2020/12/21 Mon
時は戻らない.
一足早くというほどでもないが,休日を使ってコツコツと家の大掃除中.
昨日は娘の部屋を徹底的に模様替え.
そこは元々ヨメさんの部屋(6畳和室)だった.
中一の頃から娘の個室となったのだが,勉強はいわゆるリビング学習を推奨してきた.
しかし,娘的には個室の方が性に合うらしく,ちゃぶ台(小テーブル)を設置し,自室にこもって勉強するようになった.
ただし問題あり.
明治の文豪じゃあるまいし,さすがにちゃぶ台座位は姿勢的にかなり辛いとのこと.
来年はいよいよ受験生でもあるし,視力悪化の原因とも考えられるので,このままじゃいかんと,近所のニトリにて机を購入した.
お取り寄せ品だったため,入荷まで一ヶ月待ち.
その机がもうじき届く.
机の設置のため,部屋の整理は元より,電動ドリルや金づちを片手に,使っていない巨大な押入れ用シェルフを破壊...もとい分解する娘が楽しそう.
ここはあえて手伝わない父親のKazchariもカッコ良い!(アホなのか)
思うに『ウルトラマンガイア』の主題歌ってめっちゃ良いよな.(♪ギリギリまで~)
それはさておき,部屋の模様替えに伴って断捨離も決行された.
その一番のターゲットは,幼少期に遊んだ『シルバニア・ファミリー』たち.
言わずと知れたエポック社のロングセラー女児玩具である.
Kazchari家では,娘が2,3歳の頃から誕生日やクリスマスなどのイベントごとにプレゼントしてきた.
結果,大豪邸および巨大なタウンが完成.
娘もお気に入りで,それこそ小学校卒業まで遊んでいた.
子供の「遊び」には,心身の発達に関連する様々な作用があるとされる.
ざっくりまとめると以下の2点.
-「遊び」を通して物を扱う技能 ⇒ 操作技能の発達
-他人とうまく交わる技能 ⇒ 社会技能の発達
こうした「遊び」を通して自発的に楽しみを求め(=探索行動),自己の有能性や達成感を得ることで,創造性を高め,自信や希望を持てるようになる.
特に「シルバニア」のような人形遊びは,2つ目の社会技能の発達に大きく関わる.
もちろん,友達と集まって行う遊びも,コミュニケーション能力の発達に重要だが,むしろ,一人遊びの中で,人形それぞれの役割・立場を変化させて行う家族ごっこがポイント.
かの有名な「サリーとアン課題」.
「誤信念課題」もしくは「心の理論検査」として使われる.
つまりは,他人の心を推測できているかどうかの評価である.
4歳児では過半数が正答,6歳では95%が正答できるとされる.
自閉症児はこの課題に正答できない(かもしれない).
差別するわけではないが,発達に問題を抱える人々に世の中は厳しい.
残念なことだが.
幼少期からの「シルバニア」での一人遊びを観察する限り,娘が他人の立場でも事象をとらえていることがわかり,親としては安心していた.
と,まぁ,そんな理屈っぽいことはさておく.
単純に無造作に積みあげられた「シルバニア」を観ていると,昔,これらで遊んでいた,幼き娘の姿が思い出され,しんみりしてしまった...という話である.
「情がない」だの「薄い」だのと散々な言われようのKazchariにも,一片の良心が残っていたことを自覚できてうれしい(変な文章だ).
この断捨離に影響されたのか,アホ息子もライダーのベルトや戦隊ロボを「もう遊ばないから,捨てていいよ」と言い出した.
ええんか? ホンマにええんか?(置いといたらプレミアついて高く...おっと)
ちなみにこれらの玩具.
破棄するわけでなく,知り合いが経営する保育園に寄付される.
新たな人生(?)を歩んでほしい.
うちの子たちがお世話になりました.
ありがとう.
おっ,なんだか久々に『TOY STORY』が観たくなってきたぞ.もちろん『3』一択.
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