2020/12/16 Wed
色々な意味で神回.
スーパー戦隊シリーズ 魔進戦隊キラメイジャー Blu-ray COLLECTION 1
ニチアサヒーロータイムの『魔進戦隊キラメイジャー』.
このブログでも何度か取り上げているが,今年の戦隊はめちゃめちゃ面白い(前作がアレだったしぃ).
先日のエピソード35「マブシーナ放浪記」は,まさかの映画『ハング・オーバー』風スタート.
石ノ森キャラ全開ファイスのマブシーナが目を覚ますと,指令室内がボコボコに破壊されている.
モニター代わりのテレビではロボと邪面獣が戦闘中.
お兄様ことキラメイシルバーは行方不明.
後片付け中のピコ太郎に「覚えてないの?」と言われ愕然とするマブシーナ.
どうやらクリスタリア人はお茶を飲むと,前後不覚に酔っぱらう体質だったらしい.
そこから時間が遡り,なぜそのような惨状になったのかの理由が明かされていく...
敵ザコのゴルフ邪面は関西弁で『プロゴルファー猿』風.
“かませ”のガルザも通常運行.
クランチュラの弱気発言も健在.
あるべきキャラがあるべき行動をするという安心・安定感.
おお,これってまるで吉本新喜劇やん.
いやぁ笑った笑った.
時間巻き戻し展開につきものの伏線回収も素晴らしい.
大きいお友達は喜ぶけど,メインターゲットの年齢層にはどうなのだろう?
うちのアホ息子(7歳)は「マブシーナがテーブルモニターを破壊するシーンが一番面白かった」と言っていたが.
大きいお友達要素と言えば,久々の顔出し幹部ヨドンナ様.
中の人の本業はレイヤーさん.
もちろん,昔と比べて露出控えめコスチューム.
しっかりアクションもこなす.
悪役をすると,子供たちから嫌われて何かと大変らしいが,ヨドンナ様は大丈夫なのだろうか.
子供たちの性癖を歪ませるかもしれん“ベロ出し”をネタにした,突然のアイス好き設定(アンク?).
今後も使っていくのか?
アイスと言えば,スーパー戦隊親善大使,マジイエローおよびビートバスターこと松本寛也さんも登場.
なぜこのキャスティング?
さて,一方の『セイバー』...
これがどうしようもなく酷い.
童話作家設定はどこいった?
仲間がピンチ⇒主人公のパワーアップアイテム完成⇒敵を撃破⇒翌週から弱体化⇒今度は仲間がパワーアップ⇒敵を撃破⇒翌週から...の無限ループ.
全編派手な戦闘シーンばかりでストーリー性皆無.
なんとなーく謎を散りばめてはいるが,結局なんだっけ?的なごちゃごちゃ感.
ヒーローショーの方がまだ脚本しっかりしてるで.
と,文句言いつつも毎年観ている特撮枠.
なぜか飽きない.
そうそう特撮と言えば,もう一つの雄『ウルトラマンZ』もやたらに面白い.
衝撃の主題歌は元より,昭和時代からの往年のファンをうならせる脚本や演出.
ケムール人って誰得?
なんと言っても人類に鹵獲されたうえ,魔改造されてしまったキングジョーが不憫で...
あえて不満をあげるなら,序盤でみられた丁寧語とタメ語が入り混じった通称「Z語」がもっと聞きたい.
子供たちが混乱するからとクレームでも入ったか?