エステざんまい~顔と頭と血と体

2022/2/16 Wed

それはある一言から始まった.

以前から気になってたことがある.
意外ッ! それは眉毛.
やたらに長いし,まぶたを侵食している.

歳を重ねると誰もが村山元総理並みに伸びるとか(チコちゃんで言ってた).

Kazchariが普段行っている美容室では顔剃り,眉剃りなどカミソリを使う処理はしてもらえない.
実際,美容師がカミソリを使うのは,法的にグレーらしい.

で,ヨメさんに「どっか,眉そりしてもらえる良い店ない?」って聞いたところ...

「ワタシがいつも行ってるとこで良い? そや,ついでにヘッドスパ,顔マッサージとかもしてもらったら? ヴァレンタインやし,奢るでぇ」

と言われたので,素直にご厚意を受けることにした(感謝).

で,先日の日曜日に,その美容室に行ってきた.
顔・頭だけで1時間半のコースらしい.どんだけ.

店に着くと,扉付きの個室にご招待.
リクライニングチェアに座るっつーか,寝る.

一口に顔マッサージと言っても,「シミ防止」「たるみ防止」「美肌コース」「ほうれい線ケア」などなど,やたらに細かいメニューがあり,それぞれ使うアロマやら手技に違いがあるそうな.
あかん,完全に未知の世界や.まるで旭川から撤退した「SUBWAY」の注文並.
当然ここは「おすすめで」で済ませる.

目を閉じているせいでよくわからないが,各種ハイテク美顔器を駆使するようだ.
ヘッドスパにしても,濡らしたら,温めたり,冷やしたり,もんだり,叩いたりと忙しい.

とは言え,Kazchari自身は最近寝不足が続いてたせいで,施術中は爆睡.
夢見心地の中で,

「いやーこんな気持ちのええことを,50越えたおっさんが若いねーちゃんにされててええんやろか...」

と,文字だけだと,何やら別のお店っぽい思考がぼやーんと浮かぶ.

そうこうしているうちにコース終了.
リクライニングチェアから立ち上がる時にふらついたわ.

で,自分のほっぺたを触ってみると,確かにピタピタ&ツルツル
鏡の中のおっさんの顔,脂でなく,健康的にテカテカである.
おお確かに(一瞬だけ)若返ったぞ! まるで石仮面をかぶったようだッ! ズッギューン!

こうなりゃついでと,ボディの方もエステしてもらおうと画策.
前回のブログ内の【おしゃれ】を実行してやろうではないか! WRYYYYYY!

人生の残り時間~食事・運動・睡眠の他?

もちろん,ボディの方にはここ2年間続く悩みである頸・肩コリ問題がある.
最終結論として,現状「矯正バンドに勝るものナシ」に落ち着いてはいる.
デスクワークのみならず,自宅でこうしてブログを書いている時にも手放せない.

柔道整復師が考えた 姿勢サポーター 姿勢ベルト 男女兼用 (Lサイズ)

もちろん寝る前のこいつも.

NIPLUX NECK RELAX

コリへの効果はともかく,今回は,純粋にエステ系マッサージを受けたくなった.
思えば,2019年末のダイビング旅行の帰りにジャカルタでアロマ系のヌルヌルエステを受けたなぁ.オイル系はもう勘弁やけどな.

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(9)

早速,ヨメさんに相談.
さすが女性,この手の情報をたくさん持っている(偏見?).
店名を聞き,早速ネットで予約.
たまたま良い時間に空きがあった.

こうしたエステやマッサージ店にありがちだが,初回割引がエグイ.
溜まっていたPontaポイントを使うと,なんと「頸・肩マッサージ 60分コース」¥2,000になった.行くしかない.

で,昨日の話.
有給取って万全の準備.

まず,午前中は駅前イオンに出向き,1年ぶりぐらいの400ml献血.
歯医者行ったり,新コロ予防接種と重なったりでなかなか行けなかった.

中南米旅経験者ならご存知と思うが,数ある病気の中でも,献血ではシャーガス病感染の有無がなぜか警戒されている.
Kazchariも対象国のうち9ヶ国ほど訪問経験があるので,毎回書類の記入が大変である(国名と期間をいちいち書く).
最後に旅行してから20年近く経つのになぁ...

あまりに面倒なので日赤本社にメールで問い合わせたことがある.
書かせるだけ書かせて,結局,毎回パスしているのを把握しているはずなのに,なぜ何度も申告させるのかと.

回答⇒「規則だから」だそうな.ガクッ.

つーことで,献血後,フリー水分(ジュース)&糖分(お菓子とアイス)を補給.

これで血液のエステ完了! WRYYYYYY!

準備万端でいざマッサージへ.

どの店とは書かないが,これまた非常にややこしい場所にあった.
駐車はしやすい.しかし,なぜか店の入り口が見つからない.
事前にヨメさんから注意されていた通りだった.

ようやく発見.
この店,なぜかドアに「入口」表記がないのだ.

無事入店.
女性店長に出迎えられ,個室にご案内.
施術用ベッドがあり,リラクゼーション音楽が流れる暗い部屋.
オイルマッサージ後用のシャワールームも備え付けられてある.

施術用に短パン+Tシャツに着替えるよう指示される.
事前に「男性です」としか申請していなかったので,短パンのウエストぶかぶか.無問題.

ウエルカムドリンクを頂きながら,書類を記入.
身分証も確認.
書類にも記載があったが,セクハラ・カスハラ対策が徹底している.
個室やしなぁ.実際に事例が多いのだろうか?

初回なので,施術前に色々聞かれる.
Kazchariも警戒されないよう,必死に”いい人”アピール.

店長「普段,何か運動してますか?」(「してない」返事を待っている?)

Kazchari「アホみたいにしてます」

店長「はい? な,何を?」

Kazchari「自転車ですね.夏でも冬でも,外でも家の中でも1年中」

店長「えー,冬ってタイヤの太いファットバイクですか?」(おおっ,もしかして玄人さん?)

Kazchari「はい.こないだも旭岳登ってきました」

店長「...すごいですね.いつもどれくらいの距離乗られるんですか?」

Kazchari「夏だとロードで,だいたいここから三国峠往復ぐらい(220Km)が標準ですかね」

店長「...」

はい.チャリ馬鹿の常識をベラベラ話すのはヤメましょう.
さすがにブルベ系の話はしませんでした.

ブルベやると崩壊するいろいろなアレ

つーことで,施術開始.
エステと言っても,ノーオイル&”強め”をお願いしたので完全にマッサージ寄り.
痛いぐらいがちょうどよい.

あっと言う間に60分経過.
ストレッチもしてもらって,かなり頸と肩が「楽」「軽く」なった気がする.
昨年行った,別の店のマッサージや鍼はイマイチやったもんなぁ.

ただし,問題はこの”軽さ”がどれくらい継続するかである.

施術後,店長さんから「どうでしたか?」と聞かれたけど,炭治郎並みにウソが付けないKazchariは,顔を引きつらせながら「はぁ...少し様子をみますね」とだけ答える.
「ここでお世辞が言えないのが世渡り下手の証やな」と自分でも思う(偽サイコパス)

最後に,

「次回どうされますか? 今,この先1ヶ月内に予約されますと通常料金で10分間延長サービスが付きますけど」

との提案.
うぬ,なかなか営業上手ではないか.
ただ,そのシステムにはまると1ヶ月ごとに¥5,000,年間¥60,000のマッサージ・ルーチンになりそうなので,さすがに今回は辞退.
デスクワーク中心の業務になって,どうしようもなく凝ってきたら頼むつもり.

それに,マッサージの腕前はなかなか良いと思ったけど,少しひっかかる点があって...
それはコミュニケーション.

前半こそ,チャリネタや関西ネタで(勝手に)盛り上がってたけど,後が続かない.
「マッサージに集中している」と言われればそれまでなのだが,せっかくなら「ここの筋肉が固い」とか,Kazchari自慢の大腿四頭筋を褒めてほしい(変態だ)
ようするに,もう少し色々評価してほしかったなぁ.

もちろん,別の見方もできる.
客商売と言えば「聞き上手」が必須とされている.
Kazchariが話すのを待っていたかもしれない.

そやけど,Kazchari的には会話のキャッチボールがしたい.
関西人的な暴投合戦でも受けて立つ用意はある.
ようするに「モットキイテ」「モットカマッテ」状態を望んでいるのかも(面倒くせぇ)

と,ここまで書いた後,ひどいサイト発見.

関西人が嫌いな6つの理由とは?

まっ,まぁそういう意見もあるわな...しばいたろか!(ジョークです)

つーことで,2日間に渡るボディメンテ終了.
顔エステに関しては早くも効果消失.
このブログも矯正バンド付けながら書いている.

まっ,夢はいつか覚めるもの.
エステの魔法もすぐに消える.

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