BRM1006北海道200km大夕張(その3)

【通過チェック2~PC1セイコーマート夕張清水沢店(114.9km)】

有人の通過チェックポイントなので,スタッフにサインをもらう.いつもご苦労様です.
道路反対側にある公衆トイレを利用後,休憩なしで早々と出発.
ブルベは距離に応じて精神的疲労感が異なるが,現在70km地点.
すなわち,まだ半分も走っていない.

先行者やら後続者がわらわらと見える中,ほとんど休憩せず再出発.
桂沢湖への登りが始まる.
日曜日やし時期的にも交通量が非常に多い.
危険だ~排ガスだ~
先行者を2名ほどパスし登る.
長い長い隊道(斜度時折10%超え)をこなし,ようやく見えてきた桂沢湖.
天気も良いし,実に美しい.
紅葉はまだ早いか.

この辺りを走るのは何年ぶりだろう.
ほとんど記憶に残っていない.
自転車で走るのは間違いなく初めて.
そう,自転車の良い点の一つは,車やオートバイに比べると,“道の記憶”がやたらに残っているということ.
もちろん“キレイな景色”だけではなく,キツイ,楽,辛い,登り,下り,追い風,向かい風,路面,雨,雪,太陽,暑さ,寒さ,匂い,その時の服装,体調,考えたことなど付加情報がやたらに多い.
ここまで扁桃体や海馬を刺激して記憶に残らないわけがない.

時には道路を横断してパチリ.
写真撮影停車が増える.
橋から谷が見えて,鉄橋?が見える.
使い古された表現だが,これぞ桃源郷...
春には桃か桜が似合いそうな風景.
後続の参加者ともしばし談笑.
終わってみて思うのだが,今回はあまり他の参加者と話さなかったなぁ...
人が多すぎる? むしろ20~30人のブルベだと連帯感が強く,単独走が続くと会話が恋しくなり,色々と話し込むことが多いような気がする.
そして別れ際にSTRAVAでつながったりすることもあるのだが...
今回は仲間内で参加している方が多く,その輪に入りにくい雰囲気もある.
まぁ,いいや.


この道は国道452号線.
絶景は続くものの,民家も商店もほとんどない山間の田舎道である.
今日は休日と晴天が重なったため,比較的交通量は多いように見えるが,普段はどうなのだろう?
なぜ,このようなことを考えるかというと,道が異様にキレイだから.
アスファルト舗装もガードレールも整備されている上に,さらには高架新道の建設現場もあちこちに.
この公共事業,ホンマに必要か?と,疑問に思いつつも,快適に利用させてもらっているこのもやもや感.

今回のブルベのチマコッピを登りきり,夕張に向かう怪しいトンネルを抜けてダウンヒル.

AJ北海道撮影

いよいよ今回のメインイベント,シューパロ湖である.
天気に恵まれて最高のロケーション.
ここは人造ダム湖.
いわゆる水の底に沈んだ村というヤツですね.
この設定だけで十分ロマン溢れるのだが,渇水期(?)なのか,いつもこうなのか,わずかに見えるアーチ橋が実にフォトジェニック.
イメージ的には第3新東京市かコロニー落とし後のシドニー,はたまたデイブレイクタウンか?
さらに気になったのが湖岸に降りる道.
一応ロープで通行止めとなっているが,自転車(特にファットバイク)なら...いかんいかん.




後でサイトを見ると,夕張発着の「シューパロダム湖面カヌーツアー」なるものがある.
これはうちの子どもたちも喜びそうだ(とガラにもなく家族サービスを考えてしまう)

シューパロ湖 湖面カヌーツアー

その後もちょこちょこ撮影ストップ.
さびれた炭鉱,シャッター街を通り,11:41ようやくPC1セイコーマート夕張清水沢店着(114.9km地点着).
いやぁ,腹減った.
フロントポーチに入れたジャムパンも食い尽くし,水もやばくなった頃,ようやく着いた.
結構混んでるなぁ.
あっ,ここ空いてるわ...
(地雷の予感でその4へ続く)

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