大混乱の2023ジロ・デ・イタリア第5ステージ~痛いって

2023/5/11 Thu

他人事ではなかった

https://www.ringsride.work/entry/23Giro_CoursePreview1#%E7%AC%AC5%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%80%E3%82%B5%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%83%8E171%E5%B9%B3%E5%9D%A6より

今年もまたJSPORTSに月額加入して『ジロ・デ・イタリア』をオンデマンド視聴している.

JSPORTSオンデマンド サイクルロードレース

今日は久々にレースの感想.衝撃的だったので.

さて,昨夜の放送は星2つの”なぜか”の平坦ステージ.
前日の第4ステージが今大会初の”丘陵”ステージだったこともあり,本日はやや難度低め(らしい).

だがしかし.
天気は雨っつーか,豪雨に近い.
気温も15℃と低め.

ベテランの新城選手が言っていたらしいが「南イタリアの路面は舗装状態が悪い上,雨が降ると非常に滑りやすくなる」そうな.
おまけに,今回のゴールは海岸沿いということで悪条件が揃いすぎ.
もうスタート前から嫌な予感しかしない.

Kazchariはスタートから放送してくれる英語コメンタリーから視聴している.

画面にレインウェアを着て重装備の選手たちが並ぶ.
「レースじゃなければ走らんやろなぁ」の悪天候...いや,ブルベでもこんな日があったな.

さて,アクチュアルスタートである.
最初に飛び出した逃げメンバーの4名のうち,2名が下りコーナーでいきなりスリップダウン.
山岳ポイント狙いのティボ・ピノーもあやうく巻き込まれるところだった.
先日,コケたばかりのKazchariのトラウマが蘇るような映像.
大雨なので,ツーっと滑っていったけどな.

プロトン一行は市街地へ.

空撮でわけのわからない映像がとびこんできた.
クイックステップの選手が,バイクなしで道路の左端に立っている.

「何事!?」と思い,画面が切り替わると右側の歩道で,なんとアルカンシェルカラーのTARMACが転がっている.
そして,その横に優勝候補のレムコ・エヴェネプールが座り込んでいる!

まさかの落車!
ケガでリタイヤ?

レムコがいなくなったら,今年のジロはどうなるっ!

幸い,すぐに立ちがってゆっくりと歩いている.重傷ではない?
バイクで再出発し,しばらくするとカメラにサムズアップする姿が.良かった.

なぜ,この落車事故が起きたのか?
なんと犬によるプロトンへ特攻が原因だった.
犬には罪はないが,飼い主をなんとかしろ!

次の落車は撮影用のオートバイ.

先頭グループを撮影中にランナバウトでスリップダウン.
映像が突然暗転してびっくり.
バイクの車種はわからんかったけど,例のYAMAHAの3輪バイク「NIKEN」ではなかったのかな?
あれならそうそうコケないはず.

そして逃げも1名となった.

この逃げのゾッカラートも気の毒で,どうやら電動シフトが故障したようでチャンジができなくなっていた.
Kazchariも先日の事故でリアのチェンジが効かなくなり,何度もシフトボタン押しまくったなぁ...

ゾッカラートはレバーをがんがん叩いて直そうとするが...「昭和のテレビじゃあるまいし」とサッシャにつっこまれていた.
ちなみに「昭和のテレビは叩けば直る」はある程度真実らしい.振動によって基盤のほこりがはらえるからだそうな.

この逃げを吸収してプロトンは残り7km.

狭い右カーブで再び集団落車発生.
今度は優勝候補のログリッチが巻き込まれてしまう.
「げっ,ログリッチ,またかー」とこれまでの悪夢が.
何しろ落車癖のついているログリッチである.ありえるシチュエーション.

幸いバイクを身長が同じチームメートのボウマンに借りてすぐに再出走.
集団に追いついた.

いやいや,今大会主役の2人が同時に失われてしまう地獄のステージになるところやった.スポンサーも蒼白だったに違いない.

と思いきや,ゴールまで3kmを切ってしばらくして,なんとレムコが再転倒!
先程とは異なり,高速で激しく右臀部を地面に打ち付けた模様.
これは痛いぞ.見るからに.
ただ今度も走行不可になるような重傷には至らず,バイクに跨った.
いやいや,どうなっとんねんこのステージ.

後はゴール前の直線スプリントの残すのみで,さすがに何も起きないだろうと思いきや...
大御所カベンディッシュの,白線スリップからの前車とのタイヤはすりによる横っ飛び落車!
左側を走っていた選手を盛大に巻き込みながらのスライディングゴール...うわ,もうめちゃめちゃ.一体何のスポーツ?

この事故でどうやらAG2Rの選手が救急搬送されたようだ.

そしてレムコがゆっくりとゴール.

言葉は全く聞こえないけど,並走する他のチームの選手に自分の正当性を,身振り手振りブチ切れながら必死に訴えていたのが印象的.
アドレナリン全開とは言え,これまでの言動から察するに,レムコはかなり激しい性格のようだ.
同世代スーパースターのポガチャルの落ち着きとは真逆.
うちに秘めたる闘争心がオーバーフローしている感.
一部では生意気とかなんとか言われているとか.
まだ22歳やしね.
実際に結果出してるし,誰も何も言えない.

さて,言うまでもなく打撲傷はこのアドレナリンが切れた後が問題.
一気に痛みが出てくるのは,つい最近経験済み.
事故後10日経つKazchariも,朝の鎮痛剤が欠かせない(おっさんやから?).

まっ,世界のスーパスターの回復能力と比べるのもおこがましいか.

いずれにせよ,レムコのケガが重傷でないとええね.
「もう総合優勝できないからヤーメタ」とリタイヤされても困る.

明日以降も走ってくれ(無責任).

※ 現在,第6ステージ視聴中.レムコもログリッチも元気に走ってますな.