2020/10/16 Fri
レインウェアはいつ着ますか?
『Giro d’Italia 2020 Stage12』はパンターニの生まれ故郷,チェゼナテイコを出発し,丘陵コースをぐるっとまわって,同地点に戻るという204kmのコース.
この辺りに在住するライダーの“日々の散歩”に使われてそうなルート.
とはいえ,獲得標高3840mは剛脚オンリー.
Kazchariの家からは旭岳⇒十勝岳⇒美瑛の丘をつなげて走ったらそんなもんか.しんどいわ.
山中の道は細くて割れも目立つ.
その風景も含めなんとなく北海道の田舎道っぽい.
ほぼ同じコースを走る「グランフォンド・ノヴェコッリ」という大会が毎年開催されているらしい.
将来,走ってみた...いような,みたくないような...
エントリー開始数分で締め切られるような人気イベントとのこと.
丘陵と言えば“サガン向けコース”.
デマールとのポイント差を詰めるにはうってつけなのだが,今日は“逃げ”にのらず.
さすがのサガンも勝負を避けるキツさかも.
コースプロフィールのせいだけではなく,むしろ天候の悪化によって超過酷なレースとなった.
雨+風+低温.
スタート時から多くの選手がアームウォーマー,山間部に入ってからはレインジャケットもしくはジレを着用.
ゼッケンが見えなくなくなるため,実況者&視聴者泣かせである.
そろそろ走っている選手に,リアルタイムでゼッケン番号が浮かび上がるシステムが開発されないものだろうか(もちろんon-off可で).
寒さのため手を振りながら走る選手たち.
消耗戦の中,優勝したのはINEOSのナルバエス.
見事な逃げ切り優勝.
ゴールライン直前ではジレのジッパーを“下げて”「グレナディア」の宣伝も忘れない.
残り数キロまで一緒に逃げていたバーレーンのパデュンが,メカトラで遅れなかったら,やばかったかもしれんが(手嶋先輩みたいに待たないのね).
とはいえ,さすが全員がエースのINEOS.
優勝こそガンナ2勝とこのステージだけだが,メンバーそれぞれが良い順位につけている.
総合狙いをやめると,やはり個人の強さが際立ちますな.
そんなINEOS仕様のDOGMA-F12,土井ちゃん見積もりでは220諭吉らしい.欲しい!
高いが安い!(いや落ち着け)
このナルバエスも若い.
最近続く若い選手の台頭理由はいろいろあるが,土井ちゃんが懸念しているのが使い捨てにならないかということ.
昔はいくら調子が良くても,今後に備えて途中でストップさせることもあったらしい.
「若いからイケイケドンドン」ではまるでブラック企業.
ベルナルやポガチャルが今後いつまで活躍できるかが一つの指針になるのだろうか.
土井ちゃん解説回では機材紹介の割合が多くなる.
メカトラ時のバイク交換で,選手やメカニックが無造作にバイクを横倒しするのにハラハラ.
もちろんフレームへのダメージも心配だが,ディスクローターやディレーラーの歪み,そしてサドル破損...
いくらイラ立っていたり,焦っているとは言え,投げ捨てるのは論外(ピノ…).
その点,フルームは丁寧に扱うよな.こういう所で好感度アップ.
機材と言えばウェアも機材.
すっかり別人のようになったウイギンスも「レインウェアの選択が勝利を分ける」というようなコメント.
土井ちゃん補足.
やはり空気抵抗を考え,身体にフィットかつゴアテックスが良いとのこと.
ナルバエスのウェアをやたら褒めてたけど,あれってジレやんなぁ.
ちゃんと袖まで覆ってピタッとした物を作っているメーカーってどこやろ?
レインギアの選定はブルベ民の永遠の課題.
ちなみにKazchariは自転車業界のユニクロこと,dhb製を愛用.
悪くはないが,長時間雨にさらされると,さすがに雨の染み込みと汗のムレがひどくなる.
お金があったら(&セールにのっかったら)これが欲しい.
Gore Wear – C7 Windstopper Pro ジャケット
16000諭吉越えなので関税かかるやん.
これまた高いが安い!
ブルベ界隈ではこのmontbel製が“雨天時の制服”として認識されている.
こいつも高いが安い!
今年はブルベがなかったので雨天走行をほとんどしなかった.
来シーズンはレインウェアにお世話になる機会も増えるだろう.いや,増えてほしい.
実況の木下さん,時折ヲタクっぽいネタを土井ちゃんに降るが,結構スルーされている.めげないで続けて下さい.