『装甲騎兵ボトムズ』にむせる

-予告-
こんな夢をみた.
荒野の中の廃墟を目指し2台の鉄騎兵が走る,飛ぶ,撃つ.四方八方から,敵の銃弾が霰のように降りかかる.
己の血潮で視界が赤く染まる.
意志だけは前へ,前へ.俺はまだ死なせてもらえないらしい.
次回「選択」
童心を忘れない大人たちへ

冒頭のような夢をマジで観たKazchariです.
『iPhone11 Pro』のおかげで,ネット界隈のおっさんたちがザワついている.
言うまでもなくあの三つ目レンズのせいである.
第一印象は最悪だった.
ジョブス存命中なら間違いなくこのようなデザインは認めなかったであろう.
しかし,改めて見るとアレに似ている.
そうATのターレットレンズに.
しかもディープグリーンカラーまである.
誰だ!こんな素晴らしい色を採用したのは?
日本人のアラフィフのおっさんか?
そやけど「ボトムズ,ボトムズ」と騒がれているが,総称ではなくスコープドッグ(スコタコ!),もしくはタートル系のレンズが正しいのでは?
後半になると異形レンズのATが増えてくるし.

というわけで,このスマホが気になって仕方がない.
それが引き金となって『装甲騎兵ボトムズ』が何度目かのMyブームである.
以下,あまり裏を取らずに当時の思い出を元に雑記.
細かい勘違いはご容赦.

先日は3本ローラー時にOVA『ザ・ラスト・レッドショルダー』(1985)を観た,初見はレンタルVHSやったなぁ...

装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー [DVD]

ストーリー,作画ともよくできている.
OVA作品の中でも秀逸.
本編との整合性も完璧(クメン直前のキリコとは思えない?).
何度も繰り返し観たせいかセリフもほとんど覚えている(ラピュタレベル).

「ターンピックが冴えないな.それに制御系もおかしいようだ」
「こいつの肩は赤く塗らねぇのかい?」「貴様,塗りたいのか?」
「やせ我慢はよせ.度が過ぎるのは見ていて辛い」

続編ではなく,合間のエピソードが新作で作られたのはこれが最初?

TV版ボトムズの特徴の一つに,ワンクールごとに舞台(戦場)が変わるというものがある.
さらにはパク...オマージュした映画も異なっている.
すなわち「ウド編」は『ブレードランナー』,「クメン編」は『地獄の黙示録』,「サンサ編前半」は『エイリアン』,「クエント編後半」は『2001年宇宙の旅』.
サンサとクエントの砂漠系は何やろ?元ネタがあるんやろか.

この時代のTVアニメは,担当の制作スタジオや作画監督ごとに主人公の顔がころころ変わる.
特に個性的なのが谷口顔のキリコ.
キャラ設定とは全く別人のヘチマ顔であるが,なかなか味わい深い.
それに谷口さん率いるアニメアールの超絶メカ作画!
クメン編のジャングル戦,パーフェクトソルジャー回の対イプシロン戦など,アニメアールの作画回はホンマにえげつない.
この人気が後のレイズナーにつながってくる.

解説動画などでは「スコタコは乗り捨て」「主人公のメカは特別ではない」と言及されるが,ラビドリードッグのことを忘れていませんか?
キリコ専用ではないもののかなりスーパーロボット扱い.
最終回1つ前の「修羅」の作画がアニメアールであったのならぁぁぁ(ロッチナ風に)!

最近,あの時代のリアルロボアニメに熱中した世代としては寂しい事件が続いた.
塩山さんは不慮の事故でなくなったし,湖川さんはヤフオクでやらかしたし...あれだけ有名なアニメーターでも老後は苦労するのだろうか.

えー色々と書きましたが,Kazchariはいまだにガラケーだったりするというオチ.
現状,何の不自由もないのですが今回は参った.
SIMフリーiPhone11をAppleストアで買って,格安SIMだけ契約するかぁ.
ガラケーと2台持ちで,などと,ここ数日考えています.

今朝のZwiftでは『ペールゼン・ファイルズ』(2007-8)を観ながらこいだ.
「嘘を言うなぁ!」(ホンマです)

装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ (1) [DVD]

BRM824旭川400km(その1)

2019/8/24 Sat

2019年8月24~25日.

SR狙いでRandonneurs Sapporo主催の400kmブルベに参加した.

遡ること2週間前にBRM810宗谷岬600kmを完走(33時間27分)した.

400は距離は短いものの,仮眠のタイミングが難しいため,ブルベ界では600よりキツイともっぱらの噂.
どうなることかと思いきや,結果的には特に寝落ちもせず,完徹にて無事完走.

以下,その備忘録である.

【スタート~PC1セブンイレブン上川層雲峡店】

午前11時というこれまでに経験のない出発時間.

20時間切りを目標タイムとしていたため,元々仮眠をとるつもりはなく,前夜は寝貯め作戦を実行した...のだが,やはり体内時計は正直.

前夜10時就寝も,きっかり4時過ぎには目覚めてしまった.

脳は起きても身体を休ませることは可能!とダマシ×ダマシまどろんでいたら,6時になったため起床.
カーテンを開ける.期待の天気は小雨っ! 予報通りっ! 残念!

今回の出発地点は自宅から10kmほど.河川敷のサイクリングロードを通って自走参加することにした.
時刻は9時.昼からは天気回復予報かつレインウェアなんぞできれば着たくないし,持参すらしたくない.
逡巡しているとまさかの豪雨.
泣く泣くフル装備で出撃.

「カッパ嫌やなぁ.特にパンツ.漕ぎにくうてしゃあない」とブツブツ言いながら河川敷を走っていると.雨が止み,さらには晴れ間も見えて気温も上昇.
こりゃたまらんとストップ.レインウェアの上下,ブーツカバーをキャストオフ.

その横を同ブルベに参加するランドヌールが通り過ぎた.

AM10:00スタート地点着.

受付名簿にサインするも,なんと参加予定だった同僚がDNS.
メールを確認すると「道路が濡れてて」「ガスってて」「天気不安定だったから」とのこと.
えーい,この軟弱者!

しばらくするとブリーフィング開始.

参加者は30名ほど.
車検へと順調に進む.

300km以上のブルベではライト系装備が重要.
毎回少しずつアップデートしているのだが,今回は...

フロント: BONTRAGER Ion800R,LEZYN 1100i,中華製18650ライト(公称3000ルーメン?),CATEYE HL-EL140(夜間はヘルメットに)

リア: CATEYE OMNI5×2,CATEYE WEARABLE X SL-WA100,Bikeguyトライスター,中華製USB充電リアライト

と,少々トラブルが起きても大丈夫な鉄壁の布陣.
ちなみに600kmもこの装備.
メーカーどころか電力供給方法もバラバラなのが気になるが,まぁ良いでしょう.

てなわけで出発.
まずパークゴルフ場でトイレを済ませ,橋を渡って旭川環状線に突入.
いわゆる信号峠が続き,車の追い越しにおびえ,ところどころに残る水たまりを避け,早く街を抜けようともがく.
通常のライドではまず通らない.

当麻方面に曲がると交通量が減る.
しばらくは集団走行.
先を考えるとペースを押さえ,このままトレインに乗っかるのもよいが...あかん.全然自分の心地よいペースではない.
というわけで,単独走を選択.

一部,旭川200のコースをなぞり,国道39号へ.

いつもは並走する旭川層雲峡自転車道を使っているので何やら新鮮ではある.
しばらくすると,雨がポツポツと...上川に入るころには本降りとなり,レインウェアの上だけ着る.
dhbのこのレインウェア(セールで約10000円),最初は撥水最高,と思いきやあっと言う間にズブ濡れに.
ちゃんとアイロンせなあかんな.(ちなみに下はワークマンのストレッチレインパンツで1900円!)

交通量の多い国道や,やたら長いトンネル(隊道)をビビリながら走り,13時半頃,PC1セブンイレブン上川層雲峡店着.
景観保護のせいか,セブンのロゴが茶色に塗られており,知らない人にはわかりづらい.

後日知ったのだが,先ほどの覆道トンネルでランドヌールが車に追突された事故があったとのこと.
十分あり得るシチュエーション.

お叱り覚悟で告白するが,個人的にこの辺りの覆道トンネルを通る際には川側にある歩道を通るようにしている.
こちらからだと右側通行になってしまうが,命には代えられない.

今回はブルベ中につき,左側通行を守ったが...(その2に続く)