水道水がそのまま飲める国

2024/6/30 Sun

こころも乾く

ロードバイクに乗るようになってから水分補給に敏感になった.

当初は「チャリで水? 汗かくしポカリ一択でしょ!」と,ボトルに粉末のポカリを溶かして持参していた.

大塚製薬 ポカリスエット パウダー 1L用粉末 10袋

するとどうなるのか?

スポーツドリンクのような甘ったるい飲み物は非常に飲みにくい.
しかも冷えてないとなおさら.

チャリのフレームが“ねちょねちょ”になる.
ついでにボトルの飲み口にカビが生える(洗い方の問題では?)

1/2に薄めることも試したが状況は変わらず.
結局「ボトルにはただの水.塩分はタブレットで」に落ち着く.

カバヤ 塩分チャージタブレッツ 81g×6入

さて,このボトル,ライドで持参するのは基本的に1本である.
出発時は家の水道水.
途中でなくなりそうになれば,公園にて給水.
たまにコンビニでミネラルウォーターを買うこともあるが,めったにない(ブルベ時は除く)

実は普段の生活でもボトルを持ち歩いている.
人前で声を出す仕事なので,こまめに喉をうるおさないと,すぐにしわがれ声になる.

寝る前にもベッドサイドに常備.
夜間目覚めた時はのどがカラカラ.
そして起き抜けの一杯.
手元にあると助かる.

これらももちろん水道水である.

北海道-旭川と言えど,水道水は...まぁ,おいしくはない.
お隣の東川町だと上水道がなく,雪解けの天然水なので味は保証付きらしいけど.

水の豊かな町

さて,今年3月,新コロ明けで久々に海外旅行した.

台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北

「海外に来たなぁ」と実感する要因の1つが,水道水を飲めなくなること.
台湾もダメだった.

ホテルのウォーターサーバーで補給,もしくは途中でペットボトルの水を買う必要がある.
日本の生活に慣れた身には”もったいない感”マシマシ.

そう言えばと,あらためて水道水が飲める国を検索してみた.

水道水をそのまま飲める国は日本のほかに9か国?海外と日本の水道水について解説

国名だけをピックアップすると,以下の通り.

オーストリア,アイスランド,アイルランド,スロベニア,デンマーク,ドイツ,フィンランド,ノルウェー,南アフリカ共和国

南アを除くと,山間っつーか,森林国が多い.
もちろん日本も山だらけ.

このサイトだと9ヵ国だが,他にも12だったり15だったりと結構バラバラ.
後,一部地域のみ飲用可という国もあるようだ(シドニーやストックホルム)

いずれにせよ,少ないことは少ない.
いわゆる途上国は全滅に近い.

まぁ,現地の人たちは気にせずに飲んでいることも多いので,あくまで日本の安全基準で,ということかもしれんけど.

ミネラルウォーターにしても,フランスは硬水なので,PBPに出走する人たちは,日本にいるうちからEvianを飲みまくってカラダを慣らす,と聞いたことがあるけどな.
※ 硬水に慣れていないとお腹が緩くなる.

だがしかし,この水道水ネタを扱っている全てのサイトに異議あり!
かつて2年間住んだジャマイカも(日本政府お墨付きで)水道水の飲用可だったぞ.なぜかどのサイトにも載っていない.

鍋にためておいた水に白い結晶(?)が浮んでいたが,気のせいだろう.
カルシウム? そのうちKazchariも結石になる?
もう20年以上前の話やけど.

Evian(エビアン) 伊藤園 evian 硬水 ミネラルウォーター ペットボトル 1.5L×12本 [正規輸入品]

いずれにせよ,暑いからと水ばかり飲んでいると低ナトリウム血症になってしまう.

「水の飲み過ぎ」に注意 多量の汗には塩分補給

先ほどの塩タブの他,体内の様々なバランスを考えて補給すべし.

そう,ようやく旭川も日中30℃を越えてきた.
要注意である.

Panasonicの新しいカメラ広告が大炎上

2024/6/7 Fri

何を残すのか

iPhone15 Pro

今月20日に発売予定のPanasonicの新製品『LUMIX S9』が炎上中.

「LUMIX」製品サイトの画像、ストックフォト使用に批判 パナソニックは謝罪「誤解を与える画像使用だった」

やっちまいましたな.
さすがに「この写真はイメージだよぉ.このカメラで撮ったわけではありませんよぉ.だってどこにも書いてないっしょ!」は通用せんやろ.

ましてや,別メーカーの別レンズで撮ったとなれば,この機種で同様の写真が撮れるとは限らないと自ら宣言.
「それやったら,そのメーカーのカメラ買うわ」が素直な反応.
こだわりの趣味製品の宣伝広告として最悪.

この話題,一応,写真撮影を趣味にしているKazchariも無縁ではない.
Kazchariは昔からOLYMPUS(現OM SYSTEM)ユーザー,ようするにフォーサーズ使いである.

カメラに詳しくない人にはさっぱりかもしれんが,この「フォーサーズ」とはデジタルカメラのイメージセンサー規格のこと.

いわゆる一眼カメラには,フィルム時代のサイズに準拠した「フルサイズ」,それより小さい「APS-C」,そしてこの「フォーサーズ」という一番小さなセンサーがある(これより小さいとコンデジ).

https://www.klv.co.jp/corner/image-sensor-size.htmlより

各メーカーはそれぞれのセンサーサイズに対応したボディやレンズを販売している.
ユーザーの用途に応じて複数サイズを展開しているメーカーもあるが,我がOLYMPUSは「フォーサーズ」一本.
それに合わせてKazchariの所有レンズも,レフ機用の「フォーサーズ」かミラーレス用の「マイクロフォーサーズ」である(アダプターで互換性あり).

で,Panasonicも,今回話題の『LUMIX S9』はフルサイズ機だが,別ラインナップでマイクロフォーサーズのボディ,レンズを販売しており,Kazchariもいくつか所有している.

ただし,フォーサーズ機のシェアは小さい.つまり売れていない.

理由は色々あるが,やはりセンサーサイズが小さいと,フルサイズに比べ画質がイマイチ...と思われてしまっていることだろう.
理論的にはそうなのだが,肉眼レベルやと全然わからん.
素人の腕で差をつけるのはさらに難しい.

宣伝戦略も失敗している.
かつてOLYMPUSはニューボディを発売する度,「フルサイズに迫る画質」と連呼してきた.
「迫る? 越えてない? じゃあ,フルサイズでいいじゃん」が素直な反応.
そら買わんわ.

そして,世間的に“キレイ”と言われる写真には特徴がある.
被写体深度の深さ,つまり主題くっきり,背景・周囲ボケボケ写真のウケが良い.プロっぽい(偏見です)
こうした写真はセンサーのデカいフルサイズ機だと”比較的”簡単に撮れるのだ.

一方でフォーサーズの被写体深度は浅く,いわゆるパンフォーカスになりがち.
風景写真にはいいのかもしれんが,ポートレートだと厳しい.
「これならスマホと変わらん」と思われても仕方がない(アプリ処理しやすいし).

フォーサーズ機でもボケボケ写真を撮る方法はあるにはある.
明るいレンズを使うとか,望遠で撮るとか...あかん,金かけさせたり考えさせたりする時点で負け.

この辺りの話も実はPanasonicはわかっていて,

LUMIX S9をフルサイズにしたのはカメラのリテラシーが低い人にはm4/3は使いこなしが難しいから

などと発言してたりする.過激だ.
「リテラシーが低い人」は¥20万するカメラは買わんと思うが.

いずれにせよ『LUMIX S9』は炎上=話題になった.
これで売れたら面白いな.まさか,パナ広報の策略だったりして.
一般人にも注目されたわけやし.

そんな騒動はさておき『LUMIX S9』は良いデザインだと思う.
ファインダーもなければ内蔵ストロボもない.
カメラカメラした「一眼レフ」とは一線を画すデザイン.
グリーンやブルー,レッドの革張りもおしゃれである.
最新のフルサイズセンサーなので画質が悪いはずもない(はず).

ありゃ?

そういやKazchari,似たようなコンセプトのカメラ持ってたわ.

iPhone15 Pro

これは「マイクロフォーサーズ」機.

かわいい&かわいい.超かわいい.

フォーサーズの最大のメリットである小型ボディを極限まで追求したのがこの『LUMIX GM1S』である.
しかも『9S』にはない内蔵ストロボ付き.

iPhone15 Pro

Kazchariは『GH4』も所有.
こいつらが同じサイズのセンサーとは...

iPhone15 Pro

で,この『GM1S』に巨大レンズを付けると...

iPhone15 Pro

このアンバランスさも魅力(そうか?).
まぁ,主力機であるOLYMPUSとは操作インターフェースが違い過ぎて,非常に困るのだが.

とかなんとかカメラを話題にしているものの,最近これらを使った本格撮影はすっかりご無沙汰.
「仕事」なら一眼を持ち出すが,趣味の写真はスマホ(冬はコンデジ)ばかり使っている.
何しろ手軽.ゲージュツ写真にはなりにくいが画質も十分.
いわゆる”カメラ”をチャリで運ぶのは重くて億劫なのだ.

そんな中,先日リアル書店に出かける用事があった.
一時的なのかどうかはわからんが『DIVING WORLD』が復刊していたので,中身をチェック(要は立ち読み).

DIVING WORLD Magazine(ダイビングワールドマガジン) ISSUE01 (メディアパルムック) ムック

写真にのめり込むきっかけが「水中風景」にあったKazchari.
久々に見た最新の機材・技術で撮られた海の被写体たちの美しいこと!

忘れかけていた写欲が喚起され...でも,もはや水中に何キロもあるような機材を持ち込む,いやそれどころかダイビングを再開する気力は,正直枯渇したなぁ.

OLYMPUS TG-4

誤解を恐れずに言えば,地上以上に嘘(=肉眼とは異なる)写真が多いからなぁ...水中は.

そういや,高校最後の思い出として「写真甲子園」への出場をもくろんだ我が娘.
見事に写真審査で予選落ち.
そらそうやろな.
戦略がなければコンテストの入賞は難しい.

はたして以前のような写欲がよみがえることはあるのか.
カメラ趣味ではなく,写真趣味に戻れるのか.

たぶん肉体的にチャリに乗れなくなったら復活かなぁ(いつの話?).

OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

台湾一周証明書の申請!

2024/6/6 Thu

次なる目標へ

iPhone15 Pro

めちゃめちゃ楽しかった台湾ライド.

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

未だに当時の思い出を反芻している.

で,その台湾旅だが,出発前は個人ブログや書籍の類はほとんど確認しなかった(ゼロではない)
あまり先入観を入れたくなかったのだ.

D10 地球の歩き方 台湾 2023~2024

この『歩き方』も買ったはいいものの,ほとんど読まなかった.

むしろ帰国してから様々な情報にアクセスするようになった.
実体験後の方があれこれと思い出されて感慨深い.
旅の中での疑問に解答が得られたモノもある.

最も腑に落ちたのはコンビニで買い物する度,店員が「レシートはどうする?」としつこく聞いてきた理由.
台湾ではレシートがそのまま宝くじになっていたのだ.

台湾のレシート宝くじ

これは知らんかったなぁ.
もしも,ちゃんと残していて,番号(?)を確認してたら,今頃は...(当たらないのが宝くじ)

そして,なんつっても場所やね.
一番後悔しているのが,台中の自行車道「日月譚」に寄らなかったこと.

世界で最も美しいサイクリングコース「日月潭」で台湾エコツーリズムを体感

全く念頭になかった.
ここは走りたかったなぁ(写真判断)
こういうのがリピートへの布石になるんやろね.

てなわけで,様々なネタに触れているうちにひっかかったのが「台湾一周」の証明に関して.

世間には「台湾一周」「四国一周」をダブル達成すると,無料でもらえるレアなジャージが存在する.
限定に弱いKazchari.これは欲しい.

四国一周・台湾一周サイクリングを ダブル達成した方へ

金と時間と手間がかかる方を先にクリアできたので,次は四国
もろもろの事情で今年は行けそうにないので,とりあえず来年のお楽しみにとっておく.

でだ.
台湾一周したことの証明だが,上記サイトによると,

「台湾を一周したことが証明できるGPS付きサイクルコンピューターのデータ(25MB以下の.tcx、.fitまたは.gpx)または台湾の自行車新文化基金會等による完走証の画像を送付してください。」

とある.

Germinでログを取ってSTRAVAにアップしてたし,台北ゴール時にMathewBikeさんから「環島証明書」はもらっている(これが“等”に含まれているかはともかく)

iPhone15 Pro

ようするに,現状で既に条件は満たしてはいるのだが,気になるのは「自行車新文化基金會」なる団体.
どうやら台湾で最も権威がある自転車団体のようだ.
証明書のサンプルもやたらに立派.
ここのお墨付きなら誰も文句は言うまい(言う人いる?)

台湾一周サイクリング証明書申請ガイド

元は中国語だが,クリック一つで日本語に.
申請方法が事細かく書いてある.
いくつかポイントはあるが,やはり「終了日から1ヶ月内に申請して」が重要.

あわてて4月中に申し込んでみる.
まずは,認定事業「環台認證 Cycling around Taiwan」に登録して登録番号をget.

申請フォームにアクセスして各項目を埋めていく.
そして走行日のSTRAVAのアドレスを送った.
今回なら13日分である.
まずここで資格者かどうかの確認が行われるようだ.

よく考えれば,そもそも「一周」の定義があいまい.
生真面目に国道をたどっていくと,割と内陸を走ることになる.
また列車輪行の扱いも.
そして最南端到達.ここを目指すと相当な距離と時間が必要となる.

ほどなくメール返信あり.

結論から言えば,Kazchariの旅は「一周」認定された.
やばかったのは,花蓮⇒宜蘭の列車移動

どうやら列車規定とやらがあるそうで,
本来なら宜蘭の手前の「蘇澳新駅」で降りないとダメだったらしい.

全く意識していなかった.
曰く,指定の駅を乗り越したことで走行距離が20km足りないとのこと.

「うわ,マジか!」と思ったが,その後に高雄と花蓮での休息日にて,十分な距離をライドしていることがわかったので「(列車規定は)クリアということにしてあげましょう」という文章が続く.なんのこっちゃ.

次に証明書に貼る写真を送れとの指示.
色々悩んだ末,こいつにした.

iPhone15 Pro

子供たちはマスクしてるし視線がカメラに向いてない?
こまけーことはいいんだよ.
少なくとも“ありきたり”ではない.

そして,なぜかもう一度走行データを送れとの指示.
うん?2回目?
違う.今度はSTRAVAから抽出したGPXファイルが必要らしい.
このデータを元に証明書の地図にルートを描きこむようだ.
で,そのGPXをクラウドリンクにアップロード.

以上で申請手続きは終了.
結構面倒だ.

次に請求書が届く.

登録料:100元
ハードカバー証明書:750元
送料:280元

合計:1130元(約¥5,400)

思ったより高い.まぁ,記念品やしな.
PayPal払いする.
なんだかんだで国際取引はPayPalがメジャーやな.

支払い後,2,3日で,印刷前のデータ見本(PDF)が送られてきた.

理由はわからないが,フォーム入力時,Kazchariの名前の漢字が一部どうしても誤変換される.
台湾の人名にはない漢字なのだろうか?
この誤字のままの証明書は嫌なので,何度か「訂正して」メールを出した.
ゆえに見本データを見るまで不安だったのだが,Kazchariの名前は漢字ではなくローマ字表記になっていた(なんのこっちゃ).

OKを出し,待つこと10日.封筒が届く.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

想像よりも立派.
大学の卒業証書みたい.
まぁ,これでこの値段ならお得でしょう.

列車移動ルートが”点々”なのが寂しいけど.

『環島(台湾一周)する方必見』花蓮〜宜蘭間自転車走行は本当に危険なのか?

まぁいずれにしても,色々綱渡り的な過程を経て手に入れた台湾一周証明書.
情報収集っつーかタイミングが大事やね.
求めたから,与えられたかも.

iPhone15 Pro

台湾一周(環島)ライド Day13 九份~台北

2024/3/29 Fri – 30 Sat

Last Bicycle Home

iPhone15 Pro

曇り.温度:22 ℃,湿度:85%,体感温度:23 ℃,風速:6.8km/時,風向:NNE

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day12 礁渓温泉~九份(その2)

早朝の九份は静かだ.

iPhone15 Pro

久々に朝食付き.
階下に降りる.
ビュッフェではなく,ワンプレート式だった.

iPhone15 Pro

味はまずます.ようするにクセがないということ.
つーかオシャレすぎへんかこれ?
固定のトーストとサラダプレートの後は,フリーぶっかけのルーローハンで〆.

iPhone15 Pro

食事しながらagodaアプリを開くと,もし今晩(金曜日)この宿に泊まるなら現状¥20,000越えになっていた.やっぱり高級宿やん.

で,その高級宿でトラブル発生.
Kazchariはクレカ支払いの度にE-mail通知が届く設定にしている.
昨日受信したメールを確認すると,キャッシュで払ったはずのこの宿の代金(約¥6,000)が,なぜかカードでも引き落とされている.

おかしい.

こちらの勘違いかと思い,宿名の漢字表記とアルファベット表記を何度も確認.
間違いない.これは二重請求やな.
早速,agodaにメールで問い合わせてみる(日本語対応).
おそらく証拠の書類などの提出は帰国後になるかと思い,昨日はもらわなかった現金払いの領収書を宿のスタッフに書いてもらう.

※ 後日談:何度か面倒くさいやり取りの後,無事リファンド.宿とagodaの間に仲介業者がいるらしく,そこのミスとのこと.

さて,本日はいよいよチャリ走行最終日.
泣いても笑っても,今日は台北に戻り,チャリを返却する必要がある.

パッキングを終えて重量級のチャリを慎重に階下まで下ろす.

iPhone15 Pro

まだ人通りの少ない老街.
セブンイレブン出口まで押し歩く.

iPhone15 Pro この時間でないと撮れない画
iPhone15 Pro やけたなぁ...
iPhone15 Pro

登りに登ったこの道,今朝は快適にダウンヒルをこなす.
さらば九份.
ここは夜が美しい.

iPhone15 Pro

そして最終日もしっかり快晴.

ここからゴールの松山駅まではたった39キロしかない.
それでこの旅も終わる.

今日は急ぐ必要はない.

iPhone15 Pro

今日も今日とて信頼と実績のGoogle先生.
指示に従って進むと桜を発見.
日本(北海道)より一足も二足も早い.

iPhone15 Pro

これが見たかった.

そんなGoogle先生も,いつも通りにスタンド攻撃を開始.
国道を避けて脇道を案内してくる.

iPhone15 Pro
OLYMPUS TG-5

ホンマ,チャリで走っていて楽しい所だ.

iPhone15 Pro

川沿いのサイクリングロードにはしっかりと「桜花歩道」の名がついている.
桜を愛でる風習も日本由来か.
ちょ,待てよ.桜花って確か...

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

世に言う「メタルクワガタ(亜種)」ってヤツやね.
台湾にもしっかりある.
パニア付きだとホンマに通れんぞ.

OLYMPUS TG-5

こうした道は「基隆(Keelung)」まで続く.

基隆は別名「雨都」と呼ばれているらしく,台湾屈指の多雨地域らしい.
だが,本日は御覧の天気.
(自称)晴れ男の完全勝利である.

OLYMPUS TG-5

サイクリングロードや幹線道路を行ったり来たりで基隆を無事通過.

OLYMPUS TG-5

元々線路が走っていたであろうトンネル.

iPhone15 Pro

めちゃめちゃ雰囲気が良い.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

徐々に台北に近づく.
道が入り組んでくる.
これは落書きではなくアート?

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

密集しすぎ.
端の建物,歪んでへんか?

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
OLYMPUS TG-5

高架下のスクーター墓場.
将来のEVの姿か.

iPhone15 Pro

台北市内.
「松山駅」の表示も出てきた.
ゴールはもうすぐ.

旅が終わりの脳内BGMはやはりこの曲.

イメージはインドを走る列車なのだが,こうした長い旅の終わりにもぴったりだ.目頭が熱くなる.

OLYMPUS TG-5

すっかり都会である.
安全を考慮し,自行車走行可であれば歩道も走る.

そしてついに...

iPhone15 Pro

12時17分.
懐かしの「台湾一周0kmモニュメント」到着ぅ.

叫び出したいところだが,ここは文明国.
通報されそうなのでヤメタ(嘘).

さて,ここは自撮りだけでなく,自分とチャリとモニュメントの写真が欲しい.

iPhone15 Pro

ここは駅前である.
忙しそうに歩く方々から撮影してくれそうな人を探す.

ここで興奮気味だったせいか選択を誤ったかも...
とあるおばちゃんに(英語で)撮影を頼んだところ,もうこれ以上はないほどパーフェクトに嫌そうな顔.

しかも,調子に乗って「WRYYYYYYYYY!」ポージング.
本人は「ハイッ!」だが,おばちゃんの冷たい視線を感じる.

iPhone15 Pro

「謝謝」と言ってもニコリともされず.
こちらもすっかり申し訳ない気分になった...ホントすいません.

何かここで終わってしまうのも消化不良なので,深呼吸した後,今度は慎重に人選び.
ちょうど,男の子を二人連れた女性が近づいてきた.
そのお母さん,Kazchariの存在は全く気にせず,子供さんとモニュメントの写真を撮り始める.

これはジャストタイミング.
「この人だっ!」と声をかけて撮影を頼む.

で,撮れたのが本記事のサムネ写真.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

チャリだけでもない,Kazchariだけでもない.
これからの台湾を背負うであろう子供たちとのショット.
実によろし(ただの自己満)

このお母さん,都会住みのせいか英語が流暢.
お子さんたちは双子で,日本のことが大好き.
将来,行ってみたいという.
やはりアニメの影響かな.こういう時,何か渡せるおみやげがあると良かったなぁ(ゴール直後の高揚感が続いている)

丁重にお礼を述べて別れる.

さて,延長戦と言うべきか,ライドはまだ終わらない.
MathewBikeに行かねば.

iPhone15 Pro

初日に走った河川敷のサイクリングロードにのる.

それしてもこのオレンジ色のSurlyはよく走ってくれた.

荷物満載の中,パンクすらもなく約1000キロをノートラブル.
荒れた舗装路は元よりグラベルも楽勝で走破.
直進安定性も良く,ヒルクライムもそれほど...重すぎない.

天気に恵まれたということもあるが,つくづくレンタルで正解だったと思う.
特にあのジャングル...

台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その2)

あそこがDOMANEだったと思うとゾッとする.
下りでは落車したしな.

iPhone15 Pro

なぜか川の色がターコイズ.まるで青い池のよう.

Mathewbikeのすぐそばまで来た.
返却前にセブンで昼食.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro 嘉義風味鶏飯

そして真のラストランへ.
Mathewbikeに戻ってきてしまった.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

相変わらずあっさりしているおにーさん.
仕事は早い.
自前のサドルやペダルをちゃっちゃと取り外し,店のモノは店に返す.

[セラロイヤル] サドル 2354HRMA10034 ブラック/スカイブルー 145mm×長さ約280mm

シマノ(SHIMANO) ペダル(SPD) PD-EH500

この2つのアイテムには本当に助けられた.

iPhone15 Pro

旅する前の姿に戻ったSURLYは,静かに次のオーナーを待つ.

OLYMPUS TG-5

総走行距離は1,166km.

最後に台湾一周完走証明書をくれた.
特にログの確認をするわけではないので,正式ではないMathewBike独自のモノのはず.

にーちゃんに別れを告げ,トランクを引きずって(キャスター破損)士林駅まで歩く.

iPhone15 Pro

サイクルジャージのままMRTに乗る.
日本だと少々はばかられるが,台湾ではチャリもそのままMRTに乗せられる,つまりピチピチジャージがいても特に珍しくない.

悠遊カードの残金使い切り作戦.
台北駅で桃園空港行きに乗り換える.

本日,つまり最終日の宿はここ.

バックパッカーズ ホステル 桃園空港 (Backpackers’ Hostel Taoyuan Airport)

空港に一番近い安宿である.
とは言え,羽田のように空港内にあるわけではなく,やや離れた場所にある.

桃園空港駅着.

OLYMPUS TG-5

問題はここから宿にどうやって行くか.
どうやら歩いていける距離ではないようだ.
バカでかいトランクもあるし.

Google先生はバスを示しているが,そのバス停がどこなのかさっぱりわからん.
そこでインフォメーションカウンターのお姉さんに聞いてみる.

英語で話しかけると,たどたどしい日本語で「そこに行くならタクシーがいい」との返事.
空港のタクシーカウンターなら安全で大丈夫と,入国ゲート前まで行けと指示される.

なるほど.それがベストやな.もはやケチる理由はない.

タクシーカウンターでは,これまた親切な人に乗り場まで案内.
定額の180元で,あっという間に宿に着いたが,さすがに徒歩の距離ではなかった.
チャリなら無問題って...もうSURLYはない.

さて,本日の宿「バックパッカーズホステル桃園空港」の話.
めずらしくagodaの写真との乖離があまりないおシャな内装である.
ご主人も流暢な英語で意思疎通に全く問題ない.
アメリカンな雰囲気からして,向こうに住んでおられたのだろうか(想像).

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

明日のフライトは早い.
2時間前チェックインを考えると,ここを4時半には出発する必要がある.
流しのタクシーが捕まるとは思えない,かつ電話番号も配車アプリも使えないので,ご主人に手配してもらうことに.
早朝のため,ハイヤー扱いとなり250元.まぁ,これは前情報通りだった.

シャワーを浴びてドミルームに戻ると茶髪の若者が1人.

iPhone15 Pro

てっきり台湾人だと思い,英語で明日の早朝アラームについて謝ると,実は日本人だった.
名前はH君,19歳.なんとKazchariの1/3である.

2泊3日の初海外旅らしい.主に台北と台中を旅した.
この彼,めちゃめちゃ聞き上手で,おじさん,すっかり旅の思い出を語りまくってしまったよ.

今回の旅がめちゃめちゃ楽しかったらしく,バックパッカー旅にはまりそうとのこと.
うむ.いい事だ.
人並の幸せは遠のくかもしれんけどな(言い過ぎ).

H君も明日帰国するというので,先ほど予約したタクシーをシェアすることにした.

話し込んでいるとすっかり外は暗くなった.
で,その彼と夕食へ.
本当は桃園市内の夜市に行くつもりだったらしいが,ここからはかなり遠い.

宿の近くにセブンもあるので,レベルが高いという(Kazchariの感想)コンビニ弁当を食べることに.

iPhone15 Pro 最後の晩餐

彼には(ク〇ソ不味い例の)サロンパス味ドリンクと,”みんな大好き”20元のプッチンプリンを勧める.
ちなみに彼が選んだタイ式ぶっかけ弁当はむっちゃ辛かったらしい.

宿に戻る.

iPhone15 Pro

おそらく仮眠しかできないと想定しつつ横になる.
この宿,最大のウィークポイントはベッドにカーテンがないこと.
泊まる場合はアイマスクと耳栓必携である.

H君の話によると,このドミにはもう1人台湾人(琉球大学留学中)が泊まっているらしいのだが,まだ出かけている.
深夜,うつらうつらしていると,その彼が戻ってきた.
スマホのライトをつけ,スーツケースを開けてガチャガチャとうるさい.

作業を早く済ませてほしいので,「電気つけてもええで」と英語で伝えるも通じない.
ならばと,日本語に切り替えても通じない.
おかしい.琉球大学に通ってるのではなかったか?

つーことで,熟睡できない台湾最後の夜.
そういやレビューにあった旅客機の爆音は気にならなかったな.

そして3月30日土曜日.最終日の朝を迎える.

きっちり4時半に起きて出発準備.
玄関に迎えのタクシーの停車する音が聞こえた.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

これにて2024年の一大イベント,台湾一周ライドが終了.

人生は選択の連続.それを痛感した二週間だった。
まさにリアルRPG.
これほど楽しい遊びはない.
だから旅はやめられない.

ありがとう台湾.
そして,そこに住む全ての人々に謝謝.

台湾一周(環島)ライド Day12 礁渓温泉~九份(その2)

2024/3/28 Thu

最後の試練?

iPhone15 Pro

晴れ時々曇り.温度:20 ℃,湿度:83%,体感温度:21 ℃,風速:6.6km/時,風向:W

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day12 礁渓温泉~九份(その1)

順調に海岸沿いを北上するKazchari.
ナビ上に三貂角灯台という表示が出てきた.
高台にあって景色がよさそうだ.
たまには道を外れるか.

ただし...灯台までの道が激坂!
平均10%を越える坂がダラダラと続く.
ま,まぁたまには脚に刺激を入れんとな.

iPhone15 Pro

と,強がってはみたものの,ぜぇぜぇと必死のパッチで無事登頂.
台湾人にも人気の場所なのか,多くの人がいた.
なんとなくアート爆発な気配.

iPhone15 Pro

特別な感慨もなく,そそくさとダウンヒル.
そやけど,ようこんな坂登ってきたなぁ,
きょうはもうヒルクライムはええわ~(甘かった)

OLYMPUS TG-5

幹線道路に戻り,再びGoogle先生の案内で進む.
すると海沿いの小さな港町へ.

変なオブジェの写真を撮っていると,例によって台湾人のおばちゃんに声をかけられ自撮り大会.これも日の丸効果か.

iPhone15 Pro

にしても,これは何のオブジェだ?
男性ダイバーが持っているのはアワビなのか?

iPhone15 Pro

おばちゃん達と別れてさらに進む.
あれれ~,どこかで見たキャラだけど,なんだか(等身が)おかしいぞぉ~

iPhone15 Pro

何か日本の温泉街っぽい交互通行.
時間があれば,この先も行ってみたいものだ.

iPhone15 Pro

これまた沖縄にありそうな樹木の奥にある家屋.
おや,雨が降ってきたぞ.

iPhone15 Pro

それほど強くはない.
レインウェアの着用は面倒くさい.
なので,屋根がある近くのお寺でしばらく雨宿り.
派手だねぇ.やはり小乗仏教風.

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小雨になったので,レインウェアを着ることなく発進.
小さな町に入る.
どうやらここを起点に山方面へのサイクリングが盛んなようで,レンタルサイクル屋が点在.

この小径タイヤで後方過重のタンデム車,まともに漕げるんやろか?
あっ,電動か.

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腹が減ったのでコンビニ飯&(クセになる)サロンパス炭酸

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分岐地点にある観光センター.
ここから九份に向かうには山ルートと海ルートがある.
距離も短く,登攀も楽そうなのは山ルート.
でも,海ルートも捨てがたい.

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地図を見ながら考えていると,おばちゃんが英語で話しかけてきた.
その後Kazchariの雰囲気や日の丸を見て日本語にチェンジ.

サイクリングツアーガイドの仕事をしているということで,日本にも何度か行ったことがあるそうな.
カスイチ,つまり霞ヶ浦一周アテンドもしたとのこと.

で,九份に行くことを告げると,海沿いを進んだ先にあるサイクリングルートをおすすめされた.
了解.行ってみます.

で,行ってみると...

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とんでもなく立派なつり橋.
クルマは通れないので,チャリと歩行者専用.
相変わらず金の使い方がおか...いや,スゴイわ.

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しばらくジャングルライド(あの時とは異なる).
そこを抜けるとまたまた漁村に出た.

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では,Google先生の指示通り,九份へのヒルクライムを開始しますか.
ぐ,ぐぬ,こ,これはなかなか...エグイ斜度ではないか...

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軽く10%を越える坂(最大16%)を5km近くは漕ぐ.
ようやくピークにある分岐着.
この先のグネグネを越えると,九份近くの幹線道路に(地図上では)出るはず.

と,ところが!

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がーん!見事に通行止め!
あぁ無情!
つーか,ここに来てまたしても「ザ・マップ」発動かよ!

通行止めの理由は書かれていない.
崖崩れ?
まぁ,クルマが通れなくてもチャリなら行けないことはないはず!(←懲りてない)

台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その2)

...やめとこ.

せっかく登ったのに...傷心のままダウンヒルして海岸沿いに戻る.

OLYMPUS TG-5

御覧の通り,台湾にしては狭い道が続く.
そう,列車に乗って回避した海岸ルートもこれに近い状態のはず.
大型トラック多し.トンネルもあり.
風景は美しいものの,逃げ場がない.

リア・ライトを全点灯して,必死に自己の存在をアピール.

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ようやくまともな九份へのルートを発見(もちろん登る)
さすがにこちらは大丈夫だろう...大丈夫なんやぁ? 誰か大丈夫と言って!

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遠くに見えるは崖に作られた町,いや正確には鉱山跡に作られた町,千と千尋な九份! ここからだと,なかなか絶望的な距離と高さである(残り3.8km)

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ぜぇ,ぜぇ...さっきよりはマシだが,長くて暑い.
おっ,10年前に来て見覚えのある道が見えてきたぞ.

Google先生の道案内だと,宿はこの階段を上った先にある...って,か,階段だとぉ!? 「ザ・マップ」の攻撃はまだ続いていたァー!

覚悟”を決めて,チャリを持ち上げて階段を押し上げる.
観光客から奇異の目を向けられる.視線が痛いぜ.

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中間に踊り場があるので一旦休憩.

ちょうどそこにあるカフェのおねーさんがキレイな英語で「一体何してんの?」とあきれて声をかけてくる.

Kazchari「(ぜぇ,ぜぇ)いや,あの,その,こ,このホテルに行きたいねんけど,この階段を上った先にあるねんなぁ?」

おねーさん「まぁ,行けることは行けるけど,そこなら下に降りて道路を通って,コンビニの横から入った方が早いわよ」

な,なにィー! またしてもGoogle先生にヤラれたのか?

せっかく登った(押し上げた)階段だが,おねーさんの助言に従い,降りることにする.ううぅ,ついさっきも同じことをしたような...

つーことで,一般観光客に迷惑をかけつつ,階段を降りて再び道路へ.
つづら折れのカーブを必死にヒルクライム.

そしてこれまた見覚えのあるセブンイレブン,その脇から老街へ進入する道を発見.そう,ここだ!

まだ観光客でごったがえす細い通路を,チャリを押しつつ歩く.
まぁ,その隣を原チャがクラクションを鳴らしつつ爆走していくわけだが.

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で,ようやくたどり着いたのがここ.

九份九重町民宿(Chiu Chunt Dint Inn)

おお,マジで老街のど真ん中にある.
なかなか良い立地だ.
レビューにあった「荷物が重いと大変」な方は,先ほどの階段から来たのでは?

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普段は一泊¥10,000を越えることの多い高級宿だが,今夜は¥6,000程度で泊れた.
ただし支払いはキャッシュオンリー.
なけなしの台湾ドルで払う.そう,確かに払ったのだ.(伏線)

一階はカフェ.部屋は2階.
もちろん細い階段でしか行けない.
スタッフのにーちゃんに「チャリは2階に上げて」と言われる.おいおいまたかー.
「無理無理無理ーっ!」とダダをこねる.

あわてたにーちゃん「オ,オレも手伝うし」と,二人して激重のチャリを2階まで運ぶ.
これでようやく終わり...なのか?

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部屋も浴室もなかなかキレイ.
ランドリーがないので久々に漬け洗い.

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今日もハードな一日(無駄な登りが多かった).
せっかくの九份.本来であればすぐさま観光に出かけるべきなのだが,しばし休憩.
それに今回は”夜の”散策が主目的なのだ.

やがて陽が落ちる.
窓から見える老街もすっかり人が減った.
そろそろ夕食に行きますか.

そういえば,先ほどチェックインの際,ドリンクのクーポン券をもらった.
「食事をすれば使用可」とかなんとか言ってたな.

せっかくだから使ってみるか.

ところが...このクーポン券,食事ではなくドリンクを1杯頼めば,もう1杯無料という変なクーポンだった.
なんじゃそりゃ.
ようするに一人旅向けではないっつーことか.

こりゃあかんと,外に行こうかと思ったが,メニューを見ると「カニ雑炊」的なものがあった.
美味そうだ.
仕方がない.一人でドリンク2杯飲みますか.

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うむ.味はまぁまぁっつーか普通.
よくも悪くも観光客向けな無難な味(値段は高い).
ドリンクは「タピオカミルクティ」「エスプレッソ」
全部平らげて腹が(水分で)たぷんたぷん.

このカロリーは歩いて消費しましょう.

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やはりいいねぇ.この雰囲気.
まずは一番高い所に行きますか.

登った.遠くに海が見える.

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遠方に見えるのが,提灯がいっぱいぶら下がっている有名な建物.
九份の観光写真でよく被写体にされている.
露出・HDR・彩度加工バリバリやけど.

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時間の経過とともに人が減り,店が閉まり,静寂の刻がやってくる.
街の中心にも民宿点在.

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下の写真.
多少角度や位置が違うけど,この辺りからの構図が有名.
スマホだとこんなものか.暗すぎたかな.夕方の方が良い.
ちゃんとしたカメラだと,もっとキレイに撮れそうだ.
まぁ,ありきたりの写真を撮っても仕方がない.
ココロの目(記憶)が何より大事(写欲が減ったなぁ...)

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ここからが今夜のお楽しみ.
あえて寂しい路地を歩くツアー.人影が徐々に減る.

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もう人の姿も消え,声も聞こえない.
何かが出てきそう.
これがいい.

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迷路のような街をさまよい,中心地に戻る.
さすがにこの辺りにはまだ人がいた.
泊り客? 台北からの夜ツアーもあるのか.

前回同様,提灯がキレイだ.

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あらためて老街(魔界)への入り口となるセブンイレブンへ.
この写真,まるで合成の様.

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10年前には日本語表記を結構見かけが,かなり減った気がする.
宿の前のこの食堂は親切表記.
メニューがひたすら美味しそう.
こっちにしたら良かった.安いし(←こんな後悔ばっか)

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つーことで,夜の九份を堪能.
この街はやはり夜が良い.

Day13へ続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day13 九份~台北

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台湾一周(環島)ライド Day12 礁渓温泉~九份(その1)

2024/3/28 Thu

北部エリアへ

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晴れ時々曇り.温度:20 ℃,湿度:83%,体感温度:21 ℃,風速:6.6km/時,風向:W

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day11-2 宜蘭~礁渓温泉

朝4時過ぎ「バチッ」という音と共に停電.
まさかこんな大都会,台北に近い場所でこんなことが...

目がすっかり覚めてしまった.
外を見るとまだ暗い中,電気のついている建物が見える。

てことはこのホテルだけが停電?
そもそもWifiのつながりも悪いし,電気系統に問題あり?
見た目通り,あちこちにガタが来ているのかも.

ここまで部屋が暗いと何もできん.
ここは5階.エレベーターも使えない.

と思ったら6時頃復旧.
例によって浴槽に湯をはり朝風呂タイム
さぁ朝飯.

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ゆっくり準備をして8時前に出発.
良いホテルだったのかどうか...評価は微妙.
あっSPAが最高だったので相殺か.

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さて出発.

距離的には今日中に台北に戻ることも可能だが,やはりチャリには1日でも長く乗っていたい.
つーことで,本日の目的地は(いくつあるのかわからない)約束の地,九份

花蓮にてUさんに台湾北部でのおすすめを訊いたところ,やはりご友人も含め「九份」との答えが多かったので.

実は九份への訪問は10年ぶりとなる.
前回は台北からの日帰り,それに雨&ベビーカーという観光にはなかなか厳しい状況.

九份の真骨頂は夜にある.
今回は一泊しましょう.

ただし九份は一大観光地.
安くて良い宿を確保できるかが心配.
昨夜のうちに見つけたのはここ.

チウ チュン ディン イン(Chiu Chunt Dint Inn)

ロケーションがさっぱりわからんが,この旅行でagodaを使いまくったせいか,いつの間にかvip会員になっていたのと,直前予約のおかげかやたらに安い.

ただし,レビューを見ると「階段だらけでスーツケースを運ぶのが大変」「老人にはきつい」だのとネガティブなことも書かれている.
一体,どんな場所にあるのだ?

確かに九份と言えば,細くて長くて急な階段と異様なまでの人混み.
その中をチャリで通れるのか?
街に入る前に駐車場に預ける? 金もかかるし面倒だ.
一方で記憶を呼び覚ますと,あの雑踏の中をスクーターが走り回っていた.
となればチャリなら楽勝なはず.
さぁ答えはどっちだ?

とまぁ,いつもの楽天的思考でポチっと予約.
これがまた悲劇を招く.

まずは幹線道路を北上.
交通渋滞を懸念してか,こんな標識がある.わかりやすい.
やっぱ排ガスすごいしな.

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途中でトイレ.
やはりガソリンスタンドの存在は助かる.

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右側通行やけど日本の田舎的風景.

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台北と基隆か.そやな...もうゴールは近い.

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Google先生のみちびきでちょっと寄り道.
港近くのリゾートマンションっぽい.
やはり建築様式が独特.

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天気がイマイチ.
降らないだけマシか.

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漁港というよりヨットハーバー.
富裕層エリアなのか?

しばらく進むとホテル(?)とヤシの木に挟まれた直線道路.
こ,これはサンダーバード2号の発進シークエンス!

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庶民の店...っつーか,サーフショップが点在.
いい波が立つエリアなのだろう.

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そしてサイクリングロード.
Google先生のお約束.

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遠くに見えるのは亀山島
ホエール&イルカウォッチングで有名らしい.

地図で確認すると,この島をもう少し東へ進むと与那国島が.
さらにその先には西表石垣島

ホンマ,近いわ.

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ブロックで完全に隔離された自行車ゾーン.これは安心.

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さすがGoogle先生,時折道を逸れて見せたいモノを見せてくる.
味わい深い街並みだ.

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アップダウンの続く道を走る.
電気自行車のじいさんに抜かされる.
風光明媚な海岸線,現地人のサイクリングツアーの団体をよく見た.

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何かの塔.
いや,デスドライブズの宇宙船か?

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いわゆる「鬼の洗濯岩」っぽい海岸が増えてきた.
時折,その先端に釣り人が立っていてびっくり.

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つー感じで,海岸沿いを快適に進む.
そう,ここまでド平坦で快適だった...

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Day12(その2)へ続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day12 礁渓温泉~九份(その2)

台湾一周(環島)ライド Day11-2 宜蘭~礁渓温泉

2024/3/27 Wed

温泉ふたたび

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曇り.温度:23 ℃,湿度:74%,体感温度:24 ℃,風速:10.8 km/時,風向:ESE

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day11-1 花蓮周遊

こ,これが噂の台湾輪行列車か!
何しろ広い.
一両の2/3以上がチャリのスペース.

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ふむふむ.ここのラックに立てかけるわけか.
少々重いがなんとかなった(一人だと無理な人もいるかも).
それにしても輪行袋なしは楽やな.

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なんつー贅沢なスペース.
つーか,Kazchariの他に誰も乗ってこんぞ.
出発直前,チャリなしの一般客が乗車してきた(指定席).
定刻通りに出発.

線路と並行するのは,自走だと5時間以上のアップダウンかつトラック&落石におびえる国道.
もちろん走れないことはなかったが,こちらの方が確実に楽だ.

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だいたい100km,1時間20分ほどで「宜蘭駅」到着.
終点ではないので,乗って来た自強号を見送る.

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月台(プラットフォーム)にチャリ.
最近は日本でも一部地域でサイクルトレインが運行しているので,特にめずらしい風景ではないかもしれんが,道民には新鮮.

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改札を出て駅前に.
なんだ,このデザイン!?
まるで「動物園前」駅.

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本日の宿は10kmほど北上した礁渓温泉
先日の知本にて台湾温泉の素晴らしさにすっかりほれ込んでしまった.

台湾一周(環島)ライド Day7 墾丁~知本温泉(その2)

あの快楽をもう一度っつーことで,温泉宿を予約.

国道を走っていると,前方にグループライドの団体.
やはりみなさん,口元をマスクかスカーフで覆っている.
日焼け止めと排ガス対策か.

ミドリの標識に「台北」の文字が出てきた.
うーむ,もうじきこの旅も終わりか.

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国道から分岐し「礁渓温泉」方面へ.
ここがその入り口.
『キングダム』に登場しそうな武人の像が.誰?

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熱海や城崎など,古くからの温泉街に似た雰囲気の街.
右折,左折を繰り返し,本日の宿チャンパニュ ホテル(Champagne Hotel)」に到着.

周辺のホテルに比べると少々くたびれた外観.
まぁ,安いからええけど,やっぱりagodaの紹介写真は盛り過ぎ.

久々にホテルらしいホテル.
フロントにちゃんと人がいた.
それに,台北にだいぶ近づいてきたせいか,英語も通じた.
チャリはフロント奥に置かせてもらう.

受付のにーちゃん曰く「SPAは17時から入れるよ」
うん? SPA? まさかの高雄以来の大浴場があるのか?

とりあえず部屋に落ち着く.
むっちゃ広い.
バスタブもある.いいぞぉ.

この旅の命綱,インターネッツへのWifi接続を試みる.
あれ?おかしい.つながらん.言われた通りのパスワードを入れたのだが...

全然あかん.
フロントに行き,にーちゃんにあらためてパスワードを聞く.
おい,さっきと違うやんけ!(階ごとに異なる)

で,部屋に戻り再チャレンジ.
接続は...できたものの,むっちゃ不安定.おまけにぶちぶち切れる.
この旅で泊った宿はどこもかしこもWifiが使えたのだが,ここは通信状況サイアク.

面倒なので5G回線に切り替える.
困ったことに...日本出国前に契約したeSIMの容量が1ギガを切っていた.
基本ナビと宿の予約にしか使っていないのだが...

旅はまだ3日ほど続く.
これはもちそうにない.
いきなり通信ができなくなってはシャレにならん.
仕方なく,3ギガを追加購入した(それほど高くはない).

trifa

バスタブに湯をはり,ゆっくりとつかる.
腹も減ったし,夕食に行きますか.

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相変わらず台湾の夜はカラフル.
特にここは温泉街.
旅行者らしき姿も目立つ.

しばらく歩くと「合鴨」の文字を見つける.
いんじゃなーい.

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つーことでこの日式「肉多多鴨肉丼」を注文.

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日本風と言えば,そうなのかもしれんが,目玉焼きは揚げません.

確かに「台湾料理は日本人の口に合う」「美味い」というのは間違いではないのだが,どう考えても油使い過ぎでしょう.
沖縄料理も似たような傾向があるけどなぁ...揚げ物だらけやし.
あぁ,回転ずしに行きたい.

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食後の散歩.
ここはドクターフィッシュのいる温泉.

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やはり中華圏は漢字だらけ.酔いそう.

そんな中,台湾人はひらがなの「の」が大好き.
町中の看板でよく見かける.

台湾人に愛されるひらがなの「の」:日常的に使われるのは「かわいくて便利だから」

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つーことで宿に帰還.
夜の闇と派手な電飾がボロさを隠す.
1階では台湾人のおじさん達が絶賛宴会中.

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「そういやSPAがあると言ってたな」と部屋から海パン持って地下へ.
暗い通路を抜けると,そこには...

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じゃじゃーんと現れたのは巨大な温泉プール!
しかも貸し切りだ.
お湯の温度も適温.
実に素晴らしい.

側面は完全に抜けているので涼しい夜風も入ってくる.
この露天風呂感よ.

そして...なんとみんな大好き,Kazchariも大好きな,あの設備が!

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サウナである.

しかあし,残念ながら整備中なのかなんなのか現在使用不可.
いい感じの水風呂もあるのに.シクシクシク36.

iPhone15 Pro

で,30分ほど一人温泉を堪能.
これまた設置してあった脱水機で海パンを絞る.
至れり尽くせりだ.

今日も素敵に生きたので深い眠りにつけるでしょう.
おやすみなさい.

Day12に続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day12 礁渓温泉~九份(その1)

iPhone15 Pro 大事にされてそうな美猫

台湾一周(環島)ライド Day11-1 花蓮周遊

2024/3/27 Wed

友達の友達は友達

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曇り.温度:20 ℃,湿度:79%,体感温度:21 ℃,風速:5.0km/時,風向:NNE

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day10 花蓮の休息

昨夜は割と眠れた.
さて今日はどうする?

宿のチェックアウト時間は10時.
列車の発車時刻は14時半.
かなり時間がある.

とりあえず近くのセブンに朝飯を食いに行く.

iPhone15 Pro

イートインでコーヒーを飲みながら,ふと思いついた.

上富良野の「ルイーダ酒場」「台湾観光案内所」であるヤマイチのシンゴさんから紹介されたUさんに会いに行ってみるか.
Uさんは台湾人男性と結婚され,ここ花蓮でホテルを経営されている.

VIEW HOSTEL

ちなみに花蓮紹介のYouTubeにも出演.

出国前にメッセージを送り,花蓮滞在時は立ち寄るつもりだったが,いかんせん予定が組めない旅.
数日前にagodaで予約しようとした際には,安い部屋は既に満室.
一泊¥10,000越えの高級部屋しか空いていなかったため断念した経緯がある.

もちろんノーアポで訪問するのは失礼なので,ダメ元で「今から伺いたい」旨のメッセージを送る.
すぐに返事があった.
「ぜひ寄ってって」とのことで図々しくもお邪魔することに.
お客さん対応のため,お昼過ぎにはホテルにいるそうな.

となれば,こちらも早々にチェックアウトし,その時間まで花蓮ライドすることにしますか.昨日は雨で全然動けんかったしな.

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例によって受付に誰もいなかったのでカギをデスクに置いておく.
台湾の民宿はこのシステムが多くて,管理人が常駐しておらず,何か用がある場合はメールか電話をする必要がある.
英語ならともかく,中国語で電話なんて無理ゲーやな.

iPhone15 Pro

さて,今回は前日よりも南側の海岸地帯を目指すことにする.
町中をゆっくりとチャリ散歩.
そこはかとなく漂うオキナワ感.
ちなみに台湾だと沖縄は「琉球」と表記されている.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro ちょこザップ?
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海浜公園っぽいところに向かうつもりが,左手にサイクリングロードの入り口を発見.
「行ってみろ」という声が聞こえて進入する(幻聴?)

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これがまたジャングルを抜けて海岸沿いに至る素晴らしい道.
やはりチャリ大国はあなどれん.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

まぁ,天気が残念ではある.

iPhone15 Pro

この道を北上すると,昨日の”ゲージュツ”エリアにたどり着くはず.

iPhone15 Pro

撮影中,例によって散歩中のおじさんが「撮ってやろうか?」と話しかけてくる.
ここぞとばかりに自撮り.
いい表情やねっつーか,この人,亡くなったうちのじーちゃんに似ている.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro 原住民の像
iPhone15 Pro

海岸お散歩ライド終了.
約束の時間に間に合わせるべく「VIEW HOSTEL」に向かう.

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ZWIFTの「MAKURI ISLAND」に出てきそうなお店.
ようするに勘違いしたジャポニズムだが,台湾だとリアルに存在する.
海鮮系かな.

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プラモランナー風のゼロ戦オブジェ(?)
こんな感じで町中に面白いモノが点在するので止まってばかり.

iPhone15 Pro

ようやくたどり着いた.
フロントにUさんがいて出迎えてくれた.
泊り客でもないのにうれしいね.

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ロビーのソファに座って談笑.
もちろん,Uさんの台湾生活のことやらKazchariの旅の話など,話題が尽きない.

中でも面白かったのが,台湾人であるご主人の自転車愛.
控えめに言って...〇〇である(ホメ言葉)
つーか,年中隙あらばチャリにまたがっている話やらなんやら聞いていると,どうしても他人とは思えない.

ひと目でわかるブラックサイクリストの特徴10個

奥さん(Uさん)は少々呆れ気味のようだが共感しかない.

「人生の99%の問題はチャリが解決する」
「毎晩1時間はZWIFTしないと寝付けない」
「ベッドの脇にローラー台に設置したチャリが置いてある」
「夕食時はアルコールの代わりにプロテイン」
「冬山ダウンヒル最高!」
「100kmは短距離」

などなど,サイクリストには常識だが,一般人には理解しがたい発言だらけのKazchari.
残念ながら本日は不在のご主人だが,もしおられたらどれほど話が盛り上がったことだろう.

iPhone15 Pro

楽しい時間はあっという間に過ぎる.
昨日の停滞時間に連絡すればよかったと少々後悔.

列車の出発時刻まであと少し.
出発前に「食事をしましょう」ということで,HOSTELすぐそばのローカル食堂へ.

iPhone15 Pro

左上の野菜の煮つけっぽいのが美味しかったなぁ.
台中以来,久々に誰かとの食事.
ごちそうさまでした.

お礼を言って花蓮駅に向かう.

iPhone15 Pro

「確か改札は2階にあったはず」と,エレベーターに乗り込む.
チャリを乗せるのに十分な広さ.さすがだ.
面白い画が撮れた.

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月台=プラットフォーム.
うん.下手に漢字を知っていると,どうしても馴染めない.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

もう一度エレベーターにのせて月台へ降りる.
14時半発の自強号が既に停車していた.

iPhone15 Pro

Day11-2へ続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day11-2 宜蘭~礁渓温泉

台湾一周(環島)ライド Day10 花蓮の休息

2024/3/26 Tue

第3部スタート

OLYMPUS TG-5

晴れ.温度:25 ℃,湿度:73%,体感温度:27 ℃,風速:6.4km/時,風向:ENE

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その2)

昨日のGoggle(スタンド名:ザ・マップ)との戦いによるキズを癒すべく,今日は完全休息日とする.

元々花蓮(Huālián)には連泊する予定.
その際,余裕があったら太魯閣ライドを考えていた.
日本を出る前には「台湾KOM?ふむ.余裕があったら登りたいなぁ」とかなんとかほざいていた気もするが気のせいでしょう.

さらに本日は午後から雨予報.
とても走る気にならん(軟弱軟弱ぅ)
太魯閣は台湾再訪時の愉しみにとっておこう.

で,起床後まず行うことがあった.
明日の宜蘭行きサイクルトレインの予約である.

これまた当初は「シン・台湾一周」たるデンジャラスな崖沿い走行も検討したが,太魯閣アタックともどもやんぺ.
それに自走一周ルートは雨後のがけ崩れが最も懸念されるとのこと.

こらあかんわ.

「うむ.サイクルトレインに乗るのもいい経験だ」と自分を納得させる.

で,Pikaさんの情報を元にネットで予約,購入を試みる.
なんか色々なサイトにリンクがあってよくわからん.
日本語対応のところで列車と時間をチェック.

どうやら花蓮を14時半発の自強号=サイクルトレインであれば輪行袋は不要のようだ.
残り座席は10席とある.
余裕あるのかないのかもわからん.
ややこしい手続きを経てようやく決済場面へ.

クレカ払いしたところ,なんと悪夢の二段認証だった.
日本の携帯電話番号にコードが送られてしまった!(海外旅行あるある)
台湾eSIMにしているので確認できないのだッ! ピンチ!

仕方がないので予約番号を持って直接駅に乗り込むとする.
幸いこの宿から徒歩5分.ここにして大正解.

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窓口でパスポートと携帯に保存したQRコードでクレカ決済無事完了.
なんとかクリア.
こういう手間ヒマも個人旅行の醍醐味やな.正にリアルRPG.
念のため,輪行袋についても確認 ⇒ 不要との返事.

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ふう...ようやく朝の大仕事を終えて一安心.
駅周辺を散歩.
「自行車」関連の表示をやたらに見かける.
台湾の中でも1,2を争うチャリ天国なんやろな.ここ花蓮は.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

次は朝飯.
セブンで菓子パンとバナナとコーヒー.
ホンマ,とことんグルメしないヤツ.

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イートイン席のすぐそばに雑誌ラックがあった.
漢字だらけだが馴染みのある表紙のデザイン.

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金と健康と芸能界.
いずこの世界も庶民の興味は共通のようだ.

今日も日差しが強い.
あれ?雨予報はどこに行った?

宿に戻ってチャリで出かける準備.
念のためパニアの中にはレインウェアを入れておく.これが正解だった.

正解といえばやはり片面フラペのSPD.

シマノ(SHIMANO) ペダル(SPD) PD-EH500 トレッキング 片面SPD/片面フラット SM-SH56クリート付属 EPDEH500

高雄での休息日に続き大活躍.
もちろん足元はサンダルだ.

ヘルメットもちゃんと着用.
台湾人も日本人と同様にガチ勢以外着用していない模様.
こちらも努力義務なのか?

特に目的地も決めていない.
とりあえず海岸沿いに向かう.

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走り始めは晴れていたが,海岸に着く頃にはすっかり怪しい天気に...

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『歩き方』によると晴れの日はサイコーに海が美しいらしい.

D10 地球の歩き方 台湾 2023~2024

こんな時はココロの目で見ましょう.

ここにも「自行車専用道」表示.いや,クルマは通れんでしょう.
あっ,バイクか.

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好きな構図.
さすがに泳いでいる人はいない.

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高雄に比べるとおとなしいが,ここもアート爆発.
イミフなオブジェが多数.いや,こいつはブランコ付きで実用性あり.

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一刻の愛車「SURLY TOURING BIKE」
オレンジ色のニクイヤツ.
昨日のジャングルでの激闘を始め,ホンマよく走ってくれる.

普段使いのMyサドル持参の効果も大きいと思うが,クロモリバイクは想像以上に乗りやすかった.
日本一周やら世界一周する長距離チャリダーがこぞってクロモリを推薦するのもわかる.

長旅で何より心配なのがメカトラ.
こいつもレンタルバイクとして使い倒されているはずなのに,実に調子が良い.
結局,旅の最後までパンクもなく,完全にノートラブルだった.

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ゆるポタ続行.
これはトーチカ? いつの時代のものだろう?

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アート爆発してますね.
少々モアイ的.こういうのも数千年後には謎の遺跡化するのだろうか.

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そうこうしているうちに雨がぱらついてきた.
さらには風も.
逃げ惑う人々.

Kazchariもあわてて天幕(?)内に逃げ込む.

ところが,この風はヤシの木を見ればわかるように横殴り.
こんなオープンな場所では雨風は防げない.
柱の陰やトイレに潜む.完璧に不審者である.

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いつまで経っても雨がやみそうにない.
覚悟を決めて,レインウェアを着用.
パニアにもカバーをかける.

思えば,この旅は天候に恵まれている.
2週間の旅でレインウェアを着たのは2回のみ.
しかも1度目は半日だけ.今日の2度目は休息日である.

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本降りになった.
上の写真の場所にて変なデザインの建物をみながらしばし雨宿り.

ホンマ,無理して太魯閣に行かなくて良かった.シャレになってなかった.

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止みそうにないので,意を決して豪雨の道路に飛び出す.

台湾人ドライバーの運転は酷いとよく言われるが,そうでもない.
クルマと二輪のレーンが完全に分かれてるので事故の確率は日本より低いのではとさえ思ってしまう.

びしゃびしゃの状態で宿に帰還.

めったにいない宿の主人と遭遇したので「タオルを貸して」と頼むと「持ってないのか?」とまさかの返事.
「小さいのしかない」と答えると渋々と出してきた.
うむ.ここはマイナスポイント.
ずぶ濡れの客のリクエストにそれはないやろ.ムカ.

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ここが連泊したホワリエン バーズ ハウス ホステル (Hualien Bird’s House Hostel)のシングルルーム.
ベッドの置き方(はめ込み方)が斬新.

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シャワーを浴びて一息つく.
「Amazon Prime」やら「YouTube」を見ながら時間をつぶす.

旅を開始してから10日後にして,”日常”が戻ってきた感.
これまた完全個人旅の醍醐味やな.
何をするのも自分で決められる.

ゴロゴロしていても腹が減る.
サイクリストの基礎代謝は半端ないのだ.
相変わらず外は雨.
宿の人に傘を借りて出かける.今度はニコ.

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昨日,夕食を食べた店と同じ並びにステーキ屋を発見.
値段もそこそこ(300元~).よし,ここにしよう.

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例によって英語が通じない店員とスマホ翻訳&悪戦苦闘しながらなんとかオーダー.「黒コショウ風味のチキンステーキ」を食べる.美味いが辛い.

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フリーのドリンク,スープとアイスクリームが付く.
白米がないのが残念(スパゲティが炭水化物扱いなのか?)

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雨の中,宿まで戻る.気温も低い.

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ふたたび宿でゴロゴロ.
暗くなったところで今度は夕食.
この怠惰な生活がたまらん ⇒ Youは何しに台湾へ?

コインランドリー経由で街へ.

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夜になってようやく雨が止む.
なんかファミレスっぽい店ばかり行ってたので,今夜は台湾ローカルフードにしよう.

店内に客がたくさんいる小籠包の店を発見.
こういう店にハズレ無しと判断し,そこに決める.

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10個入りで60元だったかな.

値段は良いのだが...ハズレ無しのはずがハズレた.
グルメ番組でよくみる「レンゲのうえで崩すとじゅわ~と肉汁が広がって」みたいなモノを期待していたが...
日本の冷食を解凍したようなパサパサ感だった.
それに,ついでに頼んでしまった汁なしのルーローメンともども量が多すぎた.

く,食えん...とは言え,残すのはMottainai

そこで隣の大テーブルの家族に話しかけ,食べきれなかった小籠包をもらってもらう.英語で話しかけたが,ちゃんと通じた.

重い腹を抱えつつ,コインランドリーへ戻る.
金はかかるけど乾燥までしてくれるので楽だ.

旅先だと頼りになる存在だが,最近,日本でもやたらにコンランドリーが増えている気がする.なぜ?

コインランドリー経営は儲かる?2023年の開業がおすすめの理由!

どうやら投資対象になっているようだ.大丈夫なのか?

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てなわけで,この旅最強のダラダラ日となった.

そういやかつての無期限(のはずだった)東南アジア旅の日々もこんな感じやったなぁ.
「今日は洗濯したから終わり」「今日は郵便局行ったから終わり」という「ONE DAY ONE THING」なんて言葉があったくらい.
懐かしいね.

そう.ここ最近の旅は忙しすぎたのだ.
特にダイビング・ツアー.
後悔はしていないが,ひたすら何もしないという日があっても良かったかな.
いや,思い出せ,2015年のタオ島を(あれは悲劇?喜劇?).

旅の回顧録~2015年のコ・タオ

いずれにせよ「楽園の暇」とは正に今日のような日のこと.

この年齢になっても,旅先でこんな日を過せるなんて,30年前の自分に教えてやりたい(意味なし).
なんだかんだで幸福なのだよ.お前は.

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Day11へ続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day11-1 花蓮周遊

台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その2)

2024/3/25 Mon

生還.

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晴れ時々曇り.温度:21 ℃,湿度:82%,体感温度:22 ℃,風速:6.3km/時,風向:SSW

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その1)

知らぬ間にジャングルに案内されていたKazchari.
こ,これはGoogle先生のスタンド(ザ・マップ)攻撃っ!

おかしいと思った時点で引き返せばよいものの,進んでいけばいつか道は切り開かれる=舗装路が現れると信じて前進する(iPhoneの画面上は道がつながってるッ!)

そして重量級とは言ってもチャリはチャリ.
オートバイと違って押し歩きもできるし,持ち上げたり,担ぐことも可能.
多少の悪路であってもなんとかなる!(と,思っていた時期がKazchariにもありました)

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まだまだ道らしきだった頃.まだ大丈夫.進軍!

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やがて,人道というか獣道へ.
車両が通った痕跡はない.

「フフン.ちょっとした冒険だな」と考える余裕がまだあった.

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ちなみに平坦ではなく登り.
もはや乗ってこいではいられない.
押し歩く.暑い.

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倒木発見!
なんのこれしき.チャリを倒せばくぐれるぜッ!

痛ッ.
トゲトゲの草がむき出しのひざ下を狙ってくるッ! 流血!
ぐわぁ~ ジャージがほつれたぁ~

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そして完全に道が消失!
いや,よく見ろ.わずかに人が通った跡がある.押せ!押せ!
(もはや地獄のインパール作戦...)

いや,もちつけ.これは非常にマズイ状況かも...
チャリを置いて先にヒトだけで通れるかどうか確認しないと.

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背の高さほどある草地を抜けたと思いきや,ついに目の前に垂直の壁が立ちはだかる.
高さは1.5mほど.

がんばれば,がんばればなんとかチャリを持ち上げることができそう.
これが最後...ここを越えても道がなければ引き返そう.
ポイント・オブ・ノーリターン.キリンは泣かないのだ.

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ぜぇぜぇ...汗だくになりながらなんとか崖上に押し上げる.
地の利を得たぞ!(意味不明)

一応,人工物(コンクリート)補強がある.
ということはもう少し進めば,広い道路に出るはず...(懲りない)

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と,喜んだのもつかの間.
その先には,鎖があっても不思議ではない,さらに急峻な崖がそびえていた.

この期に及んでもGoogle先生は「先に行け」と指示してくる.
青い道に△マークがついている.
ここは信仰を試される時...って,さすがにもうええわ.

膨大な時間と労力を費やした,この地獄の進軍もここらで撤退.
先ほどのコンクリ補強のところまで戻る.
1.5mの崖からチャリを降ろし,さらに先ほどの草地を押して,元の道へ引き返す...

やっとれんわ.

そこで諦めの悪いKazchariは最後のあがき.
なんとわずかに残る人が通った跡をたどり,別のルートを進む選択をした(く,狂ってる)

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なんと,一か八かで選んだ抜け道,とっかかりは狭い獣道だったが,進むと徐々にまともな道幅になってきた.
倒木や生い茂る草もなくなり,あまつさえチャリに乗って,ダウンヒルができるほどに!
勝った! オレはこの緑の地獄から生還したぞ!

だが,しかし!

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油断大敵&好事魔多し.
岩と岩の間にフロントタイヤを取られて見事に転倒落車!
スローモーションの中,古傷の左ひざをかばい,なんとか最小限の打撲で済ませる.

マジでやばかった.
こんな人里離れたジャングルで動けなくなったら,マジで人生終了やった.

カラダの次はチャリのチェック.
なんとボトルの蓋がいつの間にかなくなって,中の水もかなりこぼれている.
黒い方の水も後わずか.
まさかの水切れの危機?

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パニアに挿していた日の丸も紛失.
後年,この場所で日の丸を見つけた人は何を思うだろう...

OLYMPUS TG-5 ゾンビ?

幸い,この旅最大のピンチはこれで最後.
しばらくすると人家が現れて一安心.
生き延びた...っつーか,ここって,さっき牛の放牧してたとこやん.
ジャングル内をぐるっと一周して戻って来ただけ...Google先生ぇ,どういうことっすか!?

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素直に走って来た舗装路まで引き返し,国道に合流.
もうお腹いっぱいです.
本日の残りの行程はGoogle先生は全無視し,最短距離で花蓮を目指すことにする(やっと正気に戻った)

国道に戻るとエグイ日差しが突き刺さる.
水も心もとない.
ここは一刻も早くコンビニにピットインしたいところ.
何しろ冷たくて甘い飲料が欲しい.

だが...補給地点たる町には全然たどり着かない(台湾東側の特徴).
やがて「舞鶴」という名の丘を登る.
うん? なんか日本っぽい名前だ.

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このあたりは舞鶴観光茶園
石碑の漢字を解読すると,やはり統治時代に日本人が開拓したコーヒー園のようだ.
コーヒーに適している=お茶の栽培にも良い土地らしく,今では名産地になっている.

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しばらく進むと本格的なカフェを発見.
ここを逃せば休憩場所はしばらくなさそう...ではなくもう限界.
ピットインしないとタヒぬ.

さすが観光農園.
店員のおねーさん達は英語完璧.
メニューを見せてもらい「摩卡咖啡厅」ことカフェモカ(150元)を注文.
何が何でも冷たくしてほしかったので「iceプリーズ! coldプリーズ!」と何度も連呼.
「わかった,わかった」と,おねーさんを苦笑させる.

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で,「テラスの方が景色がいいわよ」とのアドバイス.
運ばれてきたカフェモカは...人生最高に美味だった.

ついでに持ってきてくれた冷水をがぶ飲みし,しばし休憩.
おそらく本日はこの旅一番の暑さ.
ジャングルライド+ここまでの登りで消耗した体力をできるだけ回復させる.

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落ち着いて店内を眺めれば,結構な品揃え.
漂うお茶の良い香り...普通の旅行なら一品,買ってたな.

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つーことで,店員のお二人に,たいそう大げさにお礼を伝え,再スタートする.
正にオアシスでした.

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舞鶴茶園のシンボルはやっぱり「鶴」だった.

で,北上を続けると北回帰線モニュメントを通過.
もう写真からして暑そう.

そうそう”こんなこともあろうか”と予備として持参していた日の丸2号をパニアに装着.

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ようやくセブンを発見.
先ほどのカフェでは飲み物だけだったので,これが昼食となる.

「炒飯」と「赤コーラ」と「バナナ」.何も言うことはない.

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完全に独立した自転車レーン.
安心の「環島1號」標識.

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花蓮の街が近づいてきた.
左側の林が日差しをやわらげてくれる.

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それでも暑い,暑すぎる.
熱中症を避けるため,ガソリンスタンドのトイレにて,頭から上半身,前腕にかけて水道水をぶっかける.
日本ですら,ここまで濡らしたことはない.
気化熱を利用した冷却法だが,あっと言う間に乾いてしまう.

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国道に並走する自転車道を走る.快適.

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ようやく花蓮に到着.
久々に大きい都市だ.

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退勤ラッシュはまだなのか交通量少な目.
いや,東側だから元々人口が少ない?

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えーと,長すぎる電動チャリ.

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花蓮の町中をグネグネと曲がり,駅前近くの本日の宿Hualien Bird’s House Hostel」にようやく到着.時刻は17時だった.

ドアを開けてフロント前にチャリを入れようとするが,「10時までは外に置いてくれ.その後は中に入れとくから」とのこと.
そのご主人,何やら食事中で「チキン食うか?」という,うれしい申し出.

「ほ,欲しいけど,めっちゃ疲れてる.とりあえずシャワー浴びてからもらうわ」と2階の部屋に引っ込む.今回もシングルである.
このまま横になったら,疲労のあまり速攻で寝てしまいそうな激動の一日だった.

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で,シャワーを浴びてホールに戻ると,チキンどころかご主人の姿が消えていた.自宅(もしくは自室)に帰ってしまったようだ.

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ここに来る途中に目を付けていたコインランドリーまで歩く.
洗濯物と,ついでに汗だくになったリュックも放り込んで,さぁ食事だ.
(チキンも食いそびれたし)腹減った.

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少し歩いて通りに出ると,ファミレスっぽい店が何軒か並んでいる場所を発見.

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ちょうどメニューが出ていた,この店に決める.

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豚肉の野菜炒め定食...っぽいモノを注文.
小鉢やらドリンクもついて300元(約¥1,500)
うん,店の雰囲気も味もセット内容も,それに値段もファミレス的.美味し.

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残念ながら量が少々物足りなかったので,帰りにコンビニにて夜食を購入.
今日はさすがにアルコール(パイナップル・ビール)も許されるでしょう.
ちゃんと牛乳も飲んでたんぱく注入.

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それにしても...今日はマジでやばかった.
山で遭難する人の心理状況ってこうやねんやろなぁ.
いわゆるコンコルド効果もしくは正常性バイアス」てヤツやな(そうか?).

さぁ,天気予報によると明日は雨.
さすがに疲労のピーク.
休息日にしますか.

Day10へ続く. ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day10 花蓮の休息