Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

2024/6/15 Sat

夏は扉を開けて

https://ridewithgps.com/routes/45735841より
https://ridewithgps.com/routes/45735841より

晴れ時々曇り.温度:23 ℃,湿度:68%,体感温度:23 ℃,風速:9.5km/時,風向:SSW

話は昨年12月にさかのぼる.
ブルベで何度かご一緒した函館のPikaさんから「今度のFlècheで一緒に走りませんか?」とのお誘いを受けた.

Flèche?

「確か,360kmぐらい離れたところから,24時間内にとある集合場所を目指すチームブルベやんなぁ?」程度の認識.

ちゃんとした説明はこちら ⇒ Fleche Japan規定の補足説明

こりゃ思った以上にルールが細かい.
理解がイマイチ追い付かないまま,ルート作成に関してはPikaさんに丸投げ.
本番では走行中のサポートにまわる所存でありますッ <(^^)

今回の集合地点=ナイスプレイスは旭川.
そこで,旭川からの距離を調べてみた.
函館まで高速使って436km.
遠すぎか.
八雲までならちょうど360km.
うん.そこまで輪行してスタート.旭川を目指す感じかぁ...と勝手に想像.

ところがPikaさんの計画では,ランドヌ札幌のブルベ「旭川400」をベースとし旭川発着で調整する予定とのこと.
なるほど.その手があったか.こりゃ旭川市民としては助かる.
それに「旭川400」は以前走ったことがあるので土地勘あり.

BRM824旭川400km(その1)

大雪山系をぐるっと一回り.

Flèche(矢)というより,ブーメランなコースやな.

昨年はランドヌ札幌の中の人,kaba3ともオートバイで走った.

モンキー125,ふたたびブルベを走る!?

つーことで参加決定.
当初は函館組3人,旭川組2人の5人構成だったが,諸事情により出走者は3人になった.これはFlècheの最低参加人数.
以後,一人でも欠ければDNSかDNFである.ヤバい.

チーム名は「おだってるJAPAN」となった.

そして6/15.出発の朝を迎えた.
快晴である.
長袖のブルベジャージと,下は半パンビブで良いでしょう.
ウインドブレーカーと,念のためにレインウェアも持っていきますか(大正解).

スタート地点の「セイコーマート神楽岡通店」は自宅から5kmほど.
チャリ自走のため8時過ぎに自宅を出る.

前日のDOMANEくんの最終整備&洗車の際,前後に雨よけフェンダーを取り付けた.

ROCKBROS(ロックブロス)自転車 泥除け ロードバイク フェンダー 700c マッドガード 角度調整 泥よけ フロント リア 軽量 耐久性 取り付け簡単 柔軟性 PP材質 ブラック

だが安物のペラペラ,もしくは2点留めのせいかめちゃめちゃ安定感が悪い.
できれば無しで走りたいところだが,雨天時に迷惑をかけては...とそのまま走行.

信号ストップの際に確認.
案の定,斜めに歪んでいて下手すればタイヤに接触しそう.
うーむ.どうすれば...と思い悩みつつ,セコマ着.

既にチームリーダーたるPikaさんが到着していた.
なんと,フェンダーなしである.

「予報だと雨降らないらしいので外しちゃいました」

なんのこっちゃ.
ならば,ということでKazchariも取り付け基部だけを残してフェンダーをオフ.
問題はその外したフェンダーをどうするか,である.

とある事情でやむなくDNSとなったOさんが,スタート時に見送りに来ると言っていたので,預かってもらう? それとも時間はまだあるので一旦帰宅?

思いついたのは,息子の宿泊合宿のために,ちょうど家を出た頃のヨメさんに託すこと.
電話をしたところ通り道なので寄れるという.正にドンピシャ(死語).

次に函館から参加のKさん登場.初対面である.

その後,到着したヨメさんにフェンダーを渡した後,Oさんがやってきた.
ブルベカードの確認などでわちゃわちゃしていると,出発時間である9:00が近づいてきた.
まずはスタート地点のレシート入手である.
チーム戦ゆえ,レシートの打刻は3人同時でなければならない.

Pikaさん情報によると,メンバーの一人がトイレに行っていることに気付かず,他のメンバーが先に買い物.15分違いのレシートになったところ,ゴール受付時に「失格」となった事例があったそうな.怖っ.

RPGのキャラのようにレジに並んで,9:00打刻のレシートをGET.
いよいよ旅立ちである.

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この時は「まっ,400ブルベみたいなもんでしょ」と軽く考えていたKazchari.
まさか,この後に阿鼻叫喚な地獄が待っていようとは...

いただき画像
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まずは市内を抜けなければならない.
ようするにいくつもの信号坂を越える.
25km/hほどのペースで先頭でひっぱる.
明らかにぼっち走行時よりペースが遅い.

「そうそう,ブルベはこういうのでいいんだよ.タイムアタックなんて考えちゃダメです」← どの口が...

当麻を過ぎて高速の下をくぐる.
完璧にいつもの練習コース.

ちなみに一緒に走るKさんだが,本日のコースは完全に初見.
同じ北海道と言えど,函館と旭川はまるで景色が異なるので実に楽しいという.
そうそう,こんな天気は滅多にない.
この先の三国峠が楽しみである.

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ちなみにKさんのバイクはサイズが小さい.
明らかに体格に合っていない.
なんでも親戚からのもらいものらしい.
ロードバイクの場合,小さい分にはステム長やらサドル長でなんとかなるが,がっしりしたKさんには窮屈そうに見えた.
娘さんが自立したら新車に買い替える予定だそうな.
うむ.誰かと違って父親の鑑やな(チャリ4台にオートバイ1台...)

iPhone15 Pro

さて上川に到着.
時刻は11時過ぎ.
混む前に,人気店『よし乃』に入りますか.

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『よし乃』と言えば「みそラーメン」
今や一杯¥1,000である.
3人分を頼む.
そういや,昔は(なぜか)「漬けマグロ」が自動的についてたなぁ.

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食後,すぐ隣にある【PC1:48.8km セブンイレブン上川町店】に移動.

ここを右折すると「旭ヶ丘ヒルクライム」の会場.
今年はパス.前日の山岳ブルベ「当丸コースター300」のせいだ.

さて,ここからは約50km先の三国峠を目指す.

今日は風に恵まれていて,予報だと行きも帰りも追い風.
期待しすぎると外れた時の(心の)ダメージがでかいが,今のところ完全に追い風である.
層雲峡まであっという間であった.

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レースでも,通常のブルベでもないので,PCではない「セブンイレブン上川層雲峡店」にてまたまたピットイン.
この地味カラーなセブン.
昨年7月に人出不足につき一度閉店したが,復活の声が多かったのか5ヶ月後に再び開店.
これってめずらしいパターンでは?
元々はスキージャンパー高梨沙羅の実家が経営していたが,現在は層雲峡のホテルが運営しているそうな.

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カーブを曲がってすぐの立地なので,ブレーキによる追突事故が心配...なのはKazchariだけ?

さて出発.
この国道39号の最大の難所である「銀河トンネル」着.
2019年の「旭川400」ではランドヌールが,トンネル内でクルマに追突されている.

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全身反射素材+赤色ライトをガシガシ付けているチャリをはねるとは,どんだけ注意散漫やねん.
つーことで,事前の話し合いにて安全を考慮し,歩道をゆっくりと走ることにした.
道交法上も問題ないはず.

自転車も歩道を走っていいの? 通行が認められる4つのケースとは

そもそも歩道に歩行者なんぞいない.
ただし,暗いトンネル内は凸凹で,縦溝にタイヤを取られること数回.
落車はシャレにならん.

トンネルを抜け,北見方面との分岐.

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もちろん帯広方面へ右折.
ダム上にて記念撮影.

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もう一つの短いトンネルを抜けていよいよ斜度が上がる(アップダウンあるけど).
と言ってもこちらからの登りはかなり緩やか.
2~3%,たまに6%か.
晴天の中,景色を堪能しながら漕いでいると,あっという間に最終トンネルに.
ここを抜けると三国峠である.

まだ14時前.
カフェもオープンしている.

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ここで帯広からのTrace組と接触.
この後,層雲峡に下って本日は終了(宿泊)とのこと.

...な,なんだと??
こちらはまだ17時間以上残しているというのに.

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Trace組を見送った後,食事の提供が終わった三国峠カフェにて休憩.
ここは思い切って「サクラカフェラテ」¥750をオーダー.

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贅沢の極み.

水汲み場で水を補給.
そしていつもの看板で記念撮影.

いただき画像

なかなかこの天気はない.
日本でも有数の絶景.
初見のKさんは元より,ブルベで何度も来ているはずのPikaさんも感動していた.

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さていよいよダウンヒル
十勝エリアに突入である.

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(その2)へ続く ⇒ Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その2)