2025/8/30 Sat
違うんだよ,かーちゃん

晴れ.温度:21 ℃,湿度:79%,体感温度:24 ℃,風速:2.0 km/時,風向:ENE
今秋,四国を旅することにした.
もちろんBROMPTONと一緒だ.
2年前の台湾に続いて,島を時計回りで一周が目的.
余裕があればサイクリストの聖地「しまなみ」にも寄りたいところ(実は走ったことがない).
まぁ,1日~150km程度でのんびり走る所存である(それはのんびりではない).
詳細な計画は別記事にするが,何より重要なのは遠征ゆえの輪行方法.
いつもは北海道しか走ってないので,クルマ移動ばかり.
いや,2回ほどフェリーに乗せたか.
台湾一周は現地レンタルチャリだったし.
友人に飛行機輪行の留意点を聞いたり,ネットで情報収集したが,途中であることに気付いた.
「国内だし,チャリは宅急便で送ればいいんじゃね?」
そう,JALなどのフルサービスを使えば運賃に預け荷物代も含まるが,そもそもが高い.
少し調べたら松山往復¥60,000で吹いた.
ところがLCCだと,往復¥25,000程度.
追加の預け荷物代(片道~15kgで¥5,600)が宅急便代(往復約¥7,000)をはるかに越えてしまうのだ.
160サイズに収まってしまうBROMPTONならではの裏技である.
よく考えたらスキューバダイビングを趣味にしていた頃は,22kg越えの器材入りのトランクを,先に沖縄に送って身軽に移動してたな.
あれと同じ.
この方法に決定.
計画の詳細は後日,記事にする予定.
で,土曜日の話に戻る.
この日は朝から激しい雨.
ライドは難しい.
仕方がない.
旅の予定も決まったことだし,我がBROMPTONを少々いじることに.
まずは前から気になっていたブレーキレバーの角度.
折りたたみ時を考えて垂直気味にセッティングしていたのを,手の角度が自然になるように調整.
なんや,折りたたみも含め全然問題ないやん.
そして,新品のままフレーム内にずっと収納してた「輪行袋」を初めて展開.
BROを入れてみることにした.
ワイズロードさんのオリジナル商品(?).
現地でもバスや電車移動することもあろう.
久々にフレームから引っ張り出したら,収納袋にサビが付着していた...噂通り,BROのフレーム内って錆びるのねん.

使ってみて気づいたが,これは「袋」ではなかった.
上下とも開口している.
「袋」にしたい時には底をヒモで絞る仕組みになっていた.
緊急用としては軽量だし悪くない.

ただし肩掛け用のストラップなどは付属していない.
専用品ではないが,ちょうど良いモノをAmaで発見⇒購入.
これで現地でも使えるだろう.
再収納前に錆止め剤をフレーム内部に噴射しておく.すでに遅い?
とまぁ,色々いじっているうちに時刻は14時を過ぎた.
雨も止んで陽がさしてきた.
すっかりサボっていたため,ぼうぼうの庭を草刈り機で成敗.
家屋周辺の雑草も抜く.
なかなかの重労働.だが,これもトレーニングの一環.
まぁ,もうしばらくすれば雪が全てを覆いつくすのだが.
作業終了.
中1の息子は例によって部屋に閉じこもってパソコンいじり.
そろそろ急にドアを開けるとヤバイお年頃である.
部屋の外から「とーちゃん,今からチャリで出かけるけど,一緒に来るか?」と声掛け.
部屋から顔を出した息子.
しばし逡巡後「おもちゃのヨシダに行くなら行く」.
きゃつは目的がなければ動かない.おそらくガンプラ目当て.
仕方がない.連れてってやろう.
実は先々週も同じような状況で外に連れ出した.
息子はGIANTのMTB.
Kazchariはファット.
もちろんちんたら走る息子を「貧弱ゥ! 貧弱ゥ!」と煽りながらライド(ひどい親だ).
今回,Kazchariは先ほどポジション変更したBROMPTONを用意.
それを見た息子.にやにやしながら,
「えー,とーちゃん,今日はそれぇ? マジかぁ(これなら勝てる)」
とナメた態度.
アホめ.
とーちゃんはこいつで200km走ったり,カミヒルを1時間ちょいで登ったりしているのだ.
もちろん,サイクリングロードに入ってからは息子を「モンキーが人間に追いつけるかーッ」と煽りつつ,サクッっとぶっちぎる(100億%大人げない).

それでもグチらずついて来る息子.
エラいぞ.いや,それほどまでにガンプラが欲しいのか?
つーか,うちの息子,チャリで速く走ることに全く興味がない.
一介のラグビー少年なのだ.
下はサイクリングロード上の行き先案内.
札幌はともかく「宗谷岬」にはさすがに無理矢理感が.

駅前を通り過ぎ,なんだかんだでサイクリングロードをアウト.
「おもちゃのヨシダ」はすぐそこ.家から12kmほど.

到着.
「疲れた.疲れた」とうるさい息子.貧弱か.
実は,ここまでチャリで来るのは初めてではない.
以前乗っていた子供用の12インチのチャリでも一度来ている.
あの頃に比べると,あっという間に着いたやろ? ⇒ うなずく息子であった.
ガンプラコーナーを物色.
おお,ネットでは未だに転売価格の『軽キャノン』があるではないか.
迷わず手に取る.もちろん定価販売だ.
で,息子の方はあーでもない,こーでもないと店内をウロウロ.
元々は自分の小遣いで買うつもりだったが,値段の折り合いがつかず悩んでいるようだ.
仕方がない.
ここは一肌脱ぎましょう.
おい,息子,¥1,000までまでならおごるぞ.
「マジか」と手に取ったのはHG「シャア専用ズゴック」.
まずまずの選択だ...というほど他の在庫がなかった.まだブームは続いている.

さて,帰り道.
橋の上で休憩.
この後は容赦のない引きでサイクリングロードをひた走る.
このように息子と一緒にチャリで走るのもいつまでだろう.
息子は成長し,Kazchariは老いる.
「貧弱ゥ!」と煽れるのもいつまでか.

いつもの定点観測地点にて.
今はこんな曇天だが,明日は大会直前二回目の試走予定.
晴れるかな.
そうそうBROMPTONのレバー角度,ちょうど良かった.
軽量化を始め,何か色々といじりたくなってきたなぁ...BRO沼にはとっくの昔に堕ちている.

Kazchariの『軽キャノン』は積みプラ行きだが,息子は帰るや否や『シャアズゴ』の製作開始.
夕食前には完成.
そこで,Kazchariは昔作ったRGの『シャアズゴ』を展示棚から持ってきて,息子と二人して「あーでもない,こーでもない」と品評会.

それを見たヨメはん ⇒「どっちも同じやん」
息子 ⇒「全然ちがうやん!」
Kazchari ⇒「これだからしろうとはダメだ!もっとよく見ろ!」
今宵も平和である.