台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北

2024/3/16 Sat

人生サイコーの旅へ

iPhone15 Pro

いよいよ出発である.

超ピュアホワイトな職場と家族の理解のおかげで,この年度末のドタバタ時期に振休&有給を駆使し,一気に2週間の自由を確保した.まずそこに謝謝.

うむ.毎年,このくらい休めるなら夢の南米再訪も十分可能やな(ええ加減にしなさい)

行き先は台湾
しかも(ほぼ)全旅程を自転車で走る.
世界中あちこち行ったが,このスタイルの旅は初.

台湾訪問そのものは10年ぶり.
前回は2014年1月に3泊4日の(Kazchariにしては)弾丸ツアー.

乳幼児を連れての家族旅行だったため移動範囲が限定されていた.
訪問先は台北動物園九份ぐらい。
さすがの南国も雨の1月はひたすら寒かった思い出がある.
そんな短い旅でも台湾には他国にない居心地の良さは感じた(特に子供に対する親切)
しかしながら,Kazchariの旅はその後,海外ダイビングツアーが中心となり,台湾は行先候補からは外れていた.

そして新コロ禍到来.
その間,どこにも行けずチャリ熱が急上昇.
ブルベやら何やらで北海道はほぼ走りつくした(言い過ぎ).
となれば道外,いやいっそ海外ライドが候補に上がってきた.

色々調べると,目にとまったたのが「環島」なるもの.
国内外のサイクリストに台湾島一周が流行中らしい.
台湾そのものも,その勧誘に力を入れている.
いくつもの記事や個人ブログ,YouTubeを見つけた.

これは面白そう.

バスや列車などの公共交通機関を使うバックパッカー旅も悪くはない.
とは言え,団体ツアーほどではないが意外に自由度がなかったりする.
時間に縛られたり,結局は目的地と目的地,つまり「点と点」を結ぶ旅である.
観光地ではない名もなき場所を尋ねることは難しい.

そんな中,思い出に残るのが2009年の「ボルネオ島縦断ツーリング」
実に楽しかった.

ボルネオ島縦断ツーリング

地に自らの足で自由に線を描いていく.自転車の旅はこいつに近い.

通常の「環島」は約1000km,つまり1日100km走行換算で10日かけるのが標準らしい.
二週間だとかなり余裕.
焦らずにあちこち停滞&寄り道したい.

さて,出発前日はまたしても衝撃展開の『勇気爆発バーンブレイバーン』および笑いと涙のミックスが至高の『不適切にも程がある』を観てから眠りについた.

続きは台湾にて視聴予定.

朝4時頃,尿意のために目覚める.
いかんいかん.緊張もプラスされての早起きクセか.
二度寝を決めて6時起床.

いつもの朝ルーチンをこなし,ヨメさんに空港まで送ってもらう.
全然親父らしくない親父の長期不在.
子ども(特にアホ息子)の成長にどう影響するか...て全然気にしていない.
頼むからケンカだけはヤメテ.

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今回のフライトはTigerAir
LCCである.
とは言え,競争のない旭川.
料金は全然安くなかった.往復で10万近かった.

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フィリピンのダイビングツアーと同じ値段...って,すいません.昔の話でした.今はありとあらゆるものが高騰中.
新千歳発着にすればキャリアも選べて料金も安かったと思われるが,やはり地元出発の手軽さには変えられぬ.

ちなみにフライト時間は約5時間だ(時差-1).
LCC最大の懸念事項だったチャリ運送を,現地レンタルに変更したので気分が楽.

それでも意外に荷物が多くて,いつもダイビング旅で使っている大型のトランクを使用.なんだかんだで16kgになった.

チャリがレンタルなので何をどのくらい持っていけばいいのか不明.
念のためと色々詰め込んだが,そのいくつかが後にKazchariを助けることになる.
「ミニマムが正義とは限らない」ことを実感した.

ヨメさん都合で,13:30出発に対し,旭川空港には9時と早めの到着.
チェックインカウンターが開くまで2時間以上ある.
ふっふっふ.ここはクレカ,ゴールドカードの出番である.
ラウンジにてフリードリンク片手にくつろいでいればあっという間だろう...と考えていた時期がKazchariにもありました.

空港のラウンジは保安検査場の向こう側にしかない.
つまりチェックイン後にしか使えないのだったぁ.
なんか空港使うのも久々なので構造をすっかり忘れてたな.

仕方がないので普通のベンチに座りiPadでkindle三昧.
最近続編の連載がスタートした『テルマエ・ロマエ』を読み直す.

テルマエ・ロマエI (ビームコミックス)

今思えば,Kazchariの心境は主人公ルシウスと同じ.
(チャリに関する)交通行政やITは,日本の方が何倍も優れている...という思い込みが完全に覆される旅となった.

11時頃にTigerAirのチェックインカウンターに向かうと,既に結構な人.
当然だがほぼほぼ帰国する台湾人.

大声の中国語が飛び交っている。
英語だと多少は聴き取れるが,さすがに中国語は無理.
既に異国感覚.

チェックインを済ませて昼食.

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かつて旭川の道の駅になった「あさひ屋」さんの唐揚げ定食.美味し.

出国検査を済ませる.
結局,国際線ではラウンジは使えず...ぐぬぬ.

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LCCなので飲み物は有料.
ゆえに搭乗前に購入する。
旅慣れた人は空のペットボトルや水筒を持参し給水機で補給.
そういやKazchariもそーしてたな.LCCに限らず.
今回はその方式を度忘れ.
久々の海外旅なのでいろんな感覚が鈍っているようだ(伏線).

自販機があった.
が,なんとCoke-Onが使えない.
札しか持っておらず,一気に小銭が増えてしまった(泣).

で,搭乗開始.

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離陸数時間後に出てくる機内食は事前申し込み.
「シーフードミックス炒め米粉」である.割と美味し.

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現地時間17:35.定刻にて桃園国際空港着.

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何が重要ってまずはネットですよネット.
許可が出るやいなや,機内にてtrifa接続.
無事,電波が立ち,一瞬で現地時間に補正されて感動.

ギガ節約のため,空港内フリーWifiに接続.
ここで登場するのがMillenVPN
決してアマプラが観たいわけでなく,接続の安全確保のためである.
少々設定が面倒だったが完了.
仕組みがよくわらんが,使えればなんでもよかろうなのだぁ(これが後で悲劇を生むことになろうとは).

顔写真と指紋を記録され,入国審査通過.
ターテーブルで預け荷物もGet.
ここまでは順調.

とりあえずATMにて現金3,000元を引き出す(約¥13,500).
さすが空港ATM.懸念していたカード吸い込み事件は起きなかった.

ここからは台湾地下鉄(MRT)を使って宿へ向かうのだが...あれ? 何か大事なことを忘れているような...
そうそう,TAIWAN the LUCKY LANDの抽選だ.

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到着口の目の前にある抽選会場に戻る.
タブレットにQRコードをかざしてゲームスタート.
画面上方から落ちてくるボールを選ぶ.
大当りなら5,000元分のギフトカードをGetできるのだ!

事前の台湾系YouTuberから「スタート後一番最初に落ちてくるボールを選べば必勝!」との情報を得ていたので,実行してみた.
結果は...見事にハズレ.おい!

傷心のままMRT桃園駅まで歩き,台湾旅行の必需品悠遊カード」をGet.
駅の券売機で1,000元チャージ.これでMRTの乗り降りがスムーズとなる.

列車に揺られること40分ほどで台北駅着!
悠遊カードをかざして無事改札通過.こりゃ便利だ.

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ここまではKazchariの旅は快調ロプロス.
6番出口を目印に地上へ.

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早速Google先生を立ち上げて,宿の場所を調べる.

あれ? おかしい.

ナビが全く機能しない。
地図は表示されて自分の位置はわかるが,全然ナビゲートしてくれない.
まさか壊れた!? スマホが壊れただけなのに旅が終了!?

再起動してもダメ.
あせっても仕方がないので「赤い門」が目印との情報だけで,そちらに歩き出す.

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全然目立たない看板を見つけ,エレベーターで上がると,そこは初日の宿May Rooms Taipei Main Station

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「21時までにチェックインしてくれ」との要望に対し,19時半にたどり着いた.
流暢な英語のにーちゃんに,説明を受ける.
今回の旅,初日と最終日だけこのホテルを予約した.
当初は自分のチャリをSciconバッグで移送し,旅行中はそのSciconを預かってもらう必要があったためだ.
幸い,この宿は事前交渉で置かせてもらうことになっていた.
まぁレンタルチャリに計画を変更した今となっては,意味のない話なのだが.

部屋は男女混合ドミトリーである.
宿泊代はシーズンや予約タイミングによって変動するが,今晩は¥3,300ほどだった.
安くはない.

さて,久々のドミであるが,昔に比べるとみんな静か.
新入りが入室してきても,目もくれずスマホ画面を凝視している.

トランクを置いて食事に出かけることにする.
この時,とんでもないことに気づく.
桃園空港駅で買って1,000元チャージした悠遊カードが見当たらない.
どうやら先ほど改札を抜けた際,ポケットに入れたつもりで,実は落としていたことに気づかなかったようだ.
ガーン.単純計算で「100+1000-160」元ということで940元(¥4,230)をいきなり紛失! シクシクシク36.
「LUCKY LAND」抽選のハズレといい,今回の旅は初日からつまづきの連続...ヤバい,ヤバすぎるぞ.

外に出たら出たで,やはりGoogle Mapのナビが起動しない.
まぁ,遠くに行くわけではないので”今は”困らないが,明日以降どうする?

嘆いていても仕方がない.
明日は明日の風が吹く...ということで,周辺を見渡すとなぜかカメラ屋さんだらけ.
昔のアキバや日本橋のような電気店街なのか?
ガイドブックにも載ってそうやな.

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まずは空腹を満たそう.
記念すべき初現地食はこれ.

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地元食堂の魯肉飯とスープだ(80元).
少し辛め.
そうここで海外旅行での常識を思い出す.
基本的にドリンクは別売りなのだ.水を持参しなかったことを後悔.

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さて,食事後,ダメ元で駅方面まで歩くことにする.
どこかで自分の購入した悠遊カードが落ちていないかと期待して...(諦めが悪い)

ここでナビが効かない理由にようやく気づく.
どうやらVPN接続したままだと上手く働かないらしい(たぶん).
WifiとVPNを切断したら,ちゃんとGoogle Mapが起動してくれた.
「理解してないモノを適当に使うとロクなことがない」とイデオンで学んだはずやねんけどな.

駅まで歩くものの,当然カードが落ちているわけはない.
偶然にも1,000元入ったカードを拾った人の幸運を祈りましょう.アーメン(なんでや)

構内のファミマで悠遊カードを再購入し,再び1,000元をチャージ.もう無くさないように.ただし,今思うに買う必要はなかったなぁ.

時間もまだ早いので先ほどの電気店街に戻り散策を再開.

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旅先では路地裏に惹かれる.
危険な香りはまるでしない.

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ファミマにて早速,悠遊カードを使って水とジュースを購入.
台湾のコンビニはどこもかしこもイート・インスペースが広大.
完全に日本は負けている.

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宿に戻り就寝の準備.
ここに限らず台湾のホテルは全般的に遮音性が高め.
ただエアコンの作動音が響き,電子機器のLEDがまぶしいので,いつも通り,耳栓とアイマスクは必須やけどな.

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飛行機の長時間移動,そして徒歩により疲れているはずなのに...全然眠れない.
「こんなところで神経質になってどうする? 明日からチャリ旅やぞ!」と,考えれば考えるほど目が冴えてしまう.
ようするに今日の出来事を反芻,および明日以降の旅程に対して緊張しているのだろう.

眠れないものだから,尿意も頻繁に意識上に上がって来る.

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結局「上段のベッドからハシゴを降りてドアをゆっくりと数回開けてトイレを済ませて戻る行程」をほぼ1時間ごとにするハメになった.
トイレの窓から外を見ると,深夜にもかかわらずクルマとスクーターが走り回ってる.
さすが首都.眠らない街なのだ...などと感心している場合ではない.こっちは眠らなければ.

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なかなかにハードなDay0である.(Day1に続く)

なごり雪の中,最後の準備

2024/3/15 Fri

どこまでも日常を

3月中旬になってもなかなか消えない路上の雪.
今日も少し降っている.

一方で気温の高さと相まって,極太タイヤも沈み込んでの思いかけずのスピンターン.
なかなか楽しい.

そんな雪もKazchari不在の間には消えているだろう.
2019年12月以来,久々の海外旅行である.

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(1)

今回はノン・ダイビング,ノン・ツアーということで,いつもと勝手が異なる.

持参からレンタルチャリにプランを変更したおかげで,荷物が減ったはず...なのに減ってない.なぜ?

ブルベ仕様のサドルバッグだと,厳選に厳選を重ねて必要最小限のパッキングを強要されるが,キャリア+パニア付きだと「あれもこれも持っていける」と周辺荷物がどんどん増えていく.

具体的にはウェア類.

元々「サイクルウェア1着,Tシャツ2枚と半パン1枚」で行くはずが,気が付くと「サイクルウェア3セット,街歩き3セット」になっていた.多すぎる(減らす予定)

MathewBikeさんは,チャリ本体だけでなくヘルメットや工具も無料で貸してくれるのだが,「やはり(慣れている)のがいいなぁ」と,自前の品をぽいぽいとカバンに放り込んでいたらパンパンになってしまった.
このままだとお土産を入れるスペースがnothing.
これまた減らさねば.

以上がハード系.

もっとやばいのはソフト系かもしれない.

YouTubeで台湾旅行系を流し見していると,「事前にインストールしておくべきアプリ〇選」的なチャンネルが多い.
少し調べた後,以下のアプリをチョイス.

① trifa

海外eSIM会社.
ちょうど「台湾15日3GBプラン」というぴったりなものがあったので契約.
¥2,100だった.
日本にいる間にアクティベートまで済ませる.
この会社,頻繁にインターフェースを変更するのか,個人の設定方法解説ブログがあまり役に立たん.それだけアプリの進歩が速い?
後は現地の空港で主回線(UQ)オフ,現地回線オンにすればつながるはず.
お願い,つながって!

② Millen VPN

空港やレストランでは無料WiFiが飛び交っている.
便利なことは便利だが,セキュリティの問題がある.
そこでVPN接続で安全性を確保.
これまた15日間のワンタイム契約で¥980.

だが,本来の用途は...「Amazon Prime」「TVer」を旅先からも観たいから.
映像コンテンツの視聴は契約した国内オンリーが多い.
しかあし,これもVPN接続で回避できるだぁ.
いやほら,やはりクライマックスの『ブレイバーン』『ふてほど』はリアタイしたいでしょ? そこのあなたも.
ちなみに違法ではありません.
ただし,これまた,現地で試してみないとちゃんと機能するかどうかわからん.

③ 台北等公車

台北の市内バスの路線&時刻表
滞在時間も短いし,使わないような気もするけど.

kuma夫婦の台湾旅行備忘録

④ 台北捷運

台北都市鉄道(MRT)の路線&時刻表
こっちは絶対に使う.
特に最終日.
帰国便は朝6:55発.
逆算すると4時過ぎには空港にいたい.
その時間MRTは運行していない.

Metro Taipei

前夜も宿をとっているが,寝ている時間はほとんどなさそう.
それに深夜チェックアウトは他の人の迷惑になる(あぁ日本人)
ゆえに,前日の台北-桃園空港の最終便を使うつもり.
調べたところ23:36.
到着後,空港で4時間ほど仮眠か.
うん.昔のパッカー旅行ではあたり前.
タクシー? 高すぎる.

面白いのは「悠遊カード」の使い方.
チャージ式の日本の交通系カードと似た仕様.
MRTをはじめ,台湾内のあちこちで使えるらしいので到着時に作るつもり.
このカード,作成時に100元のデポジットを取られるのだが,チャージした額を越えた場合は,この100元から引かれるらしい.
例をあげると台北駅→桃園空港駅は160元なので,60元のチャージ残金でちょうど使い切る形になるそうな...という動画を見た.マジか.

⑤ VoiceTra

音声入力の翻訳アプリ.
もちろん日本語←→中国語対応.
少し試してみたけど,最近の翻訳アプリの精度はホンマにすばらしい.
身近に中国語話者がいないので,正しいのかどうかはわからんけど.
もちろん,現地ではこのようなデバイスを使わずコミュニーケーションをとりたいところだが,声調言語はハードルが高すぎる.緊急時には必須やろなぁ.

これらの他,航空券(eチケット)入国カード宿の予約票も全部スマホの中.

こうしてみると日常生活だけでなく,旅行においてもスマホへの依存度がエグイ.
前回の『ふてほど』でもネタにされてたけど,正に「スマホを落としただけなのに」パニックになりかねん.

昔はなぁ,こんな機械がなくても問題なく...いや問題おおありでもなんと旅は続けられたけどなぁ.
まっ,使えるものは使って,より旅を楽しめるのなら,それでいいのだ.

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忘れ物&防犯のために~紛失防止タグを導入

2024/3/14 Thu

アレとは違うのだよ

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高級ロードバイクやビンテージのオートバイはよく盗まれる.
最近では欧米で大人気の「軽トラ」も被害に遭うそうな.

「まさか盗まれるものだとは…」“価格高騰”“盗難増加”世界でブームの『軽トラ』

そう言えば,30年ほど前,大阪の自宅前に駐車していた『HONDA VFR400Z』を盗まれけたことがある.

後輪に巻いてあったワイヤーロックを工具で切断.
キーシリンダーにドライバーをつっこみ,ハンドルロックの解除を試みたようだが失敗.
前輪を持ち上げたか,スケボーに乗せて運んだのかどうかしらんが,自宅から100mほど離れた場所に放置してあった.途中であきらめたようだ.

手元に戻ってきたものの修理代が痛かった.
都会ならいざ知らず,旭川はなかなか聞かない話だ(運がいいだけかも)

ロードバイクに関しては年に数回,SNSにて「知り合いのロードが盗まれました.拡散お願いします」的な投稿が散見される.
また,ホイールやサドルなどのパーツだけを盗まれることもある.
「整備性の良さ=カスタムのしやすさ=盗みやすい」の図式が成り立つ.
それに昨今はフリマアプリによって個人が売りさばくことも容易になってしまった.

つーことで,不心得者はどこにでもいるので盗難予防は絶対だ.

Kazchariはほぼソロライド.
誰も見張ってくれないので,休憩時には小型のワイヤーロックで金属製の手すりにくくりつけている.

自転車 ロードバイク スキー スノーボード スポーツ用 ワイヤーロック ダイヤル式 巻き取りタイプ グリーン 緑

コンビニでの5分に満たない買い物時間は元より,カフェでもロックした上で,できるだけ窓からチャリが見える位置に座るようにしている.

いかんせん頼りないロックなので,“絶対盗むマンのガチ工具”には無力だが,少なくとも出来心による悪意は予防できるだろう.

そして今回プラスαとして,いわゆる紛失防止タグを導入することにした.

この分野で代表的な商品と言えばAppleの「AirTag」

Apple AirTag

誰の思いつきか知らんが,Tag付近にある他人のiPhoneを(勝手に)次々に経由して,最終的に自分のiPhoneに場所が通知されるという面白い仕組み.天才かよ.

ただし,悪党にもその場で「AirTag」を探知されて抜き取られる可能性もある.
それを防ぐために,わざわざダミーと2個態勢にしている人もいるとかいないとか.
大変やな.

AirTagはロードバイクの盗難対策になるのか? - AlterLockとAirTagの違い

で,上記の記事は「AlterLock」へ誘導するわけだが,月額¥396(年額¥3,960)の有料サービス.それほど高くないとは言え,ここはできるだけ費用を抑えたいところ.
ちなみに「AirTag」は一つ¥4,779である.

そこで折衷案として,今回購入したのがこいつ.

Anker Eufy (ユーフィ) Security SmartTrack Link(紛失防止トラッカー)【なくしものが、無くなる / 紛失防止タグ / 探し物 / Appleの「探す」に対応 (iOS端末のみ) / スマホが見つかる / 置き忘れ防止 / スマホ鳴らす】

「AirTag」とほぼ同等の機能だが,なんつっても安い!
で,メジャーでないので,専用アプリを入れていない悪党のiPhoneでは探知できない...わけではないようだ.探知の仕組みは同じ.

比較記事も見つけた.

【紛失防止 比較】アップル純正のAirTagと安価なEufy Security SmartTrack、お勧めはどっち?

「正確な位置がわからない」というデメリットはあるものの,どう考えても「Eufy」の方が良い.一番気に入っているのは...穴(ストラップホール)があるところだ.

タグタイプとカードタイプがあるが,もちろんタグ型一択.
カードは電池交換ができない ⇒ 使い切りなのだ.

で,先日のAmazonセール時に2個購入.
届いたのでセッティング.

例によって簡単な説明書が付属している.
専用アプリをインストール中,「当人に知らせずにカバンなどに入れて追跡行為を行うのは犯罪です」みたいなメッセージが表示されて爆笑.浮気調査?

まずは本体の絶縁テープを引き抜く.
指示通り,接続のために本体のボタンを2秒押し,ビープ音が鳴るのを待つが...

鳴らない.

おいおい,いきなり不具合か?
電池切れを疑い,ケースをこじあけて中身を確認.
コイン電池(CR2032)を取り出して電圧チェック.
特に問題はない.

東芝(TOSHIBA)コイン形リチウム電池 CR2032 5個 (同等品 DL2032 ECR2032)誤飲対策パッケージ CR2032 5P(Z)

おや? よく見ると電池の裏表,つまりプラスマイナス面が逆やん!
いろいろ文字が書かれている面が見えるようにはめなおす.
おいおいAnkerさんよぉ,ちゃんと検品してくれよぉ...(スゴイ確率かも)

つーことで正しく装着すると無事ピープ音.
iPhoneとBlutooth接続「探す」アプリと無事連携できた.

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そやけど,もしロードが盗まれて移動中であることを発見,悪党を追いかけたところで何ができるだろう?
昨今はヤバいやつらも多い.
警察に連絡?
できれば有効になってほしくないガジェットの1つやな.

ちなみに台湾にも持参予定.
日本並みに治安は良いらしいけど,念のために.

後あれやね,飛行機に自分の荷物がちゃんと積まれたのかどうかの確認もできる.
ロストバゲッジにあって「地球の裏側で発見!」もそれはそれで楽しい...かも?

REC MOUNT PLUSの『Ride On Bag』を購入~少し複雑な気分

2024/3/8 Fri

物欲爆発パート2

iPhone15 Pro

人間は不安になると生存欲や物欲が増すという.
ゆえに,マスゴミは不安を煽る報道をよくする説 ⇒ スポンサーの商品が売れる.

そんなわけで,Kazchariも久々の海外旅が(実は)不安なのか,「iPhone15」「Garmin INSTINCT X2」と高額商品を連続購入.後悔はしていないが,これはマズい状況.

iPhone15 Proに機種変~いろいろと驚いた

『Garmin INSTINCT 2X』を導入~変化と後悔と

残念ながらこの物欲は制御できず,先日のAmazonポイントアップセールでとうとう,ついに,衝動にかられて,“アレ”も購入してしまった.

iPhone15 Pro

「REC MOUNT PLUS」『Ride On Bag』
樹脂製のフタがついたチャリ・フロントバッグである.
まず容量が大きくしっかりとした作り.
それに,フタにサイコンを取り付けることが可能なので,ハンドル周りのスペースを気にせずに済む.

あれ,他にどこかで見たような...と思ったそこのあなた,正解です.
数年前から「RouteWerks」という海外メーカーが製造・販売しているモノと“そっくり”

ROUTE WERKS ルートワークス

この「RouteWerks」のハンドルバーバッグ,発売以来ゆる旅勢やブルベ勢から大好評.
デザインや使い勝手の良さは確かに素晴らしい.
究極のフロントバッグと言っても過言ではない.
現在でも公式サイトやAmazonをはじめとする国内ECでも販売中.

[ルートワークス(Route Werks)] ハンドルバーバッグ ルートワークス(Route Werks)

ただし,唯一の欠点はその価格.
本体だけで¥30,000越え(通常価格).
さらにマウントやらなんやらを追加購入していくと,とんでもない価格になる.

各種レビュー記事や動画を見て興味を持ち,商品検索するも価格で断念するチャリダーのなんと多かったことか.

Kazchariも発表直後(クラファンだっけ?)に購入を検討した一人.
その頃は今ほど円安でもなく,もう少し安かったように記憶している.
それでもゆうに2万円は超えていた.
で,結局見送り.

その後は円安が進み,公式,国内通販ともさらに価格上昇.
さすがにたかだかフロントバッグにその値段は出せぬ.

そんな中,サイコンステー&マウントをメイン商品としている国内メーカー「REC MOUNT PLUS」が同じコンセプトの商品の販売を予定しているという噂が入ってきた.

Ride On Bag / REC MOUNT PLUS

写真を見る限り,見た目はほぼ同じ.
つーか,特許とかどうなってんの,この業界?

で,その商品『Ride On Bag』が正式販売され,先日,たまたま「RouteWerks」製品との比較記事を見つけてしまった.

レックマウントプラス ライドオンバッグは、ROUTE WERKSにどこまで迫った?雑に徹底比較!

記事によると,“同じ”と言って差し支えないそうな.
ただ『Ride on Bag』の方が,パーツ取り付け用のハードポイントが豊富.
「うちのオプションパーツを買ってカスタマイズしてね」という意志がビシバシ伝わる.

そして,一番気になるのはやはり価格.
『Ride On Bag』の方が¥10,000ほど安く,公式では¥21,780で販売している(3/8現在).
どういう関係なのかよくわからないのだが,Amazonに出品しているお店は定価で¥32,780だが,3月中は¥10,000offのクーポン利用可だった.これまたどうなってんの?

で,公式の割引に気づかず,またポイントやらなんやらのためにAmazonで購入.予定日より早く到着した.

[レックマウントプラス] ライド オン バッグ (ブラック)+ハンドルバー専用ベースマウント【R+Bag-BK-DM35】「Ride On Bag とベースマウント(R+B-DM35)のセット品」

商品の外箱にプチプチを巻いただけのワイルド配送.
まぁ,壊れ物ではないのでOK.

iPhone15 Pro

一緒に購入したサイドバーが見当たらなかったが,しっかり商品のバッグの中に放り込まれていた.つまり新品なのに開封済み.まぁええけど.

[レックマウントプラス] ライド オン バッグ サイドアクセサリーベース用 汎用バー【R+B-Bar318】

パーツを全部出して撮影.

iPhone15 Pro

思ったよりもコンパクト.
けど,重い.
中身を詰めるとハンドリングに影響でそう.
荒れたグラベルとか大丈夫?

フタの裏側に小物入れがある.
大きくてやたらスペースを取る.いらんなこれ.

iPhone15 Pro

ガーミンマウント同梱はともかく,専用ケース用ではあるがスマホ装着マウントまで付属しているのがうれしい.もちろんこいつもフタに装着できる.

iPhone15 Pro

チャリ本体との接続マウントも金属製で精度の高い作り.
全体的に満足度は高い.

よくよく説明書を読んでみると「カーボンハンドルやステムへの取り付けは推奨しない」とある.
一点集中で圧がかかると割れる可能性があるためだろう.
ただし,カーボンフレームへのサイドスタンドなど,そんなこたぁ一切気にしない人もいる.そんなにヤワなのか?

さて,通常であれば,早速取り付けテストをしたいところだが肝心のチャリがない.
そう,このバッグのデビュー(レビュー)戦は環島こと台湾一周.

一周出発前に現地のショップにて,借りるチャリに取り付ける予定.
ハンドル径が不明など,いささか不安もあるが,SURLYのクロモリバイクなので,まぁ,規格から大きく外れてはいないでしょう.

https://mathewbike.com/touring-bike-rental/

それより問題は帰国後の使い道やな.

メーカーの推薦通りカーボンハンドルを避けるとなると,ファットバイクかグラベルロードでの運用.
ただしこの2台は文字通り雪道やグラベルを走行することが多い.
つまり振動の多い道を走る.
昨年の『NISEKO GRAVEL』のような荒れたダウンヒルで使うのは少々勇気を爆発させる必要がある.

TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その3)~PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023編

一番適した使用方法はキャンプ旅などのバックパッキングではないだろうか.
基本舗装路をのんびり走る.
ミニベロなんかでも似合いそう.

ハンドルではなく,ステムのネジを介して取り付けるマウントも別売りで存在する.

[レックマウントプラス] ライド オン バッグ ステムボルト専用ベースマウント(M5)【R+B-BOLT】

これならカーボンハンドルのDOMANEでもいけるか?
ブルベに最適?

いかんいかん.またしても妄想が.
今年は新年から浪費しすぎだ.
節約モードに...戻らねば.

なんだかんだでレックマウント製品を結構買っているKazchari,今回もまんまと乗せられてしまった.

iPhone15 Pro

さて,環島での活躍に期待する.
サイコン,スマホ,ライトなど機材レイアウトに関しては一考やな.

進化していく自撮り棒?

2024/3/2 Sat

撮影機材どうする?

OLYMPUS TG-5

そうこうしているうちに近づいてきた久々の海外旅行.
あー,まだロクな準備してねーや.

自前ではなく,レンタルチャリを手配したおかげで,逆に携行品を増やすことができそう.
なんつってもパニアバッグ付きなのが助かる.

MathewBike

2年前の『オホーツク1300』では軽量化のため,着替えを一切持たなかったので毎晩洗濯.
ホテルにチェックイン後,ジャージを洗濯機もしくは付け置き洗いした後は浴衣+フル〇ン
基本的に室内で過ごしていたので無問題.
ただし,これは国内旅かつ全ホテル予約済みだったのでできた技.

初日と最終日を除き,行き当たりばったりな今度の旅では何があるかわからない.せっかくの海外である.宿に入った後も観光したいしな.

ジャージや街歩き服を2~3日分用意すれば,毎日宿に着いてからの洗濯にこだわらなくてもよくなる.
実はKazchariは結構きれい好きで,若き日のインドや東南アジア放浪の日々でも毎日洗濯していた(自慢する話なのか?)

とりあえず衣類用圧縮袋は購入済み.

【Amazon.co.jp限定】 ラッキーシップ(Lucky-ship) 衣類圧縮袋 M・L 透明 各5枚 10枚組 (Bon Voyage Go Goセット)日本製

こんな感じで荷物に余裕ができたので,他の装備も充実させたくなってきた.
となればやはり撮影機材?

当初はスマホ(iPhone15 Pro)一台で済ませるつもりだったが,例えば豪雨の中や,万が一の水中撮影に備えて「OLYMPUS TG-5」の持参も考えてしまう.

OM SYSTEM/オリンパス Tough TG-7

で,さらにはボケボケの“ゲージュツ”写真も...となるとミラーレス一眼の出番.さらには動画撮影で「Insta360」も...とキリがない.

Insta360 X3 自撮り棒キット

YouTuberではないのだ.せいぜいスマホ+1台やな.

そして,以前に比べるとクラウドが進化したおかげで(物理)データの保存を気にしなくてもよくなった.
KazchariはAmazon Photosを使っているけど,海外からのアクセス可能だっけ?
確かPrime Videoは海外では版権の都合上,観れなかったはず.

いずれにせよ三脚にもなる自撮り棒は必携だろう.
自分が写っていない旅写真は寂しい.
安くて軽いからと以前から使っているのがこの手のタイプ(同じ製品ではない).

自撮り棒

付属のちゃちいリモコンはすぐに壊れたので別に買った.

エレコム P-SRBBK Bluetooth自撮りリモコン スマートフォン対応 ブラック

さて,このタイプの自撮り棒はスマホを上下フックのネジで挟み込むタイプなので,着けはずしが少々面倒.
ここはMagSafeの出番.

KazchariのスマホもiPhone15になった.
MagSafe利用第一弾は充電ではく車載用.

iPhone15 Pro

マグネットの面積が増えたことで吸着力がアップ.
この時期のデコボコ路面でも不安感がなくなった.

自撮り棒用のMagSafe製品を探す.
今回購入したのがこいつ.

Ulanzi スマホホルダー三脚 MagSafe対応

ちょっと商品イラストの超電磁合体風味が気になるが(バランスも変),試しに買ってみた.

iPhone15 Pro

上部にはライトも装着できるようだ.
VLOG用かな.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

折りたたむと想像以上にコンパクト.
残念ながら重量はかなり増えた.
単体で300gもある.

機能的にはさすがMagSafeである.装着は超簡単.くっつけるだけ.

OLYMPUS TG-5

ただし,トップヘビーとなったため,ポールを延ばすとたわみもスゴイ.
三脚モードでの安定感も低下.
強風時はヤバイかも.

うーん,やっぱり念のために「TG-5」も必要かな.
行く前にテストしよう.

それにしても...近頃,写欲はともかく動画欲はほとんどなくなった.

昔はイベントやレース時にアクションカメラを積んでたけど,今は...
編集が面倒だし,実際,後で見返すことってあまりないしな.
結局は切り抜き用途.
GoProとinsta360,いよいよ手放す時がきたかも.

元々”一瞬を切り取る”静止画の方が好みではある.
普段は手軽にiPhoneで撮っているけど,たまーに明るい単焦点レンズをつけたミラーレスを使うと,やはりいいなと思う.

一番のお気に入りは「OLYMPUS E-M1X」に何を撮っても“ゲージュツ”になる「M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8」の組み合わせだ.

OM SYSTEM/オリンパスOLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8

チャリ旅だとさすがに無理か.デカ杉.

高額海外自転車ツアー~どんな人が行くんやろ?

2024/2/1 Thu

思い出と節約と

人生最初の海外旅行はケニア-インド-ネパールの旅.
ツアー参加ではなく,完全に個人旅行.
いわゆる格安航空チケットをHISから買っただけ.

1990年の話なので,ぼんやりとした記憶しか残っていないが,伊丹-ボンベイ-ナイロビのエア・インディア往復チケットで25万くらいしたと思う.

これに加えて3週間分の宿やら食事代,それにケニアでのキャンプサファリツアー参加代を加えると総計で32万くらいといったところか.

大学の卒業旅行だったが,その割にはけっこう金持ってたな,当時は.

時は流れ,会社をやめて出かけた無期限・東南アジアバックパッカーの旅
80万円分のT/Cを腹巻に隠して出発.
その10ヶ月後に睡眠薬強盗に遭い,パスポートと40万ほどのT/Cを盗まれて旅が強制終了した.とほほほ.これぞ盗難アジア.

専門学校を経て,まっとうな社会人のふりをしていた頃は海外旅行に行かず,もっぱらオートバイによる国内キャンプ旅.

その後,2年間ほどジャマイカに滞在.
帰国直後,ヨメさんと地球一周の旅にでかける.
確か3大陸プラン(北米・南米・ヨーロッパ)で一人37万ほどのチケットを購入.
当時は文字通りの分厚い紙のチケット.一路線使用したら一枚ずつちぎっていくのが味わい深い.
80日間ほどの旅で,2人で総額200万ほどかかったかも.
アラスカフィンランドのせいだ.

北海道に引っ越して再就職後は,GWや9月の連続休暇でダイビングツアーに参加することが増えた.
「南の島で潜る」という目的がはっきりしているなら,個人で手配するより安いし効率的.
10日間ほどのツアーで10~15DV付で,毎年35万ぐらい払っていたか.
最後に潜ったのはインドネシアのラジャ・アンパット.
2019年12月のことである.

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(1)

ダイバーなら誰もが一度は憧れる地の一つ.
普通にツアーに申し込めば(当時で)60万近かったように思う.
ただ,この年はツアー説明会参加特典のじゃんけん大会で見事勝利し,クルーズ船半額チケットをゲット.そのおかげで総額40万台に収まった(それでも高けーわ).

上には上があって,ハイエンドの「ココ島」(コスタリカ)や「ガラパゴス島」(ガラパゴス)になると,100万越え.
もはや庶民が出せる額ではない.

以前,クルーズ船でご一緒した,とあるマダムは「ガラパゴスは3回行った」とおっしゃられていた.どこの大富豪

まぁ,この人ほど極端でなくても,ダイビングツアーに参加されているメンバーはお金持ち(=医師,看護師,社長業,大企業の役職)が多かったなぁ.

ついでに言うと年配者も.
あるクルーズ船では40代後半だったKazchariが一番年下だったこともあった.

ダイビングツアー以外で印象的だったのが,先日の記事でも少し触れた「ボルネオ島縦断ツーリング」

バイクでボルネオ島縦断ツーリング

成田からの往復チケット,レンタルバイク,全ての宿・食事代がついて驚きの23万円
途中で合流した旅行会社の社長さん曰く,「今回はモニターツアーなので」とおっしゃっていたが,絶対赤字でしょ,これ?
当時も今も格安.
もし,今この値段であの内容のツアーであれば,また行くね.
まぁ,このダンピングのせいかどうかが知らんけど,会社はつぶれてしまったわけだが.

同行していた「ダヤン」で有名な池田さんがエッセイを出しておられます.

話を戻す.
新コロのせいで中断していた海外旅.
この度,ようやく復活!

さらにチャリ沼に沈み込んだKazchari.
となれば「次の海外旅行はチャリで」という選択肢が浮上して来てもなんの不思議もない(後付け).

まずは,チャリで海外と言えば,まず思いつくのがグランツールの舞台,ヨーロッパだっ!
ツアーなら専門の旅行社がある.

フェロートラベル

えー,はい.
わかりますが,驚きの値段.
目玉のツール・ド・フランス観戦ツアーだと...

ツール・ド・フランス2024観戦&サイクリングツアー

特に燃料サーチャージがとんでもない.
ハイエンドロードが一台買える(そこ?)

レース見学抜きのライドツアーだけでも...おっ,おぅな価格.

ドロミテサイクル・ハイライト10日間

実は数年前にこの会社のツアー説明会に参加したことがある.
一人参加だとシングル部屋代がかかるのが残念だった(諦めた).

ヨーロッパ関連だとやはりPBPが気になる.
2023年大会だと,ツアー47万,個人手配で53万という情報がある.
やはり燃料サーチャージ代がエグイが,ツアーと個人に思ってた以上に差はない.
むしろ手間暇はおさえ,走りに集中したいのならツアーの方がコスパはよいように思われる.

とまぁ,こんな感じで検索していると面白い代理店を見つけた.

風の旅行社

うおお,ツアーで組まれているエリアが実に好みだ.
で,この会社が現在プッシュ中なのが,アマゾンしかもマチュピチュを含むサイクリングだ.

8/30(金) 南米・ペルー -アンデスからアマゾンへサイクリング11日間-

これは素晴らしい.
南米の上半分は老後の楽しみにとってあるのだ(ハードすぎやしませんかね?).

で,肝心の料金は...絶望の120万円

もはやツール観戦を越え,ガラパゴスダイビングと同等だとは...

いくらリスクの高い南米とは言え高すぎでは?
あぁ,そうか,完全武装のボディガード付きか.

マチュピチュと言えば,今こんな話題が...

世界遺産・マチュピチュ入場券をめぐり 地元業者が抗議デモ 観光客にも影響広がる

さすがの不安定さ.
そのうちエアーズロックのように登頂禁止になったりして.

てな感じで,海外の自転車ツアーをざっくりと調べてみた.
想像以上に費用がかかる(ようになった).
それでも企画が立ち上げられ,催行人数が埋まることを考えると,こうした大名ツアーにポンとお金を出せる層もまだまだいるということか.

ちなみにKazchariの「環島」は総額20万ほどと考えている.
うち,航空運賃ですでに半分は使っているけど.

まぁ,ケチり過ぎて観るべきものを観なかった,すべきことをしなかったと後悔するは嫌なので,そのあたりの審美眼,直観への信頼が重要やけどな.

まっ,一生に一度の思い出のつもりで楽しみましょう.

旅,特に海外旅行ほど最高の娯楽は存在しないのだから.

ファットなメンテとネパールカリーライド

2024/1/27 Sat

あの頃.

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:-4 ℃,湿度:81%,体感温度:-5 ℃,風速:4.0 km/時,風向:NW

土曜日である.
午前中に時間ができた+吹雪なし.
これは出かけねば.

とりあえずの目的地は「ヨシリン」さん.
昨年のクリスマスに訪れたところ,見事に年末休業.
今回はそのリベンジも兼ねる.

ファットな自転車屋巡りとクラッシュライド

オーバーホール後,通勤で毎日使用,山登ったりレースに出たりと酷使したファットくんの点検もお願いしたい.

まずは駅前方面へ.

OLYMPUS TG-5

旭川の歩道は広いため,歩行者と自転車共用可が多い.
ただし冬はやっかい.
除雪は入っているものの,幅が狭くなるため歩行者を追い抜くことは難しい.
もっとも,この時期に外を歩いている人はほとんどいないけど.

OLYMPUS TG-5

スムーズに駅前まで移動.
長らく地元住民のKazchariだが,鉄道の利用は数えるほど.
札幌に行くにしても高速バスが安くて便利.

で,そのまま旭町方面へ.
今回は無事営業中.

OLYMPUS TG-5

駆動系を中心に点検してもらう.
特に問題なし.
さすがスペシャのファットだ.なんともないぜ!

台湾旅行経験者のお客さんから「(Kazchariに)あげてください」と店長さんに託されていた,仏式⇒米式バルブアダプターをいただく.
旅行中,あちこちでポンプは借りることはできるが,仏式対応のモノはめったに存在しないらしい.ありがたい.

そうそう,先日「環島」のチャリを持参からレンタルに変更する旨の記事を書いた.

ここにきて「環島」プランに大変更!?

早速,先方のMathewBikeさんから連絡あり,無事希望の「Surly Touring Bike」が予約できた.

https://mathewbike.com/touring-bike-rental/

デポジットは1,050台湾ドル(約¥5,000).
PayPalで支払った.事前にマイナンバー登録してて助かった.

後は借りれる用品の確認と持参するギアの選定やな.
チャリという大荷物がなくなるだけで,ぐっと気楽な旅になった.

家族連れのお客さんがやってきたので退散.
旭川新橋から冬まつりに向けて製作中の雪像が見える.
そういや何年か前,「アニキ」こと水木一郎が歌ってたなぁ...合掌.

OLYMPUS TG-5

地味に面白い旭川の市内探索.
クルマでは見逃してしまうような路地裏に様々なオブジェを見つける.

OLYMPUS TG-5

それに,なんと言っても積雪によるどこもかしこもグラベル化が街中ライドの醍醐味よ.
Go&Stopの繰り返しで距離以上に脚を使う.
それにわだち,雪だまり,穴,アイスバーンなどのトラップ多数.油断するとこける.

OLYMPUS TG-5

12時を過ぎた.
腹が減った.
「かつやは飽きたしなぁ...」と言いつつも,やはりコスパ最強の「かつや」方面にハンドルを向けてしまう悲しい性.

旭川東光地区.
かつて沖縄料理店があった場所が,いつの間にかネパールカリー屋になっていた.

隣接するラーメン屋とどちらにするか,しばし熟考.
ランチメニューが意外に安かったカリー屋チョリチョリにする.これが大正解だった.

OLYMPUS TG-5

店に入ると「ナマステ~」の元気な声.
てっきり色黒の顔の濃い人かと思いきや,メガネをかけたモンゴロイドなご主人.

「あぁ,チベット系の人かなぁ.日本語うまいっつーか,自然やなぁ」と勝手な思い込み.
後でわかったけど,ご主人は純な旭川出身の日本人でした.

iPhone11 Pro

本格的な店内の装飾,さりげなく置いてある書籍(旅行人ノート)からして,ひょっとして只者ではない人かも...と思い,他にお客さんがいなかったので「ひょっとして元バックパッカーですか?」と質問.

やはりそうでした.
あまりにも経歴が多様だったので,全てを正確に思い出すことは無理だが,アフリカに5年ほど住んでいたそうな.
ソマリア,イラク,アフガン,ブラジルのファベーラなど,かなりアレな地域にも滞在.
街の地図作成を趣味(?)にされており「旅行人」にもページを持っておられた.

他に日本のボランティア団体のアテンドやら,東京で芸能事務所を開いていたとか,いやはや凄まじい経歴である.
で,今はシェルパ族の奥さんと結婚し,この店を開いたとのこと.

旅話の内容が,Kazchariの知識や経験とかぶるところが多かったので,失礼を承知で年齢を尋ねたところ,やはりというかなんというか...同い年でした.
まぁ「遊星通信」とか「ジュライ」「楽宮」「北京飯店」の話が通じる同志はめったにいない.

iPhone11 Pro

パッカー旅のあるあるで盛り上がっていたところ,注文した「豆カレー」「チキンカレー」とナンのセット(Cセット)が到着.
これにサラダとドリンク(チャリ),デザートのアイスクリームがついて¥1,270はかなりリーズナブル.
ちなみに(巨大な)ナンはおかわり無料だ.もちろん美味し.

iPhone11 Pro

旅の話の他,Kazchariのファットバイクに興味津々.
値段やら走る場所など色々とレクチャー.
冬チャリ最高! ようこそ〇ンタイの世界へ.ダヒャダヒャ.

iPhone11 Pro

さほどクセもなく,辛さも選べるので子供連れでもなんとかなりそう.
今度,うちの子らも連れてこよう.

で,ツインハープ橋を渡れば,家まですぐである.

OLYMPUS TG-5

帰宅後はさっとシャワー.
街中ライドとはいえ,汗はかく.

本日はハスラーのメンテナンス日.
ディーラーに行かねばならん.

うちのハスラーも10年目.
ディーラーに行くたびに「そろそろ新車どうですか?」と勧められる.

うーん,秋に発売されるらしい新型の「スペーシア・ギア」が気にならないことはないことはない.

スズキ 新型「スペーシアギア」フルモデルチェンジ 2024年10月発売

そやけど基本価格が...
ぐぬぬ.DOGMAと同じ価格帯か...(おい)

おっと,その前に「クランカー」さんへDOMANEを輸送.
そう,今度はこいつのオーバーホールである.

DOMANEの今期オーバーホール完了!

誰や,チャリは金かからんって言うたんわ!
台湾には連れていけなくなったけど,DOMANEには今年もブルベで活躍してもらう予定だ.
現在61000km越え.まだまだぁ!

OLYMPUS TG-5

レンタルバイク&チャリの思い出

2024/1/25 Thu

使わない理由がない

3月の「環島」.
自前のチャリであるDOMANE持参(飛行機輪行)のハードルが相当高いことが判明.
ならば「いっそレンタルで」案が浮上してきた.

ここにきて「環島」プランに大変更!?

調べてみると,これがまた思っていた以上に手軽,かつ至れり尽くせりであることが判明.
「自分のチャリで走る」というこだわりを除けば,使わない理由が見つからない.

で,悩んだ末にとりあえずMathewBikeさんに問い合わせてみることにした.

公式サイトの予約申し込みフォームに名前や国籍,電話番号,身長と体重,レンタル日数などを記入.
「環島」向けに「15daysパック」なるものも存在する.

「島一周におすすめ」されていたSURLYのクロモリがやたらにかっこよかったので,とりあえず希望してみた.
ちなみに15days:7000台湾ドル(約¥35,000)と,他のチャリに比べるとレンタル料やや高め.

https://mathewbike.com/touring-bike-rental/

驚くべきことに,この料金にはヘルメットやパニアバッグ,携帯工具,パンク修理キットなどの備品も含まれている.
極端な話,手ぶらで行っても大丈夫なレベル.

面白いことに「ペダルをどうするか」との項目がある.
SPDもしくはSPD-SLを選ぶと追加料金が発生.

もちろん,Kazchariはマイペダル(SPD)を持参予定.
他にサドルも自前のつもり.ケツ痛防止のため.

この店を利用した日本人旅行者のブログによると,レンタルにするメリットは手軽さ以外にもあるらしい.

それは以下の通り.

リアにデカいパニアを付けて走っていると「環島中」なのが一目でわかり,道行く人々に色々と親切にされるそうな.
まるで,四国のお遍路やな.
さらに旗やら表示で「日本人」を主張しておくと,おもてなし度がさらにアップとか.マジか.

逆にサドルバッグ1個など,荷物を極力減らしたスマートすぎる装備だと,日帰りの現地チャリダーとみなされ,様々な恩恵を受けにくいそうな.

なるほど.これは素晴らしい利点だ.
こりゃレンタルで決定やな.

何だか承認欲求オバケのようだが,旅の成否は現地の人との交流次第.
つーことで現在,さきほどのSURLYが借りれるかどうかの返事待ち.

さて,Kazchariはこれまでの旅先でも何度かレンタバイク,レンタチャリしてきた.
その時の思い出を少し紹介.

【タイ】(1993年)

初の海外でのツーリング.
確か北部のメーサイにて,YAMAHAのモーターサイクルを借りた.
デポジットとして預けたパスポートを無造作に机に引き出しに入れるもんやから,ビビった.

1993年1月撮影

問題はその後.
当時はヘルメットの着用義務がなかったので,ノーヘルでミャンマーとの国境エリアを走り回った.ヤバイヤバイ.

1993年1月撮影 リアル強風オールバック

ここでタヒんでてもおかしくない.

【カンボジア】(1993年)

アンコールワット&トム見学時にレンタル・カブを利用.
1日5USドルだった.
この時の顛末は以下の記事に.

旅の回顧録~1993年のカンボジア(6)

ここでタヒんでてもおかしくない.

プノンペン滞在中は1日1USドルのレンタサイクルでうろちょろ.
いわゆる「キリングフィールド」までサイクリング.
ひたすらのどかな田舎道.
かの有名な「70ストリート」も見物.
ゾンビのごとき群れに追いかけられてガチこぎで逃げた.

ここでタヒんでてもおかしくない.

【ヴェトナム】(1993年)

中部の都市,ダナンだったかな.
遺跡巡りのためにカブを借りた.
とある村で停車中,前カゴから荷物をパクられてびびったぁ.
すぐに犯人を見つけて,怒鳴ったら返してきた.

ここでタヒんでてもおかしくない.

【ミャンマー】(1994年)

広大なパガン遺跡見学のためにチャリを借りた.

1994年3月撮影

個人的にはアンコールより気に入った.
塔の上から見る夕陽がとんでもなく美しかった.
この時の旅はミャンマー人の親切に泣かされどおしだった.

【ジャマイカ】(2002年)

青年海外協力隊員として滞在中,現地事務所からMTBをレンタル.
買い物にツーリングにと大活躍.
運動不足の解消にもなったな.

2002年撮影

走行中はジャマイカのク〇ガキどもに「Hey!Mr.チンチョンチャン!」という,罵声というか,からかいの言葉を吐き捨てられるのがデフォルト(中国人と思われている).

【イスラムヘーレス】(2004年)

ヨメさんとの地球一周旅行中に立ち寄ったメキシコの離島でレンタルスクーター.

2004年7月撮影

やたら細長い島で端から端への縦断が楽しかった.

【イースター島】(2004年)

小学生からの夢であったイースター島訪問.
当初は名著『バックパッカーパラダイス』に感化されてレンタルバイクを考えていたが,あまりの寒さと道路状況の悪さに挫折.
たまたま知り合った日本人旅行者と3人でレンタカー(SUZUKI エスクード)をシェア.

2004年7月撮影

当時は完璧にペーパードライバーだったため,そのMさんに運転を一任.
助かりました.
海外でクルマを借りたのはこの一度だけ.

【ボルネオ島縦断】(2009年)

今は無きボルネオ専門旅行社のモニターツアーに参加.
マレーシアのコタキナバルを出発.ブルネイを経由してクチンへ.
そこから国境を越えてインドネシアのポンティアナクまで150ccのオフ車で激走!

2009年9月撮影

10日間で2000km近い壮大な旅...って,誰も知らんがなそんな場所.

会社はなくなったが,なぜかサイトは残っている.

ボルネオ島縦断ツーリング

【スリランカ】(2011年)

モルディブからの帰りにトランジット.
スクーターを借りて,ニゴンボから中心のキャンディまで往復300km近いツーリング.
山間のワインディングなど,なかなかエキサイティング.

2011年9月撮影

途中警官に停められて難くせつけられたが,「ごちゃごちゃ抜かすんやったら日本大使館に連絡するで!」と“関西弁風英語”でブチ切れたら退散.こういう時は強し.

ここでタヒんでてもおかしくない(久しぶり).

【カオラック-タイ】(2016年)

ダイビングツアー終了後,窒素抜きの空き時間.
スクーターを借りて軽くツーリング.
暑い.

2016年4月撮影

【西表島】(2018年)

久々の国内旅.
ボロボロサビサビのレンタル(ママ)チャリ.

2018年9月撮影

道路が開通しておらず,いまだに島一周できない.
あちこちに「イリオモテヤマネコ死亡事故地点」の看板が立っているのが悲しかった.

【波照間島】(2018年)

フェリーの欠航率が異常で,訪問難易度が高すぎる憧れの島.
ダイビングの予約が取れなかったので,チャリで島内散歩.
トウキビ畑を抜け,砂浜まで行きシュノーケリング.
噂にたがわぬ美しい島だった.

2018年9月撮影

しばらく空港が運休状態だったが,なんと!

沖縄2離島、住民悲願の15年ぶり空路 年間1億4千万の赤字が前提 負担する地元に大きな不安

とのこと.大丈夫か?

【石垣島】(2018年)

人生で一番楽しかったレンタルバイク.
それがこいつだ!

石垣島の電動レンタルバイク GO SHARE

電気スクーターである.
バッテリー交換方法が独特.
充電スタンドでコンセントをつっこむのではなく,2リットルのペットボトルより二回り大きいバッテリーユニットを丸ごと入れ替える方式なのだ.

これにより充電中というタイムラグは完全に消滅.

台湾メーカーが石垣島で実験的にはじめ,やがて本土進出も狙っている...という話だったが,その後の話は聞かないな.

で,その性能だがノーマルのスクーターよりなめらかな走行フィール.

だがしかし.
いわゆるハイパーモードなるものがあって,そのスイッチを入れると,ちょっとここでは書けない速度が出てしまうのだ.

見た目よりずっとパワフルで,日本中に充電パックステーション作れば結構普及しそうやけどな.
少なくとも電動キックボードよりはるかに安全.

2018年9月撮影

おっ,こうやってまとめると,結構旅先で借りまくってきたなぁ.
1日もしくは数時間のつきあいとは言え,みな思い出深い良いマシンでした.

モーターサイクルにせよチャリにせよ,レンタルだと大きな町も小さな町も自由に動ける.決まったルートを走るバスや列車にない場所に行けるのが楽しい.

「環島」も基本ルートはあるようだが,あえて寄り道してみるのも一興.
なぜか中心の山岳エリアの記録はほとんどない.
相当険しいのか,それこそ何の施設もなくてリスクが高すぎるのか?

旅の醍醐味は大都市や観光地以外に隠れているものだ.

ここにきて「環島」プランに大変更!?

2024/1/23 Tue

旅は計画中が一番楽しい...のか?

さて,目下脳内思考の大半を占める「環島」計画.
先日は初日と帰国前日の宿が決まったとブログに書いた.

「環島」の準備~宿とカードとeSIM

予約完了後,島を周っている間の荷物,具体的には「SCICON AERO CONFORT」という”デカブツ”を預かってもらえるか尋ねてみた.

ちなみにサイズは折りたたんだ状態で約「100×30×30cm」と,一般的なスーツケースよりは小さい(?).
台湾は自転車大国ゆえ,これまでも同様の相談を受け付けており,快く承諾していただけるかと思いきや,「大きすぎるので,保管スペースをチェックしてから返事します」とのこと.

もしかして断られるかも.
その場合の代替プランを考えてみた.

1)宿を変える

台北市内ではなく飛行機発着地の桃園空港近くにする.
“LCCあるある”で帰国便の出発時刻が早朝ゆえ,この方が便利と言えば便利.
ただし,その宿も預かってもらえるかどうかは不明.

2)ソフトバッグに変更

ハードケースではなく定番の「OS-500」に.

サイズは多少圧縮できるが,輸送中の保護力は低下.
実際,チャイナエアラインでは...

台湾自転車たびに重要なお知らせ 日本-台湾線の自転車持ち込みについて

とのこと.
Kazchariが使うTigerairはチャイナエアライン100%出資の子会社.
規定が同じ可能性もある.

以前,飛行機輪行についてTigerairに問い合わせたところ,「チャリ=スポーツ用品なのでサイズは不問」との返事.

ただし,「ハンドルはフレームと平行」「ペダルを外す」は指示された.
よくよく考えてみたら,SCICONってハンドルもペダルもそのままで梱包すんじゃね?
こりゃあらためてTigerairに再確認すべきやな.
どこが権限を持っているのかは知らんが,マイナーな旭川発着プランが吉と出るか凶と出るか.

3)輪行をあきらめてレンタルチャリ

この方法で「環島」している旅人は意外に多いようだ.
「どうしても自分の愛車で走りたい」というこだわりを捨てれば,この手段でほぼ全ての問題がクリアされる.

早速調査.
以下は新コロ前の2019年アップと,やや古い情報ながらも非常に役に立つ.

台湾一周のためにレンタル自転車を借りる方法:僕が借りたおすすめの店

...ちょ,待てよ.
ここで紹介されているMathewBikeさん!

チャリ自体のレンタル料金も安い上,ヘルメットからバッグからライトまで無料だと!
こ,このサービス,マジか!?
さきほどの「こだわり」とやらを一気に捨てさせる悪魔のプランだ.屈するに値する!

うーみゅ.
読めば読むほど「レンタルもありやな」と,ココロが傾きつつある.

デカブツSCICONは国内で,特にJALやANAであれば何の憂いもなく使えるようなので,次期ロングライド予定の「四国一周」まで置いときますか.

予断を許さぬ状況は続く.

「環島」の準備~宿とカードとeSIM

2024/1/20 Sat

出発まで2ヵ月を切りました.

昨年に思いつき,着々と準備してきた台湾一周こと「環島」計画.
その出発日が近づいてきた.

環島~台湾に行きたし

航空チケットは既に手配.
チャリのサドルバッグなど,装備を新調.

そろそろどういう日程で周るか,お金はどうするのか,そして現代文明にかかせないネット接続はどうするのかを検討する時期となった.

ツアーでもなければ,身軽なバックパッカー旅行でもない.
自前のチャリを持っていくので事前手配が必要なのだ.

今回は海外飛行機輪行ゆえ(初)シーコンを持参するつもり.

単体だけで10kg近い上に巨大.
とてもじゃないが持ち歩けない.
ライド中は空港かホテルで預かってもらう必要がある.

まぁ,これに関してはソフトバッグも同様やけど.

ゆえに台湾到着日と出発前夜は同じホテルにするのが良い.
台湾通の知り合いに紹介されたのがここ.

メイ ルームズ タイペイ メイン ステーション

台北駅近くの立地.
オーナーさんにもSNSで連絡をした.
日付が良かったのか,朝食付きドミトリーで¥3,300と格安(たぶん).

到着日は夕方なので地下鉄で移動できそうだが,台湾からの帰国便は早朝なのでタクシー手配要やな.
普通のタクシーって,シーコンサイズ運べるんやろか?

そういやドミトリーの海外宿って久しぶり.
その昔,パッカーしてた頃の第一選択はドミやったなぁ.
何しろ安かった.

思い出に残るのはボンベイ(ムンバイ)のサルベーションアーミー
確か一泊¥90ぐらいだったはず(35年前の話なのであいまい).
ただし,もれなくカラダに「かゆみ」「赤い斑点」がついてきます.

で,その翌日以降は行き当たりばったり.
飛び込みか「Booking.com」やらで検索.
ざっと確認したところ,大都市を除けばそれほど高くないようだ.

大雨が降ったら停滞したいしな.
昔は気に入った町でよく「沈没」したもんだ(タイのノーン・カイとか).

途中で出会うであろう,他の旅人からの情報も重要.
良いねぇ,そういうの.

お次はお金,つーか「カード」について.

これまたその昔は「トラベラーズ・チェック」なるものがあってだなぁ...って,もはや完全にオワコン.
1年単位の旅だと,日本円で80万円ぐらいの分厚い”ドル”T/Cを持ち歩いてた.
懐かしい.
現金よりレートが少し良いのと,万一紛失しても再発行してもらえる...というのがウリ.
ただし,実際に盗難に遭って再発行を申請した立場からすると...その手続きは超大変で超面倒くさい.

その後の旅ではクレカで現地ATMからのキャッシングが主流になった.
確かに便利であるがトラップも.
たまーに,機械にカードが吸い込まれたまま戻ってこないという事例を見聞きした.
恐ろしい.
日本ならともかく,まずどこに電話して,どのように説明して,さらにはいつ解決するのかわからん.

つーことで,万一に備え複数枚の携帯は必須だった.

こうしたATMやクレカの普及に伴ってT/Cの需要は低下.
日本では2014年に廃止になったらしい.

で,そのクレカだが3枚程度の持参プラス,あらたに旅行用にデビットカードを作ることにした.
手数料が安いのと,万が一無くした(吸い込まれた)場合のダメージの少なさを考慮.
色々調べてみると,デビットならこれが良さそう.

台湾旅行におすすめのクレジットカード3選!手数料や注意点も

早速,申し込んだ.
手数料¥1,200は仕方ないとして,結構本人確認作業が大変だった.
マイナンバー,便利なんか不便なんかよくわからん.

で,最後に現地でのネット接続のための「SIM」について.

もうこっち方面に関してはすっかり情弱.

元々は...空港についたらSIMカード販売店に行って,日数分のモノを購入.
例の針金でほじほじ.
元々入っているSIMを抜いて新しいのを挿し,店の人にスマホを渡してアクティベイトしてもらう...というイメージだった.

だがしかし.
時代は「eSIM」
もはや上記のような物理作業は不要.
アプリをダウンロードして,登録・入金すれば空港到着次第すぐにつながる.
未来や...

KazchariのiPhone11も,もちろん対応!(と最近知った)

trifa

また昔話になるが,ネットがない時代,情報収集は口コミ,もしくは宿に置いてあるノートが頼りだった.

おっと『地球の歩き方』を忘れていた.
バンコクのカオサンや国境付近の宿には,来た国,行く国の『歩き方』が一通りそろっていた.
「地球のダマし方」だの「迷い方」だのと悪口も言われてたが,仕方がない.
情報は生もの.紙の本では限界があるのだ.

昔の『歩き方』は小口や天がド派手な青色で,めちゃめちゃ目立っていた.
道端で読んでいるとすぐに日本人とばれ,インドあたりではカモ目当ての怪しいヤツらの標的となっていた.

通はむしろ『LONELY PLANET』を使ってたな.
英語の勉強にもなったし,読み物として単純に面白かった.

つーことで,頭の中は久々の”自由旅行”で一杯.

YouTubeには,チャリでの「環島」を含む台湾旅行動画が多数アップされている.
そこから情報を得るのもありやけど,見すぎると新鮮味がなくなりそうで怖い.
ほどほどにしないと.

先の話にはなるけど,これは気になる.

四国一周・台湾一周サイクリングを ダブル達成した方へ

さて,お次はフル装備での重量チェックやな.
LCCなのでサイズや重量オーバーにはうるさいはず.