『GARMIN INSTINCT』レビュー(その3)

2020/3/16 Mon

スペック通りっ!

OLYMPUS TG-5

GARMIN INSTINCT』のレビュー3回目.入浴時も就寝時も24時間,左手首に鎮座しております.軽いし,ベルトも柔らかいしで不快感0.快調に稼働中.
ついにスペック上のバッテリー最大容量,14日間を過ぎた.インジケーターは残り1メモリ.ここで充電器につなぐ.純正コードではなくサードパーティ製の台座型で接続し,問題なくフル充電.放置していたため,正確にはわからないが1時間はかかっていない.

OLYMPUS TG-5

充電短く,稼働は長い.新品とは言えバッテリー性能が素晴らしい.これはカラー液晶にせず,モノクロにした点が大きい.ただし,GPSを常時,つまりアクティビティモードで連続使用すると15時間が限界らしい.今のKazchariの使い方だと,アクティビティは自転車のみで,GPSで軌跡を記録するのはサイコン側,つまり『INSTINCT』の役割は心拍データをBluetoothでサイコンに送るだけ.ちなみにこの2週間のデータ転送時間は,「3本ローラー」⇒1時間×10日,「外乗り」⇒約10時間,計20時間程度.「納沙布1200kmブルベ」の90時間でも全く問題がないことが確認できた.

Kazchariは以前G-SHOCKを収集しており,今でも稼働中のモノが30本以上はある.職場では日替わりで違うG(しかも派手目)を着けてたので,人には「Kazchariさん,時計いくつ持ってんすか?」とよく聞かれた.しかしながら,ライフログウオッチの『Garmin vivosmart』は24時間装着が前提.ゆえに購入後はG-SHOCKをつけることがほとんどなくなってしまった.

カシオも一度だけ心拍計付のG-SHOCKを出したことがある.1999年発売の『DWG-100J-1 LUNGMAN』である.トライアスリートやジョギング愛好家向けがキャッチフレーズだったように思うが,その場その場での心拍がわかっても,そのデータをどう活用すべきかわからない商品だった.デザインは面白いと思ったが買わず.世間的にも売れ行きが芳しくなかったのか,一代限りで消滅(Gではない廉価版は販売されたようだが).

また,PROTREKブランドでも,GPSナビ付腕時計として,『PROTREK 1841 / PRT-1』『サテライトナビ PRT-2GPJ』が1999~2000年にかけて販売.

これらが発売された頃,Kazchariは林道ツーリングにはまっており,新しいルート開拓や山中で迷った時に便利かなぁと思いつつも購入までには至らなかった.いかんせん,当時で54000円である.高すぎる(FROGMANでさえ21000円).また性能に関しても,この小さい液晶画面でどうしろと? せいぜい現在地の緯度経度がわかる程度.ルート表示にはパソコンが必要だったはず(記憶あいまい).この頃からポータブルGPSナビに関してはGarmin優秀だったなぁ...バイク仲間内では今のetrexシリーズの前身モデル(名称忘れた)がスタンダードモデルとして使われていたような気がする.裏読みすると,インターネットもGPSも元々はアメリカの軍事技術.それを少しずつ民間に開放して発展してきた経緯がある.アメリカ企業優遇やむなしかも...しんあな.

で,2019年製の『GARMIN INSTINCT』では,上記の機能がスマートに融合.ネットやスマホとの親和性,デザインも洗練され使い勝手もグッド.さらにはG並みの防塵防水防衝撃機能まで備えているときた.

GARMIN(ガーミン) Instinct アメリカ国防総省MIL規格「MIL-STD-810G」準拠 最大14日間稼働

はぁ...本来であれば,こういう商品って日本企業の得意分野のはずやったんやけどなぁ…(仮定法)

カシオに関して言えば,『QV-10』でトンデモない革命を起こしたはずなのに,最終的にはデジカメ事業からの撤退,携帯・スマホでも確かG-SHOCK並みの耐ショック構造のモノを数種発売したはずなのに,それほど売れなかった.GPSナビ付スマートウォッチも完全にGarminの後塵を拝している.今さら追いつくことは困難.どうしてこうなった? たぶんソフト面を含めたライフスタイルの提案に,力を入れなかったことにあるんやろな…

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