても,日ごろお世話になっている「Amazon Prime Video」はコンテンツが多く楽しめるのだが,何しろ検索がし辛い.
例えば「映画」項目をクリックしても,視聴できる全ての作品が網羅されていない.
つまり,題名を知らなければ目当ての作品を見つけにくいという謎仕様.
さらにNHKやHULUなど他の配信サービスとも連携しているせいで,「あった!」と思ったら別料金だった時のがっかり感も半端ない.
もう”無料の”Prime Video専用で良いのでは?