良作が続く『地球ドラマチック』

2020/6/28 Sun

好奇心が刺激される

北海道(旭川)はすっかり蝦夷梅雨の真っただ中.
先週の日曜日こそ晴れていたものの,その後のウイークデイから週末にかけてずっと曇りか雨.
太陽はどこへ行った?
おかげで今日予定していた南方面への200kmライドは諦めた.
まぁ,幸いにもZwiftという文明の利器があるので,トレーニングには事欠かない.
さらには最近ふと魔が差して,ここ2日ほどレースに参加してしまった.
最初はまぁ適当に流して…と思いつつも,抜かれると腹が立つし,先行してスタミナ切れしたライダーを抜くのは気持ち良い.
ゴール前200m付近からの駆け引きも面白い
キツいけど手(足)を抜けないので,終了後はボロボロ.こりゃはまるわ.
競争こそ最大のモチベーションやな.

それはさておき,もう1台の室内マシン,3本トレーラー
基本的に起床直後に使用.平均25km/h程度で回しているので心拍も75ぐらいしか上がらない.足のストレッチみたいなもん.
この時間は溜まったTV番組の録画を消化することが多い.

今回もお気に入り番組のEテレ『地球ドラマチック』から良作が続いたので紹介.

『ヒョウの女王 マライカ〜サバンナのスーパーハンター〜』

アフリカのサバンナに暮らす、メスのヒョウ・マライカ。子育てに励みながら、宿敵との死闘を繰り広げ、幾度もの困難に立ち向かう、成長の日々を見つめる。
豊かな自然が広がる、ザンビアのルアングワ渓谷。この地にトップクラスのハンターとして君臨する、ヒョウのマライカ。子どもを育てながら、ハイエナや他のヒョウなどと獲物の奪い合いを繰り返す、危険な毎日を送っている。狩りの主戦場は夜。熱探知カメラによって、夜の攻防戦の様子が明らかに。そんな壮絶な戦いに、幼いわが子が巻き込まれ…。数々の試練を乗り越え、成長を遂げるマライカの姿に密着。(アメリカ2018年)

まさにドラマ.主人公のマライカ(メスヒョウ)は通常,成功確率の上がる夜間にハントを行う.対象はインパラプークーなどの小型の草食動物.
マライカの悩みは,せっかく狩った獲物をオスのヒョウに横取りされること.

このジャイアニズムなオスヒョウはどこからともなく現れてはマライカを威嚇して追い払い.食欲を満たす.この2匹は以前直接対決して,マライカはかなりの深手を負わされたことがあるらしい.

もう一匹の邪魔者は常に付きまとっているハイエナ.獲物のおこぼれにあずかるだけならまだしも,時々狩りの邪魔をする.何がしたいんや?

マライカには生後間もないがいる.狩りの方法木登りを教えるため,外に連れ出したある日のこと.
昼間のうちに仕留め,木の上に隠しておいたインパラの死体を娘に食べさせるマライカ.
そこへオスヒョウ登場.獲物の横取りだけならまだしも,野生動物にありがちな話で,メスが連れている子供を殺してしまうことがあるらしい.
娘ヒョウも危険を察知して木のより高い場所へ逃げる.
オスヒョウ,マライカを脅し,獲物を手(足)にするが上方にいる子供の存在にも気付く.
あわてるマライカ.
しかし,今回は逃げるわけにはいかない.樹上での決戦が始まる.
噛み付き合い,ネコパンチの応酬.緊張と興奮のあまり小便を垂れ流しながら戦うマライカ.すげー.

勝負は互角.
2匹の巨体がバランスを崩し地面に落下.
オスヒョウはそのまま去って行った.ついにマライカの勝利か.

しかし,2匹の乱闘で木が激しく揺れたためなのか,娘ヒョウも地面に落下.
まだ受け身がとれず背骨を骨折し,そのまま息絶えていた.ネコ科でもこういうことがあるんや.
悲しみ(?)にくれるマライカ
この事件の後,マライカは2日ほど娘の死骸のそばを離れなかった.

それでも空腹に負けて狩りに復帰する.
しかし,以前のようなキレがなく失敗が続く.
そんなある日,フェイント(?)で木の上にいたヒヒをゲット.
昼間だったこともあり,これまで見たことがなかった視界(木の上から)に気付く.ここなら,ふいうちがしやすい.

ふいうちと言っても,高さ7mからダイビングして獲物に食らいつくというなかなかワイルドな方法(もともと野生です).
何度かの失敗後,ようやくインパラをゲット.

そこへ因縁の相手オスヒョウが登場.
マライカは一旦獲物を譲るが服従のポーズをとって相手を油断させ,獲物に近づきかぶりつく.
わずかな小競り合いもあったが,最後は2匹が並んで同じ獲物を食べ続けるシーンで番組は終わる…

いやぁ,すごいわ.
もちろん時系列を入れ替えたりの編集もあるとは思うのだが,見ごたえのあるドラマになっていた.
人間社会も顔負け.決して本能だけで暮らしているわけではない心理的駆け引きが堪能できる.

以前の動物カメラの放送時も思ったが,最新の撮影技術の進歩には本当に驚かされる.
熱センサー探知カメラによる映像は本当に自然.まさに視覚拡張装置

普段,民法やら動物園が紹介するゆる~い面白動物動画ばかり見ている人は驚くのではないだろうか(目的が違うって).

で,翌週の特集がこれ.

『超絶ジェットコースター 建設大作戦!』

カナダの遊園地で、世界トップクラスのジェットコースターがデビュー!スリル満点の絶叫マシンは、どのように造られたのか?知られざる建設現場に密着!
2019年5月、最先端の技術を誇るジェットコースターが、カナダの遊園地でオープン。最高時速は130キロに達し、高さ68mの地点からほぼ垂直に落下する、世界でも屈指の絶叫マシンだ。構想から5年をかけて作られた、大プロジェクトだが、強風や吹雪の悪天候など、トラブルが次々と発生…。作業員たちはどう立ち向かうのか!?建設の最前線で、カメラが追った!(イギリス2019年)

どうやら世の中には,ジェットコースターを専門に設計・建設する業界があるようで.
観ていて思ったのだが,このコースター,実際に乗るよりも,氷点下の中,地上70mでボルト止めする作業の方がよほど怖いぞ.

しかしまぁ,番組内容のこのバラエティさ!
ちなみに次の週のテーマは『大人になったらやりたいこと〜チョコレート店でお仕事体験〜』だったりする(笑)

Eテレ『地ドラ』ホンマにおすすめです.
これと『未来少年コナン』を放送してくれるので受信料は惜しくないぞ!

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