2020/8/28 Fri
カリギュラ効果.
Mostly Cloudy, 24°C, Feels like 24°C, Humidity 79%, Wind 1m/s from S
基本的に北海道は涼しい.
いや,正確に言えば「クソ暑い日の連続が少ない」というべきか.
なのに,一時は下がった気温も,8月も終わりになって再び上昇.
エアコンなしで34℃はキツイ.
今日は有給取得日.
朝から危険な暑さになるとはわかっていた.
とは言え,土日は雨予報.
行くな,出るなと言われればGo!
コースを考える.
予報によると稚内方面は雨.要するに北に向かえば少しはマシと考えた.
7時半,旭川の自宅を出る.
最大の敵は気温ではなく,登校中の高校生チャリ軍団だった.
逆走するわ,ながらスマホだわ,友人と話しながらの並走だわ,左右ふらふらのちんたら走りするわでもう何かの嫌がらせとしか思えない.
車道は車道で朝の殺気立ったクルマの圧がスゴイ.
おかげで,フロントポーチに差していたスマホ用自撮りスタンドを落としたことにすら気付かなかった.
ホンマ,平日の朝の出発は考えモノである.
とまぁ,なんとかこの無理ゲーをクリアし,街中を抜けて鷹栖町に入る頃には世界に平和が訪れた.
ここからはしばらく道道72号を北上して行くこととなる.
最初のボスは標高470mの江丹別峠.
旭川側からはそれほど急坂ではないが,そこは平日.工事中のため2回ほど止められる.
登りはじめは曇りで,今にも雨が降りそうな感じだったのだが,頂上付近ではドピーカン(死語).
STRAVAセグメントだったが,したたる汗を見,タイムアタックはすぐに諦めた.
そばの町,幌加内市街に入る.
このまま朱鞠内湖まで行くと約100km.そこでターンして帰宅すれば200kmと,週末ライドとしては十分なプライベート・ブルベ.
ただし,このコースの問題点はコンビニなどの補給地点が極端に少ないこと.
確かにそばの名産地だけあって蕎麦屋は”街中”にたくさんある.
まだ9時台.昼食には早い.
さらに北上.
旧鉄道の鉄橋が見える.
この時,下ハン右側につけたバックミラーに体がぶつかり,反対方向に力が加わったことによりミラーがとれてしまった.
最近,買いなおしたばかりなのに悲しい.
幸いにも折れたわけではないので修理しようと確認した所,以前使っていた旧型とは作りが変更されている.
修理には精密ドライバーが必要だった.そんなもん持参しているかい!
ということでこのライド,以降はミラーなしになってしまった.
(このバックミラーに関しては後日レビュー予定)
道の駅『森と湖の里ほろかない』到着.
何かと立ち寄る場所である.
一瞬,そばでも食っていこうかと思ったが,もう少しガマン.
この先に目当ての場所があるのだ.
それは「霧立亭」.
この道路を通るたびに気になってはいたが,クルマがたくさん停まり混んでいることが多く,タイミングを逃していた.
ちょうど,のどの渇き,カロリー不足,塩分不足,糖分不足,冷却不足を感じていたこともあり,自販機前でストップ.
神の水,赤コーラで補給.
残念ながら店には「本日終了」の札がかかっていたため,定休日を疑い,もう少し進むかと悩んだ.
そこへ,隣の家からおかみさんらしき人が出てきた.
開店時間を尋ねると15分後の11時とのこと.
待つことにした.
肉そば(800円也)を食べながら,この後のルーティング.
もし,ここでの補給がなければ,間違いなく朱鞠内湖経由で名寄方面に抜けていたと思うが,運よくここでリカバリ.
よって,より人里離れた…いや自然たっぷりなルートを選択してもハンガーノックの危険はなかろうと,霧立峠越えを決意した.
何をおおげさな,と思う人もいるかもしれんが,この日本海に続く国道239号,通称霧立国道はホンマに人が少ない山奥を抜ける,いつまで経っても景色が全然変わらない道なのだ.
一言でいえば”退屈”.
ただしチャリで走るのは初めてとなる.
ifの世界では9月末に『霧立400』というブルベが開催予定だった.
試走も兼ねてGo!Go!
少し戻って,ジャンクションっぽいところを右折.
いよいよ,そのタフネスな精神が試される時がきた!
なんだぁ!このエヴァみたいな看板は!(その2へ)