旭ヶ丘クライム(出たかった)ライド

2020/5/3 Sun

ヒルクライムはレースに限るの巻

iPhone11 Pro

Mostly Cloudy, 21°C, Feels like 21°C, Humidity 58%, Wind 2m/s from W

残念ながら今年の「旭ヶ丘ヒルクライムアタック」は中止になってしまった.てなわけで快晴(というか暑い)の中,ちょろっと登ってきた.
普通に市内を抜けて,旭川層雲峡自動車道で向かうのはイマイチ面白くないので,東川周りで少々距離を追加.例年だと旭川200kmブルベのコースやね.

当麻スポーツランドでトイレとコーヒータイム.ここの自販機は”HOT”の販売時期が長い.今日はさすがに”冷たい”を選択.
オートバイカー,チャリダーが続々とやって来る.そう,旭川周辺は明日から3日間ほど雨予報.今日を楽しまねば.

そして,高速道路(自転車道)に乗る.

iPhone11 Pro

今日の写真は全体にエフェクト効きすぎやな.なんでかわからんけど.ポイポン11のカメラは暴れ馬.まだ手なずけていない.タッチシャッターのフィーリングはともかく,特に困るのが謎の拡張子「.heic」ファイル.ググってみたところ,iosの独自ファイルでWindows-PCで開けない.こうしたブログで使いにくいのだ.
とりあえず怪しげなフリーの「heic」⇒「jpeg」変換ソフトを入れてみたが,何回もハングするので削除した.さらに調べてみるとポイポン側で「設定」⇒「カメラ」⇒「フォーマット」⇒「互換性優先」にチェックを入れれば最初からjpeg保存できることを発見.こんな謎仕様は止めてほしい

今日の自転車道はいつもよりサイクリスト多め.半袖半パン率高し.Kazchariは本日ジャージ,レーパン,グローブ,ソックスと全身CASTELLIコーデ(あっ写真がない).レーパンはええけど,ジャージが少しルーズフィットやな.もう少しタイトな方が好み.

サイクルウェアはWiggleが安くて種類が豊富

そうこうしているうちに,自宅から約70kmでヒルクライムスタート地点着.

iPhone11 Pro

これまたHDR過剰.スマホの小さい画面で見ると丁度良いかも.おどろおどろしい雰囲気が.
さぁ,登り! と言ってもここまで結構なペースで来てしまったので,最初の急坂で足が売り切れ.早々にモチベ低下して惰性でゴール.後でセグメントの記録を見たらベスト(去年の大会)より約3分遅れ.なんじゃそら.

デライダ高地…ではなく「大雪森のガーデン」も休業中.人がいなくて静かだ.雪も道端に残っており,非常に涼しい.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

大会前の個人的アップコースをぐるりと回る.白い綿毛のウサギが走っていった.
せっかく持参した新兵器,ポイポン用のシャッターリモコンを試す.無事に動作.これまた少年心をくすぐるアイテム(自撮り棒とセット)なので後日レビューしたい.
曇りだったがこれまた過剰なエフェクトでイラスト風の世界に…

この地味な画が…

iPhone11 Pro

こうなってしまう.

iPhone11 Pro

以下はバランスがとれてるかも.

iPhone11 Pro

これにて本日の目的達成.来年の無事の開催を願う.そやけど体力持つかな.

帰りはそのまま自転車道で.追い風だか向かい風だかよくわからないペースで進む.足も回復したようだ.やがて一番のお気に入り地点に到着.ヨーロッパ風の白樺ロード.夏は夏で良いけれど,まだ”カサカサな”今の時期もなかなか.

iPhone11 Pro

「このペースだと16時には帰れるか…」という油断が災いしたのか,自宅まで残り15キロ地点でまさかのパンク.妙に後輪を重く感じ,触ると見事にベコベコ.ただし完全にぺっちゃんこではないし,タイヤ全周をチェックしても穴がわからない.いわゆるスローパンクですな.
修理が面倒なのでポンプでエアだけを充填して家まで誤魔化すことにした.10キロほど進んだところで再度充填.それでなんとか帰宅できた.
こっちルートに来ると何故かパンクするなぁ.これで4回目やで.

iPhone11 Pro

ブルベがない分,一回当たりのライドの距離がじわじわと伸びてきている.

またまたゆるポタどうしてこうなったライド

2020/5/2 Sat

ちょろっと買い物に行くだけのつもりが…
Mostly Cloudy, 16°C, Feels like 16°C, Humidity 82%, Wind 5m/s from SSW

iPhone11 Pro

ポイポン11Proでの写真ライフを充実させるべく,100均グッズでパワーアップを図る.
雨でスタートの旭川.雨雲レーダーでは午後から晴れとある.上記買い物のためファットくんにリアバッグを取り付けて出発.服装はジーパン,長袖シャツにウインドブレーカ,ネックゲーター,サンダル.それにノーヘル,ノーグローブ ⇒ なめてます.

近所の「キャンドゥ」にあっと言う間に到着.あらかじめ目を付けていたスマホ系ガジェットを500円分購入.さぁ帰宅すべと思いきや青空が見えておる.これはちょろっと遠回りして帰ろうか.散歩スタイルやけど超ゆるポタやったら大丈夫やろ(何が?)

目指すは人込み避けて堤防ロード.さらに河川敷に降りてグラベル探し…ってサンダル履きってこと忘れてへんか?

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

いい感じのベンチを見つけたので,先ほど買ったガジェットを開封.おお,小学生の頃,駄菓子屋で買ったプラモを,家に帰るまでが待ちきれず,道端で作り始めたエピソードを思い出す.購入物は,フィンガーストラップ(挿し色でレッドショルダーをイメージ),スマホ用スタンド&スピーカー(効果あるのか?),マクロ&広角レンズ魚眼レンズ望遠レンズである.

iPhone11 Pro

早速,ポイポン11の1倍レンズ(標準?)に装着して試し撮り.まずマクロでその辺の木のコケを.

iPhone11 Pro

さすがマクロ! 何が写っているのわからんぞ.もっと良い被写体を探すべきだったか.かなり寄れるのは確か.次に2倍望遠レンズを試す.
まずノーマル,

iPhone11 Pro

これを同じ位置から撮ると…

iPhone11 Pro

こりゃあかん.ピントが合わずボケボケ.何らかの調整が必要? 最後にダイバー的に一番楽しみな魚眼レンズ

iPhone11 Pro

これはなかなかよろしいのでは? 派手目のHDRもしくはラフモノクローム系のエフェクトで”観れる画”になると思う.何せ100円である.
残りのグッズは帰宅後の楽しみ.さて,どうすっかなぁ…昨日と同じルートは面白くないので別の川沿いサイクリングロードで,ぐるっと大回りして帰ろうか.

結局,近文駅付近まで遠征.おかしい.ただの買い物ライドのはずなのに.

iPhone11 Pro

いずれにせよ,ほぼ時速20km以下の超ゆるポタ.
緊急事態宣言下の北海道だが,休日の川沿いは散歩者,ジョガーが非常に多い.こんな服装のKazchariが言うのもなんだが,ガチなウェアのロード3台がノーマスクでドラフティング走行しているのを見かけた.自粛警察ではないけど,ちょっとなぁ…

それにしても,走行距離が30kmを越えてもケツが痛くならない.ノーパッドのジーパン,かつロードではないのでポジション的にドカッと座っているのだが不思議だ.
つまりサドルが優秀ということか.ブルベな人たちの間でも大評判なこのサドル,格安だし超おすすめです!カラバリも豊富だ!(ただし裏面は見ないこと.絶対だ

SELLE ROYAL(セラロイヤル) R.e.med(リメッド) サドル 2354HRMA10034 ブラック/スカイブルー

途中で川沿いを離れて市街地へ.
ゆるポタならではの気づきがたくさん.例えばこうした水路の存在.旭川は意外に水の町なのかも(ブラタモリか).

iPhone11 Pro

忠別川に帰ってきた.いつものサイクリングロードで家路へ.いつもの悪いクセで河川敷に降りてしまう.

iPhone11 Pro

その時,STRAVAつながりのファットライダーさんが堤防を駆け抜けていった(後に判明).
それにしても,今年は桜の開花が遅い.今日はともかく最近は気温の低い日が続いたからなぁ.明日はどっちだ?

iPhone11 Pro

ポイポン11Pro初出撃ライド

2020/4/30 Thu

コンドルに気を付けよ.

iPhone11 Pro

Clear, 14°C, Feels like 14°C, Humidity 54%, Wind 3m/s from SSW

今日は世間的には平日(と言って良いのやら).
うちの職場はありがたいことに,新コロに関係なく毎年この連休の狭間は特別休業.朝食後9時半には出発できた.人込み避けて美瑛-上富良野方面100kmコースへ.
今回のライドでは,ポイポンこと「iPhone11 Pro」の試し撮りが最大の目的.結局『UQモバイル』のデータ通信3GBにしたのだが,その顛末の詳細は次回のブログにて.

いつものコースなので,とりあえず撮った写真を並べてみる.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

ポイポンを使用してみての感想.

【Good】
-平べったいのでジャージのポケットへのおさまりが良い.
-TG-5より軽い.
-ATなのかスコタコなのかレンズが優秀.望遠-標準(広角)-超広角の使い分けも簡単かつ面白い.
-ポイポンの小さい画面ではよくわからんかったが,帰宅後iPadにAirdropして確認すると,画質がTG-5より良い(ように思える).
-アプリ「Snapseed」が素晴らしい.一瞬で映える写真になる(特にAccentuateが好み).

【Bad】
10万越えの高級精密機械だけに,落下に超気を遣う.
ホールドが難しい.
超広角で指が入る.
-シャッターボタンがよくわからない.ちゃんと「写真」モードにしているのに,ボタンを押すとなぜか「ムービー」として記録される.
-「ピント半押し」がない.
-セルフタイマーってどう設定するのだ?(ググレカス

みんなよくこんな持ちにくいモノでバシバシ撮影できるなぁ…”普通”のカメラを使っている人間ほど戸惑うということか.
つーことで操作はよくわからんし,やわなガジェットということでライド中は色々困った.TG-5を持参すれば良かったと後悔したものの,帰宅後確認したら,まぁそこそこ満足.ただし余裕がなかったためか構図に遊びが足りない

ホールドに関して言えばストラップ必須やな.うちのケース,指を入れるリングは付いている.それによく見ると…おお,ちゃんとストラップ紐用の穴も開いてるやんけ!

iPhone 11 ケース スマホリング カバー リング 360度回転 スタンド機能 透明 磁気カーマウント マグネット式 車載ホルダー 擦り傷防止 落下防止 iPhone 11 専用 保護カバー (ブラック)

「Pro」用は売り切れかな? 良いケースでおすすめ.耐衝撃実験は未(試したくないぞ).
とまぁ,とまどいつつもこの「ポイポン11 Pro」,なかなか気に入った.今後は色々と安全性創造性を改善しつつ練習練習っと.

iPhone11 Pro

リベンジ・グラベルライド

2020/4/12 Sun

ひいき目に見ても絶景.

OLYMPUS TG-5

Clear, 3°C, Feels like 3°C, Humidity 50%, Wind 1m/s from WNW

何でリベンジかというと,昨日のライドで見つけたグラベルへの突入が目的のライド日だから.つーことでメイン画像はまず先日と同じ構図で.

ちょっと早めの9:00スタート.今日はファットくんです.東神楽から始まるポン川沿いのサイクリングロードだが,先週とは対岸の(おそらく)”ほとんどグラベル”を走ることにした.最初はごく普通の轍ダートだったのだが,やがてとんでもない道に…

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

確か昨年末にも,雪に覆われている時にここまで来た気がするのだが,ここから先はどうも道がなさそう.しかし,ファットくんなら何とか行けるかもしれん,と思わせてくれる.いざとなったら担いででも…とさらに前進.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

えーっと,この先はまさにジャングルアドベンチャーレースのようになってきたので,ご時勢柄,リスクを回避して少し戻って対岸ルートに戻る.残念.夏に再チャレンジ!(たぶん腐海化が進んで無理だろう)対岸の割とキレイなダートを遠方から.古のツーリング雑誌『OUTRIDER』っぽい.

OLYMPUS TG-5

忘れかけていた本来の道を目指し高速道路=忠別川サイクリングロードに乗る.空気が澄んで正面の旭岳が美しい.

OLYMPUS TG-5

そのまま激コギして,昨日同様,東神楽森林公園のサイクリングロードへ.さぁ,今日はファットくんなんでガシガシ行くで.一応舗装路です.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

紅葉の時期もええけど,春先も最高.しつこいようですが舗装路です.ゆえにロードでも何とか.滑りますけど.

花神楽の湯」を越え,アップダウンを繰り返しようやく本日のメインディッシュに到着.さぁ地獄への入り口かはたまた…

OLYMPUS TG-5

明らかに伐採用作業道路で道幅も広い.杉林の回廊.差し込む光がスポットライトの様にファットくんを照らす.おお,むっちゃかっこええ.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

で,この回廊を抜けるとそこには絶景のご褒美.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

写真じゃ上手く伝わらんな.三蜜どころか,マジで誰もいない.真昼間なのに孤独で不安感を覚えるほどの静寂.た,たまらん.ボッチ最強! 熊はまだ寝ているのだろうか?

遠くの方に人工物が見える.あそこまで抜けれるだろうか? まぁ,ファットくんならどんな道でもガシガシと…あれ?

OLYMPUS TG-5

うーん,進めないこともないが,この先が行き止まりだとさすがに面倒.仕方がない.元の林を抜けて戻るとするか.またリベンジしてやる.

空港周りで帰る途中,珍しくローディに遭遇.追い風だったこともあり,ファットの底力を見せてやるぜっ!と踏ん張ったが,TTポジションのロードにあっさり抜かれた.そりゃそうだ.

しかし,まぁ空港周りも面白いグラベルだらけ.ジャリあり,ドロあり,激坂ありで全然飽きない.今日もおそらく半径20km圏内でしか遊んでいないと思うが,次から次へと走りたい道が見つかる.北海道恐るべし.いや,ファットくん恐るべしというべきか.思わずジョジョ立ちしてしまうわ.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

思ったよりも気温が上がらなかったものの天気も良くて,ここ数ヶ月で最高のライドだった.気が付けばTG-5の撮影枚数も100枚を越えていた.

断言します,ファットくんに乗ると間違いなく幸せになります.

14時半帰宅,と思いきや,そのまま図書館に返却本ライド.隙あらばチャリに乗る.完全にブラックサイクリストやな.

本日はこの後,とある携帯屋で夫婦漫才を繰り広げることになるのだが,そのエピソードは後日.

雪あかりの動物園

2020/2/10 Mon

休日前のお出かけ.

OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

2/6-2/11開催,旭山動物園季節限定企画「雪あかりの動物園」に家族と出かけた.仕事帰りの18時出発.夏の夜の動物園は行ったことがあるが,冬は初めて.
山の上でも気温マイナス8℃とそれほど寒くなし.

カメラのチョイスはいつもの『OM-D E-M1 Mk-II』.レンズはf2.8以下のものにしようかと思ったが,汎用性を考えて便利ズームの『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO』にした.やや暗めだが,その分ボディ+レンズのダブル手振れ補正でなんとかなるでしょう.

夏以上に照明を落としていて雰囲気は良いが,動物,特にレッサーパンダは昼以上に動き回る! ことごとく撮影失敗!

OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

やはり夜間撮影だとAFが迷う.おまけにシャッタースピードも遅くなってピントが甘い.三脚+ハイレゾショットだとどういう画が撮れるのだろうか? すっかりこの機能忘れてた.
20時過ぎ帰路へ.夕食はいつもの『はま寿司』へ.月に何回行ってんねん?

OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OLYMPUS E-5が修理不能機種に

2020/2/1 Sat

悲しいニュース.

OLYMPUS E-620 / SIGMA 30mm F1.4 EX DC

年が明けて,OLYMPUS E-5がメーカーの修理不能機種一覧表に記載された.“愛用の”と書けないのが辛い.確かにここ数年,防湿庫に眠らせたままだからだ.

水中撮影をきっかけにカメラ趣味にはまり,最初に購入したレフ機がOLYMPUS E-620.写真はボディよりレンズが重要.さらにレンズは資産になるということで,キットレンズを売り,代わりに高級レンズを多々買いそろえた.結果,レンズが良くなるともっと良いボディが欲しくなるという悪循環(?)にすっぽりはまった.

そこで,2011年2月にハイエンド機E-5購入.
E-5は前作E-3と外見が全く変わらなかったため,世間的には「なんで(センサーサイズが小さいフォーサーズなのに)こんなにデカイの?」「大丈夫かオリンパス?」「やる気あるのか」云々と散々たたかれまくったが,マレーシア在住のカメラマン,ロビンさんの超絶作例がアップされると評価が一変.

ROBIN WONG

特に昆虫マクロ写真が秀逸.
Kazchariもこのサイトを見て購入を決定した.実際,撮れる画は素晴らしい.これでたった1230万画素なのである.

OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD
OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD
OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD
OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0
OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD
OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD
OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD
OLYMPUS E-5 / ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD

確かにAF追従性,高感度,動画はイマイチどころかイマニ,イマサン...しかしながら,レフ機特有のメカニカル感や大きさゆえの重厚感,安心感,何よりもセンサーと処理エンジンのベストマッチにより,味わい深い画が撮れた(撮れる).

オリンパスはE-5を最後にフォーサーズ規格の開発を終了.PEN&OM-Dシリーズを発表し,マイクロフォーサーズに移行する.(あぁ幻のE-7...)
確かにボディもレンズも小型・軽量化した.OM-D E-M1に至っては先ほどのE-5の弱点はほぼ解消された.しかしながら,レンズ性能そのものはフォーサーズレンズの方が良い.マイクロフォーサーズ機でも,アダプターをかませればフォーサーズレンズは“使える”.しかし,AF速度の低下や重量的なアンバランス差は否めない.

今回のオリンパスの発表によって,E-5の他,中古で買ったE-1,E-620,それに手持ちのフォーサーズレンズ全てが修理不能リストに載ってしまった.
デジタル物の宿命であろう.まぁ,よく考えてみれば,写真趣味は機材を所有し眺めるのは本筋ではなく,何をどのタイミングで,どの様に撮るかが重要.

よく考えれば人生も永遠ではない.機械よりも少々長いだけ.
壊れるまで,使い倒し,そのお気に入りの描写性能で残りの日々の瞬間を切り取ろう.

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(10)

2019/12/8 Sun Day10 Denpasar ⇒ Narita ⇒ Haneda ⇒ Asahikawa

帰還.

(9)はこちら ⇒ 2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(9)

OLYMPUS TG-5

まだまだ続く大移動.
ようやくたどり着いた国際線ターミナル.DenpasarはJakarta以上に混雑していた.
Narita行ガルーダ航空のカウンターでチェックインし,イミグレ・手荷物検査を終えて搭乗口へ向かう.

以前の訪問時も驚いたが,イミグレを抜けると,これがまぁ狂乱のお土産街.深夜だというのに人でごった返し,たとえて言うなら「千と千尋」的世界? 時間的に既に店が閉まっているのではないかという懸念もあったが,これなら大丈夫と,残っているルピア札(2000円分くらい?)で,家族.職場への土産を買う.と言っても変哲のない「怪しい菓子」だが.町中探索の時間がある場合は,地元のスーパーの方が面白いものが安く買える.

そして,これまた記憶にある搭乗口へ.当然だが成田便なので日本人だらけ.不景気,不景気と言われるが,こんな12月上旬の季節外れでも旅行する人はたくさんいる.バリは近いし(まだ)安いしな.

定刻出発.さらばインドネシア.

...時計の表示を日本時間に戻し,もう寝るしかない.いつも通り耳栓とアイマスク着用.疲れているはずなので,すぐに眠れると思いきや.やっぱりあかん.うつらうつら&寝返りを何度もうち,あるはずのない睡眠快適ポジションを探しているうちに機内灯がつき朝食が配られはじめた.いやぁ,食欲なくて久々に食えん.

OLYMPUS TG-5

8:30,成田着.特に問題なく入国.それにしても旅行者だけではなく,外国人労働者多いなぁ.北海道にいてると,なかなかわからん世相.

Kazchariの移動はまだ続く.今度はバスで羽田まで.うつらうつらが続く.さすがに疲れている.羽田空港着.バリの空港で買えなかったヨメさんへのお土産として『舟和の芋ようかん』を買う.芋ようかんと聞いて,カーレンジャーを思い出すのはKazchariだけ?

国内線チェックイン時に少々トラブル発生.

土産やら不用品を詰め込んだ預け荷物が約23kgで見事に重量オーバー.
海外旅行帰りであると訴え,「見せろ」と言われたのでe-チケットで確認してもらう.担当の方,新人さんかつ研修中なのか,こちらが何か言うたびに隣カウンターの上司に確認.上司も忙しいので「マニュアルを読んで」しか言わない.新人さん,それでも対処がわからなくてフリーズ状態.まぁKazchariが素直に超過重量料金を払えば済む話なのだが,そうもいかない.なぜなら,“国際線”ターミナルの乗り継ぎカウンターでチェックインした場合,重量に関してはスルーなのだ(計量すらしない).同じ会社なのにカウンターによって対応が異なるとはこれ如何に?

...と,言いつつも何だかクレーマーっぽくなってきたし,新人さんがかわいそうなので,「じゃぁ,抜きます」とトランクを開けて中身を手荷物やらビニール袋に分散.ようやく20kgになりパス.お騒がせしました.ただ,気にくわないのは,Kazchariが立ち去る際,エラい上司が新人さんを「対応の仕方が不味い」「もっと毅然とした態度で」云々...と叱っていたこと.そういう指導は客のいないところですべきでは? 丸聴こえやで.

保安検査場を通り,搭乗口へ.朝食抜きだったので久々に日本食.

OLYMPUS TG-5

これで1000円しないし美味い.さすが日本,少なくとも食に関するコストパフォーマンスは世界最強である(それはそれで問題視されつつあるが).

13:30,この旅,最後のフライト.旭川行である.

出発前は今回を最後にダイビング趣味を止めようと考えていた.
理由は単純.チャリの方に金と時間をかけたいから.両方ともそこそこ金のかかる趣味なのでやりくりがしんどくなってきた.
でも,旅を終えて思う.ダイビングはやはり楽しい.もっと美しい水中風景,珍しい生物を見たい.何よりも海と島と空と太陽! 青と緑と白のコントラストとギラつく光は想像するだけでハイになる.

結局,こちらの趣味も続けてしまいそうだ.ただし,もう少し出費を抑えながら.今回のラジャ・アンパット,悪くはなかったが,そのコスパは...正直今一つ.Kazchari好みの海とは言い難かったなぁ.もちろん,海況により印象は異なると思うが,もう一度行きたいかと尋ねられると...まだ楽園は見つかっていない.

楽園大百科

旭川に着いた.
マイナス9.6℃,ヨメと子どもたちが迎えに来ていた.

OLYMPUS TG-5

2019年のラジャアンパット・ダイビングクルーズ(完)

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(9)

2019/12/7 Sat Day9 Sorong ⇒ Jakarta ⇒ Denpasar

郷愁.

OLYMPUS TG-5

(8)はこちら ⇒ 2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(8)

6日ほどお世話になった船を降りる.快適な客室,おいしい食事,親切で気の利くスタッフがそろった良い船だった.

OLYMPUS TG-5

Sorongの港へ.これは警察の巡視船?

OLYMPUS TG-5

さて,ここから帰国までが長い.
時差がない=そのまま北上すれば日本なのだが,まずインドネシア国内を西へ東への大移動.しかもそれぞれの飛行機の乗り継ぎ時間が長い.さらに時差もあるのでややこしい.

Sorong 8:25 ⇒ Jakarta 10:10(時差-2)
Jakarta 18:40 ⇒ Denpasar 21:35(時差+1)
そして,
Denpasar 12/8 0:45 ⇒ Narita 8:40(時差+1)
となる.

OLYMPUS TG-5

港でタクシーに乗り換え空港へ.例によって大混雑.預け荷物はデンパサールまで.成田までは無理でした.ロストの心配が減ったと考えよう.
空港内にはクリスマスの飾り付けがちらほら.そうか,そういう季節か.インドネシアはイスラム国だが,東部地域にはクリスチャンが多い.ちなみにバリはヒンドゥ.

定刻通り出発.機内食でミーゴレン(焼きそば)が出た.やたら辛かった.隣席の西洋人夫婦.一口食べてそっとフォークを置いていた.

OLYMPUS TG-5

往路でも降りたジャカルタの巨大空港着.

OLYMPUS TG-5

これから乗り継ぎまで8時間近く過ごさねばならない.実はクルーズ乗船中に,こうした待機時間を利用した各種ツアーの予約ができるのだ.今回は空港を一度出て,近所の『FM7 RESORT HOTEL』でマッサージを受けることにした.

スパトランスファーパッケージ $80(1名様)
90分のマッサージ(Traditional Massage)とホテル内施設(プール,サウナ,フィットネス等)をご利用いただけるパッケージ(※お部屋はご利用いただけません).

同じ船に乗っていたMさんと,空港からのシャトルバスに乗り込む.バスから見える風景はジャカルタの街だ.懐かしい.

ジャカルタと言えば,1993年にシンガポールからの27時間の船旅が一番の思い出.ただしその船に“神戸高速船”と書いてあった.つまり日本の船舶会社の払い下げ.そんな小さな船で外洋を進むもんやから揺れる揺れる.常に水平線が目の高さよりはるか上か下にあった.食事も出たがとてもじゃないが食べられず,船内は阿鼻叫喚.もちろんトイレも使えるような状態ではなかった.それでいて,飛行機代に比べUS$100安いだけという,最高級にお見舞いされた旅であった.ジャカルタ港に着いたら着いたで,もうヤバイ雰囲気バリバリ.怖かったなぁ...

で,現在に戻る.空港に合わせて周辺の再開発も始まっているのか,高速道路脇あちこちで工事している.それでもKazchariの郷愁を誘わずにいられない“アジアの街角”があちこちに残っている.あぁこんな店でメシくったなぁ...

ホテル着後,直ぐにマッサージ,で予約したはずなのだが,なぜか2時間待ちとのこと.うーん,まぁ,仕方がない.トランクスタイプの水着を貸してもらえたので,プールで泳ぐ.久々の浴槽感覚.温水やサウナまである.Wifiもつながる.おお,何もいう事ないぞ.

OLYMPUS TG-5

やがてマッサージの時間となる.ロビーは怪しい,もといアジアンエスニックな雰囲気.照明の落とされた静かな空間でフリーのハーブティーを飲む.やがて名前を呼ばれ,個室に案内される.以前,コモドクルーズの帰りにバリ島で同様のスパに行ったことがある.似てると言えば似ている.ただし最大の違いは,バリではマッサージ中紙パンツを履かされていたこと.こちらはスッポンポンである...

と,90分のマンサージ終了.1時間ごとにホテルから出るバスに乗って空港に戻る.昼食を食べ損ねたため,空港内レストランで食事.

OLYMPUS TG-5

インスタント味なのはともかく,これで1000円近いのはなんとも...
定刻,再び東へ戻るデンパサール便に乗り込む.機内食を食べ,しばらくすると到着.こちらも久々の空港(5年ぶり?)
それにしてもターミナル間の移動距離が長いのなんのって...これシンガポールやったらモノレール移動やで.しかもこの通路,なぜか人が全然いない.ハリウッド映画やったら暗殺死亡フラグ立ちまくりそうな空間.そこをカートを押してひたすら進む.

OLYMPUS TG-5

さぁ,次はようやく日本!(その10へ)

(10)はこちら ⇒ 2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(10)

ファットな2020アイスブルベ(100km)奮闘記

2020/1/25 Sat

ディープな人々の集い

OLYMPUS TG-5

Overcast, -10°C, Feels like -16°C, Humidity 86%, Wind 3m/s from W

ランドヌール札幌の名物企画、アイスブルベに参加した.
昨年の50kmに続いて2年連続の参加である.

アイスブルベの難易度は天候に左右される.
この日は曇り時々雪&たまに晴れっつー感じ.

8:00の受付に合わせて,スタート地点となるキトウシ高原ホテルに向かう.
前日の金曜日は結構な降雪だったが,主要道路は除雪がかなり進んでいた.
チャリでの実走前に道路状況を確認できるのが良い.

駐車場にてファットのセッテイング.

OLYMPUS TG-5

できるだけ軽量にしたいところだが,輪行袋(必携),ダウンベスト,カイロ,バッテリー類など荷物多め.
TOPEAKのリアバッグを装着して中に詰めこむ.

トピーク MTX トランクバッグ DX リアバッグ

ブリーフィング,車検,全体の写真撮影を終え,9:00少し前にスタート.

OLYMPUS TG-5
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出発地点のキトウシ高原ホテルはその名の通り高台にあるので,いきなりダウンヒルスタートとなる.
Kazchariは下りが苦手なので,すっかり出遅れる.

その後は直線が続くので集団に追いつくことができた.
毎度のことだが,スタート直後は機械の調子も,脚の回転もイマイチ.
やはりウォーミングアップは大事やね(ガチレースではありません)

さて,今回のブルベ,地元開催だけあって未知の道はほとんどなく,夏でも冬でもよく行くポイントばかり.
例えば通過チェックAはここ.20.5km地点である.

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写真には写っていないが意外に観光客が多かった.
さぞ,奇妙な集団と思われたことだろう.

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美瑛の中心街に降りて27.1km地点のPC1セブンイレブンへ.
国道沿いのセブンと間違えそうなので要注意.

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ここではレーズンパン,パワージェル,そしてバナナを購入.
先頭グループの姿は既にない.どんな速さ!?

ちなみに持参したボトルは2本.
”凍結防止”のために,マグボトルに入れたコーヒーを前に.
バッグ後方のポケットには通常の水を入れたプラボトル.
前はともかく,後ろの水はすぐに凍ってしまった.
ただのデッドウェイトと化す.なぜこんな装備にしたのかは未だに謎.

さらに南下.
これまたいつものルート上,「新栄の丘牧草ロールオブジェ」が通過チェックだった.

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上富良野町に入る.
ルートがクロスしてて悩む.

それに調光レンズはミスチョイス.
あまりの見えにくさ(雪の白さで暗くなる)のため『Garmin e-trex』のルートが読めない.
何度も停車して,サングラスを外してルートを確認.
これが結構なロスタイムとなった.

ようやくPC2のセブンイレブン着(46km).
ここで昼食.
セブンイレブン冬の定番「ボンゴレスパゲティ」
塩味,ニンニク,唐辛子が効いていて美味し.
このクソ寒い耐久イベントにぴったりだが,寒気ですぐに「冷やしスパ」になってしまう.

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しばらくすると後続のランドヌールも続々と到着し賑わってきた.
レシートだけ手に入れて,近所のセイコマ(イートインあり)やカミフ内のラーメン屋,焼き肉屋に向かう人も多いようだ.

全行程の半分を終了.
ここまでは割と順調.
余裕をかましていたが,まさか後半に...

立ち食いで昼食を済ませて,そそくさと出発.
次の通過チェックCへ向かう.

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「フラワーランド入口の看板」を撮影.

長い長い坂を越えてからのダウンヒル.
ここから次の通過チェックまでの17kmが…過酷!
アップダウンを繰り返すデコボコかアイスバーンの路面,加えて雪が激しく降ってきて視界がどんどん悪くなる.

おまけにGPSナビからは「電池残量が少なくなりました」との警告.
GoProもレンズに雪がこびりついて画像が真っ白.

当然,体温も下がる.

こうしたもろもろも,来たるべき「1200kmブルベ」完走のための修行と念じていると…晴れてきた! おぉ神よ!

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67.2km:通過チェックD.
こういう時,他のランドヌールに会うと心強いね.

OLYMPUS TG-5

ここからもなじみの道が続く.
再びのダウンヒル.
最初のコンビニに戻る.
ここがPC3となる.

走行中ずっと「足がつり気味やなぁ」と思っていたが,よくよく考えてみれば,水筒のブラックコーヒーはチマチマ飲んでいるものの,それ以外の水分はほとんど摂っていない.
冬なのでついつい忘れがちだがこの発汗量である.
身体はかなり乾いているはず.

ゆえにポカリスエットの小ボトルを購入.一気飲みした⇒冷えた(当然やがな).

さぁ,最後の戦い.
夏ですら退屈な美瑛-東川の裏ルート.

先ほどの晴れ間はどこへやら,日没も近づき,雪もまた降り始める.
先行者を2名ほど目視.
追いつけたら…と思いつつペダルを回す.
お二人とも,かなりのハイスピードで諦める.
すっかりアベレージも落ちてしまった.キツイ.

そして92.6km地点の通過チェックEへ.

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最近はとんと訪れていないが,懐かしの『森の湯花神楽』である.

時に2004年.
移住のための職探し&家探しのため渡道した際,目の前のキャンプ場に二週間ほど滞在.
その際,ほぼ毎晩,ここの風呂に入った.

今回のアイスブルベでは一応目標タイムを設定.
昨年の50kmが3時間30分だったため,単純計算で倍の7時間.
つまり16:00着が目標だった.

現在15:30で残り10kmほど.夏季ならともかく,このコンディションではギリギリである.

ここから最後の激コギ.
忠別川を越えて,いよいよ東川市街へ.
最後の直線道路の果てにはゴールが!
果たしてタイムは!?

…と思ってた時がKazchariにもありました.

この最後のクライマックスが正に地獄.
前から横から暴風雪が疲れ切った(エネルギー切れの)カラダに襲い掛かる.
見えない路面.
ぼんやりと映る対向車のヘッドライト.
ゴール付近は完全に靄の中.

そして最後の大サービス,そう激坂が待っている.
晴れていればなんてこたない道だが,今日は最高潮にキツイ.

心拍いくらだ?
うわ,サイコンも雪に埋もれて表示が全く見えん.

そんな中,蛇行しながらようやく,ゴールの「キトウシ高原ホテル」到着.
しばらく,手の震えがとまらなかった.

GoPro6からの切り出し画像

ゴール直後のやられ顔がこちら.

OLYMPUS TG-5

さらにファット.

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結局ゴールタイムは16:10.グロスタイム7時間10分.
目標タイムは切れず,無念.

ちなみにトップは,かの有名な名寄の”ぬこ所長”
5時間で完走やって.なんじゃそりゃぁ!

ゴール受付後,吹雪の中をかじかんだ手のまま,ファットくんをハスラーに積み込む.
この作業も超辛かった.

その後,ホテルのトロン温泉にゆっくりとつかってようやく安堵.
19:00からの宴会に備える.

OLYMPUS TG-5

元々,ブルベ業界はチャリ趣味界隈でもディープ,ディーパー,ディーペストな人が多いが,中でもアイスブルベに出ようなんて最強に変態(ホメ言葉)
これまで,そして今後のブルベ参戦に向け,色々と参考になる話が聞けた.
特に今年の「納沙布1200」にエントリー済みの人の多いこと多いこと!
参加者30名のうち,10人は名乗り出ていた.

いずれにせよ,アイスブルベも宴会も最高に楽しゅうございました.
来年も出よう.

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(8)

2019/12/6 Fri Day8 Raja-Ampat → Sorong

ダイビング最終日.

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

(7)はこちら ⇒ 2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(7)

明日は飛行機に乗る.よって,本日は午前中に2本潜って全日程終了となる.
ダマシ×ダマシ続けてきたが,実はこの時点で左耳があまり聞こえなくなっていた.たまーに“通る”ことはあるが,明らかに水が抜けていない.軽い潜水性中耳炎ってヤツやね.風邪が治らないまま潜っていたせいだろう.

Dive277 Solido Wall

「ケープクリの反対側のウォールエリアで,大変魚種の多いポイントです」(D2Iのクルーズレポートより)

潜水時間49min 深度16.8m
水温30℃ 透明度25m

クマザサハナムロ群,ササムロ群,ピンストライプフュージュラー群,ブルーユニコーン群,テングハギモドキ,カスミアジ,イエローフィンバラクーダ,ギンガメアジ,ヒメフエダイ,ジャイアントスイートリップス,モロ群,マブタシマアジ,カンムリツブダイ,イソマグロ,ナポレオン,グレイリーフシャーク,ホワイトチップリーフシャーック,ブラックチップリーフシャーック,タイマイ,アヤコショウダイ,ロウニンアジ,ナンヨウブダイ,イッテンフエダイ,アカマダラハタ,etc

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
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OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
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OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

透明度が悪いためなのか,ストロボの位置のせいなのか,向かって左側に浮遊物の反射(赤い点)が写ることが多い.次回は要注意.
ここのポイントはバラクーダ(大)の群れかな.これほど近づけるのは珍しい.
浮上後,船に戻るとハティク号が帆を上げていた.最初はハウジング付のTG-5で.あかん,ハウジングに水滴がついて全然撮れん.

ハティク号に戻ると,再びボートを出してくれるというのでOM-Dで出撃.周囲を呆れさせるほど撮りまくる.真っ青な海に帆船.最高に画になる.

OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II/ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II/ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

で,いよいよラストダイブ.

Dive278 Cape Mansuar

「浅瀬の珊瑚が大変綺麗で,大物も小物も楽しめるポイントです」

潜水時間67min 深度17.6m
水温30℃ 透明度25m

バラフエダイ,キツネフエフキ,ロウニンアジ,イエロー&ブラックフィンバラクーダ群,マルコバン群,ヨコシマクロダイ群,ニセクロホシフエダイ,ハマフエフキ,ヒメフエダイ,シンジュタマガシラ群,ミナミイスズミ,ウメイロモドキ大群,ホワイトチップリーフシャーク,タイマイ,アヤコショウダイ,ジャイアントスイートリップス,カスミアジ,イッテンフエダイ,オレンジラインスイートリップス,ハナダイダマシ,ハナタカサゴ,ササムロ,ピンストライプフュージュラー,バナナフュージュラー,etc

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
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OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

いやぁ,最後の最後にきましたな.パッセージよりこちらの方が好み.桟橋下は透明度抜群で大物の群れ.後半のサンゴ礁も小魚うじゃうじゃ.やたら人懐っこいカメがいた.そしてチーム4人で記念撮影.

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

ガイドのOddyにKazchariのカメラを渡したところ,みるみる沈んでいく...あぁ,やっぱむっちゃ重いねんや.
バディのTさんはNikon D850の超重量級フルサイズ装備.浮力としてリステリンの空き容器に空気を出し入れして中性浮力を調整している.つまり手を放しても浮きも
沈みもしないので,スナッピーコイルで繋ぐことも不要.ふむふむなるほど.参考にしたい.

最後の水中写真は何かとお世話になったOddyのマスクオフ・スマイルで.
MikiさんやJoryと違って日本語ができないので,ブリーフィングはせず,ガイドのみの役割だがナイスガイだった.彼は,その髪型で一目瞭然.ラスタマンなのである.

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

ラスタマンとはジャマイカの宗教,ラスタファリを信奉している人々のこと.色々と戒律があるのだが,その一つに「自らの身体に刃物をあててはならない」=「髪を刈ったり,髭を剃ったりしてはならない」がある.さらには,ハーブ入り天然水のみで洗髪し櫛を使わない.結果,あのドレッド・ヘアが自然に完成する.ちなみにボブ・マーリーは腫瘍(メラノーマ)のできた足の親指を,教義に従って切除しなかっため,癌が全身に転移し死亡したとされる.

Kazchariが以前ジャマイカに住んでおり,ラスタファリその他についてやたら詳しいので仲良くなった.ただのファッションの場合もあるので,ドレッド全員がラスタマンというわけではない.話を聞くかぎりでは,Oddyはかなりガチ組っぽい.お金をためて将来ジャマイカに行きたいそうな.

話ついでに,以前から気になっていた「インドネシア語とマレー語の違い」について尋ねてみた.

Kazchari「マレーシア人と話できんの?」(英語です)
Oddy「できない.あれは違う言語や」
K「えっ,そうなん? ほとんど同じみたいに思えるけどなぁ」
O「オレはマレー語わかるけど,あいつらはこっちの言葉はほとんどわからんと思うで」
K「なんで?」
O「さぁ? 理由はわからん」

で,調べてみた.
文法は同じやけど,使っている単語やスペルと発音がかなり異なるらしい.通じにくい理由は他にもあって,興味深いのは外来語の扱い.マレーシアは英語も公用語なので,新しい外来語を英語のまま日常会話に取り入れるのに対し,インドネシアでは,既存のインドネシア語の単語を組み合わせて新しい言葉を作るとのこと.結果互いに理解できない単語が増えていくらしい.やはり言葉は面白い.

最終日なので機材を洗って干す.重器材レンタルしたので楽だ.

OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

ソロンに入港.今夜はここで停泊し,明朝下船となる.
やはり夕日が美しい.

OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ハティク号,最後の夜なのでデッキでパーティが開かれた.インドネシアのお祝い料理.ようやくKazchariもアルコール解禁.と言ってもBintan BEERの缶を1本開けただけですが...

OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
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みなさんとしばし談笑.旅の終わりはいつも寂しい.(その9へ)

OLYMPUS OM-D E-M1 Mk-II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

(9)はこちら ⇒ 2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(9)