ブルベ用ライトについて(リア編)

2020/7/9 Thu

続きましてリアライト

OLYMPUS TG-5

フロントよりもリアライトの方をたくさん所有している.
そして安全面からも自転車に付ける個数が多くなる.

問題なのが,リアライトに関するルール(マナー?)の複雑さ
単に明るければ良いというわけにはいかない.

たとえば「点灯か点滅か」に関するブルベのレギュレーションはローカルでルールが違ったり,年によって変更があったりとわけがわからない.
「点滅不可(後方を走る人が幻惑されるため)」「昼間は点滅可」「2つのうち一つだけは点滅可」「ヘルメットライトは点滅可」などなど組合せは様々.

正直,ランタイムと自分の安全性で考えるなら,できるだけ点滅で走りたい.

では,道路交通法上はどうなっているのか,あらためて確認してみた.

夜間の道路を通行する場合と、50m先が明瞭に見通せないトンネル内等を通行する場合には、ライト(前照灯・尾灯)を点灯しなければならない。
なお、尾灯については、反射器材(後方反射板)を装備している場合には点灯しなくとも良い

道路交通法で義務付けられているライトの「灯火」には、点滅も含まれ得るものと解されている。[警察庁]
そのため、点滅のみしか点灯していなくとも、そのことのみをもって直ちに違反(無灯火)となるわけではない。
条例で定められている基準を満たし、所要の目的を果たすものであれば、点滅のみの点灯であっても道路交通法上は差し支えないこととなる。

引用:https://law.jablaw.org/br_light

つまり,プライベートで走る場合には「昼夜問わず点滅でも可」という解釈で問題ないはず.
実際,最近のプライベートなロングライドでは,リアライト2個(昼間1つ,夜間は2つを点滅使用),さらにヘルメットライトを追加しての計3個が標準装備となっている.

つーことで,現時点での保有リアライトをチェック.

【BONTRAGER flare R】

OLYMPUS TG-5

フロントの「ion800」と同時購入.
あらためて調べてみるとなかなかの高スペック.
USB充電式65ルーメンで昼間点灯4h15m,昼間点滅5h45m.夜間モードだと大幅に伸びる.
コンセプトとして日中の視認性向上を図ったとのこと.
シートポスト装着型なので,サドルバッグをつけている時には使えない
残念な点として,防水を謳っているが雨に弱かったりする.
以前豪雨のライドイベント後,点灯しなくなった(乾燥後復活).
他にも故障報告があるようで,充電口のゴムの密閉度が低い?
結果,荷物の少ない晴れの日帰り用
視認性はめちゃめちゃ良いようだ(友人談)
現在は後継機が売られている.

【CAT EYE TL-LD155-R OMNI5】

OLYMPUS TG-5

ブルベ用に2個所有.単四電池式
連続点灯100時間を誇るOMNI3(LEDの数が3個)も考えたが,なぜか購入検討時,どこもかしこも売り切れだった.
生産中止と勘違いしたブルベな人たちが買い占めた?(ナゾ)
今では普通に購入可.

キャットアイ(CAT EYE) セーフティライト [TL-LD155-R] OMNI5 リア用

このモデルの最大の欠点は,振動で赤いカバーが外れやすいこと.
Kazchariをはじめ,ほとんどの人がゴムバンドで補強している.
どうしてメーカーは対処しないのか不思議だったが,昨年になってこんなのが発売.

キャットアイ(CAT EYE) テールライト TIGHT 防水 IPX7相当 点灯約120時間 ロングライドに最適 走行中の振動に強い頑丈なボディ TL-LD180-R

ええ,この耐振動防水構造に惹かれてポチりましたとも.
ランタイムも文句なし.現在最強のリアライトか
実は未使用で箱のまま保存中.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

いつデビューさせようか?

【CATEYE TL-LD570R】

OLYMPUS TG-5

単四電池式デカイので目立つ.おまけに中心にリフレクターが埋め込まれていて,万が一電池が切れても安心.
海外ブルベではリフレクター必須らしく,このライトでないと認められないとか.未来への布石?
特徴としてオート機能があること.暗闇+振動で点滅/点灯する.
ただし…日中の停車時には反応しないので,電池が切れているかどうか,故障しているかどうかがわかりづらい,という欠点もある.
リアライトの特性上,泥はね水はねで汚れやすいが,パッキンの作りが甘く,色々侵入してそうな痕跡あり.大丈夫か?

また,オート機能に関しては,“心”の問題もある.
例えばトンネルに突入した際,暗闇に反応して作動しているはずだが「もし壊れていたら…」と気になり股間から後方をのぞき込んで確認してしまう.一瞬ではあるが,もしこの時,前方に穴でも開いてたら….アウトだろう.

キャットアイ(CAT EYE) セーフティライト [TL-LD570R] リフレックスオート 自動点灯消灯 JIS規格適合リフレクター

【CATEYE SL-WA100 WEARABLE X CLIP-ON LIGHT】

OLYMPUS TG-5

こいつもなかなかの優れもの.
USB充電式で重量はたった16.5g
視認性もめちゃめちゃ良い.まぶしい.
クリップ台座をつけて,サドルバッグやジャージの後ろポケットに”挿す”使い道の他,KazchariはR250の「おにぎりリフレクター」にセットして使用.適度な重しになって,リフレクターの位置も安定する.

キャットアイ(CAT EYE) セーフティーライト SL-WA100 WEARABLE X CLIP-ON LIGHT 充電式 544-2601

R250(アールニーゴーマル) おにぎりリフレクターDX テールライトポケット付 R25-L-REFLECTORWP

【CATEYE TL-LD700-R RAPID X リア用】

OLYMPUS TG-5

先日のロングライドで初出撃
それまでは中華激安系リアライト送料込み220円!)を使っていたのだが,最近ランタイムが短くなってきた(それでも7時間はもつ).
その後継として,シートレールに取り付け可能なすっきり流線形デザインに惹かれて購入.

キャットアイ(CAT EYE) セーフティライト TL-LD700-R RAPID X リア用 USB充電式

USB充電式.先日の16時間,327kmのライドでも,最初から最後まで問題なく”点滅”していた.
デザインも良いし,長短距離問わずレギュラーライトに決定!

【Knog Blinder MINI NINER REAR】

OLYMPUS TG-5

(フォト)

詳細は以下に.
KNOG Blinder MINI NINER REAR

USB充電式の極小・軽量ライト.
Frontとペア.
メリット・デメリットも同じで,ロングライドには全く向かない
視認性は悪くない.

以下はヘルメット用のリアライト.

【BikeGuyシリーズ】

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5 左がUSB充電式

最初に買ったのが電池式の方.
CR2032×2で駆動.わずか15g.
これでも十分明るいが,しばらくしてUSB充電式も出た.
光量が若干さがり,厚みがでたが重量はほとんど変わらない.
ホンマにまぶしいのでコンビニなどでは顰蹙かも.
目立ちすぎて,先日は女子中学生に指さされて笑われた(気がする).
いずれにせよ,両方とも残量がわからないのだけが欠点かな.

Bikeguy トライスター リアライト 強力発光

Bikeguy トライスター充電式 LEDリアライト 防水 強力発光

つーことで,来年参加予定の『納沙布岬1200km』時のライト装備を想定.

(フロント)
・BONTRAGER Ion800R
・LEZYNE POWER DRIVE 1100i + パワーバッテリー
・中華製18650 + 予備バッテリー26650×2

(リア)
・CATEYE CATEYE TL-LD570R
・CATEYE TL-LD180-R
・CATEYE TL-LD700-R RAPID X リア用
・CATEYE SL-WA100 WEARABLE X CLIP-ON LIGHT

(ヘルメット)
・CATEYE URBAN HL-EL145 
・BikeGuy トライスター(USB)

そして忘れてはならない大容量充電器.7/9現在,3000円を切っている

Anker PowerCore 20100 (20100mAh 2ポート 超大容量 モバイルバッテリー) 【PSE認証済/PowerIQ搭載/マット仕上げ】iPhone&Android対応 (ブラック)

最新のライトはサイコンと連動し,オンオフや光量の調整,クルマ接近時のアラームなどいろいろとハイテクになっているらしいが,まだそこまでのこだわりはない.
もちろん,気になる製品が出たら…また買う?

ブルベ用ライトについて(フロント編)

2020/7/6 Mon

なぜか増えていくライトたち

OLYMPUS TG-5

たぶんKazchariだけではないと思われる.
ブルベな人は自宅に自転車用のライトがごろごろしているのではないだろうか.
その理由として,ブルベに用いられるライトに求められる条件が厳しいため,試行錯誤を繰り返し,次から次へと買い足すからだろう.

その条件とは...

・明るいこと
・持続時間が長いこと
・軽いこと
・充電しやすい/バッテリーの入手が簡単なこと
・防水性能
・振動に強いこと
・取りはずししやすいこと
・安いこと
・デザイン性

などなど贅沢極まりない.これら全てを満たす逸品はなかなかない.

ブルベに参加する度に,ああでもないこうでもないと悩み,ついつい新しいライトを買ってしまう.

つーことでて今回は,これまで使ってきたライトを紹介.
その美点と欠点を考察していきたいと思う.
まずはフロントライト編.

【BONTRAGER Ion800R】

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

(Good)
・照射角度270度
・最強の800ルーメンは非常に明るい
・充電時間が短い
・蓋がしっかりしているので雨天走行も安心
・デザインすっきり,車体への取り付けもバランス良し
・ボディカラーのホワイトがDomaneにマッチ

(Bad)
・金属の塊なのでやや重い
・ランタイムは800ルーメンだと1.5時間,450ルーメンで3時間なのでオールナイトは難しい
・高い(12000円)

高価だが新車購入時の勢いで購入.
デザイン,装着箇所の収まりが良いので専用機材っぽい.
日中,トンネル走行がたまにあるライドでは全く問題ない.
ただし,これ一本での夜間走行は不安.
今では同デザインの後継機あり.

BONTRAGER」はTREK傘下のパーツ会社.
ほぼ専用品のような扱いだが,ライトやホイールをはじめ,値段と性能のバランスの良い商品をたくさん出していると思う.
しかしながら,他メーカーのチャリに乗っている人たちからはスルーされがち.これがブランドイメージというヤツか.
ちなみにKazchariのサドルは「SPECIALIZED」だ.

【LEZYNE POWER DRIVE 1100i】

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

(Good)
・2灯1100ルーメンはマジで明るい
・照射範囲が広い
・バッテリーパックをつなげば照射時間が2倍に
・たぶん防水
・デザインがかっこよい
・見た目より軽い(150g)

(Bad)
・カタログ上のランタイムは,
 1100ルーメン:1.15h
  650ルーメン:1.45h
  450ルーメン:2.50h
  150ルーメン:9.30h
 やはり単体でのオールナイトは厳しいか.
・ボタン部分がやわ.中の端子に両面テープで高さを増した.結果,水没が心配

バッテリーパック付き450ルーメンなら夏の夜は一晩OK
なぜか実物は2段階しか調整できないような気がするが…

【CATEYE URBAN アーバン HL-EL145】

OLYMPUS TG-5

定番品.CATEYEは商品ラインアップ多すぎと思うのはKazchariだけ?
これと先代モデルの「EL-140」も所有.

OLYMPUS TG-5

黄緑色の限定カラー「EL-140」は2016年の美瑛センチュリーライドの参加記念品.
この頃の景品は優れ物が多かった.前年のサコッシュもデザインが良いので普段使いしている.
ただし,あまりにも暗い.短めの昼間トンネルぐらいにしか使えない.
しばらくしてから,パワーアップ版として発売されたのが「EL145」である.
単三電池2本で30時間点灯.宣伝をそのまま信じるなら光量が2倍になったらしい.
よく考えれば夜に比較したことないな(Amazonの商品レビューで詳細に検証している方がいる).
それでも50ルーメンなので,ブルベで通るような街灯のない山間部では不足.
結局,一番の使い道はヘッドランプとしての機能であろう.軽いし.
ブルベではGoProマウント経由でヘルメットに装着している.
頸の負担を避けるため,ギリギリまで電池は入れへんけど.
やはり進行方向を照らせるだけで安心感が違う.

キャットアイ(CAT EYE) 自転車用LEDライト ヘッドライト URBAN アーバン HL-EL145 前照灯として使える JIS規格・BAAのライト準拠モデル 800カンデラの明るさ

【CATEYE SL-LD400 DUPLEX】

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

こいつは元々がヘッドランプ専用機.
最大の特徴はリアライト(赤色)も付いていること.
「EL145」に比べると単四電池用など軽量化.おまけにこれまでのヘルメットのリアライトを不要にするならと,発売時に即買い
ただ,1,2回ブルベで使用したが,現状お蔵入り
悲しいことに前照灯はわずか30ルーメン.手元しか照らせない...
ついでに電池ケースの取り出しも厄介.めちゃくちゃ固い.工具必要.
ないよりマシなので,GoProマウントを付けていないヘルメット用として使えないことはないのだが...

キャットアイ(CAT EYE) ヘルメットライト SL-LD400 DUPLEX

【中華製18650ライト】

OLYMPUS TG-5

もう様々な無名のメーカーから発売されまくっている,いわゆる「18650バッテリーライト」
Kazchariは「Helius」というメーカーの物を3500円程度で購入.

この類のライト,何しろ宣伝が大げさ.
なんつっても公称3500ルーメンだっ!(絶対ウソ)

とまぁ,それは流しても”明るくて電池長持ち”は本当なので,実際に400ブルベで使ってみた.
自転車搭載を考慮しておらず,ゴムバンドライトホルダーで強引に装着.径が太いので走行中は揺れて不安定.
確かに明るいのは明るいが,最大広角(つまりノーマル)にしても照射角度が狭く,丸くスポット的.
本当に暗い場所では「ion800」や「1100i」と併用する必要があった.
結局,一晩走りとおしたのでランタイム時間は不明のまま.一応,予備電池として「26650バッテリー」も2本購入.これで3晩ぐらいはもつはず(適当).
なんだかんだで来年の『納沙布1200』でも使用候補にあげたい.
とりあえず,キャンプなどで使う懐中電灯としては最強かも.

【進化版】Helius 懐中電灯 Led 強力 軍用 最強 Led ライトズーム式5モード調光 超高輝度3500ルーメン USB充電式 電気出力 モバイルバッテリー 18650、26650チウム電池が適用 軽量小型 明るい CREE XHP50 Led ハンディライト ランタン アルミニウム合金材 フラッシュライト 防水 防災 地震 停電対策 自転車 ライト兼用 登山 釣り用 作業用 ライト へっとライト (クリップ付き、USBケーブル、 吊りロープ、電池カバー、単4形電池ホルダー&PSE認証18650リチウム電池付属)

【Knog Blinder MINI NINER FRONT】

OLYMPUS TG-5

詳細は以下に.

KNOG Blinder MINI NINER FRONT

極小・軽量ライト
もちろん犠牲になるのは明るさとランタイム.たった20ルーメンと2hもつかもたないか.
自分の位置を知らせるという意味では問題ない(リアも同様).
デザイン優先でUSB端子剥き出し.充電時はポートに直差しする.
60分内で帰宅する朝練(特にガスっぽい朝)には最適.
ロングライドには全く向かない.
上記のサイトでは結構な値段だが,Wiggleをはじめ海外通販は安い

【キワモノ系】

これまた怪しい中華製OEMだらけライト.
バッテリー別体式を試したくて2個購入.おまけのヘルメット用リアライトも付属している(電池式で明るいが金属製で重い).
さてライト本体はIPX6,1200ルーメンとのことだが半分はウソ.
本体の防水性はともかく,バッテリーとのUSB接続部分は,ビニールテープで保護していたにも関わらず,雨の侵入を許し故障した.
とりあえず稼働中のもう一つはファットバイクに常時装着中.
明るさとデザインは非常に良い
それに安い.セール時で2000円くらいだった.
後継機らしきモノも販売されているが,Kazchariはもう買わない.

次回はリアライト編

かってに旭川400ブルベ改330獲得標高ましましライド

2020/7/4 Sat

課題を残す一日

iPhone11 Pro

Clear, 14°C, Feels like 14°C, Humidity 100%, Wind 1m/s from S

ブルベを除けば,個人走行で最長距離になるであろう今日.
前日の就寝はなんだかんだで22時を越えてしまった.これも全て『キングダム』のせい.

アラームを4時にセットしてZZZ.はいっ起きました.
途中のコンビニで昼食予定がこれまたなんだかんだで家で摂ってしまい,出発は5時20分になってしまった.これも全て『キングダム』のせい.

いつもの練習コースである美瑛の丘を抜ける.
そういや最近こんな早朝走ってないなぁ.人気もないし空気も澄んでいる

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今日のロングライド.基本的には昨年走った『BRM824旭川400』の逆うちライドである.
ただし,完全ぼっち走行のリスクを考慮し,ハイライトである三国峠には17時着を目標とした.
夜間にあの峠は危険すぎる.昼間でも熊が道路を横断する場所なのだ.

というわけで,美瑛から上富良野にかけてはナビ通りに国道を走ったのだが,これには後悔.交通量が多い上に路肩の状態も悪く,かなりキモを冷やした.

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上富良野に入り,富良野市街をパスする通称”斜線道路”をひたすら南へ.やや向かい風.昨年のブルベではちょうどこの辺りで朝焼けを迎えた.
山部で国道に合流する際,段差に乗り上げると”パキっ”と異音が.落下しそうになるのをあわてて抑える.
Garmin Etrex30』に付けたアダプタ(3Dプリンタ樹脂製)が見事に割れていた.
RECマウント側にも同様にヒビが.

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うーん,一挙にモチベーションが下がった.一瞬ターンして帰ろうかと思ったが,よくよく考えればこれから向かう道は未知でもないし,要所要所で分岐を確認すれば大丈夫でせう,と気を取り直す.
ところでこのアダプタ,個人の方が3Dプリンタで作られたものだが,よくできている(いた).
よくある改造のようにetrex本体に穴を開ける必要はない
耐用年数は2年ちょいか.
どう修理するかな.

GARMIN eTrex (10/20/30) Edgeマウント用アダプター

さて,昨年のPCにもなっていた山部のセブンイレブンだが,残念なことに新コロ対策のため,ゴミ箱使用不可となっていた.
レジ袋有料も始まっていたのでおにぎりとペットボトルだけの補給
今回,いつも以上に長距離用装備にしていたのだが,一番役に立ったのがフロントポーチかもしれない.ペットボトルがすぽっと入るし,走行中も飲める.周囲のメッシュがごみ入れにもなる.素晴らしい.

R250(アールニーゴーマル) フロントポーチ レギュラー ブラック WWW-L-FPOUCHR-BK ブラック レギュラー

南富良野に向かう.途中でちょっとした峠がある.夜間はカーブの度にヘッドライトに照らされた鹿の目がイルミネーションのごとく光る恐怖ポイントである.

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ここで南下は終了.前半のハイライト狩勝峠を目指し東へ.
途中面白い家を見つけた.各種拷問器具が壁にぶら下げてある.スローターハウス?(ただの農具です)

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落合を過ぎて狩勝峠に登り始めた頃から,天気がかなり怪しく…まさか雨は降らんやろな…でも霧がスゴイ
山一つ越えると天気がまるで違う.
それにしても狩勝峠は南富良野側から登る方が断然楽.〇合目のサインすらない

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頂上の天気はこんな感じ.朝の快晴はどこへやら
トイレ休憩後ダウンヒル.ウインドブレーカーを着るほどではなかったが,半袖半パンやと厳しい寒さ.
すぐに覆道が現れる.歩道が結構広いので,そこを走ろうかと思いきや,なぜか未舗装(砂?)
仕方なく手持ちのリアライトを全てスイッチオン
目一杯目立たせるが,それでも猛スピードのトラックの通行多く,怖い怖い.

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旭川400ブルベに従い,清水まで下りきらず途中で屈足方面に左折
去年はこのあたりは真夜中.電灯も何もない真っ暗な道を走ったなぁ…宇宙旅行感覚とはまさにこのことだった.
たまに後方から現れる乗用車.なんでこんな時間に自転車が!?という感じで,あちらの方が怖かったのでは?

屈足を過ぎて鹿追へ.
12時前には着いた.割と良いペースでは?
ここのセブンイレブンはブルベでよく使われるのだが,山部同様”もらえない使えない”は嫌だったので,少し離れたセイコマへ.
やはり俺たちのセイコマ! ”もらえる捨てれる”で正に神.ここだけかもしれんけどな.
ビーフン,バナナ,コーラの昼食.これから始まる登攀に向けて,みんな大好き「ミニあんぱん6個セット」を購入.

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以降は『旭川400』ルートを離れて,むしろ『新十勝200』を逆走.つまり然別湖を目指す.
もう天気が怪しい怪しい.実際シールドに水滴が…去年の新十勝でもこのハイライトの幌鹿峠-然別湖ルートだけが大豪雨
その嫌な思い出がよみがえる.

そうこうしているうちに登攀開始.こちら側から登るのは初めてだったが,いやぁもうキツイのなんのって.ある意味十勝岳よりキツイ
休む地点が全くないのだ.ほぼ8~9%でずっと数時間も登り続けている感じ.おまけに霧で周りの風景どころか先も見えない.
鍛え方がたりないのか頸から肩にかけて激痛も走る.
何度か心が折れそうになったが,ここで折れても誰かが何かをしてくれるわけではない.北海道のほぼ最深部なのだ.
やがて霧の中にたくさんの車が停まっているのが目に入った.
どうやら頂上のようだ.
白樺峠.思い起こせば今回の長距離ライドのクライマックスだった.

急坂をダウンヒル.これ去年ホンマに登ったんか?とつぶやく.それほど疲れていた.
ようやく然別湖着.ここでさえ標高800mを越えている.

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北上を続ける.次は糠平温泉を目指す.
湖沿いの道路.なかなか雰囲気よし.ガードレールはありません
まずは幌鹿峠へ.
これまた去年の記憶,大豪雨の登りに比べれば,こちら側からはたった4km.すでに然別湖自体が高い場所にあるためである.

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そしてダウンヒル.さすがに寒い.ウインドブレーカーを着ようか着まいか迷っているうちにどんどん糠平温泉が迫ってくる.
圧倒的なミドリの中を,かなりのスピードで下る.ホンマこんな道,よう登ったなぁ…

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糠平温泉で休憩でもしようかと思ったが,分岐点からもそのまま下りが続く.勢いを殺したくないのでノンストップ
2年前の『アタック三国峠300』でも撮ったR273表示で気合を入れる.ここから最後の登りが始まる.

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少し進むと「旭川 130km」の青看板登場.「ああ,もうそんな距離か」と思ってしまう時点で距離感が崩壊している.
途中で防災センター?みたいなところでエナジー糖分補給(つまりはReal Gold).
ここは外から自販機が見えないので見過ごされがちだが,休憩ポイントにおすすめである.

このルート,途中に2軒ほどレストランはあるが,他に自販機などの類は一切なく携帯電話も通じないので,何かがあるとマジでやばい.ゆえに夜間走行は避けた.
この時点でまで16時前.予定の17時山頂には十分間に合いそうだ.

それでも長い長い.勾配はそれほどでもないのだが,はるか先に続く道をひたすら登るので精神的に来る
おまけに200kmを越えたあたりから,膝に,しかもいつもとは逆の右膝に痛みが出てきた.どこかで踏み過ぎたか.

ようやく前方にかの有名な橋が見えてきた.もう少しだ.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
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ぜいぜい.ようやく着いたぜぃ.時刻は16時40分.だいたい予定通り.
さすがにこの時間はほとんど人がいない.Cafeの閉店は確か17時だったはずなので,ここで夕食にしようかと思ったが,takeoutオンリーだったのであきらめた.

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飲み水だけ補給し,ダウンヒル開始.後は日没との闘いである.
ここから自宅まではおおよそ110km.この下りでどこまで稼げる?
無事に国道の分岐点に到着.一応層雲峡あたりので休憩を目標に下り続ける.
とは言っても,このルート,トンネルやら覆道のトラップがたくさんある.
特に最凶最悪なのが銀河トンネル.車道には死の匂い.迷わず歩道へ.

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層雲峡に到着.
コンビニ飯ではなく,ちゃんとした食事(?)でも食おうかと,スマホアプリで検索するが,この時間(18時前)にはどこもかしこも閉店.おい.
もう少し我慢すべ,と上川まで.
民宿兼食堂の「さつき荘」が営業中の看板をあげていたので迷わずピットイン.腹減った.
コンビニ飯ばっかり食ってる身には意外に高価.
少し悩んで,おすすめのラーメンではなく「チャーマヨ丼」「渓谷味豚の揚げ餃子」をオーダー.これで1030円.

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こういう特産餃子があるとついつい頼んでしまう.
味は良い.が,1つ100円かと思うと…ちなみにKazchariは蒸し餃子の方が好きだ.
やっぱ,外食は全般に値上がってるなぁ.

ここで,ようやくヨメさんに連絡がついた.
現在19時.ここから自宅までおおよそ60km.何もトラブルがなければ22時までには帰宅できそうと伝える.
店を出るともうかなりの暗さ.陽は落ちた.今は残照.
前後のライト.ヘルメットの後方ライトも点灯し,いざ帰路へ.
いつもならサイクリングロード(チャリ的高速道路)を通って帰るのだが,この時間はやばい.
あまりに暗い上にカエル達の横断が始まるのだ.

クルマリスクもあるがここは国道沿いをチョイス.
前方にマジックアワー出現.

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にしても今日はよく走ったなぁ.
結局,『逆うち旭川400』というわりには距離はだいぶ減った(327km)
その分,獲得標高ましましにしたけど,エベレスティングしている人たちが,どんだけ頭おかしいか実感できました.

朝5時スタートで帰宅は21時.
めっちゃ疲れたし右膝痛い.大腿筋膜張筋痛なので関節構成体でないだけまし.
また来週はどこか遠くに走りたくなるんやろね.
なんでやろね?

こうしたロングの経験は全て来年の『納沙布1200km』に生かしたいものである.
まずはハイケイデンスであまり膝に負担をかけないこと.本番は今日の4倍走るのだ.

ベートーヴェンはロックらしい

2020/7/3 Fri

確かに当時の価値観からすると

ヨメさんは業務上,車での移動時間が長い.
その間ラジオをよく聴いている.
ある日,NHKのクラシック音楽番組内で「ベートーヴェンはロックだ!」という視点からの放送があり,すこぶる面白かったそうな.

Kazchari自身はその番組を聴いていないので詳細は不明.

想像するに「これまで貴族にパトロンになってもらい,耳さわりの良い宮廷音楽(BGMもしくは練習曲)を依頼されていた,それまでの音楽家と違って,ベートーヴェンは貴族に媚びず,自分が理想とする音楽を作り続けたみたいな話」だと思われる(たぶん).

ようするに,曲調がロックっぽい(先進的)ということだけではなく,体制・権力批判的な態度も含めて“ロック”という趣旨だったと思われる.

で,そのロックなベートーヴェンの曲,ベスト3を紹介するという流れだった模様.
その3曲,確かにロックだ.色んな意味で.

【第1位:交響曲第7番第4楽章】

これは大ブームとなったドラマ『のだめカンタービレ』で何度も演奏されていましたな(これとブラームスの第1も).
曲名は知らなくても聴いたことがあるという人は多いはず.
そもそも日本におけるクラシック音楽の知名度は,副題がついているかどうかに左右される.この「第7」なんて正にそう.
リズム重視のこの曲は第1楽章からとにかくノリが良く,クラシックというジャンルに興味がない人も,まず“のれる”でしょう.
ワグナーなんかは「舞踏の賛歌」「バッカス(酒神)の乱舞」とか評している.
ちなみに無名つながりで言えば,次の交響曲第8番も名曲.これまたリズム重視でノリノリなので併せてオススメ.

【第2位:交響曲第9番第4楽章】

これはまた言わずと知れた超超有名曲.年末BGMの♪フロイデシェーネルゲッテルフンケンである.
ただし,あの後半の合唱パートのみが「第九」と思い込んでいる日本人のなんと多いことか.
創作かもしれんが,ある日本企業のエライ人,コンサートにて約70分の交響曲第9番を全曲聴いた後,秘書に「いやぁ,第九は実に良かった.ところでキミ,歌の前に長々とやっていたあの音楽は何かね?」と尋ねたそうな.
第9の第1楽章から第3楽章は様々なタイプの人生を表現しているというのは有名(?)な話.

あくまでKazchariの印象だが,

第一楽章⇒理不尽な状況に立ち向かい,波乱万丈かつ悲劇的な人生
第二楽章⇒忙しくて振り返るヒマもなく,ただ走り続けた人生
第三楽章⇒ひたすら牧歌的.何もなさず,何も冒険もなく平和に過ごした人生

異論は認める.
第4楽章の冒頭では,まずそれぞれの楽章のモチーフが流れた後,それを否定,打ち消すような音がかぶさってくる.ただ,第三楽章だけは,もうためらってためらって,この暖かでのんびりした人生を全肯定し「まぁ,これでええか」と納得してしまいたくなる…「だが断るっ!これも違うっ!」っと吹っ切る様子を音楽で表現しているのがスゴイ.むしろ文学.もしくはゴダイゴの『銀河鉄道999(2番)』

そして流れる例のフレーズ.「これだ!これだ!」と音楽が喜び,ここからシラーの詩を基にした合唱が始まる.

残念ながらクリスチャンではないKazchariには,その言わんとしているところを完全に理解するのは難しい.
シラーの原詩にせよ,第九の歌詞にせよ「個人のこだわりを越えて,自己の満足だけでなく他人を愛し,神の前で一つになれ」的な,または夏目漱石の「則天去私」の心境を語っているように思う.

うーむ.あくまで西洋思想がベースであるなら,反体制的なロックとは言えないのでは...

むしろあれか,初演の時のエピソード.
既に聴覚をほとんど失っていたベートーヴェン.指揮者台に立つものの,オーケストラの団員はベートーヴェンの横に立つ弟子の方を見ながら演奏.
ベートーヴェンはひたすら自分の心の中にある音楽をベースに,妄想の楽団に向かって一心不乱に指揮しつづける
実際の演奏が終了しても,ベートーヴェンは指揮を止めないっ! 彼の“第九”はまだ終わってないのだっ! おお,確かにこれはロックだ!

【第3位:交響曲第三番「エロイカ(英雄)」】

ヨメさん情報によると,番組ではかの有名な「英雄だと思っていたナポレオンが皇帝に即位したと聞いて激怒したベートーヴェンが,ナポレオンに捧ぐと書かれた部分をペンで塗りつぶした」というエピソードを紹介していたらしい.

Kazchariは曲そのもののロック的要素を取り上げたい.

第一楽章のコーダ(いわゆるサビ)で,トランペットが高らかに鳴るのだが,どうもここのパート,現代楽器なら問題なく鳴らせるらしいのだが,作曲当時の楽器では音域が高すぎて演奏不可能らしい.ゆえに,古楽器演奏(当時の楽器で演奏)のCDでは音が途中で消えてしまうのだ.
これはベートーヴェンの作曲上のミスではなく,わざと
曲の意図を表現するには,ここは最後の最後までトランペットを鳴らすべきだ.楽器の構造上の限界なんぞ知らん!ということらしい.ロックだ.

以下の動画だと,トランペットが消えるのがよくわかる.

とまぁ,音楽に関するうんちくを垂れ流していますが,実はKazchariは楽器がひけない楽譜が読めない,ついでに救いがたい音痴である.
しかしながらクラシック音楽が好きである.
まぁ,曲そのものにも魅力を感じるが,作曲にまつわるエピソードや,作曲家本人(見事なまでに変人ぞろい)がすこぶる楽しい.

ちなみにうちのヨメさん,幼少期にピアノを習い,高校時代はブラバンに所属歌も上手いという音楽の才はあるのだが,Kazchariとは反対に知識は適当.興味の方向性が全く異なる.

え,エロイカって「英雄」のことなん?」にはずっこけた.

よせばいいのに,朝の忙しい時間に上記の解説を始めてしまった.

にらみつけられるKazchari.文字通りのヤブヘビ.
くわばらくわばら.
パパレホパパレホドリミンパ.

マグネット式充電ケーブルを買った

2020/7/2 Thu

Time will tell

OLYMPUS TG-5

先日のAmazonセール時にマグネット式の充電ケーブルを買った.

A.S 3in1 マグネット充電ケーブル,360度+180度回転 磁気USBケーブルアイフォン/Android/Type-C対応マグネットUSB電話 ケーブル (1M+2M, レッド)

以前から気になっていたこの商品.サクラチェッカーでも問題なし.
購入した理由はいくつかある.

Kazchariは現在『Garmin Edge1000』というサイクルコンピュータを愛用している.

GARMIN(ガーミン) Edge1000J RedBlack 116122

旧モデルだが,今でも十分多機能・高性能なガジェット.しかし,その最大の難点はバッテリのもたなさ.
経年によってますます悪化中
通常使用7時間程度で残量10%を切ってしまうので,Kazchariの脚力だと200kmはキツイ
よって,ブルベなどのロングライドの際は,モバイルバッテリを持参している.

300kmまではこれ.

Anker PowerCore+ mini (3350mAh 超小型モバイルバッテリー) 【PSE認証済 / PowerIQ搭載】iPhone&Android対応(ブラック)

300km~はこれ.

Anker PowerCore 10000 (10000mAh 最小最軽量 大容量 モバイルバッテリー)【PSE認証済/PowerIQ搭載】 iPhone&Android対応 2020年4月時点 (ブラック)

幻となったが,『納沙布1200km』ではこれを持参予定だった.

Anker PowerCore 20100 (20100mAh 2ポート 超大容量 モバイルバッテリー) 【PSE認証済/PowerIQ搭載/マット仕上げ】iPhone&Android対応 (ブラック)

また,ロングライド時に必携と言えば,前後のライト
専用の交換式バッテリモデルや電池式もあるが,ほとんどがMicroUSB充電タイプ

さらにiPhoneも持っていくようになったので,Lightningケーブルも必要.
将来的にはUSB-C機器も増えてくるのではないだろうか.

ようするに機器の数と種類分のケーブルが増えていく.

それを解決するのが,今回買ったマグネット式充電ケーブルなのである.
小さいコネクタ部を本体に差しておけば,ケーブルは1本で済む.バッテリから伸ばしておけば必要な機器に“パッチン”と.素晴らしい.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

他のメリットとしては,本体コネクタの保護があげられる.
頻繁な抜き差しによる耐久性が気になっていたが,その心配がなくなる.
データ通信には対応していないが,今やWifiかBluetoothの無線接続オンリー.
問題ない.

以下,製品そのもののレビュー

(Good)
・充電機能そのものは問題ない(一番大事)
・マグネットが強力.iPhoneの重さなら本体をぶら下げても大丈夫
・ケーブルをまとめるバンドの作りが良い
・いかにもな中華製.通電中はコネクタが青く光る! 派手
・2000円未満でケーブル2本,コネクタ6個(ケース付き).お買い得感がある

(Bad)
・スマホカバーによっては装着不可
・球体ではなく,ケーブル側接続部の曲がる方向は決まっている
・ケーブルの質感は少々やわそう
・今回はレッドにしたが,色合いが安っぽい
・パッケージは薄くてペコペコ.おしゃれ感なし

で,今回買ってから気づいた思わぬGood Pointが『Garmin Edge1000』への充電.

KazchariのDomaneは両持ちタイプのRECマウントを付けている.
先に『Garmin Edge1000』に充電ケーブルを差してしまうと,ケーブルが邪魔で90°回転させられない.つまり構造上,装着できなくなってしまう.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

結果,先にサイコンを取り付け,下からのぞき込んでMicroUSBコネクタを手探りで差し込むことになるのだが,“向き”があるせいで大変苦労する.マグネットならばその心配がない.ワンタッチで“パッチン”と.素晴らしい.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

Kazchariはモバイルバッテリーの購入歴にみられるように,信頼と実績のAnker信者.
そのAnker,なぜかマグネット式充電ケーブルは製造していない
これはApple本家も同様.
何か安全上の問題が存在するのだろうか?

なんだかんだで普段使いも.
ベッドのそばにあるコンセントはこんな感じ.

OLYMPUS TG-5

独自コネクタ ⇒ Garmin INSTINCT
マグネットケーブル ⇒ iPhone,iPad
USB-C ⇒ NIPLUX,GoPro
MicroUSB ⇒ Garmin Edge1000,Kindle,USBライト類

全く美しくない.

では,まとめ
このマグネット式充電ケーブル,一番気になるのは耐久性.
ブルベ中に故障したら,ケーブルを買いにコンビニに駆け込むことになる.

それでも,マグネットの”パッチン”は小気味よくてクセになる.
気になっていた人は買ってみても良いのでは? とりあえずオススメです

刺激になります~長距離チャリダーの憂鬱

2020/7/1 Wed

ブルベのない夏です.

OLYMPUS TG-5

篠さんという有名な女性ヒルクライマーがいる.
ブログ(『山は性癖です.』)やYouTubeを拝見させていただいているのだが,いやはや,篠さんはホンマに変態(ホメ言葉)です.

なんと言っても,大阪-奈良の暗峠アタックの動画は必見.

そして,最近アップされたのがこれ.

ブログと合わせて読むとめちゃめちゃ面白い.

チャリ界隈での最凶パワーワードとして有名な「エベレスティング」.
世界各地で様々なクライマーが挑戦し,その結果をアップしているのだが,このコロナ自粛中,特に盛り上がった印象がある.
ようするに「1つの峠を繰り返し登り,エベレストの標高8,848m以上登る」というチャレンジだが,公式サイト(!)にはより細かい基本ルールも掲載されている.

・1つの坂でチャレンジする
・有名な峠じゃなくても街中の登り,橋などなんでも可
・毎回セグメントの全体を走り切る
・押し歩きや車の利用は不可
・登りも下りも同じルート
・制限時間ないが,チャレンジ中の睡眠は不可
・獲得標高の判定はSTRAVAのセグメントで行う(自分で作る)
・補給や休憩でのセグメント離脱は可

上記のルールで照らし合わせると,複数の山や林道を組み合わせる篠さんの挑戦は「エベレスティング」としては認定されないことになるが(本人も挑戦とは言っていない),それでも過酷の一言.
287kmで8863mアップですよ.ありえない.ベルナルでもここまで乗っていないはず.
動画ではグロスで20時間ぐらい?(雨宿りで1時間ほど休憩).

イベントでもなんでもなくて,個人でこれをやり遂げる根性はKazchariにはない.
ぶっ通しで走った経験では『BRM824旭川400』の414km,3235mアップが最高記録.
グロスタイムはほぼ同タイムの19時間半.
完璧に負けている…どんだけタフなんやろ.

実は篠さんには直接お会いしたことがある
2018年の『そらちグルメフォンド』にゲストライダーとして参加されていた.
どこかのエイドでKazchariの忍者ジャージ(バレット製)を見て,

篠さん「かわいいですね~」
Kazchari「そうでしょう~」

みたいな会話をかわした記憶がある.たぶん覚えてはらへんと思うけど(^^;
坂はもちろんのこと,グラベル(選択コース)もガンガン突入してはったなぁ...
青白の「LAPIERRE ピノーモデル」が篠さんのトレードマークですね.

Kazchariは,最近でこそブルベばかりだが,2年程前までは道内各地で開かれるグルメライドによく参加していました.

北海道屈指の人気イベント『美瑛センチュリーライド』では栗村修(ゲスト参加)さんに会った.その時の会話.

Kazchari「こんにちは~ あの栗村さんですよね?」
栗村さん「そうですよ~」
K「(緊張して)画面で見るより大きい方なんですね」(し,失礼な)
栗「はいはい,それよく言われます.普通なんですよ.隣のサッシャがデカすぎるんです」

別の年の美瑛CRでは,知る人ぞ知るMax渡辺さん(一般参加)にも会った.

Kazchari「こんにちは~ あのMax渡辺さんですよね?」
Max渡辺「そうですよ~」
K「(緊張して)How to Build GUNDAMの1/60グフの時代から知ってます.Figmaも時々買ってます」(唐突な)
M「(苦笑しながら)それはそれはありがとうございます」

今思えば,グルメイベントも悪くなかったなぁ…(今年は全て中止
参加費の割には距離も短く,料理も少なくコスト的にアレなんで,参加することはもうないと思うけど…息子がもう少し成長したら出るかも.

そうそう,篠さんの話でした.思い出にひたっている場合ではなかった.
ようするに刺激を受けて,そろそろチャレンジングなことがしたくなったということです.
と言っても,妻子ある身,年齢も考え無茶はしませんが.

他にもブルベつながりのOさんが,今週『旭川200』のプライベートブルベを決行するとFBにアップしていた(ちなみにOさんはリカンベントで宗谷600を制した変態…もとい猛者である).
Kazchariはひと月ほど前に同ルートを逆打ちで完走.
風景や風向きが新鮮で面白かった.

そう逆打ちルートは面白いのだ.
これまで走ったブルベかGPXファイルで保存しているレジェンドブルベを逆走プライベートで攻めるか.

では,どこを?
一番やりたいのはもちろん『納沙布1200km』のプライベートライド.
しかしながら4日かかるとなると準備が必要やね.
特に最強最悪,難攻不落のヨメ峠をどう攻略するか…

(しばらくお待ちください)

とりあえず今週末の土曜か日曜,どちらか丸々1日だけなら許可がでそうだ.
(どこからか「毎週でかけてるやん」という声が聞こえる)
もちろん,夜間走行不可避の400km以上は走りたい.

お次はバイクの選定.ロードかファットか.
チャレンジというなら,ファットバイクかな.
ただし,苦行・苦痛・修業モードになるような.
今さらタイヤをスリックに換えるのも無理やし.
TTバーでもつけてみるか.

と,週末の計画を立てている,今この時が一番幸せかもしれない.