新しい鞄を買った~『Lannsyneボディバッグ』

2020/12/6 Sun

やっぱ本革っすよ.

iPhone11 Pro

むちゃくちゃホワイト&フリーダムな今の職場には,夏でも冬でもファットバイクで通勤している.
当然,カバンはリュック型.
もう20年近く愛用しているのがボブルビー

ハードケース側にパソコンなどの精密機械を収納.
転倒時もプロテクト!
とは言え,全体に重いし,フィット感イマイチだし,容量少ないしで使い勝手はあまりよくない.

でも気に入っている.
そして,品番は違えど,今でもほとんど形を変えず販売されている.
もはや永久不変の定番アイテムやね.
実際に担いでいる人はあまり見ぃへんけど.

ポイント65 Point65 バックパック ボブルビー GT 20L ハードシェル Boblbee GT バイク PCバッグ

これとは別にプライベートで出かける際は,これまで以下のカバンを使ってきた.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

しかし,しょせん安物の合皮製.
経年で味がでてくるどころか,表面がボロボロはがれて,すっかりみすぼらしくなってしまった.
特にボディバッグの方がひどい.

iPhone11 Pro

スマホ『kindle paperwhite』だけを運ぶならちょうどいいサイズやねんけどな.

つーことで,先日のAmazon Cyber Mondayセールにて,普段使いの本革ボディバッグを物色.
以下の商品を購入し,それが届いた.

iPhone11 Pro

嘘か真か,参考価格は19000円.
通常価格は7900円程度.
それがセール価格で5990円だったのでポチる.

ついでにお手入れ用革クリームも購入.

[タラゴ] 革を柔軟にし防水効果を高める ミンクオイル 100ml 靴磨き ジャケット バッグ アウトドアー ライダース メンズ

袋を開けると早速,表面にけっこうなスリ傷を発見.
とは言え,本革なのであまり気にならない.
これもやがて“味”になっていくでしょう.

特段,匂いがきついこともない.

サイズは商品紹介にある通り,iPad Air 9.7インチが余裕で入る.

iPhone11 Pro

重さが気になることもない.
たくさんある仕切りには不織布マスクやらリップクリーム,目薬,歯ブラシ,エコバッグといった日用品を詰め込んでも余裕.
コンデジは元より,小型のミラーレス+パンケーキレンズも入りそう.

さらにこのバッグには不思議な機能がある.
それはここ.

iPhone11 Pro

まるでコンセントのごとく,USB差込口がある.
これの使い道は何?
バッグ内部にはUSBコードと円形のモバイルバッテリーを入れるスリットがある.
普通に考えてケータイ充電用やろな.しかも歩行中?

iPhone11 Pro

反対側にはイヤホンコードを通す穴あり.

iPhone11 Pro

外側に別室2つ.
大きい方にiPhone,小さい方にケータイを収納.

iPhone11 Pro

ベルトにもポケット付き.

iPhone11 Pro

色,形,大きさ,全く文句なし.
理想に近いバッグだ.

キズが目立つというレビューもあるが,本革はそれもまた良し.
一緒に歳を重ねようぞ.

Lannsyne ボディバッグ メンズ 本革 ワンショルダーバッグ

※ 12/6現在.7499円に11%offのクーポン付で販売されています.

外食でのエピソード4選

2020/12/5 Sat

よけいなお世話.

【第1話】

チャリのロングライド時の昼食はコンビニで済ませることが多い.
服装がアレ,感染予防,ぼっち,安上がり,盗難防止などが理由.

それでも,時間や場所の条件が合えば,ごくたまに雰囲気のよいカフェに入る.
こうした店は混んでいることが多い.
特に土日はなおさら.

その日はたまたま空いていて,無事に席を確保し料理をオーダーした.
しばらくすると,40代とおぼしき二人組の女性がKazchariの隣席に座った.
この二人,店に入るや否や,

「わぁ~なんて素敵なお店ぇ」
「このお席もいいわぁ」
「こんなところで食事できる,私たちって幸せねぇ」

と,大声かつ度が過ぎるファンタジーな賞賛.

店員さんも「ありがとうございます」と笑顔(当たり前).
しかし,この2人,

「ランチ2つお願いしま~す」

店員さん「すいません.土曜日はランチやってないんです.こちらからお選びください」

「えー!ランチないのぉ? じゃあ帰るわねぇ またねぇ」

と退店.
席には水の入ったコップが2つ残されていた.

【第2話】

別の店.
Kazchariは食事中.
旅行中と思われる高齢女性3人,男性1人のグループが隣席に座った.
完全に偏見だが,高齢者はメニュー選びに時間がかかる.

「ごはんが多くて食べきれないかもぉ」
「最近血圧が高くて,お肉ダメなのぉ(そして,互いの不健康自慢話へ移行)」
「(メニューにない)お汁粉ないかなぁ」

特に最後のお汁粉,あろうことかマスターに作れないかどうか頼むという暴挙.
幸い,マスターが温厚な方で,作れない理由,メニューにしていない理由を懇切丁寧に説明.
できた人やなぁ.

Kazchariやったらキレるな.
馴染みの居酒屋とちゃうで.

【第3話】

とあるラーメン屋でお昼.
狭い店で,カウンター席しか空いていなかったが,ぼっちなので問題なし.
隣には女子高校生らしき2名が座り,ずっとスマホをいじっている.

店は料理人とホール係の2名体制.
Kazchariの後も客がぞくぞくと入店.
数人が入り口付近で待ち状態.

ようやくオーダーを告げてしばし待つ.
先に隣の女子高生らにラーメンが置かれる.
その際のホール係との会話を聞いていると,どうやらこの2人はこの店の身内(子供か孫)であることが判明.
その間にも客がぞくぞくとやって来る.
なのに,この二人,全く意に介せず,スマホいじりながらのんびりと食事.

母だか祖母だかが走り回っているのにこの態度.
信じられん.
食べ終わると,自分たちで鉢を“奥の部屋まで”運び,そのまま出てこない.

むかっ.
最初から奥で食え! そして家族やったら手伝え!
つーか,親の教育方針に疑問.
ダメ押しで...ラーメンもおいしくなかった.

【第4話】

知り合いから回って来たチラシ.
Barを経営している別の知人が,新コロのせいで経営不振.
初の試みとして,肉料理中心の西洋風おせちを販売することにしたとのこと.
税込み10800円.
さらにはお店で使える2000円クーポン付き.

「ほほぉ,写真で見る限り,むっちゃうまそうやな.10000円は少々贅沢やけど,こういう時は助け合やしな.2000円のクーポンで,別の日にも子供連れて食べにいくか.どれどれ」とお店のサイトを確認したところ,見事に全席喫煙可の文字が.

こらあかんわ.
もちろん,条例上は問題ないかもしれんし,Barという素性からすると喫煙可なのはわからんでもない.
しかし,子供連れは元より,この新コロ時に感染リスクを高めるとされる毒ケムラーの巣窟にでかけるのは絶対無理.

つーことで,そういう環境下で作られるであろう料理に期待できないので,おせちもパス.

以上,おせっかいな感想でした.

『LONG WAY DOWN』の感想(その3)「エジプト~スーダン~エチオピア編」

2020/12/4 Fri

旅と旅行の間.

ユアン・マクレガーとチャーリー・ブアマンのアフリカ縦断バイク旅『LONG WAY DOWN』(LWD)をAppleTV+で視聴中.

今回はエジプト-スーダン-エチオピアの感想.
いわゆるアラブ・アフリカからブラック・アフリカへと舞台が移っていく.

以前も書いたが,Kazchariはこの番組をDVDで一度観ている.
にもかかわらず,内容を全く覚えていない.

なんてこった.

いくらDVDが英語字幕のみだったとは言え,これほど濃いドキュメントの内容すら忘れてしまうとは...自分の脳に絶望するなぁ.

実はこの現象は読書にも起きており,ここ数年は読了した本の内容をすぐに忘れてしまう.
その一方で,20代の頃に読んだ書籍,漱石やヘッセの小説に関しては,あらすじは元より,場合によっては印象に残ったフレーズやセリフまで覚えている.

結論.

若い脳は感受性が非常に鋭い.
入力された刺激や新発見を,自分の糧として取り込もうとする機能が最高潮に発揮されているということだろう.
言い換えれば,年齢を重ねる=残り時間が短いゆえに,提示された情報を,将来活用する可能性がないと脳が自己判断しているのかもしれない.

寂しい話だ.

では,探求の精神を諦めるのか?
たとえ,その場限りの喜び,好奇心の充足だけでも良いではないか,つまり「同じ対象であったとしても毎回新鮮な経験ができる」と前向きに捉えるのが良いかもしれない.
実際,老人施設などのレクリエーションを「毎回同じでつまらない」とグチっているのは当人たちではなく,スタッフ側ということはままある.

閑話休題.

さて,エジプト編である.
『水曜どうでしょう』における大泉ポジション,ユアンのスケジュールの都合があるのか,例によって急ぎ足の旅.
悪天候だろうがなんだろうがガシガシ進む.
観光名所だらけのエジプトの滞在すらも短い.
それでもしっかりピラミッドの脇をBMWで走り,内部も見学.
ええなぁ.

2004年8月のエジプトはひたすら暑かった.
あまりの暑さに一緒に旅していたヨメさんがダウン.
カイロのゲストハウスからほとんど動けず.
Kazchariはそんなヨメさんを放置して,国立美術館でツタンカーメン像を見学し,バスを乗り継いでギザへ.
冷房の効いたケンタッキーからスフィンクスとピラミッドを眺め,いよいよ敷地内へ.
そう,有名な話だがピラミッドは街に隣接している,というより後から街が発展したのだが.

OLYMPUS CAMEDIA C5050Z / 2004年8月17日

メキシコに次いで,何しろ暑かった.
確実に40℃越え
2リットルのペットボトルを持ち歩いていたのだが,それを一気飲みできるレベル.
水が残り半分になると不安になるので雑貨屋に買いにいくのだが,エジプトはこうした生活必需品を買う時でさえボッてくるので油断できない(厳密には紙幣を渡してもおつりを返してくれない).
他の国ではありえないので,印象はあまりよくない国の一つとなってしまった.

カイロ観光の前には,紅海沿いのハルガダにてダイビング.
Kazchari的にはピラミッドより紅海の美しさ(固有種だらけ)が印象に残っている.

OLYMPUS CAMEDIA C5050Z / 2004年8月13日

さて,『LWD』の一行は一週間に一便しかないスーダン行のフェリーにバイクとクルマを乗せるためアスワンへ急ぐ.
人は別便らしく,ここで不思議というかテレビ番組ならではの行動.

ユニセフのバイク診療チームのメンバーと会談するため,いったん飛行機にてケニアに入国.
交流後,再びアスワンに戻ってくるという旅程.

うーん.

こういうシーンを見せられると,やはりこれは「旅」ではなく「テレビ番組」なのだとあらためて認識させられるな.
途中でトラブルがあっても「演出でしょ」「何とかなるんでしょ」という思いが頭をよぎってしまう.

さて,スーダンへ.
これまた南北に分断される前の撮影.
サハラ砂漠とまでは言わないが,十分な悪路

舗装路がほとんどなく,チャーリーはともかく,ユアンは転倒しまくって「オフロードは好きじゃない」とグチる.
そら,パワーはあるかもしれんけど,あの巨大なGSやもんなぁ.
無理な走行が祟ったのか,ユアンとクラウディオのBMWのサスペンションが砂漠の真ん中で壊れる.
予備パーツが一つしかないので,ユアンのバイクだけ修理し,クラウディオのバイクはトラックを探してきて搬送することに...って,これも個人旅行では無理な話.

一方,自転車で旅している人も数人登場.
10年以上母国を離れ,現在スーダンを自転車旅というだけで,もう十分“アレ”な人たちなのだが...なんてうらやましい.
その間,歯の治療とかどうしてるんやろ?(そこ!?)

首都のハルツームは大都会.
イラクの副大統領が同じホテルに投宿しているらしく,やや緊張感.
しっかりBMWの修理を行い,エチオピア国境に向かう.

ちなみにスーダンから南スーダンが独立したのは2011年.
現在世界で一番新しい国家だが,その内情は悲惨.
失敗国家の代名詞とされている.

ゼロからわかる南スーダン「国づくり大失敗」の真相

お次はエチオピア

乾いた砂漠は濡れたジャングルに変わる.
ブラック・アフリカの入り口.

ジャマイカに縁のあるKazchariとしては,エチオピア=ジャーことハイレ・セラシエ,帝国のラストエンペラー
日本人にはレゲエ&ドレッドヘア&マリファナというイメージしかないラスタマンだが,本来はラスタファリズムという宗教の教えを具現化しているのがラスタマン(ラスタファリ)なのである.

ラスタファリ運動

ようするに,アフリカから奴隷として連れてこられた我らは,この退廃・堕落したバビロン(ジャマイカ)を脱出して,ジャーが統治するザイオン(天国)たるエチオピアへ帰ろう運動.
ボブ・マーリーの歌詞にもバンバンでてくる.

まぁ,実際のジャマ人は大多数がプロテスタントなので,ラスタファリは少数派.
病院で活動していたKazchariもラスタファリの患者さんを複数人担当した.

Nikon COOLPIX E950 / 2004年3月18日

さて,現代のエチオピアは,ジャマ人たちが焦がれる天国なのだろうか?
あまりそんな印象はないなぁ(特に某国に忖度しまくりのテドロス,てめーのせいだ).

さて,『LWD』の一行は,あまりのタイトスケジュールのせいか,スタッフ間の諍いが目立ってきたようだ.
ハンディカムでユアンとチャーリーが愚痴をこぼしまくっているのだが,こういう描写って誰得?

結局,こうしたギクシャク関係も快適な(?)都会のアジアアベバでの休養を経てクールダウン.

エチオピアのシャシャマネにあるラスタ村を訪ね,長老にラスタの教えを聴くユアン.
目が少々イッテル長老の話に「こいつ,何を言ってんのか,さっぱりわかんねー」という表情がナイス.
その直後,長老が倒れて『LWD』の随行ドクターが治療するという展開へ.
ホンマ,ラスタの人たちって健康なのか不健康なのかよくわからん.

現地に入植し,花卉ビジネスを展開しているイギリス人(?)のプラントも見学.
2007年当時,既にSNSが浸透しており,このイギリス人たちも,ネットで一行のルートを予測し,幹線道路に“歓迎”の横断幕を張って,二人が気づくことに期待していた.
その目論見は大当たり(仕込みでなければ...).

将来,『LONG WAY in ASIA』(仮)が制作される際には,Kazchari実行してみるかな?
稚内から樺太に渡るルート設定だと,旭川通過もありうる?

ジャマイカ&レゲエ A to Z 2010年増補改訂版