2021/10/4 Mon
土下座.
「Amazon Prime Video」での過去4作品観直しマラソンを完走したので,早速映画館で観てきた.
結論から言うと...なかったことにして欲しい.
以下,ネタバレ注意!
【良かった点】
「パロマ」ことアナ・デ・アルマス.
誰がなんと言おうと,今回の映画は彼女一人が全部持ってった.
どうしてこっちをヒロインにしなかった.
天然かつ最強.まるで日本のアニメキャラの様.
ミラージュ騎士団にスカウトしたい.
【イマイチな点】
よくも悪くも以前の007シリーズを思わせるクラシックさ(オマージュ多数?).
元々ダニエル・ボンドは,都合の良すぎるガジェットや甘すぎるボンドを排除したハードボイルドな新シリーズだったはず.
それを今作は全部ぶち壊してしまった.
家族? それは別の映画でやってくれ.
このシリーズ,良くも悪くも毎回ヴィランが変わる.
しかも唐突に登場するので関係性がよくわからない.
脳内で補完するしかない.
前作で悪の大組織スペクターの親玉が逮捕されて終身刑.
じゃあ次の敵役は? つーことで登場するのがフレディ...じゃなかったラミ・マレック.
この人の行動原理がさっぱりわからん(読み取れなかった).
家族代々毒畑のスペシャリストでスペクターのライバル組織?
なんで,こうも遠回しにボンドにちょっかい出すのかさっぱり.
結局マドレーヌとの関係は?
そしてなんと言っても...
「印象に残る画がない」のが致命的.
マカオのカジノに向かう船上のボンド,スコットランドの荒れ地にたたずむボンド...
あの美しい立ち姿.
今回,どこかにありました?
銃撃戦無双状態での長回しも今ではありきたり.
これまで幾多と公開されてきたアクション映画との差がない.
やはり監督が変わったせいかな.
名前からして日系?
能面に始まって,ミサイル基地のインテリア,毒草の庭園など日本趣味があちこちに.
逆に中国の影響がまるで感じられないのが,最新の映画にしては珍しい.
プロデューサーにダニエル・クレイグの名前もあった(ような).
それでこのプロットか.うーん...
しばらく時間を置いたり,他人の映画評を読むと評価変わるかな?(エヴァQという先例がある)
エンドロールの最期「JAMES BOND WILL RETURN」に笑ってしまったが,さすがにダニエル・クレイグのことではない(はず).
鑑賞後なのでオフィシャルの宣伝記事をチェック開始.
次は誰だ?