シンクロニシティ

今日は少々オカルトチックな話題.

興味のない人,申し訳ない.
時系列が少々ややこしいので,上手く伝えられるかどうかわからないが...

今日の午前中,大阪に住む義理の母が,大動脈解離で病院に搬送されたという連絡が義妹からあった.
こちらは旭川,すぐさま駆けつけるというわけにはいかない.
幸い自覚症状を伴ったままの発症で,搬送先の病院でも意識ははっきりしており,手術にはなるが,とりあえず命に別状はないとのこと.
当然ながらヨメさんは憔悴しきっており,飛行機の予約が取れ次第,帰省することになった.

表題のシンクロニシティとは,精神科医・心理学者カール・グスタフ・ユングが提唱した「意味のある偶然の一致」のこと.
学術的な定義や詳細は専門のサイトや書籍で確認していただきたいが,「ある出来事の前に起こる前兆」もその説明に含まれる.

それは昨夜,義母が倒れる前に起きた.
外出しようと玄関ドアを閉めた際,自宅の表札(石製)が,突然外れて落下し,8片ほどに割れてしまったのだ.
もちろん誰かが細工したわけでもないし,見た目ぐらついているということもなかった.
確かに接着後15年以上経過しており,北海道の四季の寒暖差を考慮にいれると,接着剤が自然劣化したと考えるのが当然だろうと,昨夜は思った.
ただし,落下を目撃したヨメさんが「不吉やなぁ...」と言ったのが忘れられない.

さらに,これも偶然なのだが,一昨日には,普段は全く気にも留めていなかった表札の接着部位が気になって仕方がない自分がいた.
なぜだかわからないが「そろそろ外れるかもなぁ...」と表札を凝視しながら考えている自分がいた.
そして今日の一報である.

もちろん後付けの解釈に過ぎないのかもしれない.

割れた表札は緊急連絡の前,つまり昨夜のうちにエポキシボンドで修理しておいた.
石仮面のごとく亀裂が入り痛々しい姿である.
しかしながら,この即時行動が良かったのか,義母は命を取り留めた.

ユング心理学入門―“心理療法”コレクション〈1〉 (岩波現代文庫)

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